アラヤ株式会社が初の本格出展! 2009年5月8日 特別増刊(第27号)
携帯電話やテレビ、自動車、カーナビゲーションシステムから、自動販売機、銀行やコンビニエンスストアのATM(現金自動預け払い機)、さらには工場にある産業用ロボットまで。さまざまな電化製品や産業機器などに内蔵、または搭載され、特定の機能を実現するためのコンピュータシステムのことを「組込みシステム」という。つまり、私たちの生活の中で、知らず知らずのうちに、しかもごく身近に、組込みシステムはたくさん存在している。

この組込みシステムの開発に必要なハードウエア、ソフトウエア、コンポーネントから開発環境まで、これらが一堂に集まる展示会「第12回 組込みシステム開発技術展(ESEC)」が、5月13日から15日まで、東京ビッグサイト(東京国際展示場)で開催される。組込みシステムに関する日本最大の展示会とあって、毎回、多くの関係者が来場し、とても注目を浴びている。

一般的に、産業機器や家電製品など、特定に機能を実現するために組み込まれるコンピュータシステムを指す。組込みシステムは、携帯電話、テレビ、自動車、カーナビゲーション、洗濯機や炊飯器、自動販売機、ATMのほか、工場などの産業用ロボットや工作機械など、いまや家庭用、産業用を問わず、電子制御を必要とするほとんどの製品に用いられている。組込みシステムが登場する以前は、製品の電子制御はアナログ回路やデジタル回路といったハードウエアによる回路によって行われていた。そのため新たな機能を追加する場合、回路から変更する必要があり、コストがかかるという問題があった。

だが、組込みシステムの発達によって、その状況が一変する。1980年ごろからマイクロプロセッサなどの製造技術の進歩、生産効率の向上などともに、組込みシステムのハード部分にかかるコストが低減されて導入しやすくなったこと、また組込みシステムを導入するとソフトを書き換えるだけで回路を変更必要がないため、全体的なコストが低減できることから、いまやほとんどの電化製品に組込みシステムが搭載されるようになったのだ。
今回で12回目となるこの展示会は、年々規模を拡大し、昨年は過去最多の約600社が出展した。今回も、マイクロソフト、インテル、日立製作所、東芝、京セラ、NTTドコモなど、世界を舞台に活躍する多くの企業がブースの出展を予定。会場では、組込みシステムに関する展示やデモンストレーション、専門セミナーなどが行われるとのことで、多数の来場者が見込まれている。8つの関連する展示会も同時開催される。

主な特設ゾーン

a.【音声認識・音声合成 ゾーン】音声認識・音声合成に関する技術・デバイスから、その応用製品・サービスまで。主に、音声認識、解析、合成技術に関するソフトウエア、音声入出力、録音ハード、ノイズキャンセリング技術、音声認識・合成サービスに付随する技術など。

b.【電源システム ゾーン】スイッチング電源、各種電源装置など「電源システム」に関する製品・技術。主に、スイッチング電源、電源システム周辺部品、カスタム電源など。

c.【テスト・検証 ゾーン】テスト・検証に関するあらゆるツール・サービス。主に、検証サービス、自動操作ツール、単体テストツール、テスト設計/実装支援ツール、検証コンサルティングなど。

d.【組込み画像処理 ゾーン】高度な画像処理が要求される産業用機器、医療用機器等の開発において需要が高まる画像処理関連製品を取り扱う企業が一堂に集結。主に、ハードウエア(画像処理用LSI ・画像処理ボード ・画像処理モジュール ・組込み用画像処理装置)、ソフトウエア(画像処理ソフト ・画像解析ソフト ・ミドルウエア)など。

e.【モーション コントロール ゾーン】産業用機器、医療用機器等の開発において、高度なモーションコントロール、モーター制御を実現する製品を取り扱う企業が一堂に集まる。モーションコントロールLSI、モーションコントロールボード、パルスカウンタLSI、モーターコントローラー、モーションコントロールソフトウエアなど。

f.【最新の技術動向・事例を発信するセミナー】組込みシステム開発に特化した日本最大の専門セミナーとして、業界第一線の開発者、スペシャリストたちが連日、講演を行う。全27セミナー。内容は、システム設計やテスト、品質向上といったソフトウエアエンジニアリング関連のテーマから、自動車や携帯電話、ロボットなどの応用技術にいたるまで、組込みシステムについて幅広く学べる機会とあって、毎回、関係者の人気を博している。

これまで、ローカライズ業界からのESECへの出展はほとんどなく、日本の輸出産業を支える重要な業種であるローカライズ企業としては、アラヤ株式会社が初の本格出展となる。
 
アラヤの出展テーマは「組込みシステムのローカライズ」。今回初出展となるアラヤでは、このテーマのもとに、ソフトウエアの多言語展開ソリューションを提案する。特に、その中でも、海外展開のスピードアップの鍵となるユーザーインターフェースのローカライズに焦点をあてた展示を行う。

ブース位置は「東44-13」。エントランスからマイクロソフト社のブースに続くメイン通路に面している。そしてブースは、「『赤』と『白』で色彩を統一し、フラットな装飾で整然とした空間を作り上げ、アラヤのブランドイメージを明確に伝える」というコンセプトのもと、カフェさながらのおしゃれなデザインとなっている。

また、商談スペースにおいて、「〜グローバル展開を成功に導く〜ローカライズ スピードアップのご提案」と題し、ブースにて1日3回(11:00、13:30、15:30)、プレゼンテーションを行う。大手エレクトロニクスカンパニーより高く評価されているアラヤならではの、ITと翻訳ノウハウを駆使したローカライズ技術を紹介する。

※ ローカライズとは
家電・工作機械をはじめとする各種製品のユーザーインターフェースやマニュアルなどを、輸出先の国・地域で使用できるように翻訳したり、日時、通貨、単位などの表記を現地の事情に合わせて改良、変更したりすること。ローカリゼーション(Localization)ともいう。

【掲載協力】リード エグジビション ジャパン株式会社

【会社概要】
会社名:アラヤ株式会社
設立:2004年4月
社員数:90名
主要業務内容:各種ドキュメントのコンテンツ制作、コンテンツの多言語翻訳、ソフトウェア/組込みシステム等のローカライズ
国内拠点:東京(本社)、大阪、福岡
海外拠点:デュッセルドルフ、大連、香港、廈門(アモイ)

【開催要項】
第12回 組込みシステム開発技術展(http://www.esec.jp/
会期:2009年 5月13日〜5月15日
時間:10:00〜18:00・(15日のみ17:00終了)
場所:東京ビッグサイト
入場料は5000円だが、サイトから申し込めば、無料で招待状引換券が手に入る。
【ESEC 問い合わせ先】
組込みシステム開発技術展 事務局
リード エグジビション ジャパン株式会社
〒163-0570 東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル18階
TEL:03-3349-8504・・FAX:03-3349-8500
E-mail:esec@reedexpo.co.jp
 
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