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タイトル:憂国通信  2008/09/10


史上最悪の食品汚染に発展 三笠フーズ汚染米 農水省以外に住友も関与 背後に巨悪の存在も…? 


小麦粉の急騰を受け、「米粉を使おう」などと言っていたが、とんでもない事態になったものだ。
自作自演の猿芝居、自民党の総裁選に踊らされてマスコミの取り扱いは小さいが、三笠フーズの食品汚染は史上最大級の被害に及ぶことが判った。
現在は焼酎が問題視されているが、汚染米の大半はせんべいに使用されている。焼酎飲用による被害はある程度限定されるが、せんべいとなると不特定多数で、もはや調査不能である。三笠フーズは帳簿を偽装しており、汚染米がどの量史上に垂れ流されたか調査不能状態に陥っている。
その中で、農水省と三笠フーズとの不自然な関係や住友商事の関与も明るみに出てきた。
日本人は政府の白痴化政策によって危機管理能力が欠落してしまっているが、今回の被害状況は原発臨界事故レベル6級に匹敵する。チェルノブイリ事故はレベル7級、スリーマイルがレベル5級である。
深刻度で表現するとミドリ十字の引き起こした薬害エイズ事件と薬害肝炎事件以上の被害が想定される。犠牲者数もオーム真理教による地下鉄サリン事件の数千倍に及ぶものと思われる。
この事件でたちが悪いのは、原発の放射能汚染で発症した事を証明するのと同程度に、因果関係の証明が困難な点にある。
この十数年間に肝臓癌が急増しているが、三笠フーズとの因果関係を証明するのは困難だろう。三笠フーズの汚染米によって発症するリスクは肝臓癌だけに限定できない。なおかつ、汚染米をばらまいた邪悪な業者は三笠フーズだけとも限らない。
この十年間に死亡した成人病志望者の数%が三笠フーズの汚染米に起因すると考えた場合、死亡者数は10万人以上になる。

奄美の黒糖焼酎も自主回収へ 
http://www.asahi.com/national/update/0910/SEB200809100006.html

≪鹿児島県奄美市の黒糖焼酎メーカー西平本家によると、今年2月に三笠フーズ関連の米穀卸業者から米こうじ用に購入した6210キロのベトナム産の米に、農薬成分アセタミプリドが含まれている可能性が高いという。
「よりよい焼酎をつくろうと思い入荷したのに、実際にはまったく逆の悪い米を買わされ憤りを感じる」と話した。≫ 

気の毒な感じもするが、異常に安く買い叩いた米で「よりよい焼酎をつくろう」というのもムシのいい話である。

三笠フーズ、全従業員を解雇へ 事業は縮小して継続
http://www.asahi.com/national/update/0909/OSK200809090107.html?ref=rss


≪三笠フーズの幹部は、同社の全従業員を解雇して、事業を大幅に縮小することを明らかにした。 
この幹部は「これだけ大きな問題となってしまうと、従業員の生活をみられない。退職金などの支払いを優先させた」と説明した。≫

現金が残っているうちに身内にばらまいてしまおうと言うことなのだろう。「これだけ大きな問題となってしまうと」とは何となく他人事のような言い方だ。「なった」と言う表現は加害者意識がなく、「騒がれて困った」という印象である。
他の業者も同じ事をやっているのは確かなのだろう。

汚染米、長期保管で農薬薄める 不正転売の三笠フーズ
http://www.excite.co.jp/News/society/20080910/Kyodo_OT_CO2008091001000023.html

≪三笠フーズが、メタミドホスに汚染されたもち米を1年から1年半保管した上で食品加工会社に出荷していたことが10日、分かった。財務担当者は「農薬が自然に消滅するのを待てば、加工費用がかからなかった」と証言。≫

わざと古米にしていたわけだ。農薬が飛んで変質米になったということか?

三笠フーズの汚染米取引、85社が関与
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080909-OYT1T00067.htm

≪三笠フーズの毒米転売問題で、仲介・販売などに関与した業者は少なくとも延べ85社に上り、米菓製造会社や東日本の米穀店などにも事故米が渡っていたことがわかった。
毒米使用が判明した一部の酒造会社は製品回収や出荷停止に踏み切ったが、流通経路は複雑で、転売先の特定にはなお時間がかかるとみられる。≫


日本で売られているせんべいは全部肝臓癌毒せんべいの可能性があると言うことである。

三笠フーズの偽装依頼、佐賀の仲介業者が応じたと認める
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080910-OYT1T00352.htm

≪三笠フーズの毒米転売問題で、同社が工業用のりの原料として出荷したように装っていた佐賀県唐津市の仲介業者が「三笠フーズの宮崎一雄・特別顧問から頼まれてやった」と証言し、帳簿上だけの取引を行ったことを認めた。
取引は伝票だけで、現物のやりとりは一切なく、仲介手数料を受け取っていた。≫

三笠フーズ、大手商社2社からも汚染米740トン購入
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080115-899579/news/20080908-OYT1T00392.htm

≪三笠フーズ毒米転売問題で、同社が過去5年間に国から直接購入した汚染米1779トンとは別に、商社2社から約740トンの汚染米を買い取っていたことがわかった。
新たに判明したうち約600トンは、ネオニコチノイド系の殺虫剤「アセタミプリド」が基準値を超えて残留していたベトナム産米で、「双日」が輸入し、九州の米穀卸会社を通じて三笠フーズに売却された。約140トンは、2005年度に輸入されたタイ米にカビが発生したため、住友商事が国から買い戻し、三笠フーズに売却された。≫

ここに来て「三笠フーズは単なる中継機関だったのではないか?」という疑念が湧いてくる。背後にもっと大がかりな黒幕がいるのではないだろうか?
今回は全ての罪を三笠フーズにかぶせて頬被りするだろうが…。三笠フーズは転売機関の一つに過ぎないのかもしれない。
えっ、「それは誇大妄想だろう?」ですか?
実はこんな事実もあるんです。 

事故米、国検査時に「倉庫移動」隠ぺい工作…従業員が証言
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080115-899579/news/20080909-OYT1T00882.htm

≪三笠フーズの毒米転売問題で、同社九州工場の男性従業員が、「国の定期検査のたびに、事故米を別の倉庫に移し替えていた。事故米を食用米に混ぜる役割の従業員もいた」と隠ぺい工作の手口を生々しく証言した。
毎月1回、農林水産省福岡農政事務所の立ち入り検査が行われる際には、この事故米を第1倉庫に移し、検査官の目につかないよう倉庫の最も奥の床に置き、その上に食用米を積んで隠していた。≫

「農水省の役人となれ合っていた」と言われても仕方ないだろう。1〜2回ならともかく、10年間に96回もこれをやっていたことになる。

農水省の業界検査、今後は「抜き打ち」に
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080115-899579/news/20080909-OYT1T00058.htm

≪三笠フーズが事故米を食用と偽って転売していた問題を受け、農水省は今後、所管する業界への検査を原則、相手先に事前通告なしに「抜き打ち」で行うことを決めた。≫

「なれ合いがばれちゃいました」と言っているのである。
さらに、農水省は転売の世話まで焼いていた。随分親切ですね。

【事故米不正転売】農水省が三笠フーズを売却先として住友商事に紹介 
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080909/crm0809090103002-n1.htm


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