メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 09/08/31  2009/08/31


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Stock Mission
本日の相場総括・明日への展望

http://www.stock-mission.com/            2009年8月31日 発行
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□本日の結果
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08/31 08/30一般会員銘柄NS +2.65% 合計+2.65%
08/31 08/26一般会員銘柄FK +2.58% 合計+13.57%
08/31 08/26特別会員銘柄SD +5.97% 合計+5.45%
08/31 08/24特別会員銘柄TF +1.46% 合計+2.27%
08/31 08/20一般会員銘柄PW +2.57% 合計+5.36%
08/31 08/20特別会員銘柄TG +1.82% 合計+9.80%
08/31 08/13一般会員銘柄TA +2.57% 合計+5.97%

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■本日の市場動向
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本日の日経平均は41円安の10,492円と反落となりました。
CME高や寄り前に発表された7月鉱工業生産が予想を上回ったこともあり、
CME円建てを上回って買いが先行しました。
その後は、先物へのストップロスからの買戻しをメインに大量に先物買いが
入ったこと、民主党大勝のご祝儀相場、月末恒例のお化粧買いなどが合わさって
急騰し、一時233円高の10,767円まで上昇しました。
一方で買いが一巡すると為替が1ドル92円台に突入、上海市場が一時5%超下落
するなどをきっかけに、一転して先物に売りが殺到し、
前引けでは下落に転じました。
後場は上海市場がさらに下げ幅を拡大していたことから一段安スタートとなり、
一時100円超に下げ幅を拡大しましたが、10,400円近辺の下値メドに支えられる
格好で買い戻され、下げ渋りました。


□相場総括
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短期基調、中期基調ともに上向き継続となっております。
朝方は先物主導で買い上げられ、日経平均は年初来高値を更新しましたが、
終わってみれば10,500円割れになるなど、先物主導で振り回される一日と
なりました。
特に為替が92円台に突入したこと、上海市場が2,800ポイントを割り込み、
本格調整入りしたことは今後も重しとなってきそうです。
また、朝方から先物主導で吊り上げられてしまったことから、
現物へ思った以上外国人の資金が集まらなかったことが、
国内投資家の失望を呼んだとも聞かれます。

先物の手口では、朝方の急騰を演出したのがドイツ、クレディスイス、
ニューエッジと見られます。
クレディスイスは高値圏から再度売り転換したこともあり、終わって見れば
日経平均を1,297枚、TOPIXを1,450枚売り越しとなっております。
ニューエッジは、売り25,000枚、買い26,000枚の大商いとなっており、
最終的には883枚の買い越しとなっております。
ドイツ証券も大商いとなっており、5,589枚の大量買い越しとなっております。
他、先物買い現物売りの裁定取引で大和SMBCが2,710枚の買い越しとなりました。
売りでは、ソシエテジェネラルの2,359枚、ゴールドマンサックスの1,864枚、
バークレイズの1,552枚の売り越しと続きます。
ソシエテはTOPIXを小幅ながら買い越しとなっていることから、
NTショートと先物売り現物買いの裁定を入れてきたようです。
本日はニューエッジの他にも、UBSが買い27,000枚、売り26,300枚、
ドイツが売り11,700枚、買い17,300枚など大商いとなっており、
CTAを中心とする先物の仕掛けが主導しました。


□新興市場動向
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新興市場はジャスダック平均が続伸、マザーズ指数、ヘラクレス指数が続落と
まちまちの展開となりました。
朝方は日経平均の上昇に合わせてしっかりと推移しておりましたが、
日経平均が失速すると下落に転じました。
特にマザーズ、ヘラクレスは市場が調整入りしたとの見方もあることから
買いが集まらず、早々に失速しました。
一方でジャスダックは、好材料銘柄を中心に大引け前に買い戻され、
辛うじてプラスに転換して終了しました。


□個別銘柄動向
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朝方は東証1部は全面高商状となっておりましたが、日経平均が高値圏から
急落したことにより、中小型材料株などを中心に利益確定売りが拡がりました。
セクターでは大手銀行、証券、不動産などは結局売られて下落となった他、
円高警戒から自動車、ハイテクなども売られました。
他、上海の急落の影響から、鉄鋼、非鉄、商社などが売られました。
一方で円高の影響を受けない情報サービス、電気ガス、小売など、
内需関連銘柄が堅調となり相場を支えました。

会員銘柄でも結局は朝高後に失速というパターンの銘柄が多くなりました。
東芝 (6502)、テークスグループ (7719)、昭和電工 (4004)、
プライムワークス (3627)などが買われました。
場中銘柄では、リズム時計工業(7769)、JCLバイオアッセイ(2190)、
ゼンテック・テクノロジー・ジャパン(4296)、大日本塗料 (4611)
などが買われました。


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■今晩の米市場の動向
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今晩の米市場は続落の展開が想定されます。
今週は重要指標の発表が相次ぎますが、改善の内容は既に織り込み済みと
なっている可能性が高いとされております。
また米市場の高値警戒感の台頭から、株価上昇の勢いが失われつつあり、
市場からはどのような材料が出ても動き辛いとの声が聞かれます。
本日はアジア市場安、欧州も総じて軟調ということから、
この流れを継いで米市場も上値の重い展開となりそうです。

先週末の米市場はダウが36ドル安、ナスダックが1ポイント高とまちまちの
展開となりました。
インテル7−9月期の売上高見通しを上方修正や、デルの予想を上回る
決算などを好感し上昇スタートとなりましたが、
8月ミシガン大学消費者信頼感指数が前月より低下したこと、
週末要因などから売り優勢に転換しました。


□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表では、サン・マイクロシステムズが予定されております。
経済指標では、8月シカゴ購買部協会景気指数が予定されており、
予想では48.0(7月43.4)となっております。
8月シカゴ購買部協会景気指数は、自動車買い替え支援策や住宅市場の
底打ち感を受けて、改善予想となっております。
予想通りとなると昨年9月のリーマンショック以来の高水準となり、
景気後退脱却の裏づけ材料として期待されております。
ただ予想通りであれば市場は織り込み済みと見られており、
50を超えるサプライズが無いと買いには繋がり辛いと見られております。


□その他海外注目材料
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注目は為替動向で、本日は日本の政権交代を好感した円買い、中国市場急落
によるリスク回避の円買いが強まり、急速に円高基調が進みました。
7月につけて反発した91円75銭が目先意識を強めておりますが、
92円前後では利食い売りのドル買いが強まると見られております。
ただ91円75銭近辺を抜けてくると、ストップロスによるドル売りが強まると
見られており、円の一段高となる可能性が指摘されております。


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■明日の展望
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明日の日経平均は揉み合いの展開が想定されます。
民主党圧勝のご祝儀相場は本日の朝方で早々と終了し、
月末のお化粧買いも引けにかけての買戻しで終わったと見られます。
買い先行で始り、年初来高値を大きく更新しながらも、結局は反落で終了した
ことからも、投資家の心理が後退し手控えムードが継続してしまいそうです。
政権交代に関しても期待感はあるが現実感がなくて不透明と見られており、
この不透明感を突いた形で、本日のように短期筋が相場を乱高下させる
可能性があると言われており、先物主導の展開が想定されます。


□テクニカル分析からの展望
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先週末の十字足からマドを開けて上昇したものの、終わってみれば上ヒゲを
付けて5日線を下回って終了しました。
上昇する25日線がサポートラインと意識されており、下値は堅そうです。
ボリンジャーバンドでは、+2σが10,700円水準にありますので、
これに上値を抑えられた格好となっております。
一目均衡表では、基準線と転換線がサポートラインとして機能しており、
週足の雲の上限近辺で跳ね返された格好となっております。
明日は転換線の上昇が強まりますので、これに乗じて上に抜けられるか
どうかが注目されるところです。


□総括・今後の方針
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市場関係者の中では、今週は9月入りからの新規ポジション形成の買いから堅調、
来週はSQを意識して調整と見る動きがありましたが、
本日の先物に振り回される状況を見て、失望感が出てきているようです。
上海市場の崩れた展開も懸念され、中国市場には先物や信用取引が無いことから、
トレンドが一方通行になりやすい傾向があり、今後の展開が警戒されます。
外国人も思った以上買いに向かってきておらず、国内機関投資家も
中国市場の世界への影響を注視したいと慎重姿勢に切り替えてきました。
このため、来週のSQまで先物主導で振り回される可能性が高まっており、
トレンドは上向き継続ながらも、本日のような短期仕掛け的な動きが
警戒されます。
このような相場では手の出しようがありませんので、
引き続きキャッシュポジションを高めたまま、小口で個別物色で
短期回転していく展開になりそうです。

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□本日のメルマガ銘柄
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様子見となります。


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