メルマガ:憂国通信
タイトル:憂国通信  2009/07/14


麻生首相ついに衆議院やけっぱち解散へ 新勢力は民主280 自民半減か?


「都議選は中央政界と関係ない」と自民党の連中は言い続けていたが、大いに関係あることは言うまでもない。直近のデータなので、これを基に衆議院選の予想もできるのである。

麻生首相は当初14日解散をもくろんでいた。

首相、14日にも解散の意向 8月上旬衆院選を想定 
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090713/plc0907130202000-n1.htm

ここに至ってはいつ解散しようが同じようなものだが、麻生氏にとっては違うのである。
それは「麻生降ろし」である。「自分がクビにされて解散」という事態を極端に恐れているのだ。
これまでさんざん恥をかき続けた麻生氏であるが、妙なところにプライドを持っている。
「クビにされる前に解散してしまえ」世間で言うところの麻生のやけっぱち解散である。

自民党各派、早期解散めぐり「首相を羽交い絞めにしてでも阻止」派閥の閣僚には「署名させない」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090713/stt0907131153011-n1.htm 

総選挙をすれば自民党の議席は半減することが確定しているが、「落選しそうなのは大物議員が多い」という見方が強い。利権あっての「大物」なのだ。中央でふんぞり返っていても、利権の餌をばらまけばウジ虫有権者がしっぽを振ってくれていたのだが、撒く餌がなくなれば用なしである。
むしろ、若手で徹底したどぶ板作戦で御用聞きに徹していた奴の方が重宝がられて生き残れるチャンスが多いのである。
有力な予想でも、「70歳代以上の自民党議員は軒並み危ない」という分析結果が出ている。

もう政治生命がないならば、今まで隠匿した利権を少しでもロンダリングする時間がほしいところである。素人考えでは「一週間くらい時期を延ばしたところで関係ないだろう」と思われるのだが、当事者はそうでもないようだ。

首相「解散を決断」8月30日投開票へ 
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090713/plc0907131232007-n1.htm 

7月21日解散はどうせナンミョウさんの要請だろう。ナンミョウさんとしてもいろいろと準備期間がいるのである。ナンミョウさん独自の事情で、一度アレの準備すると期間が長引くのが「マズい」のである。
自民党としては、解散しないで任期満了に持って行きたいところだが、今ナンミョウさんに見限られると、議席は2桁になってしまう。

ところで、サンケイさんが都議選の自民党敗北に関してスゴい見解を示した。

「なぜ、自民党は惨敗したのか…最大の理由は、安倍・福田・麻生の3首相が靖国参拝できなかったから」…産経新聞・政治部長
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1247450176/-100

なるほど、神にも見放されたのか…。

衆議院議席予想、自民党表紙変え選挙
http://nozawa22.cocolog-nifty.com/nozawa22/2009/06/nozawa22.html

現在の衆議院の議席

自民党 296
公明党  31
民主党 113
共産党  9
社民党  7
国民新党 4
新党日本 1
新党大地 1
無所属  18

計 480

それぞれ好き勝手な予想を立てている。これだけバリエーションがあれば、誰かの予想は的中するだろう。

私も大ざっぱに予想してみることにした。予想の根拠は直近データである都議選にした。

この選挙の特徴は、民主党54議席に対して、自民党が38議席だったと言うことだ。この図式を衆議院選に当てはめてみればいい。

当てはめる上で注意することは、この数字が都市部のものであるということだ。都市部と非都市部とでは得票パターンが違ってくる。もっと詳しく言えば、都市部でも大都市部と地方都市部ではパターンが違う。違いの端的な要因は浮動票の占める割合である。大都市ほど一票に占める価値が低下する。議員との繋がりも希薄である。つまり、あまり必要性にせまられない。そのときの気分で投票する可能性が高いのである。
農村部では逆に議員と有権者との繋がりが強い。地域によっては、議員が利益誘導してくれないことには生活が成り立たないところもある。従って、選挙は農村部においては真剣である。投票率も高い。

過去において農村部で自民党が強かったのは、政権党なので利益誘導しやすかったからだ。それが、政権から滑ってしまえばどうなるか?
要するに、田舎者は勝ち馬に乗りたいのである。その点を考慮して予想するべきなのだ。地方都市はその中間的存在と見ていいだろう。

以上を考慮して得票率を考えると、都市部では民主3に自民2の配分である。非都市部は民主2に自民1程度か。小選挙区配分300議席中でそれを当てはめると、半分を民主3自民2、もう半分を民主2自民1で計算すればいいことになる。民主は90+100=190、自民は60+50=110である。

実際には公明党と国民新党と社民党が合わせて11議席程度獲得する可能性が高い。
この場合は公明党は民主党と、国民新党・社民党は自民党と競合するものと思われる。それを考慮すると、
民主190−8=182、自民110−3=107になるだろう。

次に比例代表だが、今回の選挙は得票率が大幅に上がりそうである。やはり、その場合公明党と共産党に不利に働くだろう。
公明党は前回23議席獲得したが20議席程度にとどまりそうだ。共産党は前回9議席だったが変化なし。公明党と違って死に票が比例代表では役立つのでそうした。他の政党に関してはよく解らないが、どうせ端数なので、前回と同じで計算しておく。10議席だ。
つまり、180−(20+9+10)=141ということで、これの議席配分を考えてみればいい。状況的に民主2自民1でいいだろう。民主94自民47議席だ。

以上の数値を当てはめたのか以下の予想議席である。1割程度の変動幅も考慮してみた。

自民党 139~154~169
公明党  25~ 28~ 31
民主党 248~276~300
共産党  5~ 9~ 14
社民党  3~ 7~ 10
国民新党 1~ 4~ 6
新党日本 0~ 1~ 2
新党大地 0~ 1~ 2
無所属  0~ 0~ 10 

計 480

どう転んでも、民主党の単独過半数獲得は間違いなさそうだ。社民党は大敗すると党の存亡が危ぶまれることになるだろう。国民新党は民主党に併呑される可能性が高い。
自民党を離脱したチルドレンが間違って当選してしまう可能性もゼロではない。その場合、民主党に寝返る可能性が高いだろう。

2009年8月9日施行第45回衆議院議員総選挙シミュレーション(No.5) 
http://www5a.biglobe.ne.jp/~nobutugu/kakusei04/election01.htm

私のいい加減な予想と違ってこれは力作です。

 

************************************************************

記事が面白いと思ったら下のリンクをクリックしてくだされ!!
 <(_ _)>

http://blog.with2.net/link.php?312621

http://blogranking.fc2.com/in.php?id=104777

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。