「東京流行通訊」の読者の皆さんがより楽しんでいただくための資料といたしますので、アンケートにご協力下さい。ご協力いただいた方の中から、抽選10名で「パイプロイド」を差し上げます。

性別

年齢 10代 20代
    30代 40代

地域
中国大陸 日本
台湾・香港・マカオ
アジアほかの地域
アジア以外

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ファッション・美容用品
小型電化製品
斬新なデザイン文具
各種日本語の本
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自分がオーターのもの

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ご回答者の住所・氏名・電話番号、および電子メールアドレスなどの個人を識別できる情報を、原則として下記目的のみに使用いたします。1.当選者へプレゼントを送付するため 2.アンケート集計処理を正確に記すため。例外的に他の目的に利用する場合は、ご提供いただく際に別途、その使用目的を明記いたします。
【photo by Kazuhiro Matsumoto】
 

→本メルマガのプレゼント付きアンケートに応募しましたが、まだ結果は出ないのでしょうか?【上海 忠実な読者

←申し訳ありません。編集の仕事に追われて、事務が遅れてしまいました。すでに7月分の応募者から100名を抽選で選び、賞品発送の正確な住所を確認するために、昨日通知のメールをお送りしました。

→ブラジルの預言者、ジュセリーノ氏が、東京で8月6日(水)にマグニチュード6.5の大地震が起こると予言したので大変心配しています。【シンガポール 南希

←ご心配いただいて、ありがとうございます。予言はあくまで予言に過ぎませんが、ジュセリーノ氏はきっと、こうした予言によって人々の地球に対する関心を喚起しようと考えているのでしょう。

【更新速報】

1.本メルマガ発行人の中嶌社長の「56歳での起業」(中国語版)が人気連載中!

2.編集長がカメラに収めた羽田空港の新ターミナルビル。

 
8/8(Fri)-8/11(Mon)母は粉ふき〜mother is powdery〜<イラストレーション・映像>

8/9(Sat)-8/10(Sun)N's (NAMI & NAOKO)<立体・イラストレーション・写真・グラフィックデザイン>

8/9(Sat)-8/14(Thu)MIKO "I'm in LOVE・東京夢中"<イラストレーション>

8/9(Sat)-8/15(Fri)ポートフォリオ展 vol.1 〜作品で広がるアートの輪!〜<オールジャンル>

  ALAYA
 
 
 

2008年8月8日第28号(通巻第135号)・北京五輪記念号
 

渋谷に「地宙船」登場

【コラム編集:詩音】地下30メートルの駅でも、そよ風を感じることができるだろうか?建築家の安藤忠雄氏が設計した「新・渋谷駅」が、夢を現実に変えた。この世界唯一を誇る「エコ駅」は、地下に埋められた宇宙船のような外観であるため、「地宙船」と呼ばれている。

「地宙船」は長さ約80メートル、幅24メートル、高さ12メートルの楕円形の空間で、未来感覚にあふれている。空間内は上下三層に分かれ、独特な設計によって、乗客は上の階からホームや電車を直接見ることができ、表示の読めない外国人観光客も迷うことはない。

この駅では、世界的にも珍しい「自然換気システム」を採用している。地下空間に地上と連結する巨大な換気システムを設置し、地上の空気を地下に導入するとともに、地下の熱気を室外に逃がすことができる。空洞がちょうど自然の空調パイプの働きをするようにデザインされ、空気の対流現象が起こるようになっているのだ。「地宙船」の楕円形の外形も、対流を大きく促進する。これによって「地宙船」は普通の駅に比べ、1年に約10万キロワットの電力を節約し、CO2の排出を1000トンも減少させる。この巨大な「地宙船」は、6月に開通した東京メトロ副都心線ですでに見ることができ、2010年には使用が開始される予定だ。

安藤忠雄氏の設計は、建築愛好家らの熱い支持を受ける一方、1つの駅の建設にこれだけの投資をする必要があるのだろうかという疑問の声もある。だが安藤氏は、駅は1つの地区のゲートであると考えており、渋谷駅が与える印象が渋谷の顔を代表することを希望しているのだ。「地宙船」の現代的で文化の香りの高いデザインこそ、今の渋谷の真の姿を伝えている。また、エコのコンセプトも、安藤氏による自然環境と建築設計が結合した精華と言えるだろう。

「地宙船」に関するニュース http://www.shibukei.com/headline/4660/

楽器と携帯の結合

KDDIは先ごろ、au design projectのコンセプトを体現した「ガッキ ト ケータイ(楽器と携帯)」展を開催した。6種類のファッショナブルな携帯電話を発表すると同時に、これらの携帯を使用したライブコンサートを行い、このメルマガでもご紹介したことがあるヤマハの未来型電子楽器「TENORI-ON」の展示も行われた。

現在、市場ではすでに多くの楽器の構造を単純化した電子製品が販売されているが、楽器使用の利便性を考えると、そのサイズはまだまだ大きすぎる。今回は「携帯に楽器機能を追加する」という大胆な戦略を実行し、小型化と利便性がこの展覧会の最大の特徴となっている。さて、これらの信じがたい「携帯電話」の演奏を楽しんでみよう。

●Band in my pocket:モジュールを交換すると、トロンボーン、トランペット、ギター、シンセサイザー、ハーモニカなどの楽器が演奏できる。

●Trio in your hand:花のように開いた携帯電話である。ディスプレイや数字ボタンのほかに、新しいユーザーインターフェースを付け加えている。

●Box to play:広げると四方体の携帯になる。二つの面にディスプレイ、音楽操作インターフェース、数字ボタンがある。

●Sticks in the air:携帯が2個に分かれ、ドラムスティックのように振ると音が出る。表面は木目のような風合いで、質感がとてもよい。音の種類は意外なほど多い。

●Key to touch:折り畳み携帯の内側が、ピアノの鍵盤になっている。開くと、2オクターブの鍵盤が出てくる。

●String for fingers:ハープのような弦が数字ボタンの代わりになっている携帯!10本の弦が美しく輝いている。

我々が以前ご紹介したauのコンセプト携帯と同じで、これらを実際に市場で販売される商品にするのは難しいだろう。だが、これらがいつかヤマハの電子楽器になることを期待したいものである。

「ガッキ ト ケータイ」展 http://www.au.kddi.com/au_design_project/ (日・英)

1人乗り電気自動車「i-REAL」の試乗イベント

トヨタ自動車の1人乗り電気自動車「i-REAL(アイリアル)」が、東京・お台場にある車のテーマパーク「MEGA WEB(メガウェブ)」で体験できる。i-REALは、昨年の東京モーターショーにコンセプトカーとして出展された、トヨタのパーソナルモビリティ。これまでの「PM」「i-unit」「i-swing」をさらに発展させたもので、近い将来の実用化が期待される。

動力源は電池のみで、前2輪、後ろ1輪の3輪構成。歩行者のエリアではホイールベースを短くして邪魔にならないよう配慮され、車両が走るエリアではホイールベースを長くして走行時に安定するようになっている。さらに、曲がる際などは自動的に傾き、その動きはとてもスムーズ。ハンドルとアクセルはなく、操作レバーだけで簡単に動かせる上、人にも環境にも優しい。また、他のi-REALと情報交換したり、コミュニケーションしたりする機能もある。先月の先進国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)でも登場し、福田康夫首相や報道陣らが試乗したことで話題となった。

イベントは、8月31日までの限定で、一般向けに試乗できるのは初めて。参加無料だが、普通免許と日本語ができることなどが必要。月曜日を除く毎日2回実施され、希望者が多い場合、先着順または抽選となる。(協力:トヨタ自動車)

(C) 2008 TOYOTA MOTOR CORPORATION.

MEGA WEB http://www.megaweb.gr.jp/(日・英)

古式ゆかしいロボットたち

●紫式部ロボット
「いずれの御時にか、女御・更衣あまたさぶらいける中に……」長い黒髪と着物、手には扇を持って静かに移動しながら日本の古典文学「源氏物語」を朗読する、平安時代をイメージさせるロボット「MURASAKI」が、滋賀県大津市の石山寺に登場した。

この紫式部ロボットは、プラスチックとアルミで作られ、高さ31センチ、重さ1.5キロで、充電電池を内蔵している。寺や物語を解説する音声にあわせて手を動かす姿は、まるで舞をまっているかのようだ。底部に車輪がついていて、前後左右に移動することもできる。

「MURASAKI」は、石山寺の記念イベント「源氏夢回廊」に参加し、7月26日から12月14日まで公開されている。ロボットクリエーターの高橋智隆氏がこのような和風のロボットを開発したのは初めてだ。彼は、「MURASAKI」を見ることで、ロボットが身近にいる生活をイメージしてほしいと語っている。

●お経を読むロボット
兵庫県加古川市の法徳寺では、住職が外出する時に、代わりにお経を読んで木魚をたたく「ロボット和尚」が登場した。ロボットの着る袈裟は住職のものだ。丸太を彫って白く塗り、目と眉毛が描いてある。坐った姿で、高さは約70センチ。参拝者がやってくると、センサーが作動して木魚をたたき、念仏を唱え始める。

「ロボット和尚」は、兵庫県播磨町に住む元国鉄の技術者、本岡善弘さんが、母親を供養するために製造した。材料には自動車用ワイパーのモーターなどの廃品を使用しているが、その効果はすばらしい。念仏は、法徳寺の住職が自ら録音したものを使っている。

法徳寺によれば、「ロボット和尚」がいると、住職が外出していても参拝者が心の拠り所を持つことができるだけでなく、防犯になったり、子どもたちを招き寄せることができたりという意外な効果もあるのだそうだ。

未来ロボット技術研究センター http://furo.cocolog-nifty.com/

変り種の合コン

「合コン」という言葉が日本に登場してからすでに30年ほどの歴史がある。伝統的な合コンは同数の男女が一緒に食事をするというものだが、この形式は日本の若者には合わなくなっているようだ。このような方法では素敵な異性と知り合うことはできないと考えている人もいる。
本メルマガでは以前に、「温泉合コン」「写経合コン」などをご紹介したが、現在は趣味をテーマとした「ゴルフ合コン」「料理教室合コン」「ペット合コン」なども現れている。こうしたテーマ合コンなら、趣味やライフスタイルの近い異性に出会いやすいというわけだ。

料理教室合コン
東京の料理教室「R’s kitchen」では、料理を作ることをテーマとした合コンを企画している。参加者6名(男女3名ずつ)は、簡単な自己紹介をした後、二人ずつに分かれて料理を作る。協力し合ううちに緊張が解けて話もはずむ。料理ができたら、みんなで食べながらおしゃべりをする。「R’s kitchen」には合コン会員専用のSNSサイトもあり、合コンで気に入った人に出会えなくても、専用SNSで趣味の合う相手を探すことができる。

ペット合コン
ペットショップが企画した、飼い主のための合コンである。参加者は自分の愛犬を連れて参加する。「おたくのワンちゃんのお名前は?」「うわあ、可愛いわね!」という感じで話がはずみ、犬同伴の合コンはいつもにぎやかで笑いが絶えない。

新しいタイプのテーマ合コンは、異性と出会うことだけが目的なのではない。今の日本の若者たちは、楽しい時間を過ごすことを重視しているのである。だが時代が変わっても、本当の愛を見つけたいという願望は永遠に変わらないだろう!

(C) 2008 Yukari Izumi

合コンの黄金率 http://ougon.konjiki.jp/

大阪新名物「水陸両用バス」を体験

【コラム編集:飾磨亜紀】今年1月にこのメールマガジンで、水上も走ることができる大阪市にある水陸両用タクシーを紹介した。実は、それより約1か月前、ほぼ同じ構造の「水陸両用バス」が、大阪市内で定期運行を開始し、現在でもなかなか予約が取れないほどの人気を博しているという。今回、その「水陸両用バス」の大阪ダックツアーに参加した。

周遊コースは、オフィスビルが立ち並ぶ本町からスタートし、大阪城を見ながら、桜之宮公園から大川(旧淀川)に「スプラッシュイン」。約30分、水上をクルージングした後に再び上陸し、天神橋筋商店街や梅田、道頓堀、なんばなどを横目に御堂筋を走り抜ける、約100分のツアーだ。

乗ってみると、まず、とても注目を浴びる。子どもからおとなまで、とにかくほぼ全員がバスに向かって振り返るからだ。そしてこの日、ガイドを務めてくれたバスのオーナー、須知裕曠(やすひろ)さんのコテコテ関西弁な大阪の見どころ紹介も楽しく、“大阪人”でも初めて知るようなエピソードが満載。そして最大のイベントが、陸上から水中に飛び込む瞬間で、バス車内が歓声と拍手に包まれた。水上から眺める大阪の街は、さすが“水の都”と言われるほど、行き交う船、中之島などは十二分に見ごたえあり。さらに、市内の主な観光スポットをほぼ網羅できるのもありがたい。

ちなみにその乗り心地は、陸上ではやや揺れが気になるものの、水上ではまったく問題なし。ただ、窓ガラスがなく、エアコンもないため、夏や冬、雨などの際は、それなりの装備が必要だ。

最近は、国内のみならず、アジア諸国からの観光客も多い。ダックツアーはアメリカが本場で、ロンドンやモスクワ、シドニーなど世界31都市で運行されているという。須知さんによると「今後、東京や横浜、北海道、沖縄でも準備中です。大阪が発祥のこのバスの純国産車をもっと製造して、海外でも走らせてみたいです」と言うことで、今後、日本各地でこのバスが走る日もそう遠くなさそうだ。

日本水陸観光株式会社「大阪ダックツアー」 http://www.osaka-ducktour.com/(日)

「鳥の巣」から「船底」へ

これまで神秘のベールに包まれてきた「鳥の巣」(国家体育場)が、これからは世界にその真の姿を見せることになる。スイスの建築家、ヘルツォーク&ド・ムーロン(Herzog & de Meuron)と中国のデザイナーが協力して完成したこの屋根が開くタイプの世界最大のスタジアムが、オリンピック建築設計の歴史に名を残すことになるのは間違いない。

朝もやや夕焼けに浮かぶ馬の鞍のような形の輪郭と、グレーの鋼鉄製ネットを覆う透明フィルム……、日本の新聞や雑誌、ネットやテレビなどで「鳥の巣」の姿を見るたびに、なぜかいつも有楽町駅前にそびえる「船底」――アメリカの建築家、ラファエル・ヴィニオリ(Rafael Vinoly)が作った東京国際フォーラムを思い出す。

関西国際空港と並んで「日本の現代建築構造の両雄」と言われる東京国際フォーラムは、まるで現代都市の高貴で美しい襟にはめ込まれた光り輝く翡翠のようだ。毎年ゴールデンウィークには、「熱狂の日」と題して200以上のクラシックコンサートが開かれ、夏休みには楽しい「キッズフェスタ」が催され、年末には「HARMONIA TIF光と音のハーモニー」でカウントダウンが行われる。これらのイベントが、この他にはない船底型の建物を、現代生活の激流の中に欠かすことのできない「方舟(はこぶね)」にしているのである。

東京国際フォーラムのシンボル的建築である「船底」は、地上11階、地下3階で、2本の巨大な柱によって帆船の骨組みのような構造体を空中で支えている。この全体が透明な構造物を空から眺めると、2枚のレンズが背中合わせに貼り付けられたように見え、地上から見ると、風を受け、波を分けてぐんぐん進む巨大な船のようである。ガラスと鉄筋を大胆に組み合わせ、狭い空間に見えない張力を作り出し、地価が非常に高い都心にあって、西洋の大聖堂のような壮大な気迫をかもし出している。回廊でつながれた無数の小さな会議室は、まるで迷宮のように両側に配置され、細かい部分のデザインにも驚くような匠の心が満ち溢れている。

さらに「鳥の巣」に対応する「水立方」(国家水泳センター)を思い出した。これと同時に発表された、環境を重視し、景観に融合する意識を備えた「扇之舞」が、個人的には気に入っていた。「扇之舞」がパートナーになっていれば、「鳥の巣」はもっとすばらしいものになっただろう。残念ながら、「扇之舞」は落選してしまった。その設計者は、東京の「船底」の幾重にも重なる美しさと魅力を作り出したあのラファエル・ヴィニオリだったのである。

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