メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 09/07/27  2009/07/27


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Stock Mission
本日の相場総括・明日への展望

http://www.stock-mission.com/            2009年7月27日 発行
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□本日の結果
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07/27 07/26一般会員銘柄DH +5.70% 合計+5.70%
07/27 07/23特別会員銘柄GH +3.13% 合計+5.39%
07/27 07/22一般会員銘柄TF +1.73% 合計+6.80%
07/27 07/22特別会員銘柄MS +4.41% 合計+2.64%
07/27 07/20特別会員銘柄AC +2.32% 合計+2.95%
07/27 07/16一般会員銘柄WM +1.76% 合計+11.77%
07/27 07/16JUKI(6440) +1.61% 合計+12.50%
07/27 07/15ブイ・テクノロジー(7717)+3.43% 合計+16.61%
07/27 07/15特別会員銘柄IN +6.42% 合計+20.21%
07/27 07/14特別会員銘柄NI +2.14% 合計+16.26%

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■本日の市場動向
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本日の日経平均は114円高の10,088円と続伸となりました。
先週末の米市場はまちまちとなり、ダウが上昇、ナスダックが下落しましたが、
シカゴ日経先物が高く返ってきたこともあり、朝方から買い先行となりました。
寄り付きから10,000円を突破すると、先物にロスカットを含めた買い戻しが
入ったことで一段高となり、前場は10,100円まで乗せて終了しました。
後場は一時235円高の10,179円まで上昇しましたが、6月高値の10,170円を
更新したことからとりあえず目標達成感が台頭し、利食い売りに押されました。


□相場総括
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短期基調、中期基調共に上向き継続となっております。
日経平均は1ヶ月半ぶりに年初来高値を更新となりました。
日経平均の世界各国の指数に比べて出遅れ感があるとされており、
日本企業の好決算を先取りして先物に買いが入っている他、先物ショートの
ロスカットが大量に出たため、先物主導で上げ幅を拡大しました。
ただ個別では決算を控えていることから積極的な手口は見られず、
指数が上昇した分は買戻しなどが入っているものの、
市場関係者は冷静に見る動きが出ております。

先物の手口では、ショートの溜まっているクレディスイスが1,398枚の買い越し、
ゴールドマンサックスが2,663枚の買い越しと上げを主導しました。
また日興シティが1,352枚の買い越しとなり裁定取引の買戻しが入った他、
楽天証券の1,334枚の買い越しと、個人の買いも目立つ展開でした。
売りではBNPパリバが3,041枚と大口売りとなっており、
現物買い先物売りに裁定取引に出てきていることが窺えます。
またみずほ、三菱UFJがそれぞれ1,485枚、1,270枚の売り越しとなっており、
高値警戒からのヘッジ売りが出ております。
全体的には買いは買戻しと個人の買いが目立ちましたが、高値警戒を意識した
売りも入り始めており、慎重な見方も多くなってきております。


□新興市場動向
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新興市場はまちまちとなり、ジャスダック平均、ヘラクレス指数は
上昇しましたが、マザーズ指数は反落となりました。
朝方は、日経平均10,000円回復を手掛かりに3指数揃って上昇しましたが、
短期資金が東証1部へ流出していったことから、新興市場の売買代金が低下、
ネット関連主力銘柄を中心に冴えない動きとなる銘柄が散見されました。
ジャスダックは、東証1部材料株が買われたことで、関連する銘柄が
物色されており、マザーズ、ヘラクレスに比べると堅調推移となっております。
短期資金の循環物色は続いておりますが、新興市場ネット関連銘柄から
材料株関連へとシフトしており、引き続き物色の変化に
注意しておきたいところです。


□個別銘柄動向
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日経平均が10,000円を回復したこともあり、東証1部銘柄を中心に
幅広い銘柄に買いが入りました。
大手銀行、証券、不動産、損保など金融関連銘柄が買われて上昇した他、
自動車、ハイテクなどもしっかりとなりました。
一方で先週に賑わった電池関連、新エネルギー関連が利益確定売りに
押された他、海運大手三社の冴えない決算を受けて海運株が下落しております。
中低位株の循環物色は続いておりますが、新興市場ネット銘柄→電池関連材料株
→他の中低位株に資金が拡散となっております。

会員銘柄では、デジタルハーツ(3620)、グリーンホスピタルサプライ(3360)、
エス・エム・エス(2175)、井関農機(6310)、ブイ・テクノロジー(7717)、
JUKI (6440)などが物色されました。
場中銘柄では、クラリオン (6796)、共栄タンカー (9130)、
ティアック (6803)、アンジェス MG (4563)、
ダイヤモンドダイニング (3073)、日本電産サンキョー (7757)、
KOA (6999)などが物色されました。


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■今晩の海外市場の動向
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今晩の米市場は揉み合いの展開が想定されます。
先週末は、バフェット氏の発言を好感する形でダウが小幅続伸となりましたが、
それまでは利益確定売り優勢の展開で進んでおり、今晩も利益確定売りの
出やすい場面といえそうです。
ただ一方で押し目を拾う動きは非常に積極的となっており、
材料無しで見れば揉み合い展開が想定されます。
鍵となるのは、6月新築住宅販売件数であり、楽観ムードが高まって買いに
向かうか、高値警戒に加えて失望の売りが加速するか注目されております。

先週末の米市場はまちまちの展開となり、ダウは23ドル高と上昇し高値更新、
ナスダックは13日ぶりの反落となりました。
前日大幅上昇の反動や週末要因から売りに押される場面がありましたが、
9,000ドルに近づく場面では押し目買いが積極的に入りました。
また著名投資家バフェット氏が株式相場は景気より先に好転すると発言し、
市場に楽観的な見方を示したことが好感されてプラスに転じました。
一方でナスダックはマイクロソフト、アマゾンの決算が重しとなり下落しました。


□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表は、アムジェン、コーニング、
ベライゾン・コミュニケーションズなどが予定されております。
経済指標では、6月新築住宅販売件数が予定されており、
予想では35.2万戸(5月34.2万戸)となっております。

6月新築住宅販売件数は、23日の中古住宅販売件数が予想を上回ったこと、
住宅ローン申請指数が増加基調であることなどから、
予想を超えての内容が期待されております。
中古住宅市場の活況は投売り物件への需要であり、
新築物件の上ブレ要因には繋がらないとの見方もありますので、
少し注意をして見ておく必要もありそうです。


□その他海外注目材料
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米財務省が20年物インフレ連動債の入札を予定しており、
長期金利の動向及びこれに絡んだ為替動向に注意必要となりそうです。
為替は、外貨建て投信設定に絡む思惑から、円に対して底堅い推移が続く
可能性が高いと見られておりますが、95円台では実需のドル売りが姿勢が
強いといわれております。
他、今晩明日と、ワシントンで米中戦略経済対話が開催されます。
中国からは、米国の財政赤字が縮小やドル相場安定につながる財政金融政策を
求めている一方、米国からは中国に内需拡大と輸出への依存軽減、
人民元の議題などの内容が出るものとされており、
長期的な方針に関する内容が注目されております。


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■明日の展望
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明日の日経平均は上値の重い揉み合い展開が想定されます。
本日の高値到達による目標達成感や、高値警戒感を合わせて利益確定売りが
出やすい場面となりそうですが、テクニカル面は相次いで好転している
こともあり、10,000円での値固めの動きになるものと想定されます。
また本日の海運大手三社の決算は、業績下方修正となりましたが、
もともと厳しいセクターと言われていただけに相場への影響も小さくなりました。
ただ、少し気分的に出鼻を挫かれた感もあり、今後は少し慎重に見る動きが
強まる可能性が指摘されていることから、このまま強気で上値を追う展開は
難しそうです。


□テクニカル分析からの展望
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日経平均は9日続伸となり、年初来高値を更新しました。
ただ終値ベースでは更新できず、日足は長い上ヒゲを形成し、
年初来高値と7月前半の戻り高値レベルとの抵抗線で抑えられる格好となりました。
達成感が強まる格好で高値警戒が残りますが、まずは7月前半高値の
10,086円をサポートに変えておきたいところです。
最低でも10.000円の節目で底堅さが見られれば、一目均衡表の遅行スパンが
上方転換シグナルを発生させていることもあり、週足の雲の上限の
10,800円を目指す展開が期待されます。
ボリンジャーバンドでは+2σに到達しており、本日の高値更新からの
利食い売りは、テクニカル的な水準訂正と見ることができ、
今後もバンド自体は拡大していきます。
MACDは買いシグナル継続であり上値余地も大きく、
短期調整はあっても基本は上向きの状況が続きそうです。


□総括・今後の方針
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日経平均は9日続落後に9日続伸での切り返しとなっており、
9連騰は1988年2月のバブル崩壊後以来となります。
10,000円の大台回復を含め、テクニカル面での好転が続いており、
引き続き上値追いが期待されるところですが、9連騰で6月高値水準まで
回復しましたので、短期的な過熱感は強まっております。
さらに上を目指すには適度な調整が必要と見る市場関係者は多いので、
急ピッチな戻りに対する反動について頭に入れておきたいところです。

決算でも依然として好決算期待は強いものの、本日発表された海運大手は
揃って赤字、通期予想を下方修正してきた他、引け後の日立建機が
通期予想を下方修正しており、業績に対する不透明感が漂いつつあります。
ここからは先高期待だけでは買われなくなっていく可能性もありますので、
少し注意して今後の決算内容を冷静に判断していく必要がありそうです。
ただ短期資金の循環物色は活発に続いておりますので、
物色の流れを見ながら出遅れ銘柄や調整一巡銘柄などを短期で
狙っていきたいところです。

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□本日のメルマガ銘柄
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ライト工業 (1926)
現在値:238円

日経平均の高値警戒感や海運決算を受けての警戒感の高まりから、
指数の離れたところへの物色が拡がっており、明日もこの傾向が強まると
見られております。
少しこじ付けが強い感がありますが、基礎、地盤改良に強みがあることから、
西日本で起きている水害による特需が期待できるとの見方もあるようです。
これら注目を背景に短期資金による物色を期待します。

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