日本の若者の恋愛観
日本で見る恋愛ドラマの美しいストーリーにうっとりさせられることもあるが、実際、日本の若者たちは恋愛についてどのように考えているのだろうか?アンケート調査によって、20代から30代の恋愛心理を探ってみた。
「恋人を選ぶときの第一条件は?」という質問に対して、女性の73%と男性の62%が性格を挙げ、男性の25%は恋人の顔やスタイルを重視した。女性の方が比較的、相手の収入や身長、学歴などに対する関心が高かった。このような結果は予想通りだが、「恋人にケチをつけられたくない点は?」という質問への答えはなかなかおもしろい。女性が最も言われたくない1位と2位はスタイルと顔で、男性では収入と顔だった。どうやら誰もが美しいお姫様や白馬の王子様に出会いたいと願い、一方では相手が自分の人格を愛してほしいと願っているらしい。
顔などを問題にしないのなら、年齢はどうだろう?日本の若者は、「年上の女」をどう思っているのだろう?調査によれば、大部分の女性が年齢差3歳以内なら許せるとしているが、男性の大多数は3〜5歳までは問題ではないという。また、41%の女性が年下の男性との恋愛経験があり、男性は52%が年上と付き合ったことがあった。女性が「最も付き合いたい年下の男性」では小池徹平が1位で、男性が「最も付き合いたい年上の女性」は黒木瞳が1位だった。
恋愛は甘く、楽しいものだが、「意見が合わなかったり悩みができたりした場合は誰に相談するか?」という質問への答えは意外で、女性の41%と男性の45%は「相談しない」を選んだ。どうしても相談しなければならない場合は、半数以上の人が同性の友人に相談するという。だが、相談する前から答えが出ているという人は女性で59%、男性で55%もいた。恋愛心理が進むと、やや頑なになる傾向があるのだろうか。
「ケンカではどちらが先に怒るか」では、50%以上の女性が自分を選び、先に怒る男性はわずか17%だった。約15%がケンカをしないと答えたが、これは実にうらやましいことだ。「戦争」を仕掛けるのは女性が多いのに、57%の男性が「ケンカの後で先に謝るのは自分」と答え、女性では先に謝っているのは31%だけ。
さらに「どんなときに恋人に信頼されていると感じるか?」という質問には、男女とも半数以上が、相手が自分を家族や友人に紹介した時としている。女性の89%と男性の59%が「恋人が仕事でがんばることを望む」とし、2人の間の愛の絆が深くなるだけでなく、人生においても互いに助け合ってともに成長していきたいと願っていることがわかる。 |