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タイトル:憂国通信  2009/05/10


飲酒運転の教諭を自殺に追い込んだのは天下りが原因か?


飲酒運転容疑の教諭が自殺 摘発の翌日、埼玉県
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090508/crm0905082139032-n1.htm

≪道交法違反(酒気帯び運転)容疑で4月10日に摘発された同県鳩ケ谷市の男性教諭(24)が、翌11日に自殺していたことを明らかにした。

男性教諭は4月10日夜、同僚教諭16人と一緒に同県川口市の居酒屋で飲酒した後、近くの駐車場に止めていた車に別の男性教諭(23)を乗せて帰宅途中、検問で摘発された。≫

大量に酒を飲んでいたのなら勿論許せない犯行だが、今回は酒気帯びである。酒気帯びも飲酒運転と認識されがちだが、残留アルコール濃度が微量の場合その影響はかなりいい加減なものなのである。

邪悪!恐怖の魔女狩りか?「酒気帯び」でも一発取り消しの道交法改悪と天下り「交通安全協会」の関係
http://d.hatena.ne.jp/warabidani/20090128/p1

この教諭の呼気アルコール濃度がどれくらいだったかは定かではないが、0.25%以下なら以前の日本でも、現在のほとんどの国でもOKの数値なのである。

酒を飲んで運転するのは悪いに決まっているが、酒を飲んで相当時間がたって運転した場合、血中アルコール濃度がどのくらいになっているのかはなかなか判断できないだろう。
公務員で、飲んだ翌日に摘発され懲戒免職になった人も多い。

0.25%以下程度の基準に戻した方がトラブルは少ないと思うのだが、警察と天下りの交通安全協会は「飲酒運転をする奴は人間のクズ」と錦の御旗を掲げて取り締まりに躍起である。
要するに、「基準を厳しくすればカモも増えて儲かる」という算段である。奪った反則金はそのまま彼らの儲け(交通安全の美名のもとに天下り企業にばらまかれる)になる仕組みだ。

交通違反反則金の算定
http://insyu.higai.net/bakkinhyou.html

マスコミも、警察に雷同して、悲惨で悪質な飲酒運転事故をことさら派手に喧伝して、「もっと飲酒運転を撲滅するように厳しくしろ」と騒ぎまくっている。極端な事例を取り上げて、それをさも一般的あるかのように強引に当てはめてしまう論理のすり替えの常套的手段である。

そうしたら、案の定マスコミ関係者もころころ捕まってしまった。マスコミ関係者は酒癖が悪いのである。尤も、公務員とは違って彼らは懲戒免職にはならないが…。

えっ、「取り締まりを強化しているのは役人で、こいつらだって公務員だろう?」ですか?

この手の連中は自分では運転しませんよ。公用車で飲み歩いています。

≪翌11日、男性教諭は遺書のようなメモ書きを残し、さいたま市緑区の商業施設の屋上駐車場から飛び降りて死亡した。≫

いかにも学校のセンセイらしい小心者である。見せしめの事例として天下り連中のお役に立ったわけだ。

「虎は死して皮を留め人は死して名を残す」というが、このセンセイは飲酒運転だけに虎だったようだ。

 
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