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タイトル:Daily Drama Express 2008/09/22 太陽と海の教室 (最終回)  2008/10/03


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/09/22 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル 太陽と海の教室
局  名 フジテレビ系
放映日時 月曜21時
キャスト 櫻井翔太郎(織田裕二)
 榎戸若葉(北川景子)
 神谷龍之介(小日向文世)
 根岸洋貴(岡田将生)
 白崎凜久(北乃きい)
 田幡八朗(濱田 岳)
 屋嶋灯里(吉高由里子)
 楠木大和(冨浦智嗣)
 日垣茂市(鍵本 輝)
 澤水羽菜(谷村美月)
 川辺英二(山本裕典)
 芝草修平(矢島智人)
 長谷部杏花(戸田恵子)
脚  本 坂元裕二
主題歌  UZ『君の瞳に恋してる』

あらすじ 第10回「最終回75分SP・涙のラストメッセージ」

 履修科目の単位数不足が発覚し、生徒たちは動揺する。櫻井朔太郎
(織田裕二)は高2の時から、世界史や体育の時間を受験科目に振り
替えてきたことを明らかにし、放課後の補習や振替授業をすれば卒業
も受験もできると説明する。

 長谷部杏花(戸田恵子)と朔太郎は、神谷龍之介(小日向文世)に
補習計画表を見せて正しい方向へ導こうとするが、神谷は必要ないと
言う。神谷は生徒の救済策として、卒業後レポート提出すれば卒業で
きるという確約をとりつけていた。

 朔太郎は、生徒を不正に巻き込むのかと反対するが、神谷は生徒は
自分を支持すると強気の姿勢を崩さない。

 神谷は、3年1組の教室で救済策を発表する。納得がいかない朔太
郎。
 朔太郎は世界史の教科書を白崎凛久(北乃きい)から受け取り、シ
ュメール人は、60進法を発明したことを説明、歴史を勉強すること
は過去へタイムスリップするようなわくわくすることだと言う。

 朔太郎は、不正を見過ごしてしまったら、一生、今の時期を思い出
したくない思い出にしてしまうと言う。

 生徒たちは、多数決で補習の有無を決める。澤水羽菜(谷村美月)、
尾島灯里(吉高由里子)、根岸洋貴(岡田将生)は、補習に賛成した
が、他の生徒は補習を拒否する。

 朔太郎は、体育の与田(今井ゆうぞう)や、音楽の赤木(池田鉄洋)
に声をかけ補習を頼むが、いずれも弱腰だ。

 榎戸若葉(北川景子)は、文部科学省に談判とか、マスコミに訴え
るとかしたらと言うが、朔太郎は自分はただの教師で簡単に学校を変
えられるとは思っていない、できることからやってみようと思うと言
う。

 放課後、一人学校のグランドを走っている朔太郎。それを見ている
凛久・洋貴・灯里・羽菜・川辺英二(山本裕典)・日垣茂市(鍵本輝)
・楠木大和(富浦智詞)。長谷部は朔太郎は一人で補習してるのよと
言う。

 川辺は、朔太郎を尊敬しているが、それとこれとは別だよと言う。

 芝生の上で休んでいる朔太郎に、芝草修平(矢島智人)がお茶を差
し出す。芝草は、高1の時、歴史に夢中になり、シュメール人につい
て書いた論文を朔太郎に見せる。芝草は教師に見せたのだが、こんな
ことをしていては大学に落ちるよと言われて、芝草は方向転換したの
だという。芝草は、朔太郎の言葉に、高校生の頃の情熱を思い出し、
世界史の免許があるので、補習を手伝う意志があることを表明する。

 カフェ。羽奈は、医師志望を止めて介護士になると言う。灯里は田
幡八朗(濱田岳)の夢だった教師になることを決意していた。それを
聞いた凛久は焦る。

 凛久は洋貴と二人きりになったところで、洋貴から広島の大学を受
けることを明かされる。二人は同じ大学を目指していたのに、洋貴の
突然の方針変更を聞いて凛久はますます一人取り残された寂しい気持
ちになる。洋貴は凛久の気持ちに気付かず八朗がやりたがっていた日
輪祭りをやろうと言う。

 数学の授業。芝草が数学ではなく世界史の授業をすると言い出し、
生徒は反発。
 芝草は、朔太郎のような素晴らしい先生は滅多にいないと言う。

 相変わらず、グランドを走っている朔太郎。槙村(小林すすむ)が
家庭科の免許を持っているので補習を受け持つ意志があることを朔太
郎に言ってくる。

 神谷派の真山(吉瀬美智子)が朔太郎を呼びに来た。

 神谷から辞めてほしいと言われる朔太郎。朔太郎は断る。神谷は世
の中にはなくならない必要悪があると言う。朔太郎は神谷に学歴は必
要ですか?と聞く。神谷は、学歴では人の価値は決められないと言う
が、それでも親は大学進学を子どもに勧めるし、企業は有名大学出身
者を採用すると言う。

 神谷は必要悪と言われる悪をすべて止めたら、何が必要で、何が必
要でないのかがわかるかもしれないと言う。朔太郎は神谷に、それを
なぜ生徒に言わないのか?と言う。神谷は生徒を迷わせるだけだと言
うが、朔太郎は教師が迷ってもいいし、教師が迷えば生徒は共に考え
てくれるだろうと言う。

 朔太郎は、18年もの人生経験がある生徒たちを信じているのだと
言う。辞表を提出する意志がないことを伝える朔太郎に、神谷は自分
が辞めると言う。事実の隠蔽をしたことが問題になっているようだ。

 朔太郎は10年後の生徒たちがいずれ答えを出すだろうと言う。

 若葉は3年1組の生徒たちを説得する。朔太郎だけでなく生徒が走
れば、学校を変えるきっかけになるというのだ。

 洋貴は、朔太郎から何があっても絶対に譲ってはいけないものがあ
ると言われたと話す。
 灯里は、心に応えられるのは心だけだと言われたこと、茂市は絶対
に逃げちゃいけないものがあるということでそれは自分の可能性だと
いうこと、大和は勉強は宝探しだと言われたこと、羽奈は私たちは先
生からいろいろなバトンを渡され受け取って走っているのだと言う。
川辺も、おれたちは一人じゃないんだと言われたことを話す。

 3年1組は、もう一度履修科目の不足について決議する。賛成多数
で補習を受けることに決まる。

 朔太郎がグランドに出ようとすると、3年1組の生徒たちが走って
いた。

 海辺に一人いる凛久に朔太郎が話しかける。凛久は見た夢の話をす
る。来年なのに、みんな高校3年生の夢だ。凛久は、八朗が亡くなる
前の夏が自分にとって一番楽しくてそれが忘れられず、変わっていく
洋貴たちの変化が受け止められないようだ。

 補習が始まり、トップの生徒の成績は変わらず、下位の生徒の成績
が上がってきた。長谷部は朔太郎に礼を述べる。朔太郎は3年1組の
担任に戻った。

 朔太郎が担任に復帰して初めてのホームルーム。生徒たちは机の上
に日輪祭のモニュメントに入れる10年後の自分への手紙を用意して
いた。それを見た朔太郎は、10年後どんな大人になっているかな?
と言う。

 生徒たちは、大人は疲れている、不自由、お金のことを考えている
と良いイメージがない。

 朔太郎は、大人になる時に、大人はかつて自分が子どもであったこ
とを忘れてしまい、魔法の言葉が増えることを話す。しょうがない、
社会がそうしているなどだ。

 大人になるとたくさんの壁ができ、魔法の言葉を使う、でも、それ
は壁じゃなくて鏡なんだ。君の敵は君なんだ、嘘をつく君、人の目ば
かり気にする君、君は君が乾いた異様に変わる。君は君らしくあるの
か?君は今を生きているのか?と問いかけてほしい。

 そして、10年かけて問題を解いてほしい。名前ではなく、学歴で
もなく職業でもなく、国籍でもなく、君たちは誰だ?と。

 海辺を歩く凛久と洋貴。洋貴は朔太郎から凛久の夢の話を聞いたこ
とを話す。洋貴は凛久に告白し、俺は明日のことを知りたいし俺たち
が一年後どうなっているのかを知りたいと言う。告白されて自信を取
り戻した凛久は洋貴とはしゃいでいる。

 それを遠目で見ている朔太郎。若葉が朔太郎にいつも生徒のことば
かり考えていると話しかける。若葉は朔太郎のことを半分尊敬し、半
分嫉妬というか生徒のことだけでなく、そばにいる人のことも考えて
ほしいなと朔太郎のことを気にかけていることをほのめかすが、朔太
郎は聞いておらず、海辺に来た生徒たちと合流していた。

 日輪祭。次原雪乃(大政絢)もやってきた。灯里は温かく迎え他の
生徒たちも同様に温かく迎え入れる。モニュメントの下に10年後の
自分への手紙を置き、モニュメントに点火。手紙の中には「ハチあり
がとう」という生徒たちからのメッセージ入りの色紙もあった。

 卒業式が終わって海岸を歩く凛久たち。海を見つめていた朔太郎を
カフェでのパーティに誘う。朔太郎は、凛久たちに「おい、今を生き
ているか」と尋ねる。凛久たちは朔太郎に「はい」と答える。


寸  評  最終回のご都合主義というのか、世界史の教師免許があったり、
家庭科の教師免許があったりと、今まで動かなかった脇役陣を変わっ
た形で動かしていましたね。

 家庭科の授業で、運針の練習をするのは小学生ではないのでしょう
か?

 見ていて気分がのってこないドラマというのは、何かしら原因があ
るのだと思います。脇役の個性が光らないとか、どういう方向に話が
向いていくのか見えにくいとか、このドラマも見ていて「?」が多く、
ツッコミどころ満載でした。

 神谷は中卒で学歴コンプレックスがあるようですが、学校法人の理
事長は、創始者一族が代々なることが多いように思います。創始者一
族だと、それなりにお金もあり、教育環境も良いわけで、神谷はどん
な経緯で学園の理事長になったのでしょうか?

 脇役としては、池田鉄洋や矢島智人など出番が少なくて、またどん
な性格なのか?が伝わってこず、最終回でようやくどんなことを考え
ていたのかわかるというのが、もったいない使い方だと思いました。
最終回で使えるのなら、もっと早い時期に使えばいいのに。

 前回、学校に残ったらと言われた次原が出ていないなあと思ったら、
日輪祭に来ていました。灯里もクラスメイトも笑顔で迎え入れますが、
気持ちの整理が早すぎることに違和感がありました。大切な友人を死
に追いやった張本人をそう簡単に許せるかな?

 八朗を助けて、履修科目不足を解決していく方がよかったのでは?

執 筆 者 たま()

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2. 編集後記
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 バナナダイエットの影響で、実家の母が食べるバナナを調達するのに困って
います。
 どこのスーパーへ行っても午前中に行かないと売っていないし、品薄で値段
が上がっています。(たま)

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