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タイトル:NO=324 近江三十三観音   2009/06/14


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 2009ー06−14-------第324 (毎週日曜日発行
  地方の札所を巡る旅 近江三十三観音 9 今津
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今津  近江三十三観音 8番札所 【酒波寺】 真言宗  14−9−12

琵琶湖の西岸 今津の里に酒波寺はある。

自然石の寺標が両脇に建つ、一つは寺の名、もう一つは十九ケ村祈祷所とある。
この付近の部落の祈祷所になっているのかな。

参道の両側は石垣が積まれ、桜の並木が続く、
参道の途中 山の清水の流れが横断している、左側は公園になっている。

手洗い場の水は谷川の水がパイプで引かれ常時流れている、
自然石が乱積みされた自然味あふれる石段を登る右側は
真っ直ぐに伸びた杉林が、左には名所『江戸彼岸桜』がある、
これは1572年信長の比叡山焼討ちの際、幹が半分焼け残った
推定樹齢4〜500年の桜で,現在もピンクの花を咲かせている。

山門を潜ると正面に『本堂』が建ち、ご本尊は千手観世音菩薩、
本堂左隣の『護摩堂』には見事な不動明王が安置されている。

本堂右脇の地下道を潜ると裏山への道、落ち葉が積もる長い石段が伸びている。

石段の途中左に1584年建造の『山王大権現』の社が、
更に石段を登る右側に竹林が、木立が深くなる、

付近には巨木が所々に枝を広げている深山の雰囲気、
頂上には『愛宕社』が建っている、裏山全体が境内で静かな山寺である。

 所在地 高島郡今津町酒波  0740−22−0338

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