メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 09/07/17  2009/07/17


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Stock Mission
本日の相場総括・明日への展望

http://www.stock-mission.com/            2009年7月17日 発行
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□本日の結果
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07/17 07/16特別会員銘柄LH +2.47% 合計+2.47%
07/17 07/16特別会員銘柄SK +3.08% 合計+3.08%
07/17 07/15一般会員銘柄AU +16.91% 合計+14.20%
07/17 07/14一般会員銘柄MX +8.83% 合計+13.30%
07/17 07/13一般会員銘柄SS +2.40% 合計+4.91%
07/17 07/13一般会員銘柄HD +7.81% 合計+11.89%

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■本日の市場動向
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本日の日経平均は51円高の9,395円と続伸となりました。
米株高を背景に朝方から買いが先行しましたが、シカゴ日経先物円建て終値に
サヤ寄せすると、すぐに伸び悩む展開となりました。
国内では連休前の週末ということもあり、薄商いの中で持ち高調整の
手仕舞い売りが出たことが上値を抑える要因となりました。
一方では売り仕掛けの動きも乏しく、東証1部売買代金は1兆円強と
5ヶ月ぶりの低水準となりました。
後場に入るとアジア株高を背景に上げ幅を拡大するものの、
薄商いの閑散相場に変わりはなく、9,400円近辺での揉み合いに終始しました。


□相場総括
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短期基調は上向き継続、中期基調は下向き継続となっております。
上値が重いながらも4日続伸となり、強気とは言えないものの、
米市場の強さを背景に底堅さが感じられるようになりました。
本日は7月に形成した幻のSQを捉えたことで、心理的弱さを払拭し、
9,500円の節目を意識する展開に発展しそうです。

本日は先物の手口もまったくありませんでした。
クレディスイスもわずか174枚の買い越しに留まっております。
これまで先物の売り仕掛けで上値を抑える要因となってきましたが、
相場が強い動きを見せてくれば、クレディスイスもロスカットを
入れてくる可能性が指摘されており、来週の動向に注目されます。


□新興市場動向
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新興市場は3指数揃って上昇しました。
米株高を背景に朝方から買い先行となり、主力ネット関連銘柄を中心に
大引けにかけてジリ高傾向となる銘柄が目立ちました。
本日マザーズに上場したクックパッドは前評判通りに人気化し、
他のネット関連銘柄にも短期資金が流入しました。
クックパッド効果から、売買代金も大きく増加しております。

当のクックパッドは結局寄付かず、公開価格の倍を超える19,100円が
最終気配値となり、初値形成を来週以降に持ち越しました。
またドイツ証券がミクシィの投資判断や目標株価を引き上げたことなども
好感され、ネット関連銘柄が賑わいました。
円高警戒、信用需給の悪化から大型株の動きが悪くなっており、
来週以降も新興ネット関連への人気継続が期待されるところです。


□個別銘柄動向
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本日は薄商いながら、日経平均がしっかり推移したこともあり、
底堅い動きをする銘柄が目立ちました。
大手銀行、証券、不動産、商社などは順当に買われて続伸しましたが、
鉄鋼、非鉄、海運などは高安まちまちとなっております。
目立ったところでは、民主党関連銘柄として、コンビ(7935)、
ピジョン(7956)、スタジオアリス(2305)など、子供関連、子育て関連銘柄が
物色されて人気化しました。

会員銘柄では、アールテック・ウエノ(4573)が材料を伴って16%超の
大幅上昇となった他、ミクシィ (2121)、北陸電気工業 (6989)などが
物色されました。
場中銘柄では、プライムワークス (3627)、スタートトゥデイ (3092)、
サイバーエージェント (4751)、ウェブマネー (2167)、
ガンホー・オンライン・エンターテイメント (3765)、
インターネットイニシアティブ (3774)、ACCESS (4813)など、
新興市場ネット関連銘柄を中心に買われました。


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■今晩の海外市場の動向
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今晩の米市場は、これまでの上昇から利益確定売りが出やすい場面と
言えますが、相場環境が好転していることから揉み合い基調となりそうです。
大手米銀決算と住宅関連指標の内容が控えていることから、
これらの内容次第で市場の方向感を左右する展開となりそうです。

米市場はダウが95ドル高と4日続伸となり、ナスダックは連日での
年初来高値を更新しました。
昨日が大幅高だったこともあり、朝方は売り買い交錯で利益確定売りが
出易くなっておりましたが、JPモルガンの市場予想を上回る決算や、
新規失業保険申請件数が2週連続で60万件台を割り込んだこと、
7月住宅市場指数が予想を上回っていたことから、下値では拾われる
展開となりました。
また著名エコノミストのルービニ教授が金融危機の最悪期は過ぎ、
年内には景気底打ちをするとの見通しを示したことで、
引けにかけて上げ幅を拡大する展開となりました。


□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表は、シティグループ、バンク・オブ・アメリカ、
ゼネラル・エレクトリック、ファースト・ホライゾン・ナショナルなどが
予定されております。
経済指標は、6月住宅着工件数、6月住宅着工許可件数が予定されており、
予想は、6月住宅着工件数が53万戸(5月53.2万戸)、
6月住宅着工許可件数が52.3万戸(5月51.8万戸)となっております。

決算では、シティグループ、バンク・オブ・アメリカの内容が注目されます。
これまでゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェースと好決算が
続きましたが、金融全体が良くなったという観測にまでは発展しておらず、
今晩の2社がこれに続くかに注目されます。
またGEも相場、セクター全体への影響度が高い銘柄ですので、内容、見通しを
見極めたいところです。
経済指標では、6月住宅着工件数・住宅着工許可件数が注目指標となります。
6月のモーゲージ金利の上昇が着工などに悪影響を及ぼした可能性を指摘する
声があり、コンセンサス予想を下回るリスクがあるとされております。
一方で昨日の7月NAHB住宅建設業者指数が10カ月ぶりの高水準に
回復していることから、モーゲージ金利の上昇の影響は少なく
回復基調は続く可能性もありそうです。


□その他海外注目材料
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米金融サービス大手CITグループの破産法適用申請の可能性への懸念について、
ニュースフローや市場動向が注目されます。
昨日はCITグループの株価が75%も急落しており、注意が必要となります。
また昨日は買い要因となった著名エコノミストのルービニ教授は、
会見にて発言内容を否定しており、この影響も見たいところです。


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■来週の展望
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来週は堅調な動きが期待されます。
幻のSQを捉えたことで心理的な好転が窺え、節目の9,500円や25日線の
9,631円を意識する展開が想定されます。
来週はファイナンス動向が注目され、22日にはANA、オリックス、
24日にみずほFGの公募受渡日が到来しました。
公募取得組の資金の回転度合いでは、相場全体への買いも期待されそうです。


□テクニカル分析からの展望
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上値が重いながらも4日続伸となり、終値でSQ値を回復したことで、
心理的な抵抗ラインはクリアしました。
下値サポートラインの75日線や一目均衡表の雲の下限は上昇を維持しており、
これを下値に底打ち感も次第に高まっております。
雲の上限は9,750円まで切り上がるために、明確なトレンド転換は
まだ遠いと言えますが、下値の底堅さが意識され雲の中での揉み合いが
想定されます。
来月前半には雲のねじれが発生してきますので、それまでの日柄調整を挟んで
遅行スパンの上方転換シグナル発生と共に、再上昇場面到来が期待されます。
当面は25日線を意識した展開が想定されますが、5日線が切り上がる
21日前後からの下値切り上げの動きが期待されます。


□総括・今後の方針
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米市場の堅調な動きに支えられ、日経平均は上値が重いながらも4日続伸、
SQ値を回復と底堅い動きとなっております。
また、先物がジリジリと値を切り上げてきていることから、
次第に買い戻しを強める可能性も指摘されております。
ただ、依然として投資家意欲は強いとは言えず、慎重姿勢を崩さない
市場関係者も多く、節目9,500円でリバウンド終了となり
再度下落へと見る動きもあります。
これを払拭するためにも、明確に9,500円を上抜け、強い動きに発展して
いきたいところですが、国内に材料が無いことから、
あくまで外部要因次第の相場展開となりそうです。

来週は、21日に衆院解散とも言われる中で、政権交代を意識して
民主党関連といわれるところが人気化しそうです。
また、堅調推移を続ける新興市場ネット関連銘柄なども、
クックパッド上場を背景に物色持続に期待したいところです。

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□本日のメルマガ銘柄
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来週の公開となります。


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