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タイトル:憂国通信  2008/07/05


凄惨!土用の丑の日 国産ウナギ(実は中国産毒ウナギ)で発癌の危機 

一色ウナギ偽装問題で我々が食しているウナギが、実にいい加減でおっかない食材か、改めて認識させられた。
中国産ウナギは薬漬けで危ないとは昔から言われてきたが、「国産ウナギも実は中国産の偽装でした」では、余計に高い値段を払わされた分踏んだり蹴ったりである。

一色ウナギの悪辣ぶりはマスコミでも報じられたが、他の「国産」は? と目を転じると、どうも似たり寄ったりらしい。
本当に懲りない国である。ばれなければ何をやってもいいという論理がまかり通っている。
自民党に投票する奴も多いわけだ。

偽装講座初級編

「里帰りウナギ」、すべて「輸入」表示に…日本鰻輸入組合
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080115-899579/news/20080703-OYT1T00589.htm

ウナギの産地偽装問題が相次いでいることを受け、全国のウナギ輸入業者でつくる「日本鰻輸入組合」は3日、海外で育て日本に逆輸入する「里帰りウナギ」が産地偽装の温床になっているとして、今後はすべて国産ではなく輸入ウナギと表示すると発表した。

日本農林規格(JAS)法では、日本と外国の両方で育てても、国内での養殖期間が長ければ国産と表示できる。このため日本で取ったウナギの幼魚を、経費が安く、成長も早い台湾などに輸出し、大きく育てた後に逆輸入して、国産と表示するケースが増加している。

いままで知って知らぬふりをしていたのだが、中には本物の国産ウナギも存在するので、やはり分別しよう、ということになったらしい。
日本鰻輸入組合というのはどうせ天下り法人なのだろう。
日本農林規格(JAS)法など国民の健康や安全と無関係なゴミ法であることがわかる。

偽装講座中級編

一色うなぎブランド協議会、漁協組合に認証シール無期限禁止
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080115-899579/news/20080702-OYT1T00681.htm

愛知県一色町の「一色うなぎ漁業協同組合」が、台湾から輸入したウナギのかば焼きに「一色産うなぎ」の認証シールを張って出荷した問題で、地元の漁協などでつくる「一色産うなぎブランド普及協議会」が同組合に対し、認証シールの無期限使用禁止処分にしていたことが、2日わかった。

「一色産うなぎ」は、昨年11月に特許庁から認められた地域ブランド(地域団体商標登録)。認証シールが張れるのは、同町内で稚魚から成魚となるまで飼育されたウナギに限定されている。同協議会は昨年1年間で約166万枚を発行、同組合は約31万5000枚をかば焼きなどに張って販売した。

偽装には特許庁まで絡んでいたようだ。「一色産うなぎブランド普及協議会」というのも天下り団体か? 名前からして中央官庁のではないだろうが…(笑)

大岡組合長は「処分はやむを得ない。認証シールを張らずに、一色産として売ったケースもあるので、影響まではわからない」としている。

そんなシールなんて関係ない、ということである。

中国ウナギを「四万十川産」…茨城の通販業者に改善指示
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080115-899579/news/20080704-OYT1T00424.htm

茨城県は4日、中国産ウナギを「四万十川産」と表示してインターネットで販売するなどしたとして、同県神栖市のインターネット通信販売会社「サンシロフーズ」に対し、日本農林規格(JAS)法と景品表示法に基づき改善を指示した。

同社はインターネット上の仮想商店街「楽天市場」で「四万十川産特上うなぎ2枚セット」を2880円で販売。人気を集めた商品に贈られる「グルメ大賞2007」に、水産物部門で選ばれている。

高知県の四万十川は、全国有数のウナギの漁獲量を誇り、「ブランドウナギ」として人気が高い。

国民を愚弄するザル法である農林規格(JAS)法にも抵触するらしい。
だけど、「改善を指示」しただけ。食品偽装に「詐欺罪」は適用されない。

ウナギ出荷日本一、愛知一色町の漁協が輸入ものを「国産」
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080115-899579/news/20080617-OYT1T00774.htm

市町村別で日本一のウナギの出荷量を誇る愛知県一色町の「一色うなぎ漁業協同組合」(大岡宗弘組合長)が生産履歴のはっきりしないウナギ70トンを、「国産」や「一色産」と表示して出荷していたことが17日、農林水産省や県などの調べでわかった。

県は同日、日本農林規格(JAS)法に基づいて、原因究明と再発防止策を1か月以内に提出するよう行政指導した。


国民を愚弄するザル法である農林規格(JAS)法にも抵触するらしい。
だけど、行政指導しただけ。食品偽装に「詐欺罪」は適用されない。

偽装講座上級編

ただの産地偽装だけではひねりが効いていない。更に凝った悪事ができないものか?

<ウナギ偽装>魚秀、賞味期限を半年から1年延長して出荷
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080704-00000058-mai-soci

中国産ウナギの偽装事件で、徳島市に拠点を置くウナギ輸入販売会社「魚秀」(中谷彰宏社長)が偽装ウナギを神戸市の水産物卸会社「神港魚類」(大堀隆社長)に出荷する際、賞味期限を半年から1年程度延長していたことが分かった。

これは不二家・赤福等日本の伝統である。今更ながらの話だ。

出荷したウナギについては、産地証明書も架空会社「一色フード」名義の偽造したもので、ウナギ本体からは、偽装発覚後の神港魚類の調査で、国内では食用養殖魚への使用が禁止されている合成抗菌剤「マラカイトグリーン」やその代謝物が検出されている。

中国産だから当然の話だ。
ただし、国内産が「薬漬けでない」わけではない。単にマラカイトグリーンは使っていないだけの話。
基本的には日本の養殖漁法は「密飼い」である。劣悪な環境で大量の稚魚を飼っているので、消毒と病気防止のために薬漬けにせざるを得ないのである。

魚秀親会社、抗菌剤検出の中国産処分せず ウナギ偽装品と一緒に保管
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/158367/

中国産ウナギの産地偽装事件で、魚秀の親会社「徳島魚市場」(徳島市)が昨年7月、使用禁止の合成抗菌剤「マラカイトグリーン」が検出されて自主回収した中国産ウナギ4トンと偽装ウナギを一時、同じ徳島市の倉庫に保管していたことが3日、分かった。

一方、神港魚類は3日、魚秀から購入した偽装ウナギのかば焼きから、マラカイトグリーンと代謝物質の「ロイコマラカイトグリーン」が検出された、と発表した。偽装ウナギは架空会社の「一色フード」を製造者として、京都や滋賀、兵庫など2府17県で販売された。

マラカイトグリーン

発がん性物質の一種とされ、合成抗菌剤として観賞魚の水カビ病の治療などに使われる。日本では養殖水産物への使用が禁じられているほか、同薬剤を検出した食品を流通・販売させることはできない。平成17年にはマラカイトグリーンを使った中国産ウナギのかば焼きなどが相次いで見つかり、厚生労働省が同年8月、輸入業者に対し中国産ウナギすべてについてマラカイトグリーンの検査を義務付けた。

一説によると、国産よりも台湾産の方が安全で美味いという話だ。

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