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===================================================== 発行部数 26 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2008/11/181 (Tue) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.火曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 日曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル チームバチスタの栄光 局 名 日本テレビ系 放映日時 火曜22時 キャスト 田口公平（伊藤淳史） 白鳥圭輔（仲村トオル） 桐生恭一（伊原剛志） 大友直美（釈由美子） 氷室貢一郎（城田優） 原 作 海堂尊 『チームバチスタの栄光』 脚 本 後藤法子 主題歌 青山テルマ『』 あらすじ 第６回 オペ室の完全犯罪…犯人はお前だ バチスタ手術で患者さんが亡くなったとき、予告の薔薇が置かれて いた..... 蔵田（田村元治）はオペ室へ運び込まれ、チームバチスタの面々も、 オペ室へと吸い込まれていく。 田口公平（伊藤淳史）は藤原真琴（名取裕子）に、緊急オペを止め たい。高階権太（林隆三）病院長に連絡して欲しい、と言う。 田口は桐生恭一（伊原剛志）に、もう一度オペを止めて欲しいと頼 む。今回も犯人は狙っている、と。 桐生は、何か分かったのかと聞く。 田口が、具体的には何もというと、それじゃ話にならないと桐生。 そして、オペを止めてもこの患者は亡くなるのだ、と言う。 田口が、患者を助けたいと思わないのかと問うと、患者を助けたく ないと思う医者がいるか、と桐生。 そして病理医・鳴海涼（宮川大輔）に、田口といえども、一歩もオ ペ室に入れるな。必要なら、警備の人間も呼べ、と言う。 鳴海が田口を押さえ、そこにほかの医者も加勢する。 ＜＜バチスタ手術とは、これまで移植しか治療法の無かった、拡張 型心筋症のふくらんだ心臓を切り取り、小さく作り直す手術。この難 易度の高い手術を次々と成功させてきた７人のエリート集団・チーム バチスタ。しかし突然、患者が相次いで死亡するという原因不明の事 態が起こった。これは不運な事故か、医療ミスか、それとも殺人 か＞＞ 藤原は高階の留守電に、すぐ折り返してくれるよう伝言を残す。 ＣＡＳＥ３３ バチスタ手術。 心臓をあらわにする。 桐生は、心臓の動きが悪くなっているのは、ＬＭＴの影響か、と言 う。 鳴海が桐生に、切除する範囲を指示する。 バイパス手術並びにバチスタ手術が始まる。 バイパス手術はすぐに終わり、変性部位が切り出される。 白鳥は、乗っているタクシーの運転手に、もっと急げないのかと無 理を言うが、渋滞らしいですよ、と運転手。 田口は、警備員に廊下につまみ出される。 鳴海が変性部位を確認し、桐生にＯＫを出す。 田口は、見学室からオペを見ている。 やっと藤原の電話が、高階につながる。 やっと病院に着いた白鳥は駆けていく。 オペが終わったが、また心臓は再鼓動しなかった。 カウンターショックの準備を命じる桐生。 白鳥は、オペ室の前に立っている警備員をどかし、なんとか中へ入 ろうとする。 カウンターチャージを上げても、心臓は再鼓動しない。 そこに飛び込んできた白鳥が、無駄だと言う。もう、鼓動はしない、 と。 そして、チームバチスタのメンバー以外は、問題ないから、出て行 けと、出て行かせる。警備員も。 オペは完璧だったという桐生に、白鳥はこれからなぜオペが失敗し たか、証明するという。 そして見学室で頭を抱えている田口に、早く来るよう、怒鳴る。 白鳥は桐生に、その心臓をもう一度開けばわかる、と言う。 桐生は、死んだ人間にメスを入れることは、すでに解剖。解剖する ためには、遺族の許可がいる。患者が亡くなったばかりの遺族に、そ んな話はできないた゜ろうと言う。 白鳥は、できるできないではなく、するんだと桐生に言う。 そして田口に、自分が戻るまで、絶対１人もこのオペ室から出すな、 と命じる。この中に容疑者がいるのだから、と。 白鳥が蔵田の遺族に、解剖の許可を求める。蔵田の死に、不審な点 があるから、と。 何が不審なのかと問われても、これから調べる、と白鳥。今調べて おかないと、これからも同じことが起こる、と言う。 蔵田の妻・トキ（五月晴子）は断る。もう何時間も手術室に入れら れた上に、解剖なんて、と。 それでもまだ解剖させて欲しいという白鳥に、解剖したら夫は生き 返るのか、とトキ。 白鳥は、それは無いが、これから亡くなるかもしれない命を救える と言い、土下座して頼む。 遺族は戸惑う。 そこに桐生が来て、全身ではなく、心臓だけでいいのだという。 白鳥は、田口に、１人もオペ室から出すなと言ったはずなのにと舌 打ちする。 桐生は、執刀医が説明すべきだという。 桐生は力及ばなかったことを詫びる。 トキは、切ったところを開くだけで、もうほかの所を傷つけないの ならと、了解する。 オペ室ではみんな待たされ、田口に文句を言う。 第二助手・酒井利樹（鈴木裕樹）が、解剖に同意するわけが無いと 言う。 その時、白鳥と桐生が心臓の解剖許可を貰ったとやってくる。 桐生は、例え死因が脳梗塞だとしても、心臓しか解剖できない、と 言う。 白鳥は、例え脳梗塞だとしても、心臓は動くと言い、桐生も同意す る。 白鳥は、心臓を止めるには、毒物を使うか、直接攻撃するしかない。 でも、科捜研の調査でも、毒物は検出されなかった。そうすると、心 臓に直接攻撃を加えたとしか、考えられない。心臓を開ければ分かる、 と言う。 第一助手・垣谷雄次（鶴見辰吾）が、もし何も出なかったら、どう するのだと言うが、白鳥は、それは何も出なかったときに言ってくれ と言い返す。 桐生が縫い目をほどく。そして心臓の中を調べるが、何もない。 鳴海も見るが、何も発見できない。 白鳥も覗くが、何も見つからない。 鳴海が白鳥は口ばかりと憎まれ口をきき、白鳥は殴ろうとする。 田口が必死に白鳥を止める。 垣谷が田口に、ここは神聖なオペ室だ。早く白鳥を連れて出て行っ てくれと言う。 桐生が、何時までも遺族を待たせるわけにはいかないので、さっさ と縫合すると言う。 手洗い場で白鳥は田口に、心臓さえ開ければ、殺害方法も、犯人も わかるはずだったのに、と言う。 田口は、薔薇についてもっと早く気付いていればと悔やむ。 どういうことだと白鳥に問われ、この薔薇は殺人予告だという。 田口が会議室で、白鳥に、薔薇と怪文書は同一人物だと思う。見つ かるのは怖いくせに、誰かに気付いて欲しくて、サインを出している。 誰かが止めなければ、そいつは同じことを繰り返す、と言う。 白鳥は、それは誰か分かっているのかと問うが、答えられない田口。 白鳥が、証拠が亡ければどうにもならないな、と言う。 白鳥は、遺体が東城医大を出てしまったら終わりだ。家族に戻され、 焼かれてしまったら。その前に、全身調べたい、と言う。 田口は、ご家族を亡くされている上に、更に解剖なんて言ったら、 家族がどう言うか。なんとかご遺体を傷つけずに調べる方法があれば。 でも、無理な話ですよね、と言う。 白鳥は、「あるよ」と言う。日本では、稀だけど、と。今度は田口 が代わりに殴られてね、助手なんだから、と。 請け負う田口。 二人はオペ室へ向かう。 遺体の修復が終わる。 白鳥がＡＩを説明する。ＡＩは、Autophy Imaging （オートプ シー・イメージング）死亡自画像病理診断のこと。遺体をＭＲＩへ入 れるのだ。そうすれば、解剖よりもずっと簡単だし、ご遺体を傷つけ ることもない、と言う。 垣谷は、反対し続ける。 白鳥は、１人１人に死因が知りたいだろうと説得する。 垣谷に白鳥をどうにかしろと言われた田口は、自分も死因を知りた いのだと言う。 遂に直美も知りたいと言う。 鳴海も知りたい、と言う。 垣谷は、反対していると、犯人と思われると言われ、黙る。 次に、ＭＲＩとなると、放射線科がいい顔はしないだろうと言う。 それに対して白鳥は、高階の許可を取ってある。やっと電話が通じ た。これからは特命リスクマネジャーである田口の指示に従うよう言 う。 ＭＲＩ室へ向かいながら田口は白鳥に、あんな嘘言ってもいいのか、 と問う。 白鳥は、自分たちは共犯だと言う。 ＭＲＩ室の前へ着くと、黒崎（榎木孝明）教授が出てくる。放射線 科の岸も出てきて、こんな使い方は認められない。ＭＲＩは生きた人 間に使うものだという。 黒崎は、本当に高階が許可したのか？例え高階が許可したとしても、 こんな前例の無いことを、と言う。 そこに高階がやってきて、話は藤原とオペ室から聞いたという。 田口は、死因は調べなければならないのだ。誰かが死因に気付いて、 止めさせなければならないのだ、と言う。 白鳥は、犯人は危険を感じて、しばらく殺人を止めるかも知れない。 そうすると死因は永遠に分からなくなるのだという。チャンスは今し かない、と。 高階は、ＭＲＩの件を許可したという。 黒崎は、もし何も出なければ、心臓血管外科と放射線科は、このこ とで高階を糾弾するという。 蔵田の遺体をシーツに包み、ＭＲＩを通す。 撮られた画像をみんなで見る。 でも、脳には異常はない。 次に胸を見るが、何も出ない。 心臓にフォーカスするが、何も見つからない。 白鳥は、バーチカルにするよう指示。 次に、ショートアクシスを指示。 すると心臓壁に何かが付着している。拡大するが、それが何である かわからない。悔しがる白鳥。 白鳥、田口、高階、黒崎がオペ室に入り、ＭＲＩのショートアクシ スの映像を見せ、右心房に白いものが出来ており、これを立体的に並 べると、一つのラインができる。それはスワンガンツカテーテル。こ のスワンガンツカテーテルは、心臓の血流を測定する。 スワンガンツカテーテルは、右心房、右心室を通る。一方、バチス タ手術は左心房を縫い縮める手術。だから、先ほど左心房を開けても、 何も出なかったと白鳥。 白鳥は田口に、オペに使われたスワンガンツカテーテルを持ってこ させ、通電する。 すると下に敷いたガーゼが焦げる。 スワンガンツカテーテルは、何カ所かに電極があり、心臓に電流を 流す。 この出力を何百倍にも高め、心筋を焼き切った。それによって心臓 は動かなくなった。 心筋は、一カ所焼いたぐらいでは、動かなくならない。だから何カ 所も焼き切った。 どの位置を焼けば動かなくなるかをよく知っていて、それを正確に 操れる者−−それは氷室だと名指しする白鳥。 氷室はオペ中に、スワンガンツカテーテルを操作していた。 黒崎が、何をやってくれたんだ、と言う。 氷室はもう少し早く気付くかと思っていた。田口の推理はいいとこ ろ突いていたよ、と言う。 田口は、予告の薔薇も怪文書も、氷室がやったんですね。どうして ５人も殺したんですか。 でも、子供は殺さなかったのだけが、救いですね、と言う。 だが氷室は、子供は殺さなかったのではなく、殺せなかったのだと 言う。なぜならば、スワンガンツカテーテルは、この病院では子供の オペには使わないから、と。 田口は、今日の緊急オペも、氷室は利用したのかと問う。 氷室は、いつも同じではつまらないので、緊急オペにしてみた。蔵 田には、薬アレルギーがあることがわかっていたので、その薬を投与 した、と言う。 高階が、ここに病院長名で、非常事態宣言を発令する。 そして、白鳥、田口、黒崎、岸には、氷室の確保。 桐生と鳴海は、遺体の解剖について、警察対応。 垣谷と羽場は、院内の動揺を抑えること。 酒井は、放射線科の田中教授を呼んでくること。 直美は、松井総看護師長を呼んでくること、と役割を決める。 田口は氷室に、最後に、なぜ五人も殺したのか教えて欲しいと言う。 氷室は、蔵田は自分がやったが、ほかの四人まで殺したとは言って いない。『術死は続くいつまでも』−−殺したのは自分だけではない。 この中に、ほかに犯人がすると、チームバチスタのメンバーを指さす。 黒崎と岸は、氷室を一室に閉じこめる。 落ち込んでいる田口に、藤原が声を掛ける。 田口は、自分は蔵田を助けられなかった。自分がもっと早く気付い ていれば、と自分を責める。 藤原は、田口はよくやったと、慰める。 岸が氷室が脱走したという。 氷室を閉じこめた一室の前にいた黒崎は、殴られて倒れていた。 白鳥と田口も駆けつけ、氷室を捜す。 寸 評 いよいよ、海堂尊のライフワーク、『ＡＩ』が登場しましたね。 本当に、殺人の道具が見つかり、また、少なくとも蔵田については、 氷室が殺したことが立証されました。 でも、なぜ氷室は殺人を犯したのでしょう。また、誰が共犯で、彼 らの目的はなんなのでしょう。 また、氷室以外の犯人は、どんな殺害方法を用いたのでしょうか。 海堂尊は、ライフワークとして、ＡＩの普及に努めています。この ストーリーが一番、ＡＩを効果的に使っていますね。 海堂自身は、実は白鳥に一番投影されているのでしょうか。 実は、元々は白鳥は図々しくて嫌いだったのですが、最近では、白 鳥にドンドン心引かれて言ってしまっているんですよね。 執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- この番組の最後のプレゼントで、白鳥・田口コンビの最新作が分かったので、 早速図書館で予約しました。 するとなんと、まだ本が入っていないのにすでに９６人待ち。びっくりしま した。 最近は、つくづく楽になったと思いましたね。図書館の本も、インターネッ ト上で予約できることになって。 あとは、借りるときと返却が、実際に図書館まで行かなければならないのが 面倒かな？って、ここまで贅沢を言ってはいけませんね。 ところで、海堂尊が、白鳥につけているあだ名は『ロジックモンスター』。 医者と言うよりも口が立つ社会学科系かと思っていたのですが、『螺鈿迷宮』 では、皮膚科医に化けて潜り込んでいました。医者の資格はあるのだが、診療 はしていない。皮膚科では、死ぬような患者は来ないので、と言う。 だから、医者の資格を持っていることだけは知っていましたが、こんなにい ろいろな資格を持っているとは。『チームバチスタの栄光』を先に読んでいれ ば、もっと白鳥のことが分かったのかも知れませんが。 わたし自身は、きっと白鳥に憧れる田口、といった位置づけでしょうね。あ あいういろいろなことを強引に片付けていけることに憧れるのですが、実行は 出来ない。 自分の性格は、参謀だと思っています。（鈴木） ====================================================================== 発行元：ドラマ研究会 e-mail：info@j-drama.tv url ：http://www.j-drama.tv/ ＩＤ ：MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 （http://www.mailux.com/) ====================================================================== |