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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2009ー06−21-------第325 (毎週日曜日発行 地方の札所を巡る旅 近江三十三観音 10 マキノ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ マキノ 近江三十三観音 9番札所 【大崎寺】 真言宗 14−9−12 マキノの町から琵琶湖に突き出ている名も付いていない半島,海津大崎へ向かう、 澄んだ湖水の水が道際まで寄せて来る、桜並木が続く気持の良い湖岸道路を行く 半島の先端近くの丘の上に 大崎寺 がある。 湖岸道路から急な坂道を登り、赤い手すりがついた階段を登ると、 白壁と朱の柱の美しい『本堂』が琵琶湖に向かって間口を開き建つ 、ここからの琵琶湖の展望が素晴らしい。 ご本尊は中央の厨子に十一面観世音菩薩、左脇侍に毘沙門天、 右脇時に不動明王が安置されている。 本堂から右一段下がったところに宝形造りの『阿弥陀堂』がある、 明智光秀に攻められた安土城の信長の家臣 蒲生賢秀等 血が染みこんだ城材で作られた天井『安土の血天井』がある、 今でも梅雨期には血痕が染み出しその痕跡が現れるという。 この付近は桜の名所で水上勉の「桜守り」にも登場する、 琵琶湖八景「暁霧 海津大崎の岩礁」の名勝で、 岬の先端に突き出た岩礁はなかなかの景色である。 所在地 高島郡マキノ町海津 0740−28−1215 |