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タイトル:Daily Drama Express 2008/06/14 ごくせん (9)  2008/06/19


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/06/14 (Sat) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.土曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 土曜日の連続ドラマ
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タイトル ごくせん
局  名 日本テレビ
放映日時 土曜21時
キャスト 山口久美子(仲間由紀恵)
 猿渡五郎(生瀬勝久)
 緒方大和(高木雄也)(「高」は本当は中がはしご状の漢字)
 風間 廉(三浦春馬)
 本城健吾(石黒英雄)
 市村力哉(中間淳太)
 倉木 悟(桐山照史)
 神谷俊輔(三浦翔平)
 夏目誠一(小泉孝太郎)
 鷹野 葵(平山あや )
 鮎川さくら(星野亜希)
 牛島豊作(佐藤二朗)
 鳩山康彦(魁三太郎)
 鶴岡圭介(石井康太)
 熊井輝夫(脇 知弘)
 朝倉てつ(金子 賢)
 若松弘三(阿南健治)
 達川ミノル(大江戸一家)  内山信二 
 菅原 誠(両國 宏)
 馬場正義(東 幹久)
 赤城遼子(江波杏子)
 黒田龍一郎(宇津井健)
原作   『ごくせん』森本梢子(集英社YOUコミックス)
脚本   江頭美智留 
 横田理恵
  松田裕子
主題歌  「虹」 Aqua Timez (EPICレコード)

あらすじ 第9話「仲間は一生もんの宝だ!」

 進学・就職ガイダンスの時期を迎えた。
「このまま無事卒業まで持っていければいいんですけどねえ」
 猿渡教頭(生瀬勝久)は久美子(仲間由紀恵)に疑わしげな目を向
けた。3Dは1人も進路調査票を出してなかったのだ。久美子もそれ
が頭痛の種だが、当人たちは「なら全員で留年しようぜ」などと言っ
ている始末だった。

 なんとか調査票は提出させたものの、みな真面目なことは書いてい
ない。村山、大平らの5人組などは全員白紙だった。
「あいつら、自分の将来をなんだと思っているんだ!」
 思わず久美子は声を荒げてしまった。

 その夜、部活動で遅くなった生徒たちが暗い廊下を歩いていたとこ
ろ、創設者の銅像がなくなっているのに気づいた。生徒たちは震え上
がった。学院の伝説で銅像が夜歩き出すという噂があるのだ。すると
コツ、コツという足音が聞こえてきて、驚いてそっちへ行ってみると
廊下に銅像が立っていた。

 話を聞いて学院内は大騒ぎになった。だが、大和(高木雄也(Hey!
Say!JUMP))や廉(三浦春馬)は伝説の正体を見届けようとクラスメ
ートたちに声をかけた。だが村山、大平ら5人組は断った。しかも
「そんなガキみてえなマネしてらんねえし」とどこかとげとげしかっ
た。

 夜、学校に忍び込んだ大和や廉たちは確かに銅像がなくなっている
のを見て驚いたが、ともかくと調査を始めた。職員室で物音がしたの
で行ってみると、なんと携帯を取りに来た久美子にばったりと会った。
「お前ら、何をしているんだ」
とは言われ慌てたものの、ともかく銅像がなくなっていることを話し、
久美子も調査に加わった。

 するとどこからともなく足音がする。久美子たちが駆けつけると不
審者が銅像の下敷きになっていた。真相は学校荒らしによる仕業だっ
たのだ。

 犯人を捕らえたことで、警察から感謝状が送られた。苦々しげな猿
渡教頭を尻目に久美子は鼻高々だった。大和や廉たちは教室でパーテ
ィを始めたが、村山、大平ら5人組は「ガキみてえなことに付合って
らんねえ」と冷めていた。カチンときた大和や廉は村山、大平らと取
っ組み合いになった。
「何やってんだお前ら!みんな仲間だろ」
 久美子は止めた。
「仲間?どーせ卒業までの付き合いだろ。それに俺らは他に仲間おる
し」
 村山、大平らはまったく悪びれるところなく出て行ってしまった。
「あいつら、何があったんだ?」
 久美子は悲しくなった。4月から少しずつ築き上げてきた絆があっ
たはずなのに……。

 久美子は村山、大平らに理由を聞いたが、答えようとしない。
「そうか、なら聞かない。でも学校には来いよ」
 5人は最近学校をサボりがちだった。
「うるせえな!」
「あたしはお前ら全員そろって卒業してほしいと思っているんだ」
「いつまでも仲良しごっこしてられっか!」
「どうせ卒業したらバラバラなんだ」
 5人はまったく耳を貸さなかった。

 翌日、村山、大平らは学校に来なかった。久美子は何か事情を知っ
ていたら教えてほしいと頼んだ。しかしケンカした後とあって、みん
な協力的でない。
「たしかに卒業後はそれぞれの道を歩くだろう。けど」
 久美子は言った。健吾(石黒英雄)などは借金返済のとき、お前の
ためにバイトしてくれた。赤銅祭では力を合わせてがんばった。
「ここで会ったことが一生の出会いになることだったあるんだぞ」
 そう言われて、1人が言った。この前村山、大平らはある工務店に
就職しようと訪問したとき、赤銅というだけで冷たい目で見られたこ
とにショックを受けてたらしいと。
「そうだったのか……」
「けど、そんなの慣れっこだろ。甘えてんじゃねえ!」
 しかし久美子は静かに言った。
「お前たちだって、ちょっとしたことであいつら同様、他の場所へ逃
げたいって思ったことあるだろ」

 久美子は村山、大平らを探して声をかけた。
「明日は学校へ来いよ、待ってるからな」
「うぜえんだよ」
「そんなの慣れっこさ」
 久美子は笑顔で答えてみせた。
 村山、大平らはカツアゲ集団と行動をともにしていた。
「そいつらはお前が本当に心を開いて、何でも話し合える仲間なの
か?」
 久美子は聞いた。
「うるせえ、関係ねーだろ!」
 5人は久美子の言うことに相変わらず耳を貸さなかった。

 だが、それで諦める久美子ではなかった。
「山口先生まだあいつらと話し合うんですか?学校にできることは限
られています。問題を引き起こす前に自主退学させてはどうですか?」
 さしもの猿渡教頭も痛ましそうな顔つきだった。
「だから教えてやることがあるんじゃないですか?」
 あいつらはあたしの大切な教え子、そのことを久美子が忘れること
は決してない。猿渡教頭も返す言葉がなかった。

 3Dの生徒たちも動いた。白金トンネルに村山、大平らを呼び出し
て、学校に来るように説得した。
「お前ら、怒ってねえのかよ」
「当たり前だろ、あんなやつらからもう抜けて来い」
「……」
 そう言われて5人も考え込んだ。しかしそこへカツアゲ仲間が現れ
た。
「そういうわけにはいかねえよ」
 カツアゲ集団は3Dの生徒たちを全員血祭りにあげ、5人を連れ去
ってしまった。連絡を受けた久美子はすぐさま後を追った。

 村山、大平らは袋叩きにあっていた。学校に戻りたいと訴えたのだ。
だが、そんなことが受けいられるわけがない。
「待て、それ以上あたしの教え子に手を出すんじゃねえ!」
 駆けつけた久美子は、髪留めのゴムをはずし、メガネを捨てて、立
ち向かった。
「こいつらにはまだ学校で学ぶことがたくさんあるんだ。こんなとこ
ろで道を外させてたまるかよ!」
 久美子は襲い掛かるカツアゲ集団を1人1人倒していった。
「本気でやるなら相手してやるよ。だけどあたしの生徒に手出しする
やつは手加減しないよ!」
「ふざけんな!」
 カツアゲ仲間の首領が鉄パイプで殴りかかった。久美子はそれを払
いのけるとみぞおちに強烈な一撃を加えた。カツアゲ集団は久美子の
強さに恐れをなして逃げ出していった。

「ヤンクミ!」
 3Dの生徒たちが駆けつけてきた。
「見ろお前ら、こいつらお前らのためにこんなにも真剣になってんだ」
 久美子は優しく5人に言った。
「これから先、心が折れそうなときもあるだろう。そういうときは思
い出せ。お前たちには身体張ってでも助けたいと思う仲間がいる。ピ
ンチのときに駆けつける仲間がいるんだ。一生もんの宝だよ」
「ご、ごめん……」
 5人は泣き崩れた。大和や廉はみな手を差し出した。
「心配かけんなよな」
 笑顔で声をかける生徒たちを見て、久美子は思わずもらい泣きをし
た。

 次の日から村山、大平らはきちんと登校してきた。
「まったく冷や冷やさせやがって」
 でもこれで全員そろった。
「よしお前ら、全員そろって卒業するぞ!」
「おーっ!」
 久美子と生徒たちは改めて心を1つに気勢を上げた。


寸  評  やはりストーリーが粗っぽいです。銅像事件と村山らの関係もな
く無意味なように思えましたし。もっともごくせんらしさは出ていた
と思います。ヤンクミが更正させる生徒が3Dの生徒であるだけでい
い味が出てきます。今クールは更正相手が進学校の生徒だったり、相
手の不良だったりして本来の良さがそがれている面が多々ありますの
で。

執 筆 者 けん()

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2. 編集後記
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 最近かなり久しぶりに証明写真用にスピード写真を撮りました。値段は
700円。少し高くなったような気もしますが、時間は格段に速くなりました。
現像にかかる時間は約20秒。最後に撮ったのはもう何年も前でしたが、その
ときは5分以上延々と待たされた記憶があります。また私は写真写りが悪いの
ですが、出来栄えもそこそこ良かったと思います。(けん)

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