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タイトル:憂国通信  2009/06/09


国民愚弄保険 保険料格差3.6倍のデタラメ 


国民健康保険:保険料格差3.6倍…市区町村・本紙調査
http://mainichi.jp/select/today/news/20090608k0000m040111000c.html

国民健康保険の保険料で、最大3.6倍の地域格差が生じているらしい。
同じ日本人でありながら住んでいる場所が違うだけで年間30万円以上も格差が発生するのである。
こんなデタラメな保険制度では未加入者が増加するのも道理である。

デタラメをやらかす政府に投票してしまう国民の無知ぶりも悲しい。

自営業者や農漁業者のほか、年金生活者や失業者の加入せざるを得ない国民健康保険は不公平な制度である。
126市町村(全体の7%)が、何と所得の20%以上の保険料もぼったくっていることも判明した。

06年度の厚生労働省の調査で、国保加入の1世帯あたりの平均所得は166万円だった。以前は約220万円くらいの所得があったようなので、それだけ国民の生活水準が悪化したのである。厚労省は「世帯所得200万円で、40歳代夫婦と未成年の子2人の4人家族。固定資産税額は5万円」というモデルを設定し、年額の保険料算出を求めた。
こんな低所得で現実に生活できるかはさて置いて、出された結果は以下の通り戦慄すべき内容だった。

08年度の最高額は、大阪府寝屋川市の50万4030円で、北海道喜茂別町の50万2500円、福岡県矢部村の49万800円が続いた。最低額は東京都青ケ島村の13万9900円。続いて神奈川県開成町の16万2560円だった。
青ヶ島は離島なので特別かもしれないが、開成町はどうして安いのだろうか?

開成町
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%8B%E6%88%90%E7%94%BA

失礼ながら何の変哲もない町である。どうして国民保険料が安いのかは謎である。

一方、寝屋川市では、子どもが1人増えるごとに4万2160円ずつ増額される。今回のモデルで所得を400万円に設定すると、同市の保険料は80万円を超える。とてもこんなところでは子作りに励めそうにもない。

全国平均額は、08年度で前年度比4%増の32万5165円だった。
しかも、値上がりする傾向に歯止めがかかっていない。
もう一度確認しておくが「世帯所得200万円で、40歳代夫婦と未成年の子2人の4人家族。固定資産税額は5万円」というモデルを設定した場合である。
世帯所得が400万円なら、保険料は60万円を超えている計算だ。

保険料高騰の言い訳としては、「被保険者の高齢化と医療高度化による医療費増」を挙げる自治体が多かった。
役人・天下りと医師会が結託して高齢者を薬漬けにしてぼったくり、請求されるままに保険料を支払っている構図が見えてくる。
しかし、寝屋川市が全国平均よりも突出して高齢化しているとも、最新の高度医療環境が整備しているとも思えない。

寝屋川市
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%9D%E5%B1%8B%E5%B7%9D%E5%B8%82

どうも、寝屋川市民もなぜこんなに保険料が高いのか納得できないようだ。

05年3月議会で、国民健康保険特別会計予算に、反対討論をおこないました
http://homepage2.nifty.com/yosimoto/000giinjidai/sisei/sisei_kokuho.htm


保険料を高額設定せざるを得なかった自治体から、国に対する批判も多かった。
責任のなすり合いだが、保険制度の権原は国家が握っているので、無責任な自民党政府が諸悪の根源であることは確かだ。
そんな奴らに投票してしまった国民は、罰として保険料地獄を苦しまなければならないのである。

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