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===================================================== 発行部数 26 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2009/05/21 (Thu) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.木曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 木曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル BOSS 局 名 フジテレビ系 放映日時 木曜22時 キャスト 大澤絵里子(天海祐希) 野立信次郎(竹野内豊) 木元真美(戸田恵梨香) 花形一平(溝端淳平) 脚 本 林宏司 主題歌 Superfly「My Best Of My Life」 あらすじ 第6回 天使?悪魔?天才少女の罠 数学の授業で解答を黒板にスラスラと書く女生徒。 黒闇の中、一人の教師を撲殺する女生徒。 刑事部長に呼ばれる『捜査一課特別犯罪対策室』の室長、警部・大 澤絵里子(天海祐希)。 私立・英明女子学園で、高等科の体育教師・増岡剛が殺害された事 件で呼ばれるたのだ。 英明女子学園といえば、毎年灯台合格者を80名以上出す名門校じ ゃないですか、と絵里子。そして、なんで自分たちが担当を?と聞く と、参事官補佐の野立信次郎(竹野内豊)の助言。いかつい捜査一課 の係長の小野田忠(塩見三省)班が行くよりも、女性が調べた方が、 当たりが柔らかくて、いいのではないか、と。それに、英明学園の方 からも、事件は内々に片付けて欲しいと頼まれている、と言う。 一緒にエレベータに乗っている山村啓輔(温水洋一)と花形一平 (溝端淳平)。 花村は、昨日久しぶりにオフだったので、彼女とデートしたのだが、 最近寝不足だったので、デートの最中にあくびをしたら、思い切り怒 られた、と言う。 花形に彼女がいることに驚く山村。 エレベータが開くと、信次郎が女性に叩かれていた。 信次郎は山村と花形に気付き、これは大人の恋愛だという。 大変ですね、と山村。 石原由貴(志田未来)が同級生に、先生との関係を自分以外知らな いのなら心配することはない。任せておいて、と言う。 『捜査一課特別犯罪対策室』では、大人になるってどういうことか という話題。 山村のようになることと誰かが言い、髪の毛が薄くなること?くた びれること?とみんなおびえる。 そこに絵里子がやってきて、事件よ!と気合いを入れる。 一昨日の午後10時から12時頃、英明女子学園の体育教師・増岡 が殺害された。 発見されたのは翌日の正午過ぎ。増岡が出勤してこないのを不審に 思った同僚が増岡の自宅を訪ねて発見した。 増岡は頭部脳挫傷。鉄あるいはスチール製の鈍器で殴られたようで あるが、凶器は犯人が持ち去っている。 増岡は水を飲もうとしたところを襲われたらしい。 指紋は増岡のものも含めてすべて消されている。 現場に酵素入り漂白剤を撒いている。 木元真実(戸田恵梨香)が、汗やつばなどの痕跡を隠すためだろう、 と言う。 これだけ痕跡を消そうとしたということは、被害者に極めて近い人 物かつ頭がきれる、と絵里子。 絵里子は、自分と真実は現場、岩井善治(ケンドーコバヤシ)と山 村は現場周辺の聞き込み、花形と片桐琢磨(玉山鉄二)は学校への聞 き込みと割り振る。 現場を調べる絵里子と真実。 現場にチリ一つ無いのを見て絵里子は、犯人はよほど几帳面な性格 なのだろう、と言う。 パソコンを立ち上げようとした真実は、完全に死んでいる、と言う。 ウィルスか何かをダウンロードしてパソコンを殺したのだろう、と真 実。 そこに山村が、一昨日午後9時半頃、向かいのマンションから出て くる人影を目撃した人物が見つかった。でも、遠すぎてはっきりとは わからなかった、と言う。 絵里子は、冷蔵庫に飲みかけのミネラルウォーターのペットボトル が入っていたのに、なぜ増岡は、もう一本ミネラルウォーターをあけ ようとしたのだろう、と言う。 流しに落ちているミネラルウォーターのペットボトル。 絵里子は真実に、もう少し現場を見ておくよう言う。 絵里子は、英明女子学園へ行って、話を聞いてみる、と。 英明女子学園に到着した花村と片桐。 花村は、さすが私立。自分が出た公立とは全然違う、と感心してい る。 片桐はサッサと仕事に取りかかるべく校舎へと向かう。 絵里子が学校の玄関で靴を脱ぐべきか、そのまま上がるべきか迷っ ていると、由貴が現れ、土足のまま上がっていい。ついでに高等科の 職員室はあっちと言う。 絵里子が、なぜ職員室に用があるってわかったの?と聞くと、由貴 は、出入りの業者なら裏口から入る。この時期、この学校を訪ねてく るなんて、マスコミか警察の人。絵里子はマスコミの人っぽいではな いから、警察の人だと思ったという。 すごいわね、と感心する絵里子に、そんなんで捜査大丈夫なんです か?早く事件解決してください。早く落ち着いて勉強したいから、と 言う。 女生徒たちに事情聴取しようとするが、からかわれていて、仕事に ならない花形。 かたや片桐は、女生徒たちが積極的に協力している。最初、花形に 群がっていた女生徒たちまで、片桐のところへ行ってしまう。 絵里子は校長に、増岡について尋ねると、まじめな教師だった、と 校長。 私生活では?と重ねて聞くと、教師の私生活まで、把握していませ ん、と校長。 花岡は、理科室で、昨年増岡のクラスの副担任をしていた二宮奈津 子(西山繭子)に話を聞くが、奈津子は、副担任なんて、お飾りのよ うなもの。増岡については、何も知らないという。 片岡が、女生徒たちから集めてきた噂を絵里子に報告する。 増岡はテニス部の顧問をしていたが、部員の女生徒と付き合ってい た。 その女生徒は由貴。学校一の秀才。2人が付き合っていたことにつ いては、3人の女生徒の証言があると言う。 絵里子は学校の一室を借り、由貴を呼んで話を聞く。一昨日の午後 10時頃、どこにいたのか?と。 いきなりアリバイ調査なんだという由貴に、念のために聞いている だけだから、と絵里子。 由貴は、塾の自習室にいたと答える。 それを証明できる人は?と問うと、自分で調べたら?それが仕事で しょ、とバカにしたように答える由貴。 テニス部に入っているのかと問うと、辞めたと由貴。 どうして?と問うと、飽きたから、と由貴。 増岡と付き合っていたのかと問うと、付き合っていたけど、1ヶ月 で別れた、と由貴。増岡と別れたので、テニス部にも居づらくなって、 辞めたと言う。 「おばさん」を連発する由貴に絵里子は、それしか語彙が無いの? と言う。 由貴が笑うとしわが増えると言うと、それがいいって言ってくれる 若い男もいるの、と言い、花形と片桐の顔を見る。無理矢理絵里子の 発言に同意させられる花形と片桐。 絵里子はこの事件の犯人は、頭のいい人間。でも、頭でっかちの子 供ではなく、大人のやったことだと言う。 由貴は、どうして分別のある大人が殺人なんかするのかと反論する。 それは人間だから、と絵里子。人間はそういう矛盾した存在だ、と 言う。 由貴は同級生のさおりに、何で由貴が増岡と付き合っていたなんて 噂を広げているの?と問われ、そうすれば警察が自分を捜査するから、 と答える。 絵里子は『捜査一課特別犯罪対策室』のメンバーに、由貴の事情聴 取をすると言う。 相手はまだ高校生だからとの声には、十分配慮すると言う。 由貴の前に現れる絵里子と花形。 思ったより早かったね。任意の事情聴取でしょと由貴。 花形が、心配なら、ご両親や弁護士に連絡してもいいよと言うが、 由貴は取り調べが絵里子達なら、その必要は無い、と言う。 取調室に入れられた由貴。 その様子をモニターで見ながら信次郎は、相手は女子高生なのだか ら、問題を起こさないでくれ。問題なんて起こしたら、自分の責任に なってしまうから、と言う。 まず岩井が取り調べにあたり、自習室にいたところを目撃した人は いない。本当はどこにいたんだと関西弁の強い口調で聞く。 由貴は、青少年の取り調べをするときは、特別に配慮する必要があ るという条文をスラスラと唱える。 そして、『自習』というのは自分で勉強するのだから、他人のこと なんか見ていない。勉強なんてしたことがないから、わからない?そ れとも関西弁で説明しましょうか?と由貴。 岩井は撃沈され、絵里子は山村にスイッチする。 牛乳瓶に挿したタンポポを持って、取調室に入り、怖かったよね、 と言う山村。 由貴は、強硬策の次は懐柔策ですか、と覚めたように言う。 そして、このポジションということは、まだ巡査部長。その年でそ の階級はつらいよね。社会保障とか、ちゃんとしている?と由貴。 本当に心配し始める山村。 由貴は山村に、心配しなくても大丈夫。由貴が着任したら、山村を 部下として呼ぶから、と言う。 本気で由貴に頼む山村。 絵里子は真実にスイッチする。 真実は、由貴と素数や科学の話で盛り上がる。 由貴は、今の仕事じゃ、フェルマーの定理も、フェボナッチ数列も 関係ないでしょ、と言う。 2人は意気投合しているように見えるが、絵里子はスイッチを命じ る。 次は信次郎が行くという。女子高生のことなら任せて欲しい、と。 でも信次郎は、オヤジギャグを言っただけで自滅して戻ってくる。 真打ちとして、絵里子が向かい合う。 絵里子は由貴のDOスポーツクラブのスポーツバッグを見て、自分 もそこの豊洲店に通っていると言う。 絵里子は、由貴に、増岡を由貴が振ったというのはウソね。本当は 振られたのでしょう。増岡の話をするときだけ、由貴は冷静さを失い、 興奮する。由貴が振ったのなら冷静なまま話せるはず、と。 由貴は絵里子に、彼氏がいるか聞く。 いると答える絵里子。 どのくらい付き合っているか問われ、5年くらい、と絵里子。 由貴は、絵里子はRとLの発音をするとき、無意識に緊張する。そ れはおそらく最近までアメリカに行っていたからだろう。 だとすると、遠距離恋愛。遠距離恋愛のうちはうまくいっていても、 距離が近くなるとダメになるケースって多いんですよね、と追い打ち を掛ける由貴。 鑑識官で監察医でもある奈良橋玲子(吉瀬美智子)に呼ばれた絵里 子たち。 増岡の身体に付着していた成分はマニキュアで、製造しているとこ ろも分かったという。それは海外の製品で、代理店の顧客リストに、 奈津子の名前があることがわかる。 同時に、由貴には犯行が不可能と言うことがわかる。殺人事件があ った時、由貴は塾近くのコンビニの防犯カメラに何度も姿が映ってい たのだ。 奈津子のマンションのそばの公園のゴミ箱から、増岡に関する遺品 が大量に見つかる。凶器もあった。 そこには、増岡と奈津子のツーショット写真が入った写真立てもあ った。 しかも奈津子は、当日午後11時頃、増岡の部屋を訪ねていて、向 かいのマンションの人が見た人影も、奈津子の姿だと言う。 絵里子は奈津子を呼んで話を聞く。 奈津子は、自分ではない。自分が行ったときはすでに増岡は亡くな っていたので、びっくりして飛び出してきたという。 奈津子には別に好きな人がいたが、増岡が別れてくれなかったとい う。 絵里子は『捜査一課特別犯罪対策室』のメンバーに、奈津子は犯人 ではないという。 犯人は、犯行現場でも冷静さを失っていない。言い寄ってくる男性 を、カッとなって奈津子が殺したというなら、この冷静さと矛盾する と絵里子。 岩井が、タクシーの車載カメラの録画をプリントした写真を持って、 『捜査一課特別犯罪対策室』にやってくる。事件のあった午後10時、 さおりが自転車に乗って、増岡のマンションのそばにいたのが写って いたのだ。増岡と付き合っていたのは、さおりではないか、と。 玲子が書類を持って『捜査一課特別犯罪対策室』へ来る。 絵里子は、自分の勘がどんぴしゃり、と言う。 信次郎は、自分も行った方が、話が早いだろうと一緒に行く。 学校で、絵里子、信次郎、花岡はさおりを呼び、ポリグラフを受け て欲しいと頼む。 そこに由貴が飛び込んできて、ポリグラフって、嘘発見器じゃない。 こんな不当な取り調べを繰り返すなんて、教育委員会や雑誌に訴えて やる。16歳の女子高生を、と怒る。 絵里子は取り調べじゃない。ポリグラフをちょっとね、と言う。 喫茶店のテーブルに並んで座っている絵里子と由貴。 絵里子は、自分と同じDOスポーツクラブ 豊洲店に通っている奈 津子が犯人とは思えない、と言う。 絵里子はしきりとさおりにポリグラフを受けてくれるよう頼んでく れないか、と手で波形をテーブルに描いてみるが、由貴は断り続ける。 でも、最後にやっと由貴はOKする。これでさおりの無罪が明らか にできるから。これでもう学校には来ないでと言うと、ケーキにも手 を付けず立っていく。 そのケーキを食べる絵里子。 小野田は絵里子に、高校生にポリグラフなんて、とんでもないと反 対する。 だが、絵里子は押し切る。 警視庁へ向かう由貴とさおり。 由貴は、自分の言うとおりにすれば大丈夫だから、とさおりに言う。 さおりにポリグラフの機械が装着される。 隣の部屋からその様子を見ている絵里子、玲子、信次郎、そして由 貴。由貴はさおりの友人として、見届ける権利があると言って、この 部屋にいる。 質問者は真実。 最初は無難な質問に、「はい」と答えていくさおり。ポリグラフの 波形は乱れていない。 遂に核心を突いた質問、『増岡を殺したか?』というのが出る。 「いいえ」と答えるさおり。波形は乱れない。 次に真実は、これから凶器と思われるものの写真をいくつか見せる と言う。 まずさおりに裏を向けているので、その写真は隣の部屋の由貴たち に見えている。 実はその隣の部屋では、由貴の顔の温度と、瞳の振れ幅を測ってい たのだ。 実際の凶器を見ても、さおりの波形は乱れない。 突然、由貴が立ち上がって怒る。あのカメラは自分の顔を映してい て、しかもサーモグラフィーがついている。興奮すると、毛細血管が 拡張して、温度が上がる。そしてそのカメラでは、由貴の瞳を計測し ている。 これって、さおりではなく、由貴のウソを計測していたのではない か。自分にはアリバイがあるのに疑うなんて、不当だ、と文句を言う。 信次郎が、実は増岡の死亡推定時刻にぶれが出た。午後9時から 11時の間だった。だから、由貴にもギリギリ可能だ、と言う。 由貴は、そんなずさんな捜査、ひどいじゃないですか、と抗議する。 信次郎は、捜査しているの、おじさん達ばかりだから、許してあげ て、と言う。 由貴は、きちんと捜査しなさい。あなたたち全員、赤点です!と言 うと、さおりと共に、部屋を出て行く。 信次郎は、オレ達全員、落第だって、とおどける。 学校での授業中、さおりを気にする由貴。さおりは本日欠席してい た。 学校を出た由貴に声を掛ける絵里子。 もう来ないと約束したじゃないかと文句を言う由貴に、だから学校 の外で待っていた。これから警視庁にお連れします、と絵里子。 取調室で向かい合う絵里子と由貴。 絵里子は、いつ由貴から訴えられるか、冷や冷やしていたという。 由貴は、訴えるのもばからしいからやめた、と言う。 よかった、と絵里子。 そしてこの一週間、合格できるように頑張った。まずは復習しまし た。 由貴には、面白い話を聞かせてあげる、と絵里子。 まずば、ずばり犯人は由貴。 そこに証拠が届けられる。それはあの流しに落ちていたミネラルウ ォーターのペットボトル。 冷蔵庫の中に飲みかけのペットボトルがあるのに、と絵里子。 由貴は、うっかり飲んでしまうこともあるんじゃない、と言う。 絵里子は、ミネラルウォーターをわざわざ冷蔵庫で冷やす人が、う っかり常温のミネラルウォーターを飲むことはないだろう、と言う。 そして、そのミネラルウォーターの成分を調べたら、少量のトリハ ロメタンが検出された。ミネラルウォーターからトリハロメタンが検 出されることはありえない。トリハロメタンは、水道水に含まれてい る。すなわち、あのミネラルウォーターのペットボトルには、水道水 が混ざっていたと言うことだ。 それはなぜか。 犯人は、あのペットボトルの中の水を電気ポットに入れ、温め、そ れをまたペットボトルに戻した。 その際、もともと電気ポットに残っていた少量の水が混ざって、入 ってしまったのだろう。 なぜそんなことをしたか?−−ペットボトルのお湯で死体を温める だけでも死亡推定時刻を2時間ぐらいずらせる。 更に一定時間ごとに死体の向きを変えれば、死斑の出方が変わり、 死亡推定時刻は変わる。 由貴はさおりから、増岡を殺してしまったと呼び出されたのだろう。 そしてアリバイ工作をした。 犯人は指紋を徹底的に拭き、死体に漂白剤をかけた。 でも、増岡は死にきれていなかったのだろう。 犯人は、増岡の頭を殴って殺した。今度こそ由貴は本当に人を殺し てしまったのだ、と言う。 死体に漂白剤を掛けたところまではよく考えた。 でも、二度目に殴ってすぐ漂白剤を掛けたことが失敗だった。 最初の乾いた血の上に振りかけた漂白剤と、その上にもう一度流れ た血の上にすぐ振りかけられた漂白剤。濃淡が生じてしまった、と絵 里子。 由貴は零点、と言う。どうして由貴が増岡の死体処理をしなければ ならないのか。動機が解明されていない、と。 絵里子は、そうだよね。あの鈍くさいさおりのために、そこまです ることはないよね、と言う。 由貴に話を聞く前に、実はさおりから話を聞いていた。さおりはこ れ以上嘘をつき続けることに耐えられないと言って、増岡の頭部を殴 打したことを認めた、と言う。 奈津子のマンションのそばで見つかった奈津子と増岡のツーショッ ト写真を入れた写真立て。どうして増岡の上のガラスが一番激しく割 られているのかと考えた。 由貴は増岡を愛していたのではないか。だから増岡が奈津子との写 真を飾っていたのに腹を立てたのではないか。 冷静な由貴が、冷静でいられなかった。その写真の場所は、増岡が 由貴とデートした場所。 由貴はデートだと思っていたのに、それが奈津子とのデートの下見 に過ぎないとなれば、腹も立つよね、と絵里子。 そこで由貴が増岡とデートしたという、証拠がある。 4月12日、Nシステムに増岡の車が写っていた。 また、観光写真−−写真を撮影しておいて、あとで気に入ったら買 ってくださいという方式−−にも、手をつないだ由貴と増岡の写真が あった、と絵里子は見せる。 由貴は、それって、零点というかマイナス。状況証拠ばかりで、核 心を突いていない、と言う。 絵里子は増岡の日記、見つかっちゃったと取り出す。 それが、DOスポーツクラブの奈津子のロッカーから見つかった、 と。 由貴は、そう、それよ、と言う。奈津子がやったという証拠じゃな いか、と言う。 絵里子は、実は先日由貴に間違って言ってしまった。豊洲店を使っ ているのは、絵里子で、奈津子が使っているのは南砂町店だった。こ のことを話したのは、由貴だけ。 因みに、由貴が絵里子のことをあまりおばさん、おばさんと言うか ら、奈津子のようにきれいになれるかなって、絵里子自身のロッカー に、奈津子のネームプレートを付けてみたという。 DOスポーツクラブ 豊洲店に張り込みをしていた、花形、山村、 真実によって、由貴が豊洲店に入り、奈津子のネームプレートの付い たロッカーに増岡の日記を入れた写真が撮られていた。 こういうのを、直接証拠って言うのよね、と絵里子。 由貴は、その日記を読んだか聞く。 読んでいない、と絵里子。けなされていた?と聞く。 由貴は、何も書かれていなかったと答える。増岡は、さおりや奈津 子の他にも多くの女性と付き合っていた。その女性達については、ぼ ろくそにけなしているのに、由貴については、何も書いてなかった。 いいことも悪いことも。無視されたのだ。たった一つ由貴が増岡に残 せたのが、頭の傷だ、と言う。 由貴は、自分が刑務所を出てきたら、絵里子のようなおばさんの動 作をするようになるのかな、と言う。 絵里子は、おばさんになると楽よ。若いときのように突っ張ってい なくて、ユルーク生きられるから、と言う。 手錠を掛けられ、信次郎に連行される由貴。警視庁の廊下を、昂然 と胸を張って歩いていく。 『捜査一課特別犯罪対策室』で、16歳の頃の話をするメンバーた ち。 岩井は、柔道ばかりしていたという。 山村は、山に登って、蝶などを捕っていたという。 信次郎は、六本木で蝶を追っていたという。 絵里子が、16歳の時.....と話をしようとすると、みんなひく。 山村が、四半世紀前のことですよ、と突っ込む。 絵里子は、その頃は自分も蝶だった、と言う。 いつもの和食の店でデートする絵里子と宏。 でも、今日は熱心に宏が仕事の話をしても、絵里子はどこか放心し たような表情をしていた。 寸 評 やはり、心理戦は細かいところがキーになりますね。 いろいろ伏線を拾っていたら、すっかりあらすじが長くなってしま いました。 志田未来と天海祐希といえば、『女王の教室』を思い出してしまい ます。 あの時は、志田が、天海に振り回されていましたが、今回は、志田 が、天海を翻弄しています。でも、結局は天海の術に掛かってしまう んですけどね。 やはり年の功でしょうか。 そういえば、絵里子がおばさんと見える動作として、目の前で手を ヒラヒラと振るというのが、あります。 でも、自分の回りのアラフォーに、ああいう動作をする人って、皆 無なのですが。 いったいどういう人たちが、ああいう動作をするのでしょうか? 笑うときに手で口元を隠すというのがありますが、その手があのヒ ラヒラに繋がるのでしょうか? 執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 先日、大ショックなことが発生してしまいました。 それは、HDD/DVDレコーダーが上がらなくなってしまったこと。 HDDが1TBあり、アナログ放送をW録画できるので、一番愛用していた のですが。 修理に出さなければならないのですが、HDDの録画内容だけでも、なんと か救えないかと思います。 でも、これでDVD付きのレコーダー、全部修理に出したことになります。 ビデオレコーダーや、HDDのみのレコーダーは一台も修理に出したことが 無いのに、どうしてDVD付きのレコーダーだけ、こうも弱いのでしょうか? DVDにダビングすることって、そんなにレコーダーに負担を掛けることなの でしょうか。 因みに、『猟奇的彼女』の最終回とその前も、書き出す前でした。HDDが 無事のことをただただ祈るばかり。『デスパレートな妻たち』も、先週の録画 をまだ、DVDに落としていないのです。(鈴木) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |