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===================================================== 発行部数 26 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2009/05/28 (Thu) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.木曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 木曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル BOSS 局 名 フジテレビ系 放映日時 木曜22時 キャスト 大澤絵里子(天海祐希) 野立信次郎(竹野内豊) 木元真美(戸田恵梨香) 花形一平(溝端淳平) 脚 本 林宏司 主題歌 Superfly「My Best Of My Life」 あらすじ 第7話 女と女の心理戦! 浴槽に、男を沈めて、溺死させる女。 その後、女は手袋をはめた手で、ポジフィルムを探し、お酒の中身 を流しに捨てて瓶を空にし、服を浴室の前にまとめる。 『捜査一課特別犯罪対策室』の室長、警部・大澤絵里子(天海祐希) のところに、テレビへの出演依頼。 うらやましいよと言う参事官補佐の野立信次郎(竹野内豊)に、事 件絡みならまだしも、広告塔のような出方はイヤだ、と言う。 信次郎は絵里子に、バッチリ、メイクして行けよ。そうすればアッ プにも耐えられる。イケメン俳優と知り合えるかもしれないぞ、と言 う。 JapanTVの番組に出る絵里子。 女性初めての捜査一課、『捜査一課特別犯罪対策室』の室長として、 プレッシャーは感じませんか?とキャスターの高峰仁美(富田靖子) から問われ、プレッシャーは無い。優秀で、仕事熱心な部下達がいる から。自主的に仕事とプライベートを両立しているという。 それよりも、アメリカで培ったプロファイリングの技術をどう適用 するかが重要だという。 ただ、プロファイリング技術は、汎用的な技術なので、誰でも勉強 すればできる、と言う。 ふと絵里子が前を見ると、おしゃれなかっこうをした信次郎が、女 性タレントをナンパしている。 番組後、仁美は絵里子に、プロファイリングは、私生活にも使える のか聞く。相手の男性が、自分に気があるかどうか分かるか、とか。 絵里子は、私生活はただの女性ですから、と答える。 すこにテレビ局のスタッフが来て、脅迫状が届いたという。 『キャスター生命を絶ってやる』とあるが、仁美は、キャスターを やっていると、こんな脅迫状なんて、しょっちゅう届く。一々気にし ていないの、と言う。 仁美は、仕事を持って、一生独りで頑張っていくところ、似ている わねと言うが、絵里子は別に独身を通す気があるわけじゃないんだけ ど、と口の中でつぶやく。 仁美の右腕には包帯が巻かれていて、袖口からちらりとぞく。 その頃、『捜査一課特別犯罪対策室』では、うるさい上司がいない、 とみんな好き勝手をやっている。 『捜査一課特別犯罪対策室』に戻る絵里子。 木元真実(戸田恵梨香)一人がいて、誰も絵里子のテレビは見てい なかった。テレビ自体はついていたけど、と言う。 絵里子は、録画ぐらいしておく、可愛い部下はいないのかねぇ、と ため息をつく。 管理人が、家賃を三ヶ月滞納している賃借人に対して、今日は中へ 入れて貰うよと言って、合い鍵で開けて中へはいる。 賃借人の返事は無い。 風呂場を覗くと、賃借人は浴槽に沈んで死んでいた。 悲鳴を上げる管理人。 刑事部長・丹波博久(光石研)に呼ばれる絵里子。 安田弘文という36歳のフリーカメラマンが、目白の自宅の風呂で 溺死していた。 事故死なのは明らかなのに、マスコミが騒いでいる。捜査する格好 を付ける必要があるが、捜査一課の係長の小野田忠(塩見三省)班を 投入するほどのことはない。だから、『捜査一課特別犯罪対策室』で 捜査してくれ、と言う。 『捜査一課特別犯罪対策室』に戻った絵里子は、みんなに、事件の 捜査だという。 安田はゴシップ写真を撮っていて、そのせいで自殺したり、バッシ ングされたりした芸能人も多く、安田を恨んでいる人間も多い、と言 う。 『裸の写真をばらまくぞ』と脅されたタレントもいる。 花形一平(溝端淳平)は、こんなくだらない事件じゃなくて、 『24』のような事件をやりたい、と言う。 絵里子が、容疑者の中には、グラビアアイドルもいると言うと、俄 然やる気を出す花形と山村啓輔(温水洋一)。 絵里子は、安田に関係がある芸能人、芸能プロダクション、出版社 などを調べるよう言う。 花形と山村は、被害に遭ったタレントを調べるように。 岩井善治(ケンドーコバヤシ)と片桐琢磨(玉山鉄二)は、出版社 などを調べるように。 絵里子と真実は、現場を調べると割り当てる。 現場で真実は、所轄が調べた通りだ、と言う。 絵里子は真実に、ソファーに座るよう言う。手の届くところにグラ スがあり、何本もの酒瓶が空になっている。 絵里子は真実に、ソファーから立ち上がり、バスルームに向かうよ うに言う。 バスルームの前で服を脱ぐよう言う。 本当に服を脱ごうとした真実に、ふりでいいと絵里子。そして、浴 槽に入るよう言う。 絵里子は、あまりに常識的なところに、常識的なものがありすぎる。 泥酔していた安田が、本当にそんな普通の行動をし、服をきちんと片 隅に置くなんてこと、するだろうか、と言う。 真実は、安田のポジを時系列に沿って整理してみたという。 すると、最近仕事が落ち込んでいることがわかる。だからなりふり 構わず、スキャンダル写真を売り込んでいたのだろう。 真実が10年前の6月だけ、とてもポジの数が少ない、と示す。 その月、安田は体調を崩していたのか、旅行へ行っていたのか、事 件が少なかったか、盗まれたか。 山村が、その月の事件は5件。有名なのが、ストーカー殺人事件。 17歳の女子高生がストーカーに殺された。その事件のスクープ映像 が決めてとなり、犯人は逮捕された。 そのスクープを撮ったのか、イブニング・エースの仁美たち。 真実は、絵里子と仁美は似ていると言う。どちらも仕事熱心だし、 と。 テレビ局で絵里子は仁美に会う。 仁美は、事故死で片付けられた事件を、自分たちが騒いだので、再 捜査になって、と言う。 絵里子は、再捜査できて良かった。初動捜査の時には見つからなか ったものも見えて、女好きの上司も、他殺で捜査することに同意した、 と言う。 絵里子は、プロファイリングによって犯人像は絞れている、と言う。 犯人は物事を順序立てて考えられ、几帳面で、完璧主義者。 そして、事件現場で、どんな捜査がされているかよく知っている人。 職業で言えば、警察関係者、法曹関係者−−検事、弁護士、そして報 道関係者。 わたしみたいな?と仁美。 そして、よくそんなに絞り込めますね、と仁美。 絵里子は、男についても、これだけ絞り込めればいいんだけど、と 言う。そして、仁美の腕の怪我は治ったのか聞く。先日、包帯してい たけれども、脅迫状を出した人に、やられたのか?と。 仁美は、あの怪我は転んでしまって。ああいうストーカーみたいな 人は、遠くから攻撃するだけで、近寄っては来ない。これは仁美のプ ロファイリングと言う。 科捜研で鑑識官で監察医でもある奈良橋玲子(吉瀬美智子)は、絵 里子の読み通りだったという。 絵里子は、テレビ局で人気のタレントに会ったと、自慢げに言う。 玲子は、その人、自分の昔の男、と言う。 絵里子にも男、いるんでしょ。でも、女の魅力は、顕微鏡で見なけ れば分からないようなものではダメ。分かりやすいものでなければ、 と言って、やってみせる。スカートのスリットからすらりとした太も もがのぞく。 玲子は絵里子に、男と仕事の両立は難しいという。 玲子にとって大切なのは仕事。恋愛は人生のスパイスに過ぎないと 言い切る。 岩井が情報を持ってくる。プロデューサーの東郷秀典と安田が、激 しく言い争っているのを見た人がいる、と。 東郷と安田に仕事上のつながりはない。 ただ、10年前、仁美がストーカー殺人のスクープを得たときのプ ロデューサーが、東郷だった。 あの盗まれたポジフィルムに、東郷と仁美と安田をつなぐ何かが写 っていたのだろう。 絵里子は、安田の爪の拡大写真を並べる。爪の断面はギザギザにな っている。でも、それは日常生活ですぐに削れてしまって、平らにな る。 安田は死ぬ直前に爪を切ったか、あるいは死後、誰かが切ったかと 真実。 テレビ局の食堂に現れる絵里子。食事をしている仁美に声を掛ける。 室長自らお出ましなんて、優秀な部下たちはどうしているのかしら? と仁美。 そういう仁美も、自ら現場に出ている。そういうキャスターって、 滅多にいないんですって、と言う。 仁美は、人の情報はいらないから、と言う。 絵里子は、10年前のストーカー殺人事件の時、すごいスクープだ ったんですって?と言う。 仁美は、たまたま近くで取材していたから、と言う。 絵里子は、そういう偶然って、滅多にないのよね。まるで事件を呼 び寄せているよう。 あの脅迫状、安田が出したようですね、と絵里子。 きょとんとする仁美。 この間、殺されたカメラマンよと絵里子が言うと、気にしていない から、と仁美。 仁美はこれから仕事があるから、と自席に戻る。 するとそこに花形がビデを借りに来ている。ストーカー殺人事件の 録画だ。 絵里子は『捜査一課特別犯罪対策室』で、その映像を50回以上も 見ている。 そして、分析をする。 ビデオに低周波音が入っている。その音が、途中で突然消えている。 その低周波の正体は、近くの川を通っていた船のエンジン音。こう いう音は、船が遠離るに従って、徐々に小さくなっていく。こんな風 にプツッと聞こえなくなることはない。あの大きさの船なら、音が聞 こえなくなるまで、2分はかかる。すなわち、このテープは巧妙に編 集されている。少なくとも、2分はカットされている。 その間、仁美と東郷は、女子高生が殺されるところを傍観していた。 スクープ映像を撮るために。 そのことを安田にかぎつけられて、脅されていたのだろう。 絵里子は仁美と東郷を任意で引っ張ると決める。 東郷の前に現れる黒ずくめの女。 絵里子達がテレビ局に仁美を訪ね、任意での事情聴取を伝えると、 夕方の生放送が終わったらと、仁美。 絵里子は、それでいい。それまで待っている。そして必ず取調室に お越しいただく、と言う。 東郷の前に、岩井と片桐が現れ、任意での事情聴取に引っ張る。 22日午後11時のアリバイを訪ねるが、黙秘する東郷。 東郷は、岩井が怖い顔で尋問しても、すべて黙秘を貫く。 突然東郷はお腹が痛いと言って立ち上がると倒れ、そのまま動かな くなる。 岩井が東郷の心臓音を確かめ、片桐は口を押さえる。 仁美を待っている絵里子の携帯に着信。 放送を終えたはずの仁美が、臨時ニュースを読み上げる。 本日午後6時45分頃、警視庁で事情聴取中の男性が亡くなった。 死因は不明、と。 刑事部長に呼び出される絵里子。取調中の人物が急死なんて、前代 未聞の大スキャンダルだと、絵里子を責める。 『捜査一課特別犯罪対策室』で仁美の番組を見ている『捜査一課特 別犯罪対策室』のメンバーたち。 仁美は、昨日亡くなった東郷から、手紙が今朝届いた。その内容が あまりにショッキングなため、テレビで公開するか、躊躇したが、公 開することにした、と言う。 東郷の手紙には、10年前のストーカー殺人事件のテープは、女子 高生を発見後、すぐに助けに入ったように見えるよう、編集した。そ の編集作業を安田に見られ、脅された、とある。 呆然とする、絵里子達『捜査一課特別犯罪対策室』のメンバー一同。 玲子がやってきて、東郷の死因が分かったという。カプセル状のも のに入っていた青酸カリを飲まされて絶命した。溶けたゼラチン質が 東郷の胃から見つかった、と。 真実は、カプセルはだいたい一時間で溶けるという。 仁美のことは、午後4時まで自分たちが見張っていた。そして東郷 の取り調べは午後5時から7時。仁美に東郷は殺せない。 絵里子は、絶対裏があるはずだという。 『捜査一課特別犯罪対策室』に小野田が乗り込んできて、たった今 からこのヤマはうちの管轄になった。『捜査一課特別犯罪対策室』の メンバーは、処遇が決まるまで、『捜査一課特別犯罪対策室』でおと なしくしているように言う。 絵里子は信次郎に、『捜査一課特別犯罪対策室』での捜査の続行を 頼むが、無理だと却下される。 絵里子は、この事件は絶対に解決すると立ち上がる。 でも、誰もついてこない。 仁美の前に現れる絵里子。 絵里子は謹慎になったのでは?と仁美。 『捜査一課特別犯罪対策室』に信次郎がやってきて、絵里子は辞表 を預けていった。絵里子に真顔で頼まれると、怖いよ。単独行動を取 ったことで、絵里子はクビになるだろう。そうしたら、再就職は難し いだろうな、と言う。 絵里子は聞き込みをしている。 絵里子が『捜査一課特別犯罪対策室』に現れると、メンバーが次々 と報告を挙げる。聞き取り捜査や、東郷の胃からニトロセルロース樹 脂が見つかったことなど。 また仁美の前に現れる絵里子。 もうすぐ放送が始まるので、早く頼む、と仁美。 絵里子は仁美に、スクープを話す、と言う。犯人は仁美。 仁美は、カプセルは1時間しか持たない。だから、自分には無理だ という。 絵里子は、時限装置は、塩酸ドラミドとニトロセルロース樹脂。 塩酸ドラミドは、腸の動きを止める薬。ニトロセルロース樹脂はマ ニキュアのクリアコートとして使われる。 青酸カリを入れたカプセルに、ニトロセルロース樹脂を塗り、それ を一回り大きいカプセルに入れた。そのカプセルには、塩酸ドラミド の粉末を入れてある。 それをどうやって飲ませるの?と仁美。 絵里子は、東郷は糖尿病を患っていて、4時間おきに薬を服用して いた。その薬をすり替えたのだという。 東郷が最後に薬を服用したのは29日午前0時頃。その頃東郷と一 緒にいた人物が、駐車場の防犯カメラに映っていたと、写真を見せる。 こんな写真じゃ誰か分からないじゃない、と仁美。 その人物は、目深に帽子をかぶっている。 絵里子は、3D画像で、骨格の特徴点を拾うと、例え帽子をかぶっ ていても、同一人物かどうかわかる。この人物は、仁美だという。 仁美はこの調査を全部絵里子がやったのか聞く。 絵里子は、部下達が手分けして調べてきたのだと答える。 仁美は、絵里子は緻密に論理を組み立て、裏を取る。仁美と同じく らい優秀なキャスターになれるという。 絵里子は、スクープのために女子高生を見殺しにし、2人も殺すな んて、と言う。 仁美は、声が大きい人、小さい人、いろいろいる。そういう小さな 声を拾うためには、仁美自身が有名にならなければならない。そのた めだったと言う。 絵里子は、そんなことをしなくても仁美自身が毅然としていれば伝 わる。仁美は正義を目指したはずではないか、と言う。 安田の切られた爪が見つかり、そこに仁美の皮膚片がついていた、 と。 連行される仁美。 『捜査一課特別犯罪対策室』で、生放送で自分の罪を告白するなんて、 と言い合うメンバーたち。 信次郎は片桐に、最近残業してるんだって?絵里子に影響されたか、 と言う。 絵里子は宏と食事をしている。 その時、テレビで、仁美の犯罪を流す番組をやっていて、その中で 絵里子との対談が流される。 最初、なんとかごまかすが、ごまかしきれず、遂に宏に、『捜査一 課特別犯罪対策室』室長と紹介されたのが、絵里子自身だと認める。 寸 評 絵里子が犯人を検挙したことで、辞表は無かったことになったの でしょうか。 でも、もう宏に絵里子の正体がばれるとは思っていませんでしたね。 これで宏は去っていくのでしょうか?それとも、これをきっかけにし て、宏が自分の過去を話すようになるのでしょうか? 東郷の腸は、午前1時から止まっていたわけですよね。この状態っ て、胃もたれなどしないのでしょうか? それに、4時間ごとに服用って、夜、ずっとは寝られないってこと ですよね。つらいんですね、糖尿病の治療。 執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 『たけしのこんなに怖い家庭の医学』を毎週見ています。 そこで二週間にわたり、自分の身体について発見がありました。 一つめは、もともと視軸が傾いていることは知っていたのですが、これって、 特別なことではなくて、そういう人がけっこういるってことですね。また、こ れが頭痛の元になっている、ということです。 二つめは、頭痛を器質的なものが二群(くも膜下出血など)と、そうではな い一群に分けると、一群は3種類あり、緊張型、偏頭痛、そして目の奥が痛く なる、というもの。 自分に、緊張型と偏頭痛の両方あるのは知っていましたが、症状を見ると、 三つ目もあったんですね。 でも、早く病院で処方薬を貰い始めましたので、そんな毎日頭痛に悩まされ 続けている、という状態にはならずに済みました。 頭痛を完治することはできませんが、適切な薬によって、かなり楽になると か、頭痛が早く治るようになりますね。医学の進歩に感謝、です。(鈴木) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |