メルマガ:作家&出版人育成マガジン「パウパウ」
タイトル:作家&出版人育成マガジン「パウパウ」第112号  2009/02/03


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      作家&出版人育成マガジン『パウパウ』第112号
   2009年2月3日発行(不定期発行)(2000年3月7日創刊)
      発行元 出版人コム http://www.shuppanjin.com/
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[お知らせ]
●『パウパウが4年ぶりに復刊しました!
 従来の「メルマガ」という媒体では字数や動画が使えないなど、いろ
いろな制約があり、十分に発行者側の意図を伝えられないというジレン
マがありました。そのため長期間休刊しておりました。
 幸いなことにいくつかのメルマガ発行管理サイトでは、登録が抹消さ
れておりませんでしたので、復刊することにしました。
 今後の方針としましては、ホームページでの活動を中心に置き、メル
マガではその趣旨や要約、リンク情報などを伝えていく、ということに
したいと考えております。
 読者の皆様、メルマガは「迷惑メール」に振り分けられることもあり
ます。ぜひメールソフトの設定で、このメルマガを正規のメールとして
登録しておいてください。
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●巻頭言 言葉で尽くせぬ想い●
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 昨年末の12月23日、早乙女貢先生が逝去されました。インタビューの
時、「私は病気一つしたことがない。150歳まで生きるぞ」と言われてい
たので、私もそう信じていました。死因がガンということですので、最
初で最後の病気がそれだったということになります。インタビューの後、
「今度またゆっくり飲もうよ」と言ってくださったので、近いうちにま
たお会いしたいと考えていたのに、残念でしかたがありません。ご冥福
をお祈りしたいと思います。
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●ホームページ更新情報●
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 書き手・読み手・発行者を育てる企画に全力で取り組んでいます。
 毎回少しずつホームページの中身を紹介していきます。
<芸術家・文化人インタビュー>
 追悼の意を込めて−早乙女貢氏インタビューを再び
http://www.shuppanjin.com/interview/saotome/saotome.html

<新人作家発掘ワールド>
○広く一般から作品を募集し、一定基準を満たした書き手に発表の場を
提供しています。読者から直接感想をもらうことができます。
読者と一緒になって書き手を育てていこうという企画です。
http://www.shuppanjin.com/runningnovels/runningnovels.html

<第14回読者文芸大賞 募集要項>
今回から「ドラマは全国にある」をテーマに取り組んでいます。
全国各地で文芸の新興に取り組んでいる自治体・団体・個人の
方に審査員として参加していただくことを提案しています。
http://www.shuppanjin.com/prize6/prize14.html

<小出版支援企画>
いい作品なのに、あまり知られていないものに焦点を当て、紹介して
います。自薦・他薦自由です。
http://www.shuppanjin.com/smallpub/smallpub.html

<風羅坊便り>
○上ノ山明彦の身辺雑記です。
http://www.shuppanjin.com/furabo/furabo.html
<夢幻流もの書き道場>
○作品を書くための参考になる話を集めています。
http://www.shuppanjin.com/mugen/mugen.html
(最近掲載した記事から)
「人がものを書くたった一つの理由は、過去を理解し、死すべき運命
に対し覚悟を決めるためなのだ。だからこそ、作品中の動詞は過去形
が使われている。・・・・・この世で有効な芸術形式は、宗教と、も
のを書くこと、この2つしかないのだ、と」(スティーブン・キング、
『スタンド・バイ・ミー』、新潮文庫、234ページ)。
「ことばは有害なものなのだ。・・・・愛というのは甘ったるい詩で
はない。愛には牙がある。噛みつくのだ。その傷は決して癒されない。
無言であること、ことばを組み合わせたりしないことが、そういう愛
の傷をふさぐ役目を果たす。逆にジョークがその役を果たすこともあ
る。そういう傷がふさがったら、それと同時にことばも死ぬ。わたし
が言うのだから、信じてくれていい。わたしはことばで生計を立てて
いる。だから、それがよくわかるのだ」(同、289ページ)。
ああ、なんという核心を突いた言葉だろう。
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●インターネットもの書き塾からのお知らせ●
 2009年度1−3月期の塾生を募集中
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 「時代小説コース」「小説一貫コース」「エッセイコース」の募集を
行っています。懇切ていねいな指導で、実力がアップします。
http://www.shuppanjin.com/ikoza/guide.html
 昨年新たに開講した「時代小説コース」は、時代考証編がウリです。
 時代小説は昔の生活・風俗・社会制度を理解するのがたいへんです。
 自分一人で資料を集めたり勉強したりすると、膨大な時間とお金が
必要になります。時代考証編では、豊富な図と解説で基礎を固めるのに
十分な資料が揃っています。これをマスターして、一躍中級・上級へと
ステップアップすることができることでしょう。
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 編集後記
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 新年のご挨拶をするにはもう2月。ちょっと遅いので割愛させていた
だきます。このメルマガ、ちょうど4年間も休んでいました。その間に
いろいろなことがありました。母と父の死はボディブローのようにじん
わりと深く私にショックを与えました。ようやく回復したところです。
一昨年からは金融危機の嵐が吹き荒れ、昨年から「世界恐慌」に変化し
ました。今年はオバマ大統領の誕生という歴史的な出来事で始まりまし
た。新しいものが生まれるためには古いものが壊されなければならない、
と誰かが何かの本で書いていました。ですから私は「100年に一度の危機」
といわれる今を悲観してばかりいるわけではありません。皆さん、いい
方向に世界が向かっていくように希望をもちましょう。(かみのやま)
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 編集発行人:上ノ山明彦  発行社:出版人コム
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 でもなるべく解除しないでください。何号か読む間にタメになる情報が
あると思いますので、その号だけで判断しないでいただけたら幸いです。
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●バックナンバーはホームページにあります。
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