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宗教法人宇宙真理学会の経営するラブホテル休憩料はお布施です 「宇宙真理学会」なんてほとんどの人が知らないだろう。 1983年に設立された香川県仲多度郡多度津町に本部がある宗教法人で、本尊は大宇宙生命光元神である。 しかし、今回の事件でだいぶ名が売れてしまったようだ。 この教団はその存在をあまり世間に知られたくないという変わった考えを持っている。 本部は多度津町にある10階建てマンションの一室だが、ここ20年間人の出入りはない。 宇宙真理学会は、長野、群馬、新潟、岐阜、静岡の5県で、少なくてもラブホテル23店舗を経営している。 特に布教活動をしているという情報はないので、この宗教法人の活動はラブホテルの経営が中心であると思われる。 ただし、実質的に運営しているのは長野県千曲市のキノコ・野菜類加工販売会社の前社長(71)である。 登記簿などによると、同会は設立後休眠状態となり、94年にこの食品会社に買収された。食品会社は68年ごろからホテル事業に乗り出している。 会社の関係者は「取材には応じたいが、今、コメントができない」と話している。 ラブホテルを新築するわけではなく、老朽化したラブホテルを買い取って系列化する手法をとっているようだ。 老朽化しているので料金も格安である。 「休憩3時間3000円・宿泊5000円」の統一料金らしい。 ラブホ休憩料を「お布施」に 宗教法人14億円所得隠し http://www.asahi.com/national/update/0608/TKY200906080297.html 長野市の繁華街の一角にあるラブホテルは、玄関前には大きな観音像と「喜捨をお願いします」や「世界の恵まれない子供たちに手を差し伸べ、少しでも多くの幼い命を救うために」などと記されたプレートもある。 室内にも、寄付を募る張り紙やお金を入れる箱が設置されているという。 室内にはおわんが置いてあって、そこに寄付のお金を入れてくれと張り紙されており、実際に月に200〜300円くらいの寄付も集まっているらしい。 ホテル従業員は「フロントの奥の方に、奥さんとか今の会長さんが来ると、線香上げていく仏像があるので」と話した。 宇宙真理学会の登記簿の法人の目的欄には、「宇宙の真理の教義をひろめ、儀式行事を行う」などと記載されている。 この宗教法人宇宙真理学会が経営する系列ラブホテルは施設が古くさいにもかかわらず、料金の安さが受けて結構地元では評判がよろしかったようだ。 しかし、ホテルの宿泊料など収入の一部を非課税のお布施と装って計上したなどとして、関東信越国税局から2008年2月期までの7年間に約14億円の所得隠しを指摘されてしまった。 公益法人に当たる宗教法人は実質的な税率が低いので、追徴税額も重加算税を含めて約3億円程度で済む。しかし、同学会は異議を申し立てている。 争点は、宿泊料などの6割前後を売り上げとして計上し、残りは利用客からのお布施として収入から除外していた点にある。 同国税局は、「非課税となるお布施を装った法人税逃れの行為と判断した」と見られる。 同法人はあくまで「お布施である」と主張するつもりであろう。 宇宙真理学会の理念はなかなか崇高である。実質的に経営している食品会社に勤めている社員も、得度して給料を放棄し、「お布施」として受け取れば、世俗の税金から逃れられる極楽人生が開けるかもしれない。 ************************************************************ 記事が面白いと思ったら下のリンクをクリックしてくだされ!! <(_ _)> http://blog.with2.net/link.php?312621 http://blogranking.fc2.com/in.php?id=104777 |