メルマガ:【実践留学道場】
タイトル:【実践留学道場】 [第433号]  2008/12/24


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             【実 践 留 学 道 場】

             第433号(2008/12/24発行)

       毎回発行部数:約570部、 累計発行部数:284,108部

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 読者の皆さん、こんにちわ。
メールマガジン【実践留学道場】”道場主”(ほかにも”師範”や編集スタッフ
等々発行に関わる全てを兼ねています!)の、ヒデクラです。

 この時期、結構気温も低くなり、雪が降りそうな天候となってきましたので、
私も先日、クルマのタイヤを早々と冬タイヤ(スタッドレス)に交換しました。
これで年末年始のクルマでの移動も、一安心です。
(冬タイヤにすると、多少燃費が悪くなりますが、このところガソリンも値下が
りとなっていますので、助かります!)

 このメルマガが発行される24日はクリスマスイブですが、今年は、ホワイト
クリスマスになりますでしょうか?
 今年は、残念ながら、クリスマスイブ&クリスマスが土日と重なっておらず、
お勤め人は年末の忙しいこの時期、休みも取れず大変かと思いますが、ゆっくり
年末・年始を迎える為にも、この時期、もうひと踏ん張りして頑張りましょう!


 それでは、早速今回の稽古に入りましょう!


  =========================[今回の内容]==========================

    ☆1☆ 『あなたにとっての留学とは?』[第9回] 
 
    ☆2☆ 『道場主の戯言(編集後記)』

  ===============================================================


 〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜☆1☆の始まり〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜〜


          『あなたにとっての留学とは?』
          ================
      [第9回:米国での勉学へのアドバイス(その3)] 


 ●米国での勉学へのアドバイス(その3)


  今回は、米国の大学では必須ともいえるレポート作成(米国では、
 これを、ペーパーとよびます)のコツについて、お話しましょう。


 ▼ レポート作成にあたって ▼

  既にこれまでメルマガの中で何度か述べてきたかと思いますが、
 米国の学生はレポートのことをペーパー(paper)と呼んでいました。
  しかし、厳密に言うと、あるテーマに対しての調査、考察結果を
 まとめて提出するペーパーは、通常”リサーチペーパー”(=research
 paperと呼ばれますが、一方、学士論文や修士論文のように分量、
 調査規模の大きなペーパーは、”論文”(=thesis)と呼ばれます。
  ここでは”リサーチペーパー”に相当する、我々が日本で言う
 ところのレポート作成に関して触れることにします。

  私の経験から言って米国の大学、大学院での授業でのレポート課題
 の比率は日本の大学に比べてかなり高いと思います。特に、大学院の
 授業では、講師の説明は少しで、あとは与えられた課題に対してのレ
 ポート作成や発表が中心となっていました。
  ですから、単位取得のコツは、如何にこのレポートをうまく、かつ
 効率良く作成し、発表するかということになります。
 (もちろん、高成績の為には、以前触れました、”授業への参画度”
 も大切です!)


  ここではレポート作成のポイントを、簡潔に箇条書きにしてまとめ
 てみました。

 (1)まず、テーマ選定が重要です。すなわち、いくつかの提示され
   た課題の中から自分が一番得意な、もしくは出来そうなテーマを
   確実に選ぶことです。
   (このために、教授にその課題の主旨を質問する等々して、良く
   テーマを理解する必要があります。)

 (2)次は、パートナーです。レポートは一人で作成することもあり
   ますが、通常は2〜3人がペアになってあたるケースが多いので、
   如何に適切なパートナーを選ぶかということも、結構重要です。
   (これは、自分だけでなく、相手も同様かと思いますが、特に日
   本人留学生にとっては、このパートナーの知識のみでなく、我々
   日本人に対しての態度、接し方も重要なファクターとなりますの
   で、短い期間にこれらを的確に判断する目が重要です。)

    尚、ここで注意してもらいたいのは、仮に他に日本人がいたと
   しても、決して日本人や他の国からの留学生とはパートナーにな
   らずに、現地の人(native)とパートナーになるように心がけて
   下さい。
   (言わずもがなとは思いますが、日本人は得てして日本人同士集
   まるほうが安心感があり、このようになりがちですが、これはマ
   イナスです。現地人はこれまで米国流のやり方、コツを身につけ
   て大学院まできているわけですから、このやり方を吸収し、更に
   これに日本流のやり方の良いところを加味すれば良いのです。)

 (3)テーマ、パートナー選定が上手く行けば、レポート作成は半分
   も成功したも同様です。あとは、パートナーの指示にしたがって、
   作業を分担して進めればOKです。
    何も心配することはありません。パートナーも単位取得の為に
   頑張ってレポートを作成する筈ですので、任せておけば大丈夫で
   す。(米国留学では、これくらいの楽観的な考え方ができないと
   大変です。幸いにも、私の場合は、米国に留学して一番最初のレ
   ポート作成・発表が良いパートナーに恵まれて、大成功でした。
   −−−正直、そのnativeにかなり助けられた面もありました!)
    あと、この際に重要なのが、パートナーとのコミュニケーショ
   ンです。もちろん、英語でのコミュニケーションになりますので
   結構たいへんです。もし、相手の言うことが十分理解できないよ
   うなことがあれば、遠慮無く何度も聞いたほうが良いでしょう。
   日本人でありながら、不利な英語でコミュニケーションをしてあ
   げているのですから。そのくらいのずぶとい神経も必要でしょう。

 (4)レポート作成上のポイントは以上ですが、これだと肝心の中身
   の作成の仕方が良く分からないと思われる方もおられるでしょう
   から、もう少しつけ加えておきます。
    それは、情報機器の活用です。これまで何度か述べているので、
   既にご存知の方がほとんどかと思いますが、情報の収集、交換、
   整理、まとめ等々全ての分野においてPC、つまりパソコンの活
   用は必須です。
   (特に、私が留学していた20年程も前はまだインターネットが
   それほど普及していませんでしたので、足で情報は稼ぎましたが、
   それでもそのあとのパートナー同士での情報交換、整理、まとめ
   にはPCは欠かせない存在でした。直接の英語での会話が苦手で
   も、PC経由でのメールや文章でのコミュニケーションであれば、
   結構やりやすく、気が楽になります。私自身もそうでした。)

    概ね、以下の手順で作成を進めるのがよいでしょう。

    レポートのテーマに沿った関連情報を図書館やインターネット
   から、先ず幅広く収集します。そして、それらの情報をよく吟味
   し、自分の考えに合った参考文献や、逆に、自分の考えに反する
   ような文献をピックアップし、これらの情報を利用しながら、自
   分の主張すべきことをまとめて行きます。
    その段階で、共同者とのレビューや意見交換も当然必要となる
   でしょう。
    そして、このとき結構重要なのは、内容の詳細よりも、先ずは
   レポートの全体構成、いわゆる目次を意識しながら、大きな構成
   を固めることです。これがしっかりしていないと、いくら詳細内
   容が良くても、何んかまとまりのない印象のレポートになってし
   まいます。
    一応、全体構成、大まかな内容がかたまりましたら、あとは、
   既に入手済みの参考文献を参考にしながら、自分の言わんとする
   ところの詳細を記述して行けば良いでしょう。
    レポート作成時、もし、参考にしたり引用した文献があれば、
   本文中の脚注等での補足はもちろんのこと、最後の出典のところ
   でも、これら参照文献の一覧を記載する必要がありますので注意
   して下さい。(これは、米国では、Bibliographyとしてレポート
   のうしろのほうにつけるようになっています。)
  

  最後にレポート作成で一番重要なポイントにふれて、今回の話を終
 えることにします。

  それは、あたりまえのことと言えばあたりまえですが、大学生、大
 学院生としての基本的な能力に関してです。
  これは何も留学生だけに限らず日本で学ぶ学生にたいしても同様で
 すが、道場主である私が感じるに、最近与えられた受身のことは何と
 かこなせても、自分から能動的に、かつ創造的に何かを出来る人は少
 なくなっているように感じています。
  つまり、選択式の問題への回答は何とかできても、今回のレポート
 作成のように何か自分で考えて、自分の意見を的確に述べれる、しか
 も文章で表現できる人が少ないのではないかと危惧しています。これ
 では、日本では何とか通用しても米国ではやって行けません。このと
 ころをしっかり認識しておいて下さい。

  良く英語ができないからレポートが書けないという人がいますが、
 これは間違いです。それでは、日本語で書いて見なさいと言って書か
 せてみると、何を言いたいのかさっぱり分からないことが良くありま
 す。英語は論理的ですので、曖昧な日本語は英語に出来る筈がありま
 せん。英語のちから以前の問題です。

  このメルマガの読者の方はその辺良く理解されている方が殆どだと
 思いますが、今一度原点に戻って考えてみて下さい。レポート作成に
 何も難しい英語の表現を使う必要はありません。書こうとしている内
 容が明快でシンプルな表現であれば、留学するほどの英語力のある人
 であれば何も悩まずに英文のレポートがきっと書ける筈です。

  一番大切なことは、より多くの情報をインプットして、自分なりの
 考えを明確に表現することです。英文レポート作成の極意はこれにつ
 きます!


  次回は、このレポートが完成した後の発表、プレゼンテーションに
 関して、私自身がレポート作成、発表を行なった時の経験等々の苦労
 話も交えながら、そのノウハウを気楽な形でお話致します。どうぞ、
 ご期待下さい。

                    −  第9回 完 −

      −−−−−−−−・−−−−・−−−−−−−−

  今回の『あなたにとっての留学とは?』、如何でしたでしょうか?
 読者の皆さんのご参加により、より良いコラムにして行きたいと考えて
 います。是非、このコラムにご意見、ご要望をお寄せ下さい! 

 〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜☆1☆の終わり〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜〜

 〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜☆2☆の始まり〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜〜


          【道場主の戯言(編集後記)】
          =============


   本メルマガ発行責任者のヒデクラこと、多門院英蔵です。
  いつもメルマガ【実践留学道場】をお読み頂き、ありがとうございます。


   もう、年末もせまり、あわただしい時期となってきました。今年は、
  これまでの英語・留学関連のノウハウを色々書籍(電子書籍)として
  まとめ、「でじたる書房」さんからも5冊ほど出展させて頂くことが
  できました。ぼつぼつ売れています。(^_^;)
  (「でじたる書房」さんの運営元が、メディアネット株式会社から
  デジバンク株式会社に変更となったようですが、引き続き、色々為に
  なる電子書籍が販売されていますので、是非、一度ご覧下さい。
   URLは、

    http://www.digbook.jp/index.php

  です。)


   尚、今後も、更なるメルマガの内容充実のために、是非、読者の
  皆さんから、メルマガの内容に対しての貴重なご意見を頂きたく、

     ・アメブロのURL、
       http://ameblo.jp/studying-abroad-blog/

  あるいは、
   
     ・掲示板のURL、
       http://yy2.ziyu.net/yy/Hajime.html

  に、どんどんご意見、ご感想をお寄せ下さい。


   次回、本年最後のメルマガは、お休みとさせて頂き、申し訳ありません
  が、次回のメルマガは、来年最初のメルマガとなります。
 
   読者の皆さん、今年1年、メルマガ【実践留学道場】のご愛読、
  ありがとうございました! 来年も、引き続き宜しくお願い致します。

   では、皆さん、良いお年をお迎えください。


   以上、道場主の戯言でした。

 〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜☆2☆の終わり〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜〜

 今回の稽古はこれで終わりです。 お疲れ様でした!
それでは、次回をお楽しみに。( Take care and study hard! )


      ●●● 次回は、1月7日発行予定です。●●●
        (来年、最初のメルマガになります!)


 (お願い) 一番下のP.S.の情報も、是非お読み下さい。
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