メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 09/07/09  2009/07/09


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Stock Mission
本日の相場総括・明日への展望

http://www.stock-mission.com/            2009年7月9日 発行
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□本日の結果
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07/09 07/08特別会員銘柄TE +2.53% 合計+2.53%
07/09 07/08特別会員銘柄AP +1.32% 合計+1.32%
07/09 07/08一般会員銘柄RG +1.71% 合計+1.71%
07/09 07/06特別会員銘柄NS +2.69% 合計+6.87%
07/09 07/02特別会員銘柄DW +4.71% 合計+11.28%

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■本日の市場動向
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本日の日経平均は129円安の9,291円と続落となりました。
昨晩の米市場は小反発となりましたが、シカゴ日経先物が安く返ってきた
こともあり、朝方から売り優勢の展開となりました。
NY時間において円が91円まで急伸したこともあり、想定為替レートを95円に
置いている主力企業が業績悪化懸念から軒並み売られる展開となりました。
前場は、9,300円を割り込まず、先物に大口の買い戻しが入ったことで
下げ渋りの動きを見せましたが、後場に入ると香港の軟調推移から
先物への買いが止まり、上値の重さから戻り売りに押されました。
9,300円近辺での安値揉み合いとなりましたが、大引けにかけては
明日のオプションSQを意識した先物売りが出たことで、
9,300円を割り込んで安値引けとなりました。


□相場総括
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短期基調は下向き継続、中期基調も下向き継続となっております。
6日続落していたこともあり、本日は反発が期待されながらも、
シカゴ日経先物が安く終わったこともあり、自律反発に期待して
昨日に押し目を拾っていた投資家の投げも入り、終日軟調となりました。
本日もSQを意識した先物主導の動きとなりましたが、先物が強いというよりは、
現物の商いが弱すぎて先物の動きに動かされる格好となっております。

先物の手口では、これまで相場の方向性を作ってきたクレディスイスですが、
昨日のメルマガでも指摘した通り、日経平均型で869枚、TOPIX型で496枚と
小幅ながら買い越しとしてきました。
とりあえずクレディスイスのSQに向けた先物売りの積み上げは終了した
格好となりましたが、まだショートポジションが13,000枚ほど積みあがって
いることもあり、どこで買い戻してくるかが注目されるところです。

本日の前場の下げ渋りを演じたのはゴールドマンサックスのようで、
3,497枚の買い越しとなっております。
ゴールドマンサックスも大きなショートが積みあがっていたため、
これらをSQ前に買い戻してきた格好となっております。
他、買いではドイツ証券の1,579枚、野村の1,249枚と続きます。
売りでは、目立った大口売りはありませんでしたが、後場にかけての
下げを演じたと思われる、JPモルガンの1,606枚、大和SMBCの1,334枚、
日興シティの1,233枚の売り越しが確認されます。
大和SMBCと日興シティは、相場展開の悪化から、改めて新規にリスクヘッジの
ための売りを入れてきたものと見られております。
明日のSQを通過した後の、各金融機関の動向について注目されるところです。


□新興市場動向
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新興市場は3指数揃って下落となりました。
相場の地合の悪化もありますが、寄り付きの段階から外資を中心として
ネット関連主力に対して売り仕掛けが入ったことで、
大きく売られる展開となりました。
マザーズ指数は今年最大の下げ幅を記録し、上位銘柄ほど個人の投売りから
軒並み大幅下落となっております。
ただ、市場関係者の一部からは、一過性の売り仕掛けと声も聞かれ、
意図して個人の投げを誘ったとの見方もあります。
売りが一巡した場面からの反転の可能性もありますので、
主力ネット関連銘柄を中心に動向を見ておきたいところです。


□個別銘柄動向
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本日は東証1部、新興市場に限らず幅広い銘柄が売られ、
全面安に近い商状となりました。
セクターでは、大手銀行、証券、大手不動産は続落、円高警戒から
自動車、ハイテクなども続落となっております。
原油価格を中心に商品価格の下落から、鉄鋼、商社、石油、資源関連銘柄も
軒並み売られました。
一方で、商船三井、日本郵船の格上げからばら積み船中心の海運は堅調推移と
なりましたが、後場にかけては失速し上げ幅を縮小しております。

場中紹介銘柄では、ヤマタネ (9305)、第一中央汽船 (9132)、
ソフトブレーン (4779)、明治海運 (9115)、
ダヴィンチ・ホールディングス (4314)、レーサム (8890)などが
買われました。


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■今晩の海外市場の動向
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今晩の米市場は続伸が期待されます。
昨晩の引け後のアルコアの決算が好調であったことからGlobex先物が
堅調推移となっており、これまでの下落のショートカバーの流入継続が
期待されます。

昨晩の米市場はダウが14ドル高と上昇しました。
朝方からショートカバー優勢となり、一時55ドル高まで買われましたが、
ガソリン在庫の増加から原油価格が下落となり、エネルギー関連銘柄を
中心に売られ、ダウも下落に転じる場面がありました。
ただ10年物米国債入札が好調だったこと、財務省が官民投資プログラム
(PPIP)について、最大400億ドルの不良資産を買い取るなどの詳細を
明らかにしたことから、大引けにかけて再度プラスに転じました。


□注目米主要企業決算・経済指標
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米主要企業決算発表は予定されておりません。
経済指標では、新規失業保険申請件数、5月卸売在庫が予定されております。
予想では、新規失業保険申請件数が60.3万件(前回61.4万件)、
5月卸売在庫が-1.0%(4月-1.4%)となっております。
新規失業保険申請件数は注目指標でありますが、既に雇用の悪化は
雇用統計で示されていることからも、予想から余程乖離しない限り
材料視されないと見られております。
ただアルコアの好決算から、幾分企業業績への懸念が和らいでおりますので、
新規失業保険申請件数の改善が指数を押し上げる可能性はありそうです。


□その他海外注目材料
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今晩は30年物米国債の入札が予定されております。
直近の国債入札は好調な結果を続けており、今晩も好調な結果が
予想されておりますが、仕組み債による為替の動向に注意が必要です。
他、米商品先物取引委員会(CFTC)の商品先物に対する持ち高制限の検討を受けて、
連日商品市況の下落が目立っております。
昨晩も原油価格の下落が、株式市場の足を引っ張っておりますので、
今晩も原油価格を中心に商品相場、株式相場への影響を含めて
動向が注目されます。
また要人関連では、デューク米FRB理事、スターン米ミネアポリス連銀総裁
の講演、コーン米FRB副議長の証言が予定されており、
景気見通しについての発言内容に注目が集まっております。


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■明日の展望
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明日は自律反発の買いが優勢、底堅い展開を想定します。
テクニカル面でも短期的な突っ込み感があり、7日続落している後という
こともあり、ショートカバーの流れが期待されます。
ただ為替の円高や全体的な相場環境の悪化、週明けからの米決算本格化を前に
上値は戻り売り圧力が強い展開となりそうです。


□テクニカル分析からの展望
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日経平均は7日続落となり、一目均衡表の雲の上限レベルでの攻防となり、
節目の集中する9,300円どころでは下げ渋る動きも見られました。
明日からは一目均衡表の先行スパンの上昇が切りあがってくるため、
これに乗じて反発の動きが見られるかに注目されます。
ボリンジャーバンドで見ても-2σを下放れていることから、売られ過ぎが
意識されるところであり、これに対する修正があってもおかしくありません。
ただ反発基調となっても、25日線や基準線などが上値抵抗として働くほか、
ダブルトップ形成からの下への意識から、短期的には節目の9,000円を
意識してしまう可能性もありそうです。

週足で見ると、一目均衡表の雲の下限を割り込んでしまったため、
雲の下限の9,430円近辺が抵抗線として意識されます。
また日足の雲のと違って、週足の雲の下限は下向き推移となりますので、
この下限にいつまでも抑えられるようだと、9,000円割れの可能性も出てきます。
明日の週間終値ベースでどこまで戻すことができるのかが注目され、
続落するようなら、雲の上限が強い抵抗線として意識されそうです。


□総括・今後の方針
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日経平均は7日続落、マザーズ指数は暴落と、短期的なリバウンドが
入ってもおかしくない水準に達しております。
SQのイベント通過の要因から、先物への買戻しが始まる可能性も指摘されており、
明日の動向については注視する必要がありそうです。
ただ為替は円が急伸し、今後の1Q決算が本格化する7月末に向けて、
企業業績懸念の警戒感が高まることが必須と見られており、
輸出関連を中心とする大型株にとっては厳しい状況にあります。
明日、または来週始めくらいまでは、自律反発の動きを狙って
短期回転で利益を積みたいところですが、相場全体が悪化してきておりますので、
あくまでキャッシュポジション高めを維持、余裕ある範囲での
小口拾いに留めておきたいところです。

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□本日のメルマガ銘柄
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テクノマセマティカル (3787)
現在値:191,800円

本日はマザーズ指数の大幅下落を受けて同銘柄も続落となり、
9%超の大幅下落を演じました。
テクニカル面で見ると売られ過ぎからの自律反発が期待される水準まで達し、
外資系ファンド筋などは、本日の突っ込んで売られた新興市場銘柄の
押し目を狙ってみたいとの動きが見られますので、
短期的な戻りに期待してみたいところです。
ただ、あくまでテクニカルによる反発を見越しての買いとなります。
相場環境は悪化しておりますので、短期小口、ある程度の割り切りで
見ておきたいところです。

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