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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 不老長寿と永遠の美貌を目指すメルマガ 〜アンチエイジングの基礎知識と実践方法〜 (エリー先生のアンチエイジング研究日誌) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━発行:詩風呂布━ │研究日誌 エリー記す └───────────────────────────────── 第108日目 加齢で炎症を引き起こすタンパク質は増加します ───────────────────────────────── 「ハル君、今日は昨日の続きで老化の逆向的多面的発現説についてさら に詳しく見ていきますよ。」 「はい、エリー先生。確かその説は、“一生の前半期には有利に働き、 後半では有害に作用する遺伝子が体には組み込まれている”という説で したよね?」 「はい。そしてその遺伝子の一部は炎症を引き起こす遺伝子だというこ とまで昨日話しました。今日お伝えしたいのは、それらの遺伝子から作 られる炎症反応を引き起こすタンパク質が、加齢に伴って上昇して来る ということです。」 「え、そんなことになったら年を取ると炎症が身体中で起きてきそうで すね。」 「はい。炎症が原因の動脈硬化や関節リウマチなどが高齢で発症してく ることの説明にもなりますね。」 「そのタンパク質の名前はなんて言うんです? 「少し多いですがお伝えしましょう ■炎症性タンパク質 CRP SAA ■好炎症性サイトカイン IL-1 IL-4 IL-6 IL-10 TNFα TGFβ ■ケモカイン IL-8 MCP-1 ■好炎症性酵素 COX2 PGE2 ■接着因子 ICAM-1 VCAM-1 以上です。」 「これらみんな加齢ともなって増えて、炎症反応を起すのですか……確 かにこれでは身体が傷みそうです。」 「最近話題のメタボでも炎症は問題なんです。過剰に蓄積された脂肪細 胞からは上記の炎症性タンパク質のいくつかが過剰産生されますから。 」 「ということは過剰な炎症を抑制できる方法があれば老化を遅らせるこ ともできそうですね。」 「はい。しかし炎症を押さえる抗炎症剤で老化が遅くなったという話は 聞きませんから、話はそう単純でもなさそうです。」 │備考欄 (今日の要点) └───────────────────────────────── 加齢に伴い炎症を誘引するタンパク質が増加してくる ●参考 加齢で増加する炎症性タンパク質 :後藤 眞、エイジング 最近の考え 方 炎症性老化、ANTI AGING MEDICINE、Vol.5 No.1、P.90-91、メディカルビュー社(2009) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ メールマガジン「不老長寿と永遠の美貌を目指すメルマガ 〜アンチエイジングの基礎知識と実践方法〜」 *ご注意:エリー先生、ハル君は実在の人物ではありません。メールマガ ジンの内容には細心の注意を払っておりますが、お気づきの点 がありましたら下記連絡先までご連絡ください。 *発行人:詩風呂布 *問い合わせ:sifu-rofu@nifmail.jp *HP:『エリーアンチエイジング研究室』http://ellielab.konjiki.jp/ *バックナンバー:http://ellielab.konjiki.jp/ *配信中止をご希望の方は下記より登録を解除して下さい。 まぐまぐ で登録された方 http://www.mag2.com/m/0000281637.html メルマ で登録された方 http://www.melma.com/backnumber_178699/ カプライト で登録された方 http://kapu.biglobe.ne.jp/14783/index.html めろんぱん で登録された方 http://www.melonpan.net/melonpa/mag-detail.php?mag_id=012249 MailuX で登録された方 http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM49A98BAF3FFCD E-Magazine で登録された方 http://www.emaga.com/info/ellielab.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |