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タイトル:憂国通信  2008/09/29


中山のクビを切ったのはやはり創価だった! 創価の言いなり麻生世襲内閣


麻生内閣が酷い世襲議員だらけになったのは、自身が弱小派閥なので、他の派閥の言いなりにならないと政権が維持できないという背景がある。
最初から麻生氏はリーダーシップなど取れるような状況にないのである。
誰が見ても目を覆うような悲惨な世襲人事も、派閥が押す候補を無条件で受け入れた結果である。特に最大派閥の町村派の威光は絶大である。
中山氏みたいな欠陥議員を強く推してポストにねじ込んだのも派閥論理以外の何ものでもない。派閥が存在する理由は利権である。派閥が政策集団でないことくらい子供でも判る。商業右翼を運営しているのが暴力団で彼らが憂国の士でないのと同じくらい自明の理である。

派閥はいかに自派に利権を呼び込むかに腐心している。送り出す大臣は「呼び込み屋」と考えていいだろう。
中山氏の属する町村派は自民党内では最大派閥だが、事実上の最大派閥はナンミョウである。

10月3日解散濃厚に 中山氏辞任受け、公明が態度硬化
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080929-00000500-san-pol

≪中山氏の失言を受け、公明党が「このまま予算審議に入れば野党に首相の任命責任を徹底追及され、内閣支持率が急落しかねない」(幹部)として補正予算案審議に難色を示し始めた。すでに公明党所属議員に対し、10月3日午後は国会周辺での待機を命じる「禁足令」を発した。3日に解散し、衆院選を「10月21日公示、11月2日投開票」とするシナリオが透けてみえる。≫

国政よりも選挙を優先。公明の論理は派閥論理丸出しである。こんな政党の言っている「きれい事」を真に受けているのは一部の熱心なナンミョウの連中だけだろう。

ごねる中山氏の首をあっさり切ったのも公明党だった。

国交相辞任 崩れた総選挙目算 崖の上の麻生首相 一か八かの勝負
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080929-00000053-san-pol

≪「よかった! これで『赤城スパイラル』だけは逃れた。不幸中の幸いだ…」
中山氏の辞任を聞いた公明党幹部は、安倍晋三元首相が事務所費問題を抱える赤城徳彦元農水相をかばい続けたばかりに、昨年の参院選で大敗した例を引き、胸をなで下ろした。
公明党にとって「年内解散」は絶対に譲れない一線だ。来年は、7月に予定される東京都議選に全力投球しなければならないからで、福田康夫前首相を突き放したのも「年内解散」という党内事情を優先させたため。麻生内閣を歓迎したのも「選挙の顔」となることが最大の理由だ。≫

福田氏の首を切ったのもナンミョウ、麻生氏を総理にしたのもナンミョウ、中山氏の首を切ったのもナンミョウである。ナンミョウにとって安部バカボンによる赤城ショックはトラウマになっているようだ。
中山氏の間抜けぶりを見てヒステリーに近い拒絶反応を示したようだ。 

ところで、大阪の暴力団御用達の犬右翼新聞であるサンケイが変なことを言っている。
犬右翼の癖にサンケイは麻生氏を極端に毛嫌いしているのである。
内閣支持率の数字もサンケイが45%と朝日を押さえてダントツの最低だった。新聞のアンケート調査のいい加減ぶりを物語る事例だが、右翼同士みんなお友達なんてことはないようだ。不倶戴天の敵のように毛嫌いしている理由は利権の奪い合いである。
以下、サンケイの記事。

中山国交相辞任 自負と慢心、袋小路
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080929-00000052-san-pol

≪自民党内では中山氏の「おごり」を指摘する声も少なくない。組閣では、麻生首相から行革担当相を打診され、「私も妻も役人出身だから無理」とゴネて国交相に就任。町村派が推す議員が閣僚になれないことが確実だったため、首相指名選挙の際に、官房長官就任予定の河村建夫氏に「町村派が小沢一郎(民主党代表)と書いてもいいのか」とすごんでみせた。町村派事務総長という気負いもあったようだが、首相を支えるべき閣僚の立場をわきまえないようでは「保守派の論客」でならした政治経歴もかすんでしまう。≫

『最大派閥の町村派が後ろに控えているので虎の威を借る狐状態である。「俺が何を言っても麻生は文句を言えない」と高をくくっていた。』というサンケイの主張である。

今回の事件は誰が見ても自爆テロである。最初から中山氏に大臣をやる意志があったとは到底思えない。中山氏が麻生氏を毛嫌いしていることは確かだろう。最初から嫌がらせ目的の自爆テロだったとも考えられる。

ところで中山氏は東大法学部卒のエリート官僚出身である。知能も高い。アルツを発症したのでもなければあまりにも不自然な行動と言わざるを得ない。

中山氏がアルツを発症したのでないとすれば、彼が自爆テロをした真の原因は何だろうか?
一番可能性があるのはアメリカの意向である。
「何だ、またCIAの陰謀説かい! 今朝から俺の腹は下痢気味だが、きっとCIAが俺の朝食に下剤を仕込んだに違いない」なんて言わないでくださいね。

中山氏はすでに数度も大臣の職責をこなして特に大きなトラブルがなかった御仁なのである。文科相もやっており、その時は日教組とも「仲良くして」いたのである。
実は中山氏の奇行は今度が初めてではない。彼が39歳の時、キャリアの道を驀進していた大蔵官僚の地位を放り投げて衆議院選に打って出て見事に落選している。札束を数千万円ドブに捨てたに等しい行為である。
中山氏が親の地盤を引き継いだのなら解るが、そのような背景もなかった。しかし、彼は落選後も選挙活動を続け、次期選挙では当選している。資金源はどうなっていたのだろうか?
「CIAの陰謀」と言うとそれだけで拒絶反応を示して、まともに受け入れようとしない手合いが多い。確かにどう考えても冗談としか思えない話も多数あるのは事実である。しかし、「CIAは陰謀していない」と思う人もほとんどいないだろう。
要するにCIAの陰謀は存在するのだが、「デタラメが多すぎてどれが本当か判らない」ということなのである。
誰がデタラメ話を広めているのか?
それも言わずと知れたCIAなのである。日本がアメリカの影響下にあるのは事実なのだから(これまで否定する相手とはこちらもまともに議論する気はない)、CIAと結びつけて考えてみるのも一つの方法だろう。
一応日本は独立国の体裁を取っているが、外交内政ともにアメリカに依存しているのである。
自民党はアメリカの日本支配の代理機関である。自民党の議員は基本的にCIAの子分である。
「アメリカに逆らっては命の保証はないが、利権も欲しい。権力欲もある」と、自公の連中はハムレットのような心境なのだ。自公全員が完全なアメリカのロボットでは全ては猿芝居ということになってしまうが、アメリカの目をくすねて私腹を肥やしたい連中も多いのである。今回の事件もアメリカに対する忠誠度の差違によって発生したのだろう。
麻生氏の場合は「一度でも総理の職を経験したい」という妄執にとらわれているのである。
彼の念願は果たせたが、なった以上「少しでもその職にとどまりたい」と願うのは人情だろう。しかし、アメリカはそれを許さなかった。
今回は宗主国様が子分のリストラを企てているのかもしれない。
子分どもがなれ合って横着し始めたので首を切って、すげ替えを図ろういうのである。
つまり、「総選挙で自民党を負けさせて民主党に政権を取らせよう」ということだ。中山氏の自爆テロは麻生内閣のイメージダウンをさせるための演出だった可能性がある。中山氏は「アメリカへの忠誠心にあふれている」ということになる。
アメリカでも自民党に相当する二大政党が茶番の政権交代を繰り返して「民主主義でござい」とうそぶいている。
日本もそうさせたいのだろう。
これ以上の説明は省くが、国内事情だけで説明が困難な事例に対しては外圧の可能性を検討するのは当たり前と思われる。

 
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