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タイトル:憂国通信  2009/01/24


オバマ大統領 イスラエル支持を明言 

オバマ大統領は、やはりと言うか、就任後初めて中東情勢に言及し、多くの死者を出したパレスチナ自治区ガザへの攻撃を批判することなく、イスラエルを支持する姿勢を鮮明にした。

≪「はっきり言います。アメリカはイスラエルの安全にコミットします。脅威に対するイスラエルの自衛権を支持します」(オバマ大統領)≫

オバマ大統領は中東情勢については就任まで発言を控えてきたが、イスラエルに対し「自衛権を支持する」と明言する一方で、パレスチナ側に対しては対イスラエル強硬派ハマスにロケット攻撃をやめるよう要求した。
オバマ大統領にとっては最初の踏み絵だろうが、アメリカ人は白黒をはっきりさせるのが好きである。中立的態度は「卑怯」と映るらしい。現段階でオバマ大統領がハマスに好意を示しても得になる要因は何もない。

オバマ大統領はガザ地区の人道状況には懸念を示したものの、多くの死者を出したイスラエルの攻撃を批判する言葉はなく、これまでイスラエル寄りの姿勢を取り続けてきたアメリカの方針に、新政権でも大きな転換がないことを示した。多くのアメリカ人は安心したことだろう。

アメリカ大統領は財閥の番頭である。今回のイスラエルのガザ攻撃は原油価格下落が深く関与している。意図的に政情不安を作り出して投機家の投げ売りを阻止する狙いだったと思われる。
一応その目的は達成されたようだ。イスラエルも撤兵を始めた。戦争するには金がかかるのである。一番戦争を止めたがっていたのはイスラエルだったのかもしれない。イスラエルを強く非難しているアラブ産油国も同じ穴の狢だったことになる。

オバマ大統領、イスラエル支持鮮明に
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4045204.html

 
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