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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2008ー09-07-------第283 (毎週日曜日発行) 地方の札所を巡る旅 洛陽三十三観音35 九条2 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 35 先週に続いて23番札所 【東寺】 東寺真言宗 18−9−26 密教文化の粋といわれる仏像の拝観をと、拝観受付から入いる、 正面に講堂(重文),金堂(国宝)が並び、東側には瓢箪池、 その南側にシンボルの五重塔(国宝)が建つ、 この塔は徳川家光の再建によるもので、高さ57m、日本で一番高い塔である。 講堂は真言密教美術の宝庫で、大日如来を中心として五智如来、 と左右に五菩薩、五大明王、その脇に四天王、梵天、帝釈天等 国宝級の21の諸仏が安置され、その神秘的な雰囲気に心を奪われる。 1000年を径た密教の世界がここに存在する。 一体一体解説書を片手にじっくりと拝観する。 続いて金堂、東寺のご本尊は、金堂に祀られている薬師如来で 日光、月光菩薩と並んで静かに鎮座されている。 講堂に比べて仏は少ないが、落ち着いて拝観が出来る.、 東寺には国宝が20件、重要文化財が45件、寺宝は23,000点に及ぶという。 広い境内に100棟近い堂塔があり、桧皮葺、寝殿造りの大師堂(国宝)には大師像と、 大師の念持仏であった不動明王(秘仏)と共に祀られている。 更に『観智院』の公開もされていて「五大虚空蔵菩薩像」や 「愛染明王像」国宝の客殿の拝観にも恵まれた。 所在地 京都市南区九条町1 075−691−3225 ======================================== 『素晴らしい仏像に時を忘れる』 ======================================== ご愛読ありがとうございます、 京都洛陽三十三観音はこれで満願です。 次回からは『鎌倉三十三観音』をお送りいたします。 ご意見ご感想を下記にお送りください kamiike@hm8.aitai.ne.jp |