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◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆ 2008/10/11 『世界自然遺産の島』 屋久島発・田舎暮らし通信（第２１２号） http://www.yakushimapain.co.jp/ 屋久島パイン株式会社 ◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆ このメールマガジンは、北海道から屋久島に移住し、現在弊社屋久島支店の 社員が本人の移住経験を踏まえまして、屋久島の日常を発信しています。 ●「きさく」オープン 春牧地区在住の箕作永吉さん（７５歳）は、トビウオすりみ、トビウオの 干物などを販売する「きさく」というお店を自宅横に今年１月にオープン させた。 尾之間方面から空港方面へ向かっていくと、安房の手前の県道沿いに春田 団地入り口という看板を右に曲がったら一軒目の左手に店はある。 県道沿いに「きさく」の看板が目に付く。 永吉さんは漁師の仕事を長年されて、６年前引退し、次男の秀吉さんが あとをついで『安永丸』という名前の船で漁にでているという。 船の名前の由来は、永は永吉さんの永。安は安房の安と思いきや、 実は永吉さんの親友の峰安さんという人の安をとったのだ。 永吉さんは、屋久島漁業協同組合長を２年間され６月に引退された。 現在は、屋久島漁業協同組合理事と鹿児島県漁船保険組合総代と熊毛海区 漁業調査委員をされている。 今から５５年前の２０歳の時に、ヨロン島から４つ年上のお兄さんと一緒に 移住された。 現在、奥さんのリツさん（７０歳）と次男の秀吉さん（４０歳）、隣接して、 次女の祐美子（４１歳）と祐美子さんの夫と子供と暮らしている。 秀吉さんが獲った魚を、使って家族でトビウオすりみやトビウオの干物など を製造し販売している。 「うちの親父が昔、私たち７人兄弟を養うために、ヨロン島から屋久島へ 漁の仕事で出稼ぎに来ていました。 屋久島は水が豊富でよいところだということは知っていました。 私は若いころヨロン島で漁師をしていましたが、獲った魚が売れずお金に ならなかったので、生活のために徳之島で漁の仕事もしたことがあります。 ブラジル移住の話もありましたが周りの反対でとどまりました。 屋久島に縁があり、２０歳のときに兄と一緒に屋久島で、漁の仕事をしなが ら暮らすことになりました。 屋久島は水がおいしいというのが第一印象でした。 私は３０歳のときに結婚しました。妻はヨロン島出身で、私の妹の同級生で 当時、鹿児島で働いていました。 春牧地区はヨロン島からの移住者が多く、主に漁師の仕事をしています。 安房港は、トビウオの水揚げ日本一ですが、昔に比べてトビウオが少なく なりましたね。安房港ではトビウオ船以外にも深海魚を釣る船もあり、 ２００ｍから４００ｍの海底ではタルメ、ムツ、チビキ、ホタなどが釣れ ますよ。トビウオは１５種類くらい種類がありますが、カクトビが一番 おいしいですね。 船の上で漁の合間に食べる刺身は最高ですよ。ご飯だけもっていけば、 刺身が最高のご馳走です。しかし毎日食べていると飽きるので、やっぱり 妻の作ったおかずが一番だね」と永吉さん。 「結婚するなら勤め人より畑があって漁師の人がいいと思っていました。 食べるに困らないですからね。 今は子供や孫に囲まれて、お店もオープンして楽しく生活しています。 屋久島は水がとてもおいしいので暮らしやすいです。 トビウオすりみの食べ方は、トビウオミンチにサツマイモやごぼうを入れて 油で揚げるとおいしいですよ」と、リツさんが揚げたてを試食させてくださ った。ちょうどいい塩加減でとてもおいしい。 近所の人がトビウオミンチを買いにやってきた。リツさんはお茶と揚げたて ミンチを振舞った。ニガウリや大根のつけものが出てきて、作り方を教えて もらったりしてお茶会になった。 温暖な気候で自然の素材の食生活をして、子供や孫に囲まれて近所の人とも わきあいあいでのんびり暮らし、家族でお店をしているとはなんと素敵な 暮らし方だろう。 「きさく」では地方発送も行っている。電話０９９７−４６−２８５４ トビウオすりみ４００ｇ５００円、２００ｇ２５０円、トビウオ卵１００円、 小とびまるぼし３本１８０円などがある。（季節によって販売するものが 多少異なる） ●写真つきのメルマガ文章は、Webサイトでご覧になれます。 http://www.yakushimapain.co.jp/mag/backno212.html メルマガ・バックナンバー http://www.yakushimapain.co.jp/magazine.html ●ブログ『屋久島発 田舎暮らし通信』写真つきで毎日、更新中です。 http://yakushimapain.seesaa.net/ １日ワンクリック！ 「ブログランキング」へご協力お願いいたします。 ●田舎暮らし体験ログハウス 屋久島で、二地域居住やロングステイをお考えの皆様に、弊社は 長期滞在向のログハウス（２室あり）をご用意しております。 http://www.yakushimapain.co.jp/taikenloghouse.html ●『屋久島からの便り』 安房の桑山様ご夫妻が、紙媒体で発行されているものです。 42号には、地域通貨「屋久の水」が詳しく説明されています。 http://www.yakushimapain.co.jp/yakushimakaranotayori.htm ●首都圏の読者、または東京出張の際におすすめ 和食「やくしま」では、屋久島・鹿児島・全国から、毎日新鮮で 美味しい安全な食材を取り寄せ、皆様をお待ちいたしております。 “屋久島直送もの”がお奨め！ ご好評をいただいています。 http://www.yakushimashoku.com/ あおりいか、シカ肉、とろろなど『屋久島直送もの』をお試しください。 ★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★ 屋久島パイン株式会社 http://www.yakushimapain.co.jp/ 発行責任者 角谷和雄 info@yakushimapain.co.jp 本 社 東京都千代田区麹町１丁目８番14号 屋久島支店 鹿児島県熊毛郡屋久町原914番地 ★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★ |