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タイトル:Daily Drama Express 2008/06/20 Around 40 (最終回)  2009/05/29


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/06/20 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル Around 40 〜注文の多いオンナたち〜
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 緒方聡子(天海祐希)
 岡村恵太朗(藤木直人)
 森村奈央(大塚寧々)
 大橋貞夫(筒井道隆)
 緒方達也(AKIRA)
 緒方マキ(さくら)
  吉永晴子(加賀まりこ)
 緒方友康(林隆三)
 竹内瑞恵(松下由樹)
脚  本 橋部敦子
主題歌  竹内まりや「幸せのものさし」

あらすじ 最終回 40歳、幸せの決断

 緒方聡子(天海祐希)と岡村恵太朗(藤木直人)が院内に入ると、
患者さんたちが不安におびえていた。

 医師の会議でも、副院長が一ヶ月後の閉鎖は事実だと言う。検査機
器などに多額の費用を掛けたが、それが回収できなかったことだ、と
頭を下げる。

 精神科へ戻った聡子は、動揺するスタッフに、まずは患者さんの不
安を取り除くことが大切だという。


 あのあと森村奈央(大塚寧々)は大橋貞夫(筒井道隆)に、自分が
妊娠したみたいと言う。
 検査したの?と貞夫。
 一緒に行こうか?と言うが、奈央は一人で行ける、と言う。

 貞夫は、妊娠していたら、どうするの?と聞く。
 まだ決めていないと奈央。


 検査を受けると妊娠6週目。これからも気を抜かず、頑張ってと診
察した医師が言う。


 息子・竹内洋介(木村遼希)は竹内瑞恵(松下由樹)に、お父さん
遅いね、と言う。
 瑞恵は、夫・竹内彰夫(神保悟志)も大変で、これからも仕事で遅
くなるかもしれない、と言う。

 あの食事の後、彰夫は、3週間前にリストラされていた。それ以来
出勤するふりをしては、漫画喫茶で時間を潰していた。40歳を過ぎ
ると、求人もないし、今までの専門性を生かした仕事も無い。次の仕
事が見つかったら言おうと思っていたが、言えなかった。妻子を働い
て養えないなんて、夫失格だと言う。


 屋上で、聡子は恵太朗と話をする。
 聡子は患者さんのことが手一杯で、自分の将来まで考えられないと
いう。
 恵太朗は、以前青空の下、子供達とのびのびと過ごせる施設を作り
たいと言っていたのを覚えてますか?と聡子に問う。
 覚えている、と聡子。
 恵太朗は、そこに移ろうと思っているよ、と言う。
 聡子は、恵太朗はもう移る先決めたんだ、と驚く。

 恵太朗はそうではなく、この話は、今回の閉鎖騒ぎが起きる前に持
ち込まれた。自分が書いた論文に賛同した人が現れたから、と言う。
 そこでは、精神科医も募集しているから、聡子にも来て貰えるだろ
うか、と聞く。


 また貞夫の店に集まる。
 聡子は、これから知らない土地へ行って、人間関係を築くのは気が
進まない。それに友康の病気もあるし、とためらっている。

 奈央は、聡子は恵太朗についていくべきだという。以前の自分なら、
絶対そんなこと、言わなかっただろうけれども、今なら言える、と言
う。
 瑞恵も、自分は夫ともう一緒に生きていけなくなった。夫が稼いで
いたから、自分も気軽に仕事ができたのだという。

 奈央が好きな人と結婚して、好きな人の子供を産みなさい、と言う。

 奈央は高文の子を妊娠していた。高文の所へは戻りたくないけれど
も、子供のことを考えると、戻った方がいいかもしれない。


 聡子は恵太朗に、一緒に北海道へ行く決心を付けた。子供達を相手
にするには、まず体力を付けないと、と屋上で体操をしていた。

 副院長に呼ばれる聡子。
 そこには神林がいて、是非病院再開のために力を貸したいが、今や
患者のための病院を作るのがトレンド。ついては聡子に院長になって
もらいたいと言う。

 恵太朗に副院長の話はなんだったか聞かれた聡子は、次の職場が決
まったので断ったという。


 聡子はあの定食屋で、その後の調子を聞く。
 調子いいよ、と答えたあと、ダンナさん、転勤でも?と聞く。保険
契約のあと、今後は担当者が代わります、と言っていた、と店主。

 瑞恵は、初給料が出たから高いお肉買っちゃったとはしゃいでいた
日のことだと、思い出す。なんで気付かなかったのだろう。

 瑞恵は、会社に、今日は直帰すると連絡すると、彰夫がいるインタ
ーネットカフェを訪ねる。


 奈央は、ライターとしてどんな仕事でもすると頭を下げる。
 すると、高文との生活を、赤裸々につづった手記を出さないかと薦
められる。
 でも、それだけは.....と断る。

 また次の所に、ライターとして使って貰えないかと電話する奈央。


 彰夫に謝る瑞恵。
 彰夫は、そんなことではない。会社では部下に上に立たれ、どんど
ん立場が悪くなっていった。でも、たった一つ残ったプライドが、家
族を養っていること。
 それなのに、そのことでも瑞恵に上に立たれた気がした、と言う。
 瑞恵は、逆に働くことによって、彰夫の大変さがわかった。だから
離婚はしない。洋介と一緒に待っている。だって彰夫は自分の夫だも
の、と言う。
 考えさせてくれ、と彰夫。


 副院長は聡子を呼び、神林がこの病院の再建をOKしてくれる条件
が、聡子が院長になること。患者もこの病院の医師、職員も、そして
副院長自身も、この病院の再建を望んでいる。引き受けてくれ、と懇
願するが、聡子は首を縦に振らない。

 副院長は恵太朗を呼び、聡子に院長を引き受けてくれるよう、恵太
朗からも頼んで欲しい、と頭を下げる。

 恵太朗は聡子に、聡子は夏休みの宿題を最初にやる方?それともあ
とになって慌ててやる方?と聞く。
 聡子は、最後にやる方かな?と答える。

 恵太朗は、北海道行きの準備はちゃんと進めてくださいよと言い、
聡子はしっかりとやると答える。

 聡子は、他の科の医師から、パニックになってしまった患者さんを
診て欲しいと頼まれる。

 その患者−−おばあさんに、これからも治療を続けていくために、
一緒にいい方法を考えましょうと語りかける聡子。
 するとおばあさんは、一番いいのはこの病院が続くことと言う。


 疲れた様子の奈央に、仕事見つかったか聞く貞夫。
 もう、だめみたいと奈央。
 何か食べるか聞かれても、いらないと奈央。

 貞夫は自分がどうして『マー君』なのか覚えているか聞く。

 まだ奈央が高校生の頃、何も食べない奈央に、マカロニグラタンを
出した貞夫。
 奈央は、お父さんのより、見た目が悪いと言う。
 貞夫は、見た目ではなく味だと言う。
 女の子は見た目だよ。だって太っていたときには、誰も相手にして
くれなかった、と言う。
 貞夫は、自分は太ってようとどうだろうと、そのままの奈央を受け
入れると言った。

 今も貞夫はマカロニグラタンを奈央に出し、あの時の約束は有効だ
から、と言う。
 おいしい、と食べる奈央。


 聡子は神林に、話をしたいと電話する。

 恵太朗がまだ仕事が?と顔を出すと、まだ仕事がある、と聡子。
 待ってますと恵太朗。


 洋介が瑞恵に、お父さん、いつになったら帰ってくるだろう、と聞
く。
 そのうち帰ってくるでしょう、と瑞恵。

 その時、彰夫が帰ってくる。
 瑞恵は、何事も無かったかのように、今日はサバの塩焼きよと言っ
て、彰夫の分の夕食も整える。
 彰夫が何か言う前に、「いただきます」と言う瑞恵。


 聡子は、神林と話していた。
 自分は、ただの一精神科医にすぎず、院長などの器ではない、と聡
子。
 神林は、息子がお世話になってみて、肉体だけでなく、精神も健康
でないと、人間というのはやっていけないことがわかった。聡子の論
文やこの間の講演も聴いたという。

 聡子は、確かに心の悩みは精神科を訪れる人だけでなく、オペを前
にした人、妊婦、ターミナルケアの人たちにもあり、その人達の悩み
を軽くしてあげることは大切だという。
 神林は、そういう考え方をする聡子に、是非院長になってほしいの
だ、と言う。

 聡子は、自分よりももっと院長に適した人物がいるはずだと言う。


 貞夫の店で、話をする奈央と高文。
 奈央は、離婚届は出した。それと子供ができたので、親権が欲しい
と言う。
 貞夫と再婚するのか?と高文。
 奈央は、それは無い。自分で育てる、と言う。

 高文は、いいだろう。母親が信じられない人間は、誰も信じられな
いから、と。
 高文は、養育費は払う、と言う。
 受け取らない、と奈央。
 高文は、その子のためだ、と言う。

 高文は、貞夫の店を出ると、山中達の所へ行く。
 山中は、高文に企画を見せる。『今バツイチ男がモテる』
 高文のブームは終わらせない、と山中。


 奈央は貞夫に、自分がしっかりと歩いていくところを見ていて欲し
いと言う。
 頷く貞夫。

 貞夫は奈央にイチゴシェークを出して、乾杯する。


 実家で、日高に行くと報告する聡子。
 晴子は、寂しくなるわね、と言う。
 聡子は、自分の選択を悔やんだことが無いか、友康に聞く。
 友康は、選ばなかった道を考えても仕方ない、と答える。

 恵太朗を日高に呼んだ人と会った帰り、恵太朗と歩く聡子。
 パーティー、明日ですね、と恵太朗。


 貞夫の店でパーティー。
 入籍はいつ?と聞かれ、そのうち、と聡子。
 聡子は、いつも「そのうち」と言っていて、後回しにするから、と
瑞恵と奈央。
 貞夫が婚姻届を持ってくる。すでに瑞恵と奈央が証人としてサイン
してあった。
 提出するのはいつでもいいからと言われ、ペンを執る聡子。

 でも、何も書かずにペンを置いてしまい、今は北海道に行けない、
と言う。
 これが最後のチャンスなのに、と瑞穂と奈央。

 聡子は、今やっと自分のやらなければならないことは院長となって
病院を建て直すこと。今、目の前で困っている人たちを助けたい。理
想的な病院にしたいという。

 恵太朗は、聡子はそういうと思った。聡子に院長の話があるのは知
っていたけど、聡子についてきて欲しかったから黙っていた。そうい
う聡子だから好きになった。恵太朗自身は、北海道へ行き、理想の施
設を作る、と言う。
 その代わり、約束して欲しい。何年かして帰ってきたら、結婚して
欲しい、と恵太朗。
 聡子は約束はできない。恵太朗が戻ろうと思うかわからないし、も
う恵太朗の子供を産めるか分からない、と。
 恵太朗は、子供が欲しくて、聡子と結婚するのではない。聡子が好
きだから、結婚したいのだ、と言う。

 聡子は、あとで後悔するか考えるより、今後悔しない生き方をした
い。だから今は院長として頑張りたいと言う。
 ここには、優しい家族もいるし、なんでも話せる友達もいる。そし
て離れていても、自分を分かってくれる人もいる、と聡子。


 院長として病院を切り盛りしている聡子。
 『二十代の恋は幻想である。三十代の恋は浮気である。人は四十代
に達して初めて真のプラトニックな恋を知る』とテレビに映し出され
ているテロップ。

 聡子は相変わらず、実家で夕食を食べている。

 義妹・緒方マキ(さくら)は第二子を妊娠中。


 出産をした奈央は、ライターとして働いている。


 瑞恵は家族3人と協力して生活している。会社も家のこともしたい
からと、正社員にならず、派遣のまま勤めている。


 奈央は貞夫の店でウェイトレスとしても働いている。


 恵太朗は北海道で、施設の子供達とトウモロコシの収穫をしている。
 そこにやってくる聡子。
 誰?何しに来たの?と子供達に聞かれ、大事な人に会いに来たの、
と答える聡子。


寸  評  聡子と恵太朗は結婚して、でも北海道と東京に別居状態で、週末
婚のように通い合うのかと思ったのですが、結婚しなかったのですね。
 でも、女性に厳然として突きつけられる事実は、自分の子供を産め
るかどうか、ということですね。
 若いうちは、子供なんていつでも生めるし、自分の人生を謳歌する
ためには、いない方が自由と思いますが、タイムリミットが近づくと、
果たして、自分の子供がいないという人生はどうなのだろう、と悩ん
でしまいます。

 みんな戻るところに戻っていきましたが、奈央と貞夫が結婚しない
ことが、一番のサプライズかな。
 それとも、これから、やはり結婚するのかな、この2人。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 大変遅くなりましたが、やっと最終回までお送りすることができました。
 一年経った今、また天海祐希が主役のドラマをお届けしていることに、運命
を感じます。
 天海祐希、年を追うごとにかっこよさが増す気がします。
 それは、アラフォーであることを認め、悪あがきをやめたようにも見えます。
(鈴木)

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