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タイトル:Daily Drama Express 2008/06/06 Around 40 (9)  2009/05/18


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/06/06 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル Around 40 〜注文の多いオンナたち〜
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 緒方聡子(天海祐希)
 岡村恵太朗(藤木直人)
 森村奈央(大塚寧々)
 大橋貞夫(筒井道隆)
 緒方達也(AKIRA)
 緒方マキ(さくら)
  吉永晴子(加賀まりこ)
 緒方友康(林隆三)
 竹内瑞恵(松下由樹)
脚  本 橋部敦子
主題歌  竹内まりや「幸せのものさし」

あらすじ 第九話 誕生日にプロポーズ!?

 森村奈央(大塚寧々)は、大橋貞夫(筒井道隆)が新庄高文(丸山
智己)を殴った。そのことで高文は感情で人を殴るようなレベルの人
と付き合っている奈央とは付き合えないと言った。奈央は、貞夫のこ
とをそんなに言わないでと言って、家を出てきてしまったのだ。

 竹内瑞恵(松下由樹)は誕生日に花を贈ってくれと言ったわけでも、
ダイヤが欲しいと言ったわけでもない。ただ主婦業に対して、感謝の
一言が欲しいだけだったという。

 瑞恵の携帯に、夫・竹内彰夫(神保悟志)から電話が掛かってくる
が、瑞恵は無視する。離婚したときの予行演習、と。

 実際に彰夫は、パンもハンカチも探せず、家中を引っかき回してい
る。

 息子・竹内洋介(木村遼希)に、500円といわれ、とりあえずポ
ケットに入っていた300円を渡す。


 高文は、届いていた奈央が家出したというメールをさらっと読むと、
今日の会食で苦手な人がいる食材の指示をし、ついでに奈央の欠席を
伝える。


 愚痴を言う2人に、緒方聡子(天海祐希)が、もう仕事の支度をし
なければ。話はまた後でと立ち上がる。


 聡子は、朝のブリーフィングで新患が増えているという話をする。

 聡子は副院長に呼ばれる。
 精神医療について、来週の日曜日、講演をして欲しいと副院長。
 急ですね、と聡子が言うと、ほかで断られたからと副院長。
 聡子は、まだまだ世間に偏見がある。精神科についての偏見を正し
たいと意気込む。


 出版社で、奈央の不妊治療の記事は評判がいい。セレブなのに隠さ
ずに書いていることが評価されたのだと言われる。


 貞夫の店のテーブルの上には、ごちそうが並んでいる。
 瑞恵が、自分で稼いだ金で買ったのだ。自由にできるお金があるっ
ていいね、と言う。

 奈央もやってくる。

 その時、チャイムが鳴る。
 聡子が出てみると、恵太朗が実家で採れた野菜を持ってきたのだ。
 瑞恵と奈央に、40歳になる女性と付き合っておいて、結婚しない
って何!?と責められ、これは僕たちの問題だと恵太朗。

 聡子がいないと知ると瑞恵の引き留めを振り切って、帰ってしまう
恵太朗。


 彰彦と高文が、それぞれ夫としてどれほど横暴かで盛り上がる瑞恵
と奈央。
 独身の聡子には、理解できない。


 その頃彰彦は、瑞恵を捜していた。さぐしあぐねて、貞夫の店へ行
く。


 朝、寝坊をしすぎたと、うだうだしている奈央。
 瑞恵が、サンドウィッチを用意していた。忙しいときには、サッと
食べられるものがいいと思って、と。


 聡子が恵太朗に、ゆうべ来てくれたんだって?と聞くと、父の話も
したかったんでと言う。
 聡子と恵太朗が付き合っていることが、病院中に広まっていた。

 聡子は恵太朗に、お昼、食堂で一緒に食べようか、と言う。

 お昼に行く前、聡子は副院長に呼ばれて、行ってしまう。

 食堂で待つ恵太朗。
 そこに看護師がやってきて、聡子は副院長に呼び出され、ここには
来られない。

 オレも昔、一時期、女医と付き合っていたことがある。その時の教
訓をいえば、彼女がテンパっているときは絶対近寄らないこと。まわ
りにできないのは若い男にうつつを抜かしているからだと言われるか
らだ、と。

 副委員長と一緒に取り寄せた弁当を食べる聡子。
 報告書はできているか問われ、ボチボチ、と聡子。

 恵太朗が、今晩は聡子の家へ行くと言うと、聡子は忙しそうに会議
室へと入っていく。

 今回の発表は、各科の先生が集められている大規模なもの。しかも、
報告をまとめる期限が早まっている。
 さすがに焦る聡子。


 奈央は上司とホテルのロビーに呼ばれ、主催者から、今年のベスト
・カップルは奈央と高文の夫婦が受賞することに決まったようなもの
だろう、と言われる。
 奈央は、離婚なんてことになったら、大変ねと言う。
 上司は、離婚なんてありえないわ、と慌てて否定する。


 疲れ切って聡子が帰ってくると、「お疲れ様」と出迎える瑞穂。
 聡子は、こういうのいいね。夫にも、そう言ってるの?と聞くと、
そんなこと、言うわけないじゃない、と瑞穂。

 瑞穂がビールを用意すると言うと、聡子はこれからまだ仕事がある
という。学会も近いし、と。
 瑞穂が、もうすぐ誕生日じゃないというが、聡子はなぜかいつも誕
生近辺って、忙しくて、いつのまなか、誕生日が過ぎていると言う。
 恵太朗に会うぐらいできるんじゃない?と奈央。
 聡子は、恵太朗との約束を忘れていた。この年になると仕事に責任
持たなければならなくて、恋愛にかまけていられない、と言う。

 瑞穂も、自分も仕事に頑張っているに、夫には全く理解されない。
洋介にも自分が頑張っている姿を見せた方が成長すると思うのよね、
と言う。

 奈央が、いつのまにか瑞恵が一番しっかりとしていた。結婚もした
し、子供も得た、と。
 自分には、離婚の決心がなかなかつかない。離婚を決意したはずだ
ったが、高文の妻を辞めた途端、編集長も辞めなければならない。そ
れに生活レベルも落とさなければならない、と嘆く。

 瑞恵は、自分も離婚するつもりだし、やがて洋介も独立する、と言
う。

 恵太朗に電話しておいた方がいいんじゃない?と促されるが、時計
を見た聡子は、もう11時だから、ダメだ。恵太朗は10時半には寝
ちゃうんだ、と言う。

 でも、実は恵太朗は電気も消した暗い中、じっと携帯を見つめて、
聡子からの連絡を待っていたのだった。

 布団の中で、洋介への携帯メールを打つ瑞恵。

 同じく布団の中で、メールが届いているか確かめる奈央。だが、一
通も届いていなかった。

 聡子は、学会の資料を作っていた。


 翌日病院で、聡子が恵太朗に声を掛けると、恵太朗は守れない約束
なんてしないでください、と言う。
 聡子は、副院長に急に学会の.....と説明しようとするが、恵太朗
には関係ないよねと、話を止めてしまう。
 恵太朗が言おうとしたとき、聡子の携帯に着信があり、それに出る
聡子。

 電話を掛けてきた看護師は、窓ガラスに手を突っ込んで怪我をした
14歳の少年が、運ばれてきた救急車の中で暴れて出てこない、と言
う。
 とにかく、病院玄関へと走っていく聡子と恵太朗。

 恵太朗が少年の名を聞く。
 洋介という答えを聞くと、ハッとする聡子。

 AEDを投げようとした洋介に、「それ、高いんだよね。でも、コ
ントロールいいね。野球部?ボク、野球ヘタだから今度教えて」と言
う。
 いつの間にか落ち着いている洋介。


 瑞恵はレストランで契約を取っていた。
 対応した人から、今度ご家族でいらしてくださいと食事券を貰う。
特別な人にしか、渡していないんですよ、と言われて。
 そして瑞恵に、とても中学生の子供がいるようには見えないと言い、
言われた瑞恵は舞い上がっている。

 携帯が鳴っていると指摘され、マナーモードにしていた携帯の着信
に気付く瑞恵。
 携帯を取りだしてみると、聡子から何件もの着信があった。


 洋介の怪我の治療は終わる。
 そこには、洋介の担任の先生と、聡子、恵太朗が付き添っていた。

 そこに駆けつけてきたのは彰彦。
 医者は、抜糸できるまで毎日消毒に来てください、と言う。

 彰彦は洋介に、こんなことをしたのは瑞恵のせいか聞く。

 そこに駆けつけてくる瑞恵。
 いきなり彰彦は瑞恵に、母親失格だと怒鳴る。
 そんな両親を見ていた洋介は、いきなり駆け出す。

 みんなで洋介を追いかけるが、信号が変わってしまって、見失う。

 必死で洋介を捜す。

 恵太朗が洋介を見つけ、洋介も両親に言いたいことがあるのだろう。
自分も親には何も言えなかった。洋介は、しっかりと話すべきだと言
う。
 恵太朗は聡子に電話をし、洋介を貞夫の店へ連れて行くと連絡する。

 貞夫の店で待つ聡子、瑞恵、奈央。
 瑞恵は自分が仕事をしたから、こんなことになった。もう仕事は辞
めると言う。
 聡子は、瑞恵が仕事を辞めたら、解決するの?と問う。
 奈央は、初めて仕事が取れたとき、瑞恵はあんなに嬉しそうだった
じゃない、と言う。

 そこに彰彦がやってくる。
 瑞恵は、もう仕事は辞めると言って、謝る。今日は家にも帰る、と。
 彰彦は、瑞恵が仕事をしたいなんて言うのは、暇だったからか?主
婦の仕事が流行っているって言う程度のことだろう、と決めつける。
 瑞恵は、仕事を始めたのは、そんなのではない。やがて洋介もこの
家を出ていく。そうしたら自分の顔さえ見てくれない夫と2人で、生
きていかなければならないのよ。今が自分の人生を取り戻せる最後の
チャンスだと思った。わたしにもわたしの人生があるのよ、と言う。

 その2人に声を掛ける聡子。
 子供の患者さんで多いのが、両親を向き合わせようとするもの。子
供は両親のことをよく見ているものだ、と言う。

 貞夫の店の前まで来て、中の会話を聞いている洋介と恵太朗。

 2人が中へ入る。
 恵太朗は洋介に、言いたいことを言いなさい、と促す。

 恵太朗は洋介に、言いたいことがあれば、言った方がいい。
 洋介は父・彰彦に、もっと母・瑞恵を大切にして欲しいと言う。瑞
恵は仕事をしていても、家のことをちゃんとやってくれているではな
いか。
 瑞恵も、彰彦に言いたいことがあれば、言った方がいい。このまま
では瑞恵が離婚して出て行ってしまうのではないかと心配していた、
と洋介。

 3人一緒に帰る。
 瑞恵は仕事先では、笑顔がいいと言われていた。それを家の中では
忘れていた、と言う。
 彰彦は、家でも仕事場でも、笑顔でいてくれと言う。
 仕事してもいいの?と驚いて聞く瑞恵に、洋介に言われたからな、
と彰彦。

 一緒に歩いていく聡子と恵太朗。
 聡子は15年連れ添った夫婦でも、お互いのことが分からないもの
なんだ。自分の思っていることは、しっかりと話して、相手に伝えな
ければならないんだ、と言って、自分は今、学会の準備でとても忙し
くて、それ以外のことは考えられない状態だ、と言う。
 恵太朗も、きちんと聞けば良かった。年下の男にうつつを抜かして
仕事をおろそかにしたと思われてはいけないと思って、声を掛けられ
なかった、と言う。そして、進捗を聞く。
 聡子は、資料や図、グラフがまだ全然できていない、と言う。
 恵太朗は、それなら自分が手伝えるという。学会が終わるまで、そ
れに専念してください。
 その代わり、終わったらデートしてくださいという恵太朗。
 OKする聡子。

 貞夫の店に、一人だけ残っている奈央。
 貞夫は奈央に、自分に素直に生きるよう言う。

 帰宅した奈央に高文は、奈央に頼まれていた奈央の上司の山中との
会合に出るよ、と言う。
 礼を言う奈央。


 朝、瑞恵は洋介に弁当を渡し、必ず消毒のために病院へ行くようへ
言う。
 ニコリとして弁当を受け取る洋介。

 ハンカチどこだ?と彰彦。
 瑞恵が渡すと、礼を言う。そしてサッサとゴミ袋を持って出かける。

 生き生きと出かける瑞恵。


 奈央と高文と、向かい合って座る奈央の上司・山中。
 山中は奈央の顔色が悪いけれども、と心配する。


 聡子が夜の病院で資料作りをしていると、副店長がやってきて、明
日の発表.....まだ準備しているところを見ると、順調にはいってな
いようだね、と言う。

 そこに恵太朗がCD−Rを持ってやってくる。
 それを見た聡子は、これ、欲しかった資料だと喜ぶ。
 副院長は、2人でうまくいっているようだね、と言う。
 おかげさまで、公私ともに、と聡子。
 ねたましそうに恵太朗の肩をポンと叩くと、部屋を出て行く副院長。


 奈央は、これから重要なことを言う。
 自分は『新庄奈央』から『森村奈央』に戻る、と言う。
 高文もびっくりする。


 発表を前にして、落ち着きを無くす聡子。
 恵太朗は、そんな聡子を初めて見た。可愛いですね、と言う。
 聡子は、可愛いって言われるのにも慣れてきたかも、と言う。

 それでも落ち着かない聡子に、おまじないを教えましょうと恵太朗。
 『人』っていう時を手のひらに書いて、飲むんでしょ、と聡子。
 恵太朗は、違います。手の甲に、『人』って書いて吸うんですよ、
と言う。

 そのように数回やってみる聡子。
 そして、騙したのね、と言う。

 聡子の番が来て、発表を始める。


 発表が終わり、海沿いを歩く聡子と恵太朗。
 恵太朗は聡子に、お誕生日おめでとうございます、と言う。

 聡子は礼を言う。そして40になったからって、変わることもない。
むしろ、40になる前の方が焦っていたように感じるという。
 お父さん、どうだった?と聞く聡子。

 父は自分の生き方を理解してくれた。聡子に会いたがっていたとい
う。聡子は素晴らしい人だと話したから、と。
 期待に胸ふくらませる聡子。

 恵太朗が聡子に小箱を渡して、開けてみて、と言う。
 エンゲージリング?と期待して開けると、中にはそっけないリング
が入っている。
 それを買うと、代金の7%が寄付され、植林に使われると恵太朗。
 そして、薬指か、中指か、人差し指には入るのではないか、と言う。
 ずいぶん広いわねと言って、人差し指にピッタリ、と聡子。
 こんな安い指輪が、エンゲージリングのはずがないわよね、と内心
思う聡子。

 聡子は恵太朗に、自分の呼び方を決めた?と聞く。
 聡子とは長い付き合いなので、じっくり考えたいという。
 聡子は内心、それって結婚?と思うが、いやいや、今までそう思っ
て何回失敗した、と自分を戒める。

 聡子の携帯に弟・緒方達也(AKIRA)から電話。父・緒方友康
(林隆三)が倒れたというのだ。


寸  評  こういうのも、『子は鎹』というのでしょうかね。
 確かに、子供にとって、両親の不仲というのは、とてもつらいです。
 人生のやり直しができない以上、離婚した方が幸せか、そのまま結
婚生活を続けた方が幸せか、結果を比較することはできません。
 ただ、子供を持ってしまった以上、その幸せの基準は、自分だけで
はなく、子供も含めて考えなければならないことが難しいですね。

 高文はセレブだから離婚できないようなことを言っていますが、逆
にセレブの離婚って、別に珍しくない気がしますが。紀香もこの間、
離婚したことですし。

 聡子は、恵太朗と結婚するのでしょうか?
 ハッピーエンドでいいのですが、そうすると、ありきたりなストー
リー展開になってしまいますね。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 友達が、海堂尊の『極北クレーマー』と、東野圭吾の『パラドックス13』
という新刊を2冊貸してくれました。
 でも、週末には返さなければならないので、忙しいです。特に後者はなかな
かページ数が多くて。
 テレビとインターネット、あるいはテレビと読書までは両立できるのですが、
インターネットと本は両立できないですね。
 一日24時間をどうやって重複して使って、片付けていくか。常に悩みです
ね。
 こんな時、サンデー毎日の退職したおじさま方、おばさま方をうらやましく
思います。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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