メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 09/09/10  2009/09/10


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Stock Mission
本日の相場総括・明日への展望

http://www.stock-mission.com/            2009年9月10日 発行
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□本日の結果
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09/10 09/09特別会員銘柄KD +1.54% 合計+1.54%
09/10 09/09日東製網(3524) +6.72% 合計+6.72%
09/10 09/08一般会員銘柄TS +1.45% 合計+4.78%
09/10 09/06一般会員銘柄NI +23.57% 合計+34.43%
09/10 09/03一般会員銘柄TD +3.58% 合計+17.96%
09/10 09/03特別会員銘柄SH +14.71% 合計+37.27%
09/10 09/02一般会員銘柄TY +1.11% 合計+7.06%
09/10 08/31一般会員銘柄ID +1.77% 合計+4.23%
09/10 08/13一般会員銘柄TA +3.73% 合計+17.04%
09/10 08/11東芝(6502) +2.73% 合計+6.99%

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■本日の市場動向
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本日の日経平均は201円高の10,513円と大幅反発となりました。
米株高から買いが先行しましたが、寄り前に発表された機械受注が
予想を大きく下回る下落となったことで、CMEより値を下げてのスタートと
なりました。

ただこれまで売られ続けた銀行株が反発し、明日のメジャーSQに向けて
ショートカバーを誘発し、為替の円高進行がありながらも国際優良株が
買い支えられたことで上げ幅拡大の展開となりました。
後場に入ると高値圏での揉み合いとなりましたが、下落推移していた
中国市場がプラスへ切り返す動きを見せると一段高となり、
節目の10,500円を突破して取引を終了しました。


□相場総括
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短期基調は上向き継続、中期基調は下向き継続となっております。
本日は明日のSQを意識しての仕掛けと思われる買いが入り、
週初では10,250円近辺で落ち着かせる見込みであったものが、
本日になって突然10,500円まで切り上がる結果となりました。
先物の手口だけを見ても、ロールオーバーが含まれているために
どこが意図的に仕掛けてきたのかは不明ですが、8/31の高値から始まった
ショート優位の展開で、10,250円を目標に組み立ててきた投資家を
踏み上げる動きとなっております。
朝方の予想を大きく下回る機械受注や、為替の円高進行を受けて、
失速することなく上昇していることから、明らかに明日の先物オプション価格を
意識した意図的な買い上げとなっており、明日からの展開に注目されます。

また、SQとはまったく関係なく、期末要因の国内年金買いが入ってきているとの
指摘もあり、これが本当であれば、明日以降も買い支え要因となってきます。
他にも期末による売りの買戻しも常々指摘されておりますので、
明日のSQ通過から、相場がどの方向に向かっていくのか注目されるところです。


□新興市場動向
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新興市場は、3指数揃って上昇しました。
日経平均の大幅上昇を受けて新興市場も地合が好転し、
ネット関連銘柄を中心に主力銘柄に軒並み買いが入り指数が上昇しました。
マザーズはネット関連銘柄が朝方から買いを集め、バイオ関連にも買いが
集まったことで後場にかけて大幅高となりました。
ヘラクレスも主力銘柄が軒並み買われたことで指数が上昇しております。
円高を警戒してのネット関連銘柄買いに繋がりましたが、
これが明日以降も買いが持続できるかどうかに注目されます。


□個別銘柄動向
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東証1部の8割以上が上昇、業種でも全業種が上昇する全面高商状となりました。
特にこれまで売られ続けた銀行株が大幅反発となった他、証券、不動産と
金融不動産関連が上昇しました。
またこれまで円高警戒から売られていた自動車、ハイテクといったところも
ショートカバーを誘発して上昇、鉄鋼、非鉄、海運も買われております。

会員銘柄では、日東製網(3524)、日本インター(6974)、イビデン(4062)、
デジタルハーツ(3620)、日本車輌製造 (7102)、東邦亜鉛 (5707)、
東芝 (6502)などが買われました。
中でも日本インター (6974)は高値で23.57%の上昇となりました。
場中紹介銘柄では、ngi group(2497)、デジタルガレージ(4819)、
宮越商事 (6766)、GCAサヴィアングループ (2174)、
ブイ・テクノロジー (7717)、インデックス・ホールディングス (4835)、
長谷工コーポレーション(1808)、大末建設(1814)、
VTホールディングス(7593)などが上昇しました。
宮越商事 (6766)、サンシティ (8910)、東栄住宅 (8875)、
タクトホーム (8915)、ランド (8918)はストップ高まで上昇しました。


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■今晩の米市場の動向
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今晩の米市場は揉み合い展開が想定されます。
上海は下落して終了しましたが、日本を始めアジア市場は総じて堅調で、
欧州も買い優勢でスタートとなっております。
ただ欧州時間中頃から上げ幅縮小、下落に転じるところも見られ始め、
米Globex先物も下落推移に転じており、このままだとアジア株高は
反映されない動きとなりそうです。
欧州は11ヶ月ぶりの高値更新の展開となったことから、目標達成感からの
利益確定売りが出ている格好となっております。
ただ、欧州高値更新を意識する展開となれば、米市場でもダウ9,580ドル更新が
意識される可能性があります。
まずは米朝方の展開から方向感を見たいところです。

昨晩の米市場はダウが49ドル高と続伸となりました。
原油を始めとする商品価格の上昇、ゴールドマンサックスによる
資本財セクターの投資判断引き上げ、著名投資家のマイケル・プライス氏が
米国株に強気の見方を示したことなどが好感され、上昇して推移しました。
ただベージュブックで製造業の改善の兆しが見られる一方で、
小売や雇用では改善が見られないことが嫌気され、中盤以降は
上げ幅縮小の展開となりました。


□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表は、ナショナル セミコンダクターが予定されております。
経済指標は、7月貿易収支、新規失業保険申請件数、
8月30日時点失業保険継続受給者数が予定されております。
予想では、7月貿易収支が-273億ドル(6月-270億ドル)、
新規失業保険申請件数が56万件(前回57万件)、
8月30日時点失業保険継続受給者数が620万人(前回623.4万人)
となっております。

7月貿易収支は、6月の-270億ドルとほぼ同水準の-273億ドル程度が
予想されており、個人消費の低迷から貿易赤字の拡大は無いと見られており、
逆に赤字減少のポジティブサプライズがある可能性が指摘されております。
新規失業保険申請件数は若干の改善予想となっており、
予想通りであれば反応は限定的、大きくブレた場合のみ、
ブレた方向に反応出るものと見られております。


□その他海外注目材料
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英中銀の金融政策発表が注目されております。
政策金利は0.5%現状維持が予想され、資産購入目標も現状維持予想と
なっておりますが、現状維持でも為替のポンド買いに拍車がかかる可能性が
指摘されております。

他、要人関連では、ロックハート米アトランタ連銀総裁、コーン米FRB議長が
講演を予定しております。
今日の米国債入札は、30年債が予定されており、昨日の10年債は
その前の3年債に続いて好調となっております。
為替要因では、昨日に91円73銭を切る場面がありましたが、
この水準では利益確定のドル買いが強まったことでドル下落が進まず、
跳ね返された格好となっております。
依然ドルは安い水準で揉み合っており、91円50銭にオプショントリガーが
控えていることから、この水準でのストップロスによるドル一段安の可能性が
警戒されます。


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■明日の展望
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明日は波乱含みの展開が想定されます。
まずはメジャーSQであるため、SQ値速報値がどこで算出されるか、
SQ値の上方を維持できるかに注目されます。
また明日は中国で鉱工業生産、小売売上高、貿易収支など重要指標が
発表される予定となっており、中国市場の展開にも要注意となります。
中国市場は信用取引や指数先物が無いため、一方向に乱高下しやすい性質が
ありますので、注意深く動向を見る必要があります。
他、週末要因による上値の重さもありそうですが、本日の踏み上げによって
株高基調が意識され、仕掛け的な動きが無ければ下値は固くなりそうです。


□テクニカル分析からの展望
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本日は大幅上昇によって25日線を始め、一目均衡表の基準線、転換線、
2日にあけたマド埋めを一気に超えてきました。
節目の10,500円も超え、遅行スパンの下方転換シグナル発生を拒否する
強い展開となり、レンジ上限の10,700円〜10,800円を意識する展開と
なっております。
ボリンジャーバンドでは中心線を一気に超え、+1σ水準まで上昇しました。
バンド自体は収束状態となっておりますが、+1σを超えてくれば、
当然+2σ(10,700円)水準が意識されることになります。
一方で8/31の高値を付けてから9営業日目となり、短期日柄では
高値を付けやすいとこであり、明日から転換線が下落に転じ、
来週には25日線も下落する可能性が高いので、
これに呼応して下落するケースもありますので注意が必要となります。


□総括・今後の方針
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以前から、SQに向けての買い支えがあると指摘してきましたが、
本日はこの動きが非常に顕著となり、SQの目標が10,250円から10,500円に
切り上がる恣意的な動きとなりました。
気掛かりなのは明日のSQ通過後の展開で、本日のような意図的な買い支え、
買い上げが一気に外れることになります。
直近発表の景気ウォッチャー調査、7月機械受注と国内経済指標が弱い結果と
なったこと、円の高止まりなど不透明要因が多いので、
明日からの動きは警戒して見る必要がありそうです。
逆にSQ値を上回って推移することになれば、来週以降も堅調推移するという
アノマリーがありますので、来週以降の高値更新に向けた動きが
意識されるようになりそうです。
一方で下回る結果となれば、直近の指標や円高、無理な買い支えが外れて
一気に反動が出る可能性もありますので注意して見ておきたいところです。

ただ国内年金筋の期末要因の買いも指摘されており、これはSQとはまったく
無関係に期末に近づいているからとの理由で買われております。
この動きが強い場合は、明日以降も買い支え要因となってきます。
またもともと米三連休明けから外国人投資家の買いが指摘されており、
本日は積極的な動きも見られております。
明日の動きによって、SQによる一過性のものなのか、
高値更新に向けて持続性のある動きなのかはっきりしてきますので、
しっかり動向を見ておきたいところです。

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□本日のメルマガ銘柄
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東京製綱 (5981)
現在値:354円

これまで25日線や重なる75日線に沿ったレンジ内の揉み合い推移と
なっておりましたが、レンジ上放れの展開が続いております。
揉み合い上放れから6月高値近辺の415円水準が意識されてきます。
外国人買いも観測されておりますので、じっくり銘柄として、
高値に向けた動きに期待します。

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