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タイトル:憂国通信  2009/07/30


61歳勇者が鉄パイプで珍走族少年をぼこぼこに殴る


「バイクうるせえぞ」61歳男 鉄パイプで17歳少年殴打
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20090729047.html

≪岡山南署は28日夜、鉄パイプで少年2人を殴ったとして傷害の疑いで、岡山市南区の無職男(61)を現行犯逮捕した。

逮捕容疑は28日午後8時半ごろ、自宅近くをミニバイクで通り掛かった左官の少年2人=いずれも(17)=を、近くで拾った鉄パイプで殴り、頭などに軽傷を負わせた疑い。

同署によると、男は殴ったことを認め「この辺りでは、日ごろからバイクの音がうるさかった」などと供述している。≫ 

この被害者の少年達が珍走族だったかはこの記事からでは判断できない。
しかし、ネット上では「珍走族」と決めつけているようだ。

「珍走族」は暴走族の蔑称である。当局は当初「珍走団」とか「ダサイ族」とかの名称を考えていたようだが、その中で巷間に比較的に流布したのは「珍走族」である。

暴走族は「ダサイ族」!?
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090728-OYT1T00143.htm

当局の思惑とは関係ないが、ミニバイクに二人乗りして騒音をまき散らしているような奴らは、「暴走族」というより「珍走族」のネーミングが似合いそうだ。

で、少年達を鉄パイプで殴った61歳の無職男性であるが、新聞によっては実名を報道しているひどいところもある。

ネット上では当然ながらこの御仁に対する評判がすこぶるよろしい。

≪無職男GJ 

よくやった! 

イカシた爺ちゃん 

やるな爺!GJw ≫

と、賞賛の声が続く。

≪やっぱ戦争を経験した世代は違うな≫

これはちょっと勘違いかな。 

≪団塊もたまには良い事するね 
テロリスト時代に暴力慣れしてたのかな 

昭和にはこういう爺が結構いたんだがなw ≫

昭和の時代を美化している手合いも多い。

≪むしろ珍走に人権は無いって法律作ってくんないかな 
跳ねても轢いても停めてあるバイクぶっ壊しても無罪っていう ≫

よく、「アメリカなら街中で暴走行為をすればすぐ射殺されるから、暴走族は存在しない」などとまことしやかに言う奴もいるが、勿論そのような事実はない。
しかし、アメリカにはバイクに乗ったギャング団は存在する。彼らが銃器を所持していれば、警官はためらわずに射殺する。一般市民も正当防衛として射殺して良い。後は弁護士の腕次第である。

日本の暴走族で銃器を所持しているケースはまれだろうから、残念ながらなかなか射殺できないのである。

ただし、何らかの凶器を持っていれば、正当防衛は成立する。しかし、日本では裁判所がアメリカほど簡単に認めてくれないのがもどかしいところである。

≪近くで拾った鉄パイプで殴り・・近くで拾った? そんなわけねーだろ。≫

この件に関してはよく解りませんな。 いつ拾ったのか、記事には書いてないし…。

≪じぃちゃんは退職したのち勇者へと生まれ変わった ≫

ということで、ここに新たな勇者の誕生を見たのである。

≪ワルガキを懲らしめた良いニュースですね。おじいさんに怪我が無くてよかった ≫

本当によかったですね。

≪こういうふうに法を犯してまで地域住民のために活躍してくれた人には逮捕されても全国からお募金が集まって2、3千万円ぐらいお金がもらえるようにならないかね? 
そうすれば立ち上がる人が増えるかもしれない ≫

ならず者がのさばっているのに、一般市民がそれに対抗できない状況が作られて久しい。そのもどかしさが今回のようなアメリカ型ヒーローを待望するに至ったのである。

以前なら、駅のホームでたばこを吸っているがガキがいたら、注意する大人がいたものだ。

自分の子供をまともに叱れない馬鹿親も増えた。子供が叱られたら逆に叱った人を怒鳴る馬鹿親も増えた。叱れらないで虐待する馬鹿親も増えた

しつけの崩壊、教育の崩壊現象である。「家庭と学校がもっとしっかりしていいればこんな事態にはならなかったのに」と思われるが、「教育再生会議」といえば、あの安倍バカボンがやらかした世にも陳腐なイベントだった。
自民党やバカウヨどもはよく日教組を引き合いに出すが、責任転嫁である。あんな組織は加盟率も低下し高齢化も進行しており、老人クラブみたいなものである。
実際に教育を破壊しているのは担当官庁なのである。
実体の伴わないお役人的発想のくだらないイデオロギーを国民に押しつけるだけでは世の中は良くならない。

今回にしても、警察が取り締まっていれば発生しなかった事件である。

警官の大半が右折違反や一時停止違反の取り締まりに忙しくて少年犯罪に対応する余裕がないのならば、ボランティアによる自警団という手もある。ただし、町内会でやっているようなのでは効果がない。もっと本格的にやるべきである。

自警団に多少の補助金を付けて、警官に準じた権限を与えて逮捕を認めればいいのだ。相手になめられないだけの装備も認めよう。
さすがに銃器の所持は難しいだろうが、スタンガンや催涙銃、特殊警棒くらいは最低装備する必要がある。できれば刀剣類の所持も認めたい。手錠等の捕縛用具も必需品だ。

自警団のメンバーは、なるべく強もてしそうな体育会系の連中が良いだろう。

彼らにチームを組ませて繁華街や駅・電車の中で不良狩りをやらせるのである。不良一人あたり1万円程度の報奨金を出せば、やる気も出てくるだろう。5人チームで1日10人の不良を狩れば、それだけでも生計が成り立つ。失業対策にもなるわけだ。
この前、馬鹿政府がナンミョウの尻馬に乗って、不景気対策のつもりで現金のばらまきをやったが、どうせばらまくのならば、このように意味のあることにばらまいて欲しかった。

今回のような珍走族を狩り立てるには、装甲車両や捕縛網のような重装備も必要になるだろう。珍走中の族を逮捕するためには体当たりが一番手っ取り早い。投網の要領で網を投げて捕縛するのも方法である。

捕まえた珍走族は、成人ならば速やかに裁判して刑務所に送り込むべきである。そのための道交法、刑法の改正も必要だろう。
未成年なら少年院だ。勿論少年法も改正する。収容する少年院が少ないのならば、少子化で廃校になった学校を少年院に改装すればいい。この場合、駅から遠い学校ほど都合が良い。

「こんなゴミどもに税金を使うのはもったいない」と考えている諸兄も多いだろう。

その問題は少年院の中でしっかり労役させれば解決する。少年にかかる費用以上の収益を稼がせればいいのである。町工場的な作業ならば、それほど設備投資もいらない。人里から離れた場所の公共土木事業をやらせてもいい。勿論、役人がピンハネしないように監査役も付けるべきである。

たちが悪くて反抗的な奴は「島流し」にすればいい。絶海の孤島に送りつけてそこで働かせるのである。リサイクル系の仕事をさせるのがいいだろう。環境にも優しいし…。まだ逆らうようならば飯抜きにすればいいのだ。
現況のリサイクル法は天下りに法外な利権を渡しているだけで、国民はボッタくられている。しかし、ふざけた値段のリサイクル料金を払わされても疑問に感じないおめでたい人が結構いるのも事実だ。
リサイクルを困難にしているのは分別回収にかかる人件費である。分別回収自体はそれほど専門的な知識を必要としない。単調でめんどくさいし汚いので失業者も二の足を踏む。
これらの仕事を珍走族の更正に使うのは有効な手段である。



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