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===================================================== 発行部数 26 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2009/06/12 (Fri) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.金曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 金曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル スマイル 局 名 TBS系 放映日時 金曜22時 キャスト 早川ビト(松本 潤) 三島 花(新垣結衣) 町村しおり(小池栄子) 金太 (河井金太)(徳山秀典) ブル (風間健児)(鈴之助) 古瀬刑事(北見敏之) 高柳刑事(池内博之) 林 誠司(小栗 旬) 柏木啓介(勝村政信) 町村宗助(前田 吟) 町村みどり(いしだあゆみ) 伊東一馬(中井貴一) 脚 本 宅間孝行 主題歌 椎名林檎 『 ありあまる富 』 あらすじ 第9話「運命の裁判員裁判始まる」 裁判におけるビト(松本潤)の状況はかなり不利なものと伊東(中 井貴一)は強く認識していた。無実とはいえ前科があり、執行猶予中 のビトはかなり残虐なイメージを持たれている。また殺人を犯したと いう事実には変わりはない。 「争点は極刑か否か……」 伊東は極度の緊張感を持っていた。 裁判が始まった。検察の起訴状朗読が行われた後、ビトは罪状認否 に立った。ビトは事実を曲げずに述べた。林(小栗旬)を殺害したこ とは事実であるが、警官に暴行を加え、銃を奪ったのは林である。ま た旅館に立てこもったというのは間違いであると。 伊東は、冒頭陳述でビトの殺人で罰を受けることに異論はないもの の、殺人に至るまでに追い込まれた経過をよく理解していただきたい、 これは正当防衛であると訴えた。 第1日目の評議。裁判員たちはそれぞれの印象を持ったようだった。 ビトはそんなに悪そうに見えないととらえる人もいれば、凶悪そのも のと決めつける者もいた。ビトの前科について検察と弁護側で意見が 真っ向から対立した。検察はビトがやったと言い、伊東は冤罪を主張 していた。最終的には3日目に全員一致を目指しながらも多数決で決 まる、評議の空気は重かった。 次の日からは証人尋問が始まる。伊東は花(新垣結衣)に念押しし た。マスコミも大勢いてプレッシャーがかかるので無理する必要はな いと。しかし花は怖いけれど証言に立つときっぱりと言った。 第2日目。証人調べ。検察側はビトの殺人は計画的犯行であると主 張した。ビトは林の心臓を狙い澄ましたように射抜いている。とても 正当防衛のためにとっさに撃ったとは見えず、初めから殺意があった と。 証人尋問が始まった。暴行を受けた警官に対し伊東は説明した。怪 我の部位が背中の左半分に集中していることから左利きの殴打である のが自然である。ビトは右利きで、林は左利き。だから殴打したのは 話であると。警官は黙り込んでしまった。 弁護側主尋問と検察反対尋問。伊東の質問によって林が相当凶暴な 人物であることが浮き上がった。次にみどり(いしだあゆみ)が証言 に立った。伊東は林が元従業員を使って町村フーズに風評被害を負わ た、銀行は融資を止め、追い詰められた宗助(前田吟)は自殺したと。 検察はそういう経緯からビトが林を恨み殺したのではないか?と聞い た。 「あなたはお気の毒ですね。人がみな何かをされたら仕返しをするも のではありません。ビトはまっすぐな子で、何かをされたら恨むよう な人ではありません」 みどりの言葉に法廷の空気ががらりと変わった。 第2日目評議。裁判員の多くがビトに情状酌量の余地があると考え 始めた。特にビトがすべて包み隠さず話す態度に真摯さを感じたよう だった。ビトは林について、自分を差別から守ってくれた人と述べた。 林の仲間に入ってから自分を馬鹿にする人はいなくなった。それで自 分自身が強くなれた気がしたと。 林には偏見がなく信頼できる人という意識があった。けれど、事件 のときは自分の大事な人が暴行を受けたこと、そして、彼の言葉から 「フィリピン野郎」という言葉にそれまでの信頼感が切れ、このまま では自分の人生が踏みにじられる思いに駆られた、ビトはそう説明し た。 ビトの人間性が伝わったのを感じて伊東は流れが変わったと思えた。 そして3日目、花が証人尋問に立つ。ビトは花に負担をかけるのが心 に重くのしかかった。面会に訪れた花はビトに「ナニガアッテモアキ ラメナイデ、ヤクソク」と笑顔を見せた。 花は事件当日、林から受けた暴行について証言した。これによって 林の印象は相当悪くなった。巻き返しをはかる検察は反対尋問でかな り厳しい尋問を加えた。なぜ殺人を加えたビトをかくまって逃走した のか?事件を隠ぺいしようとしたのではないかと。花は苦しそうな表 情を浮かべた。ビトはうずくまるようにして耐えている花を見るのが つらかった。だがそのときだった。 「違います!」 皆が驚いた。花が声を出したのだ。花自身も驚いていたが、しっか りとした口調で続けた。「彼は心の優しい人です。信頼できるひとな んです!」 だが、検察側は冷静だった。 「では話を変えましょう。あなたの父親は……」 その瞬間伊東はしまったと思った。検察は花の父親が世間を騒がせ たマルチ商法の代表だったことに触れた。そのとたん法廷の空気が騒 然となった。その反応に花は呼吸不全に陥り、倒れこんだ。ビトは介 抱しようとして止められ、伊東は唇をかんだ。 「花ちゃん、花ちゃん!」 ビトの大声が空しく響いた。 寸 評 ビトと林の過去の関係が明らかになり、ビトが林から離れられな い理由がわかったのは良かったのですが、ずっと疑問に思っていたの でもっと前に明らかになっていた方がよかったかなと思いました。い くら恩人でも林のやっていることが悪いことなのは明白ですので、や はりビトが林にグループに加わっていたというのはかなりマイナスな 要素に感じます。みどりの言うまっすぐで素直な子というのがどうし ても釈然としないので、ビトが悪い奴じゃないというインパクトが弱 く感じるのです。林とつるんでなければビトにもっと共感できるのに と思ってしまいます。 執 筆 者 けん() ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- ある地域団体からホームページ作成を依頼されました。仕事の職種からして パソコンに詳しいと思われてしまうのですが、実際はそんな詳しいわけでもな くホームページも作ったことがないので、休日を利用していろいろ調べながら 四苦八苦し、数か月かかってようやく完成しました。今後はメールマガジンの 発行なども手掛けていくことになるのでまだまだ忙しく、ゆっくり休みたいと 思う昨今です。(けん) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |