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===================================================== 発行部数 26 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2008/05/01 (Thu) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.木曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 木曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル ラスト・フレンズ 局 名 フジテレビ系 放映日時 木曜22時 キャスト 藍田美知留（長澤まさみ） 岸本瑠可（上野樹里） 水島タケル（瑛太） 滝川エリ（水川あさみ） 及川宗佑（錦戸亮） 小倉友彦（山崎樹範） 平塚令奈（西原亜希） 藍田千夏（倍賞美津子） 脚 本 浅野妙子 主題歌 「Prisoner Of Love」宇多田ヒカル（EMIミュージック・ジャパン） あらすじ 第四話 引き裂かれた絆 水島タケル（瑛太）は、藍田美知留（長澤まさみ）の怪我の手当を し、化粧で傷を目立たなくする。 岸本瑠可（上野樹里）は美知留に、こんなことが何度会ったか聞く。 美知留はねこんなにひどいのは初めて、と答える。 瑠可は、いくら及川宗佑（錦戸亮）が優しい人だと言っても、暴力 で従わせようとするような男とは、別れた方がいいという。 滝川エリ（水川あさみ）は、ＤＶをやる男なんて、しつこいからス トーカーになるかも知れない、と言う。 「さすが数こなしている人はいうことが違う」と小倉友彦（山崎樹 範）が茶々を入れ、エリに怒られる。 瑠可は美知留に、宗佑からの電話には絶対出るな、と言う。そして この家を探られる可能性を考える。美容室は少なくとも変わる必要が ある、と言う。 美容室は.....と悩む美知留。 瑠可はタケルに、心当たりはないかと聞く。 探しておく、とタケル。 翌日、瑠可はバイト先から、父・修治（平田満）に電話し、男から 自分の住所を訪ねる電話が入っても、絶対教えないでくれ、と言う。 そいつは、区役所の福祉課と名乗るかも知れないが、信用しないで。 友達がストーカーの被害に遭っているから、と。 修治は何度も、被害に遭っているのは、瑠可自身じゃないよな、と 確認する。 友達だよと、協調する瑠可。 タケルは、美知留のカップも買わなきゃなと言って、今は瑠可のカ ップでいいかと聞く。 頷く美知留。 タケルは、今日一日、美知留と一緒にシェアハウスにいると言う。 感謝する美知留。 その時、シェアハウスの玄関を叩く音。ビクッとする美知留。 タケルが様子を見に行くと、友彦だった。鍵と財布を忘れたので、 取りに来たのだ。 ホッとする美知留とタケル。 宗佑は美容室へ行き、美知留が出てきていないか聞く。応対に出た 平塚令奈（西原亜希）は、突然休まれて、迷惑しているという。 宗佑は、美知留が出てきたら連絡が欲しいと、令奈に名刺を渡す。 宗佑が店を出て行くと、令奈は宗佑の名刺をゴミ箱に捨てる。 モトクロスの練習を終えた瑠可。コーチは瑠可に、一緒に飲みに行 くか？と声を掛ける。 瑠可は、待っている人がいるから、と断る。 コーチは、男か？おさかんだなと茶化す。 瑠可はムッとしてコーチに、自分を女として見るのではなく、１人 のレーサーとして見て欲しいと気色ばむ。 コーチは、無理だと断る。それは梨をリンゴだと思えと言うのと同 じだから、と。 シェアハウスの冷蔵庫の中では、すべての食材に名前が書かれてい る。 タケルと友彦は適当に食材を集めて、すき焼きの準備。 美知留は、携帯が着信するのを見ると、携帯を持ってそっとベラン ダに出る。 宗佑からの着信履歴は、１分ごとに並んでいた。留守電を聞く美知 留。 宗佑は、美知留に帰ってきて欲しい。もう二度と暴力を振るわない。 美知留に会いたいと、吹き込んである。 そこに瑠可がやってきて、美知留から携帯を取り上げ、もう聞くな、 と言う。どうせ、二度と暴力をふるわないと言ってんだろうけど、信 じてはいけない、と。 みんなで賑やかに夕食が始まる。鍋奉行をしようとしていた友彦は、 エリに却下される。 みんなから出遅れている美知留を見て瑠可は、肉をとってあげる。 それを見ていたエリは、瑠可の行動はまるで男性のよう。それもう んと年下の彼女がかわいくて仕方がないといった感じの、と言う。 瑠可は、自分は誰にでも親切だよ、とエリの発言を否定する。 エリはなおも自分と美知留との扱いが違う、と言う。 友彦が、美知留のようなかわいい子は守ってあげたいと思う。そん な美知留を殴る男なんて、考えられない、と言う。 翌日タケルは、メイクの仕事場に美知留をアシスタントとして連れ て行く。 モデルの女性は、美知留をタケルの彼女と思いこむ。そして今まで タケルが誘いに乗らなかったのは、ゲイだからという噂だったが、本 当は彼女がいたからだったんだ、と言う。 『ゲイ』という言葉に、ビクッとする美知留。 撮影現場で美知留は、テキパキとタケルの指示に従って仕事をする。 練習の途中で、ふとグラウンドの外を見る瑠可。すると宗佑がじっ と瑠可のことを見ている。 瑠可は女子更衣室に入ると、タケルに美知留から絶対目を離すなと 言う。宗佑は、瑠可の後をつけて、美知留の居所を突き止めるつもれ だろうけど、適当に尾行を巻く。時間を潰して帰るから、その間美知 留を頼む、と言う。 了解するタケルは、美知留と一緒にバーの開店準備をしていた。 瑠可は女子更衣室の窓の所を、宗佑らしき人影が歩いていくところ を、磨りガラス越しに見る。 瑠可が女子更衣室の戸を開けると、コーチがいた。瑠可はコーチに 今晩飲みに行きましょう、と言う。ストーカーにつきまとわれている みたいで、と。 更衣室のあるプレハブの建物の二階からそっと降りてくる宗佑。 友彦とエリと二人、デパートのショーウィンドーでペアカップを見 ている。 途中で友彦の顔色が変わる。なんと友彦の妻が、ほかの男にしなだ れかかって、歩いているのだ。 友彦は妻の後をつけていくが、途中でクルッと向きを変える。 友彦はエリと二人、ショーウィンドーの鏡を利用して、友彦の妻と 男の様子を見ていた。 友彦の妻はペンダントを手に取り、男に見せる。 男が頷くと、友彦の妻は、クレジットカードを出す。そのカードは 友彦のものだった。 喫茶店に入る友彦とエリ。 エリは友彦のカードを使うなんて、ビシッと絞めるところ、絞めた 方がいいんじゃないか.....と言うが、それができないからズルズル とシェアハウスにいるんだよね、とエリ。 友彦は、妻があんなに喜ぶなら、買ってやれば良かった、と言う。 そっと友彦の手に、自分の手を重ねるエリ。 コーチは瑠可と酒を飲みながら、瑠可のような奴をつけ回す男がい るなんて、信じられないと言う。 でも、乗ってこない瑠可。 どういう話をしたいかと聞くコーチ。 瑠可は、どうやったら男子並みのスピードが出せて、全日本へ行け るか、と聞く。 コーチは、肉体的ハンデはどうしようもない。でも、どうにかでき ると思ってなければ、やってられないだろう、と言う。 コーチも昔は軽くて困ったという。どれだけ食べても筋肉が付かず、 毎日プロテインと生卵を食べていた、と。 瑠可は、そういう話をもっと聞きたいという。 コーチは、コーナーを曲がるときの重心を落とす感じをつかめ。瑠 可の今日７回目のコーナリングはよかった。忘れるな、と言う。 瑠可は強くなりたい。バイクに命かけているから、と言う。 コーチは命なんか賭けるな。安全運転で行け、と言う。 少し酔って歩いていた瑠可は、重心を崩して、コーチに倒れかかる。 コーチは瑠可の身体を抱きしめると、キスをする。 瑠可はコーチを突き飛ばして逃げる。 途中、公園の水道で、必死に唇を洗う瑠可。 タケルのバーにやってくる瑠可。宗佑の尾行は巻いた、と言う。 お客は？との瑠可の問いに、今一組帰ったとこ、とタケル。 美知留は？と聞く瑠可。 さっき、エリと友彦が来て、連れて帰って貰った、とタケル。 瑠可の様子がおかしいのに気付いたタケルが、訳を聞く。 瑠可は、男に抱きしめられた。抱きしめられている自分が許せなか った、と言う。 心配するタケルに、宗佑じゃない。よく知っている人で、嫌いじゃ ないんだけど、と瑠可。 タケルは瑠可の隣に座ると、そっと瑠可の肩に手を回し、「イヤじ ゃないだろう？」と聞く。 瑠可は、タケルは気にならないという。 タケルは、ここで思い切り泣け、と言う。 瑠可とタケルが帰宅すると、先に帰っていたエリと美知留と友彦は、 ゲームをやっていた。 友彦は美知留から、『オグリン』と呼ばれて、嬉しそう。 瑠可はそんな友彦をこづく。そして気分を変えて、ＵＮＯをやろう と言う。 飲み物を用意するタケル。 エリと友彦のカップは、タケル達と同じシリーズの少し浅いカップ の色違い。 美知留の分は、タケルや瑠可と同じ形の色違い。 さすがタケルの気遣いは細やか、と一同喜ぶ。 美知留は、タケルの仕事場へ行って、ヘアメイク以外のいろいろな 仕事を知ったと言う。 それって、宗佑は美知留を狭い自分だけの世界に閉じこめておきた い奴なんだ、とエリ。 朝、美知留は鏡の前で絆創膏を剥がし、まぶたの上の傷を見る。 コーチは、瑠可の顔を見ず、適当に練習しとくよう言う。 瑠可はコーチに、自分の顔を見て欲しいと言う。夕べのことは忘れ て欲しい。瑠可はコーチのことを尊敬しているし、友情も感じている。 それを壊したくないと。 コーチは、オレもゆうべは酔っておかしくなっていたと言い、二人 の関係は元に戻る。 タケルもエリも友彦もそれぞれの職場で働いている。 美知留は１人、シェアハウスにいた。 テレビを見終わって、携帯を見て、電話を掛ける。 電話した先は、母・藍田千夏（倍賞美津子）。 千夏は美知留に、一度顔を見せるように言う。そしてお金の無心も する。 美知留が、今月の家賃なら振り込んでおいたけど、と言うと、千夏 は同棲している男が大食いで、食費が足らない、と言う。 美知留がなんとかすると言うと、千夏は彼と伊香保温泉へ行ったと きのお土産があるから、渡したいと言う。 千夏の部屋のチャイムが鳴る。いそいそとドアを開ける千夏。 だが、やってきたのは美知留ではなく、瑠可だった。瑠可は中学・ 高校と美知留と同級生だったと自己紹介するが、千夏は興味を持って いない。 瑠可が万札が入った封筒を渡すと、さっそく枚数を数えて自分のも のとする千夏。 瑠可が伊香保温泉のお土産も預かると言うと、千夏は古くなったけ ど、まだ賞味期限内だろうから、と言って渡す。そして同棲している 男と喧嘩したらしいけど、美知留も自分同様、要領が悪いから、一度 顔を見せるように言って、と言う。 瑠可は、「いずれ」と言って、自転車にまたがる。 千夏の部屋の奥から、宗佑が顔を出す。 千夏は宗佑からのお金を貰っていいのかと聞き、宗佑が頷くと、嬉 しそうに貰う。 少し走った瑠可は、後ろを振り返る。 瑠可はエリと友彦に、千夏はあまり好きになれない。美知留には悪 いけど、と言う。 その時、美知留は風呂に入っていた。 シェアハウスのブザーが鳴る。 エリが飛び出していくが、瑠可がハッとして、エリの後を追う。 でも間に合わず、エリがドアを開ける。 するとそこに宗佑が立っている。そして美知留はここにいるんだろ、 と言う。 瑠可がいません、と言うと、宗佑は携帯を掛ける。 すると奥で美知留の携帯が鳴る。 宗佑は、やっぱりいるじゃないかと言うが、瑠可はあんなことをし た宗佑を、美知留に会わせるわけにはいかない。これ以上入ってくる なら、警察に電話する。区役所に勤めているのに、警察沙汰になった ら困りますよね、と言う。 宗佑は玄関の外に出て、瑠可はドアを閉める。 瑠可とエリと友彦は、急いで戸締まりを確認する。エリはああいう 男がすぐに諦めるとは思えないと言う。 美知留が風呂から上がる。みんな冷たい水飲みたいよね、とか気を 使う。 とまどう美知留に、瑠可は、友彦は美知留の風呂上がりを見て、ド キドキしてるんだよ、と言う。 雨の中、自転車でシェアハウスに帰ってくるタケル。 シェアハウスの向かいの公園を見ると、雨の中、傘も差さずに柵に 腰掛けた宗佑が、ずっとシェアハウスを見ていた。 瑠可は、自分が油断して、宗佑につけられたんだと反省しながら、 こうなったら美知留を外へ出してはいけない、と言う。 タケルは、用心のため、今晩は起きているという。 美知留は雨音を聞きながら、眠れずにいた。 階下へ降りていくと、タケルが起きていた。タケルは美知留に、寝 付けるように、カモミールとラベンダーのハーブティーを用意する。 美知留は、タケルの家族について聞く。 タケルは、父親は平凡なサラリーマンで、母親は専業主婦、姉が １人と言う。 美知留は、お姉さんがいると思った。おいしいコーヒーやお茶を淹 れられる人って、穏やかな家庭で育っているんだよね、と言う。 美知留自身の家庭は、両親の仲が悪かった。中学生の時に離婚し、 それ以来母親が働いて、美知留を育ててくれた。 宗佑も母親に育てられたが、その母親も男を作って出て行ってしま い、それ以来親戚の家をたらい回しにされた、と美知留は話す。 そこまで話して、ハッとタケルに宗佑の話なんて、聞きたくないよ ねと美知留。 タケルは、話を続けてと促す。 美知留は、自分と宗佑は二人ともひとりぼっちだったのだ。それな のに美知留は今ここにいて、宗佑を一人にしてしまったと言う。 タケルは、みんなひとりぼっちだと言う。 美知留は、瑠可には温かい家族がいる。この間のレースにも、父親 や弟が応援に来ていた、と言う。 タケルは、瑠可だっていろいろな事情を抱えているんだ、と言う。 −− その日、誰も知らないキミの弱さを知った。キミが美知留を 守るなら、オレがキミを守ろうと思った。（タケル） −− 宗佑、あの夜窓を叩く雨音を聞きながら、あなたのことを思 って過ごした。瑠可、許して。わたしは瑠可の苦しい気持ちに気付か なかった。（美知留） 朝起きてきた瑠可は、ソファーの上で寝てしまっていたタケルに、 そっと毛布を掛ける。 美知留も起きてくる。 二人で外を見ると、まだ雨が強く降っている。 瑠可がゴミを捨ててくると言う。 美知留が自分が行くと言う。瑠可はまだ寝間着だが、自分はきちん と服を着ているので、と。 外へ出て傘を差し、ゴミを持った美知留は、携帯を取りだし、電話 する。 ゴミ捨て場にゴミを捨てた美知留は、その先のコンクリートの柱に 寄りかかって座っている宗佑を発見し、声を掛ける。ずぶ濡れの宗佑 が美知留を見る。 一晩中待っていてくれたの？と聞く美知留。 「美知留、ボクはいつもキミを待っている。待つのはつらくないん だ」と宗佑。 美知留は宗佑を抱きしめる。 その様子を、傘を差して出てきて、見てしまう瑠可。 −− 美知留、人は人を傷つけて、無傷ではいられない。美知留と 宗佑を引き離そうとして、傷ついたのは、わたしだった。（瑠可） 寸 評 いくら瑠可たちが言い聞かせても、やはり美知留は宗佑を諦めら れないのですね。またこのまま宗佑に軟禁状態にされてしまうのでし ょうか？ でも、美知留の状態もわかるんですよね。美知留がなんとか宗佑の 呪縛を逃れることができる日が一日も早くきますように、と願ってし まいます。 みんなそれぞれの問題を抱えているとタケルが言っていますね。瑠 可の問題は性同一障害でしょうか。 タケルは、美知留には普通の家庭のように話していましたが、あれ は母親がタケルを捨てて再婚したということでしょうか。 友彦の問題は奥さんの不倫だとして、エリに、どんな問題があるの でしょうか。 執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 東京では、梅雨入り宣言をしたら、却って雨が降らなくなりました。連日暑 いです。すでに夏日ですね。もう、実は梅雨は五月で終わってしまっていて、 夏が始まっている、なんて言わないですよね。 今、夏ドラマの投票の集計中です。次回は医療もの、元気そうな学校ものが 複数ノミネートされていますね。 ただ、楽しみなのは、結構オリジナルの脚本で、原作が無いドラマが多いこ と。 今回、思いがけずはまれたドラマが多かったので、夏ドラマも是非、と思い ます。（鈴木） ====================================================================== 発行元：ドラマ研究会 e-mail：info@j-drama.tv url ：http://www.j-drama.tv/ ＩＤ ：MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 （http://www.mailux.com/) ====================================================================== |