メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 09/03/03  2009/03/03


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Stock Mission
本日の相場総括・明日への展望

http://www.stock-mission.com/            2009年3月3日 発行
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□本日の結果
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03/03 03/03特別会員銘柄FS +5.81% 合計+5.81%
03/03 03/02一般会員銘柄SB +1.10% 合計+1.10%
03/03 03/02野村(8604) +7.08% 合計+7.08%
03/03 02/19特別会員銘柄CH +8.89% 合計+50.75%
03/03 02/15特別会員銘柄YY +1.61% 合計+12.06%
03/03 02/11特別会員銘柄ME +8.20% 合計+28.21%
03/03 02/11特別会員銘柄SC +8.97% 合計+38.89%
03/03 02/11特別会員銘柄JC +7.69% 合計+27.59%
03/03 02/08特別会員銘柄IK +4.88% 合計+10.10%

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■本日の市場動向
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本日の日経平均は50円安の7,229円と続落となりました。
昨晩の米市場の大幅下落を受けて、朝方から売り優勢の展開となり、
寄り付き後には192円安の7,088円まで売られましたが、
7,100円を割り込んだところからは先物に大口の買いが断続的に入ったことで、
徐々に下げ渋る底堅い動きとなりました。
前引けには75円安まで下げ幅を縮小し、後場には前日終値近辺まで戻し、
一時8円高とプラス圏に顔を出す場面もありました。
ただ大引けにかけては短期資金の戻り売りにおされて、やや失速しました。

□相場総括
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短期基調は上向き継続、中期基調は下向き継続となっております。
シカゴ日経先物は,円建てで7,060円で返ってきたこともあり、
7,000割れが懸念されましたが、東京より早く取引が始まる
シンガポール(SGX)先物が意外と底堅く推移し、7,000円割れ回避の可能性が
高まったことが安心感を与えました。
また与謝野馨財務・金融・経済財政担当相が10時前に、
日本株の低迷について「必要以上の下げは看過することができないのは、
日本経済全体を考えれば当然のことだ」と発言し、以前から伝わる
株価買取を含めた政策期待への思惑がショートカバーを誘いました。
後場にはアジア株の下落基調の弱まりや円高基調の一服、
公的年金の買い観測などを受けて、積極的な買いは無いまでも
買い戻しの動きが継続となりました。
現時点での大底となっている10月28日の動きに似ていると指摘する
市場関係者の声があり、この日は中川昭一元財務・金融相が空売り規制の
即日実施を発表したことから底打ちとなりました。
これに習った動きとなれば、短期的に二番底を付けてくる可能性があり、
明日以降の動向に注目したいところです。

□新興市場動向
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新興市場は3指数揃って続落となっております。
米株安を受けて主力株を中心に朝方から軟調推移となりました。
日経平均が下げ渋る動きを見せると、こちらも主力株を中心に買い戻しが
入り下げ渋る動きを見せました。
ただマザーズ市場は売買代金が今年最低を記録するなど、
個人投資家を中心に投資家離れが加速しており、
依然として回復のきっかけが無い状態です。
短期資金や需給要因によって上下する銘柄が散見されますが、
持続性がありませんので、基本的には割り切りで臨むか様子見となります。

□個別銘柄動向
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個別では昨晩のメルマガ銘柄の野村ホールディングス(8604)が安く寄り付き
プラスまで転じたことで7%強の上昇となりました。
他、場中に紹介した三晃金属工業(1972)、長谷工コーポレーション(1808)
などが上げ幅拡大、アップルインターナショナル(2788)、
マネースクウェア・ジャパン(8728)はストップ高まで上昇しました。
下ブレ懸念が残る中で買い上がる動きは期待できませんが、
需給関係や短期資金が絡んで上昇する銘柄が散見されます。
今後、仕手株が動き出す可能性も指摘されており、慎重姿勢に
変わりはありませんが、割り切れる範囲で短期で乗っかっていきます。


■今晩の海外市場の動向
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今晩の米市場は昨晩の大幅下落からの買戻しが入り底堅い動きが想定されます。
昨晩の米市場は、英HSBCの増資計画から金融不安が増加、
AIGの決算が市場予想より悪化し政府が追加の金融支援を発表したことが
嫌気されました。
経済指標では、ISM製造業景況指数、個人消費支出が市場予想を上回り
改善する内容となりましたが、買い支えることはできませんでした。
また原油価格の急落もエネルギー関連銘柄の売りを誘い、ダウが節目の
7,000ドルを割り込むと機械的なロスカットを巻き込んで一段安となりました。
テクニカル面で行き過ぎとの声が聞かれることもあり、
今晩は買い戻しの動きが期待されますが、積極的に買いに向かう材料は無く、
上値は限定的となりそうです。

□注目海外指標・決算
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主要企業決算では、オートゾーンが予定されております。
経済指標では、1月中古住宅販売保留指数が発表される予定となっており、
予想では前月比-3.0%(前回+6.3%)となっております。
住宅販売の最有力先行指標となっていることもあり、
注目される経済指標となっており、揉み合い相場の中では、
内容次第で方向性を与えてくることが想定されます。
MBA住宅ローン申請指数が底這いとなっていることから、
販売保留指数も前月並みに推移する可能性を指摘する声もあります。

□その他海外注目材料
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ガイトナー財務長官、バーナンキ米FRB議長が議会証言で経済見通し
及び予算について発言する予定であり、発言内容について、
注目が集まっております。
直近の米市場の下落が止まらず、投資家心理が冷え切った状況にあるだけに、
不安を緩和する発言があるかどうかがポイントとなってきます。
他、オバマ米政権が複数の投資ファンドを設立し、
不良化した融資及び不良資産を買い取る計画を検討していると報じられており、
具体的な内容に注目が集まっております。
テクニカル面では、ショートカバーによる買戻しで、
NYダウが節目の7,000ドルを回復できるかどうかも焦点となってきそうです。
一方で、ネガティブインパクトとなる材料・発言があった場合は、
さらに売り込まれる可能性も否定できませんので、注意が必要となります。


■明日の展望
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明日も株価支援策、公的年金買い観測を下支えに売り込み辛い、
総じて底堅い展開が想定されます。
また明日から1兆円を上限とする日銀の社債買取がスタートし、
資金繰りの改善が見込まれれば、見直し買いを誘発する可能性があります。
テクニカル面から見ても、底割れ回避の動きが明確になってくれば、
買い安心感が拡がってくることが想定されます。

□テクニカル分析からの展望
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本日は10月28日安値を前に踏み止まり、日足は下ヒゲを付ける格好で
下げ幅を縮小する動きとなりました。
これにより新値足の陰転を回避し、10月後半から11月前半までの陽線を
ダマシとして拒否しなかったことが買い安心感に繋がっているようです。
ただ5日線を下回って推移し、心理的にも下ブレ懸念が警戒される状態には
変わりはなく、早々に5日線を回復して支持線へと変化させたいところです。
ボリンジャーバンドでは-2σを一旦割り込み、突っ込み警戒感から
下ヒゲを付けて戻ってきた格好となっており、
セオリー通りの動きとなっております。
一目均衡表では、転換線が7,344円まで下落しており、明日に下ブレさえ
しなければ、今後横ばい推移に変化してくる可能性があります。
遅行スパンは昨日に上方転換拒否の格好となりましたが、過去の実線との
位置を考慮すると、何とか持ち堪えていると見ることができます。
テクニカル面での好転は見られませんが、とりあえず底割れ拒否したことは、
市場心理に安心感を与えるものとして評価できそうです。

□総括・今後の方針
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本日は底割れ回避の動きとなり、テクニカル面での安心感が漂いましたが、
外部環境は非常に悪化しており、NYダウは7,000ドルどころか6,800ドルすら
割り込む展開に至っております。
引き続き日経平均底割れの可能性は高いと言えますが、
昨晩の米市場の経済指標は改善を示す内容も多く発表され始めており、
市場関係者の中では「ここが最悪期では?」との声がちらほら聞かれます。
テクニカル面でも米市場は売られ過ぎという評価もありますので、
今晩も米市場の動向に注目されます。
国内要因では、確かな情報があるわけではありませんが、
日経平均7,000円を割り込むような展開となれば、
これまで報じられた様々な政策が発動される公算が高いと噂されており、
積極的に売る動きも限定されそうです。
個別では引き続き「買い」を入れることが難しい相場環境にありますので、
余裕ある範囲で短期で動いている銘柄が乗っていくことになります。

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□本日のメルマガ銘柄
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オリックス (8591)
現在値:2,185円

外国人投資家の動向を見るならオリックスと任天堂(7974)と言われております。
同銘柄では2月24日に出来高を伴って底値を付けたことを皮切りに、
下値切り上げの動きを続けております。
相変わらず外国人売りは観測されておりますが、一方で売っていた外国人の
買い戻しの動きも見られており、同銘柄の動きがそれを証明しております。
直近では日経平均の冴えない動が続く中でも堅調推移を続けており、
基調の変化が見られます。
これまで売られ続けた銘柄ですので、長い目での見直し買いが期待されます。

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