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タイトル:憂国通信  2008/12/09


松坂マーム水槽内首吊り自殺 続報 受水槽の謎 


イオン系「マーム」受水槽に1ヵ月放置の遺体は水槽内で首つりしていることが新たに判り、ネット上ではこの話題が沈静化する様子はない。

【三重】イオン系「マーム」受水槽に1ヵ月放置の遺体は水槽内で首吊り…飲食店に供給されるも当初説明は「トイレのみに使用」★6
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1228627517/

≪自殺と見られる男性の遺体がおよそ一ヶ月間はいっていたことが発覚した問題で男性は施設屋外にある非常階段の二階付近から飛び降り自殺を図り、下にあった水槽天井部を突き破って落ちたが死に切れず水槽内でクビをつっていたことが5日までに分かった。 
受水槽内の水は飲食店など全館に供給されており、マームには「肝炎やエイズウイルスの感染は無いか」などの問い合わせが殺到。 
遺体が見つかった受水槽について、松坂署は発見後「受水槽の水は飲料には 使っておらず、トイレの水洗に使っているようだ」と説明していた。≫

受水槽にひと月も死体が浸かっていたらどうなるか?
このイメージは2ちゃんねラーのイメージを大いにかき立てた。

ID:ZKoAxU7u0氏は実例を引用している。

≪昭和49年8月、都内大田区蒲田のマンション 
行水のため、屋上にある上水タンク内に勝手に入ったホームレスの男性が行水中に急性心不全で死亡。 
男性の遺体が発見されたのは翌年、昭和50年の1月になってからであった。 
マンション住民からの「水道水が臭い」「蛇口から髪の毛が出た」 
「入浴剤も使わないのに風呂が温泉みたいな匂いになる」 
「ふつうにご飯を炊いたのに、炊き込みご飯みたいな色になった」 
などの苦情から屋上タンクを調べたマンション管理人により発見された。≫

今回は夏場の事故ではなかったので様相は多少異なるだろうが、生々しい証言である。

また、2ちゃんねるには「テンプレ」なるものが出回っている。これには受水槽に関する基本的な疑問と回答が書かれている。

ID:gIrnjch30氏が作成した「テンプレ009」

≪・中は水でいっぱいじゃないの? 
 → 最近の受水槽は常に満水とは限りません。 1/4 くらいに減ってから給水するものもあります。 

・中にハシゴなんてあるの? 
 → 小さい受水槽にはありませんが、人の背が立たないくらい大きなもの(今回3m)は、点検用のステンレスはしご等あります。 

・トイレ用の水ってホント? 
 → 伊勢新聞では「警察の初期説明では」そうだと報道。その他の新聞テレビ等は「水道水」として飲食店でも使われたと報じています。 
 → 遺体発見直後に、飲食店に「給水設備が破損」したので水道が使えずお休みします、との張り紙あり。 (トイレ用の水なら飲食店で使いませんよね) 

・写真みると雑な修理だね 
 → 今は応急に別の水槽を用意し、そちらを使っているので、現在は使っていないとの情報あり。 
 → 水槽は縦方向に仕切って内部が2水槽になっている可能性も議論されています。 (一方だけ使うことも可能とか) 
 → 今後は取り壊して、作り直すと言われています。 

・フィルタ通してるんでしょ 
 →この種類の受水槽は、一度に大量の水を供給する目的があるので、仮にあっても目の細かい物は無理です。 普通ストレーナという荒い網のような物が、ポンプを保護する目的でついてます。≫

ID:OPX2JEfm0氏は、そろそろmixiで内部告発でもないかとウロウロしていたら、近所の人らしき以下のような内容の日記を見つけたらしい。

≪・警備員がたまたま見つけたように書いてあるが、事実はちと違うよう 
・発見のきっかけは水が異常に濁ってきたから警備員が調べにいった 
・体と髪の毛とその他の3回に分けて引き上げた(引き上げた消防署員談) 
・臭い(死体の)も相当していた≫

リアルだが、デマである可能性もある。

ID:KJb/FB8j0氏はビル管理業者。受水槽のプロである。

≪1.受水層の中で首はつれるか? 
簡単に出来ます。ある程度以上の大きさの水槽には、強度上の関係で内側にステンレス梁が縦横に走ってますので、そこらじゅうに引っ掛ける場所があります。(清掃時の作業灯なんかを吊るすのに便利です) 
水位も、旧来のボールタップ給水だと常に満水ですが、近年は1/4位に水位が減ってから給水する電磁弁方式が多いので、高さも充分に確保できるでしょう。 
2.水質検査で異常が見つけられなかったのは? 
水道水には塩素(正確には次亜塩素)が入っています。 
これは水中の不純物に付着して沈殿させ、殆どの細菌・ウィルスを死滅可能です。 
ですので、『常に新しい水が補給(交換)されている状態』では、死体も細菌が発生しにくく(よって、腐臭や腐敗が進行しにくい)、糞尿なども「薄まって」しまっていたのではないかと。 
日常の検査はおそらく、「残留塩素測定」という検査でしょう。 
尚、「受水槽・高架水槽には小動物・鳥などの死体が入っていることがある」というのは何十年も前の話です。現在では法令が厳しくなったので、管理会社が係っていれば、そんな施設はまずお目にかかれません。 
3.水を使っても大丈夫か? 
精神衛生上は解りませんが、細菌による感染は(前述の残留塩素がある限り)ありえません。ただし、飲料水用にする為には、その他のさまざまな検査をパスしなければならず、これは法定の専門機関に依頼しなければなりません。 ≫

と、「細菌感染の可能性」に関してだけは「太鼓判」を押している。

ID:ZD2qofSt0氏も受水槽に詳しそうだ。

≪あのね、樹脂(FRP)に付着した動物性脂肪って簡単には除去できないんだよ。洗剤で高圧洗浄したって? ムリムリwww 超甘いわ。やるんなら60℃以上のお湯を入れて大量の苛性ソーダ系の物でしばらく漬け置きで、その後、消毒汚れ(脂肪)が残ってる状態で塩酸で消毒してもな〜んも意味なし。効果はほんのいっときだけ。ついでに言うと、樹脂に付いた臭いの除去はプロでも困難死体の腐敗臭なんて論外で、この受水槽まだ使うの? ≫

イオン側に受水槽の交換を提唱している。写真で見る限り年式が経っているようなので、ここいらで交換という選択もあるだろう。

ID:KJb/FB8j0氏は更にこんな警鐘を鳴らしている。 

≪正直いって、「屋外に置いてある受水層」でしかも不特定多数の人間が使う物でしょう。 毎日1回(普通なら複数回)は「外観」「状況」をしっかり確認しなければいけません! 
入っていたのが「死体」だったので、気分が悪いとかですんで(?)いますが、これが、「天板を割って、致死量の『青酸カリ』を放り込んだ」だったら、驚異的な事件になっていたはずです! 
設備担当者はそのあたりを常に警戒し、予見し、細心の注意を最大限の配慮で管理しなければいけないのです! 
少なくとも管理担当者の法的責任は免れ得ないと考えます。≫

ビル管理のプロとして、イオン側の対応の悪さに義憤を抱いているようだ。


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