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===================================================== 発行部数 26 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2008/05/30 (Fri) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.金曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 金曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル Around 40 〜注文の多いオンナたち〜 局 名 TBS系 放映日時 金曜22時 キャスト 緒方聡子(天海祐希) 岡村恵太朗(藤木直人) 森村奈央(大塚寧々) 大橋貞夫(筒井道隆) 緒方達也(AKIRA) 緒方マキ(さくら) 吉永晴子(加賀まりこ) 緒方友康(林隆三) 竹内瑞恵(松下由樹) 脚 本 橋部敦子 主題歌 竹内まりや「幸せのものさし」 あらすじ 第8回 彼が結婚しない理由 緒方聡子(天海祐希)が、「岡村さんと一緒にいたいの」と言うと、 聞き返す岡村恵太朗(藤木直人)。 「だから岡村さんと、一緒にいたいの、朝まで」といい返す聡子。 恵太朗は笑う。大人の女の人が、こんなことするんですか?可愛い と、言う。 聡子が全力疾走したのに、バカにしているんだ、と言うと、電話し てくれればいいのに、と恵太朗。 大橋貞夫(筒井道隆)は、店を看板にしたが、森村奈央(大塚寧々) はまだ飲んでいて、酔っ払っている。夫・新庄高文(丸山智己)は、 出張中。 貞夫は、高文は有名人で、お金持ちかも知れないけれど、人間、中 身じゃないか、と言う。 奈央は、帰ると立ち上がるが、転んでしまう。 貞夫が、奈央を負ぶう。 奈央は、なぜ自分が編集長になれたか知っている?と問う。 奈央の頑張りが認められたんだろう、と貞夫。 奈央は、そんなことはない。高文の妻だからだ。高文の妻を辞めた ら、編集長からも下ろされる。高文と別れたら、失うものが多すぎる。 だからこの結婚はなんとしてでも続けていかなければならないのだ、 と言う。 聡子が目覚めて、ベッドの隣を見ると、恵太朗がいない。 聡子が慌ててキッチンを見ると、恵太朗が朝食を作ってくれている。 だし巻き卵も見事だし、味噌汁もそして玄米ご飯まで。玄米は朝買っ てきたという。朝、早く目覚めてしまったから、と。 焦る聡子に、枕が変わると寝られないのだと恵太朗。 竹内瑞恵(松下由樹)がアイロンを掛けていると、仕事先から電話 が掛かってくる。 アイロンを掛けながら、報告書をメールしておきますという瑞恵。 息子・竹内洋介(木村遼希)は、まだ朝ご飯を食べ終わっていない。 瑞恵が、早く食べるよう言うと、途中で食べるのを止めてしまう。 夫・竹内彰夫(神保悟志)は暇だから打ちっ放しへ行ってこようと いい、畳んであった洗濯物のしたから、ウェアを引っ張り出す。 瑞恵が、せっかく畳んだ者を崩して、仕事増やさないでと言うと、 洗濯物をこんなにためた瑞恵が悪い、と言う。そして、今度の母親の 誕生日の花を忘れるなよ、と言う。 聡子と恵太朗は並んでソファーに座り、録画しておいたお笑い番組 のビデオを見て、笑っている。 聡子をいつも「緒方先生」と呼ぶ恵太朗に、2人だけの時は、名前 でいいよというが、恵太朗は、間違って病院で下の名前を呼んでしま っても困るから、と変えない。 聡子が恵太朗に、実家に帰ることはないのかと問うと、恵太朗は放 っておいてください、と態度を固くする。和子のようなことを言わな いでください、と。 そこに和子がやってくる。父親から和子宛の手紙が来たが、その中 に、恵太朗宛の手紙が入っていたので、渡したくて、恵太朗のアパー トへ行ってもいなくて、夕べも帰ってきていなくて、行く場所といえ ば、聡子の所ぐらいだろうと思ってきてみた、と言う。 でも、決して恵太朗の相手として、聡子を認めたわけではない、と 言う。 恵太朗は、父親からの手紙を読もうとしない。 みかねた聡子が、手紙ぐらい読んであげたら?と言うと、和子はう ちの話に首を突っ込まないで、と言う。 聡子は、では続きは貞夫の店で一緒に食事でもしながら、と提案す る。 貞夫の店のテーブルで、一緒に食べているのは、聡子と瑞恵とそし て和子。 和子は離婚していた。 瑞恵も、自分も6年後に離婚しようと思っている、と言う。今日も、 夫に腹を立てて家を出てきてしまった、と言う。 和子は、離婚を目指している女性は多いという。 瑞恵は、やはり離婚は大変ですか?と聞く。 和子は、生き返りました、と言う。そして今の夫と再婚し、結婚相 談所での職まで手に入れました、と答える。 最初の結婚は条件だけで決めてしない、支配的な夫で苦労した。 和子が最初の夫と離婚したのは、支配的な夫のせいで、鬱病になっ てしまったから。 子供を連れての離婚は大変だったが、今の夫は子供の面倒も見てく れるし、それに毎日和子に、「きれいだよ」と言ってくれるという。 瑞恵は、再婚という道もあるのね、と目を輝かせている。 聡子は、自分はまだ1回も結婚していないのに、二度目なんて、ず るいよ、と言う。 カウンターでは、一人奈央が飲んでいた。 貞夫が、みんなの話を聞けよと言うと、奈央は、自分は離婚できな い。子供でもできれば、夫婦仲も良くなるだろう。我が子は可愛いは ずだから、と言う。 奈央は流行の所へ行こうと、聡子、瑞恵、和子を連れて行く。 そこは復活したディスコで、バブル時代に青春を謳歌した人たちが、 子育ても一段落して、またこういうところへ繰り出してきているのだ と説明する。 店へ入ると、瑞恵は最初に踊り出し、フロアの真ん中まで行く。 貞夫の店に1人入ってくる恵太朗。聡子と和子行方を聞く。 貞夫は、4人で遊びに行ってしまったので、よく分からない、と答 える。 恵太朗は貞夫に、独身ですよね、と確かめる。 貞夫がそうだと答えると、貞夫は結婚をしないのか、と問う。 貞夫は、結婚の前にやることがあるでしょ、と言う。 わからない恵太朗に、その人のことを丸ごと受け止めること、と貞 夫。 貞夫は、自分にも好きな人はいる。でもその人は、自分が人からど う見られるかを気にしていて、不幸な結婚を続けている。後は考え方 を変えれば幸せな結婚なのに、それを自ら退屈だと思ってしまう女性。 後は、人の面倒はよく見るのに、自分のこととなるとからきし何もで きない。 恵太朗は、貞夫のような人と結婚できる人は幸せだろうな、と言う。 恵太朗は、貞夫のフルネームを聞く。 そして関係ない音なのに、なぜ『マー君』と呼ばれているのか聞く。 「そのうち、おいおい」とはぐらかす貞夫。 和子と意気投合する聡子。 和子は、ディスコへ言ったと聞いたら、父はどういうか、と言う。 和子たちの父親は、小学校の校長だったので、とても厳しく、和子 は長女だったので、みっちり勉強させられた。 でも、恵太朗が生まれてからは、父親の厳しさは恵太朗へ向かった。 父親は厳しい人だったので、母親も和子達も黙って見ているしかな かった。 昼食時に、あの定食屋を訪ねる瑞恵。 店主は、瑞恵のおかげで、そこそこ客の入りも良くなって、安心し ている。 でも、悩みは妻に死なれて、子供もいないこと、と言う。 瑞恵は、それでは病気になったときが、一番心配ですね。保険には 入ってますか?と聞く。 いいや、と店主。 瑞恵は、結婚前は保険会社に勤めていた。夫は今でも保険会社に勤 めていますから、明日パンフレットを持ってきますね、と言う。 店主は、店を閉めた8時以降に来てくれるかな、と言う。 約束する瑞恵。 奈央は一人リビングで不妊治療についての記事を書いていた。 でも、高文が帰宅すると、パソコンの画面をディスコの記事に切り 替え、先日アラフォーに再び人気のディスコへ行って盛り上がった。 これって、高文的ライフスタイルに役立つ?と聞く。 高文は、奈央の話は無視して、今度のベビー・プロジェクトでは、 作り笑いはやめてくれとだけ言う。 病院にやってくる弟・緒方達也(AKIRA)。恵太朗に話があっ てきた、と言う。 恵太朗に、聡子と付き合っているなら、結婚してやってくれ、と言 う。 恵太朗は、まだ若くて実感がないかもしれないけれども、聡子はも う39歳。実家に食べに来ているけれども、自分の家庭を持ちたいは ずだ。 達也は以前チーマーをやっていて、ぐれていた。家に帰らないこと もしばしばあった。それでも聡子はきっちりと毎晩夕食を作り、毎朝、 弁当を作ってくれた。だから達也はあの家が自分の家だと思えるよう になったのだと言う。 そこに聡子がやってきて、達男に余計なことをするな、と蹴りを入 れる。 聡子は、恵太朗と笑いのツボが一致する。それだけで、幸せなのだ、 と言う。 恵太朗は、和子が前の夫とのことで鬱病になったとき、話し相手に なった。そうするうちに、そういう人たちを救いたいと思うようにな った。そこで、勤めていた商社を辞め、臨床心理士になった。 それまで、父親の言うとおり生きてきて、初めての反抗だった。そ れ以来父親とは7年近く、一度も口を利いていないと恵太朗。 瑞恵は閉店後の定食屋を訪れ、保険の資料を揃えておきました、と 言う。 店主はビールを用意し、瑞恵に任せるという。 瑞恵は、夫・彰彦に説明に来させるという。 帰宅し、瑞恵は料理を作りながら彰彦に、そういうわけだから説明 しに行って、と頼む。 彰彦は、なんでこんなに遅いんだ。新聞も散らかっているし、箸も ないと、自分は動かず文句ばかり言っている。 必死に片付け、用意をする瑞恵。 また奈央は貞夫の店で一人飲んでいる。 そして貞夫に、お腹にクッションを巻いて、妊娠したふりでもしよ うかな?そして、養子を貰うの。そうすれば高文と不妊治療でもめず に済む、と。 翌日、貞夫は高文を仕事場に訪ねる。 高文は、話ならアポを取ってくださいと、貞夫を相手にしない。 病院を訪ねる和子。 別にここに来たのは恵太朗の仕事を認めたわけではない。あのまま 商社に勤めていれば、安定した生活を送れていたはず。 それを自分の鬱病のせいで、恵太朗をこんな道に引きずり込んでし まったと和子。 その頃恵太朗は、病院の中庭で、患者の少年とキャッチボールをし ていた。 和子は、恵太朗は運動苦手だったのに、と言う。 聡子は、あの少年の心を救ったのは、恵太朗。恵太朗は患者さんの 押しつぶされそうな心を救っていく。それは聡子にもできないこと。 根負けした高文が貞夫の話を聞く。手短に、と。 貞夫は、奈央の心が折れそうだから、気に掛けて欲しいという。 高文はそんな話なら、と言う。 貞夫は、子供の頃の奈央はすごく太っていて、男の子達にからかわ れていた。 でも、本当の奈央は、自分が虐められても野の花を守るような心の 優しい子なのだ、と言う。 高文は、奈央が太っていたってことで分かった。奈央はコンプレッ クスの塊なんだと言う。 貞夫は、そういうことではなくて、奈央は優しい人なんだと訂正す る。 だが、高文は構わず、だからオレと結婚したんだ。奈央は一生オレ にしがみつくだろうな。一度手にした高級アクセサリーは手放せなく なる、と言う。 貞夫は怒りがたまり、高文を殴る。 たちまち高文の部下に取り押さえられる貞夫。 貞夫は店で奈央に怪我の手当をして貰う。 貞夫は子供の時から変わらないね。無謀でも大人数の中に飛び込ん で奈央を助け、人は見かけじゃなくて、中身だと言う。 医局で聡子は、お腹いっぱいと、ふんぞり返っている。 おかわりするからですよ、と恵太朗。 おいしかったから、と聡子。 別に責めてませんよ、と恵太朗。 聡子は、今晩、すき焼きにしようかな、と言う。 お腹いっぱいなのに、よく夕食なんて考えられますね。しかも、一 人ですき焼きですか、とあきれる恵太朗に、それは食べに来てって言 うことでしょ、と聡子。 その話を男性看護師に聞かれ、すき焼きするときは、呼びますよと 聡子。 瑞恵と洋介は焼き肉を食べている。 瑞恵は、初めてのお給料が入ったので、高級肉を買ったのだ。 そこに彰彦が帰ってくる。 瑞恵は、お給料を貰った、と浮かれて報告する。そして定食屋さん に保険の話、してくれた?と聞く。 話をした、と彰彦。しかも自分が勧めるならと、保険に入ってくれ たと言う。 瑞恵は一件も契約が取れなかったときは落ち込んだけれども、やっ ぱり自分は営業に向いてるんだ、と言う。 彰彦は、それより、今日、お袋から花が届いたって連絡無かったけ ど、贈ってくれたんだよね、と問いただす。 忘れた!と瑞恵。明日には贈ると言う。 彰彦は、自分の仕事と、瑞恵の仕事を一緒にするな。オレは稼いで 一家を支えている。瑞恵の仕事は、家事だ。それを洗濯物はためる。 風呂の掃除の回数だって減った、と責める。 少しぐらい手伝ってくれてもいいじゃない、と言う瑞恵に、働くと きの約束って、家事の手を抜かないことだったよな、と彰彦。 2人の喧嘩にいたたまれず、部屋の隅で小さくなっている洋介。 焼き肉の肉は、ホットプレートの上で黒こげになっていた。 聡子の部屋にやってくる恵太朗。 早速すき焼きを始める。 そこに訪ねてきた人がいた。和子だった。聡子が呼んだのだ。 父親の手紙は読まない、と反発する恵太朗に、すき焼きは2人で食 べるより、3人で食べた方がオイシイでしょ、と言い訳する聡子。 和子は、恵太朗が商社を辞めたのは、父親に対する反発だと思って いた。でも、本当は家族のことを見ていて、カウンセラーになった。 カウンセラーは、恵太朗の天職なんだって、聡子に病院を案内しても らって聞いた、と言う。 そして、恵太朗は父親の犠牲になったと思っていたと同時に、父親 に目を掛けて貰える恵太朗がうらやましかった。あんな父親でも、目 を向けて欲しかった。 でも、恵太朗は聡子のおかげで、変われたんだね。和子自身もやっ と最近、自分の人生を生きられるようになった、と言う。そして最近 の父親は変わった。もう昔の父親ではないので、びっくりしないよう に言う。 聡子に、お節介だと言う恵太朗。 聡子は、長女って、お節介なものなのよね、と和子に同意を求める。 和子はことに弟に対しては、と付け加える。 恵太朗は意を決して、父の手紙を広げる。あんなに字は人格を表す と、しっかりした字を書かせた父の字が震えている。しかも恵太朗に、 一度顔を見せに来て欲しい、と書いてある。 里子は、恵太朗は人の話を素直に聞いて、癒すことが上手い。でも、 恵太朗自身の話をはたことがない。恵太朗も一度、胸の内を話してみ たら?よければ聡子が聞く、という。 翌朝、休日なのに、早い時刻にチャイムで起こされる聡子。 恵太朗が訪ねて来たのだ。 恵太朗は、これから松本に、父に会いに行くという。そして、その 前に聡子に聞いて欲しい話がある。 恵太朗の夢は、カウンセリングにとらわれず、子供達が自由になれ る村を作ること、と言う。 聡子は、初めて恵太朗の夢を聞いたというと、恵太朗もこんな夢を 人に話すのは初めてだから、と言う。 恵太朗が行ってしまってちょっとすると、またチャイムが鳴る。 見ると、瑞恵だった。暫く、聡子のところへ置いて欲しいという。 夫と同じ空気を吸いたくないという言葉があるが、実感した。6年間 も離婚まで我慢できない、と言う。 またチャイムが鳴る。 今度は奈央だった。奈央も家出してきたという。 奈央は、今すぐに離婚するという。 驚く聡子。 寸 評 瑞恵は、計画をじっくり練っていたはずなのに、初給料が入った ら、もう家出を実行してしまいましたね。 奈央も、ステータスのため、絶対高文にあわせて頑張っていくと思 ったら、こちらも家出。 恵太朗と父親の確執ってよくあることだったんですね。 それに、姉が本当に出てこなくてもいいような気がしましたが。話 に聞いているだけの時の方がどんなすごい(ぶっとんでいる?)人な のか、興味がもてたような気が。 瑞恵も奈央も、結局離婚まで行くのでしょうか。 結婚も離婚もあるアラフォー。一年経っても、同じようなテーマの ドラマ、やっていますね。 人間の活動が変わらないのだから、仕方ないか。 執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- すっかり一年がかりになってしまいました。 一年経っても、状況はあまりかわっていないと感じますね。 ただ、この一年間で大きく変わったと思うのは、去年の今頃はまだみんな、 このまま景気は上向いていくと希望を持っていたということですね。 今は、同じような婚カツ・離カツに、さらに不況、リストラが混ぜられてス トーリー構成されていますね。(鈴木) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |