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タイトル:憂国通信  2008/06/08


レーザー・レーサーで日本新連発 日本メーカー無惨な万歳突撃か?


コンコルド効果(Concorde fallacy , Concorde effect , sunk cost effect)は、心理現象の一つ。超音速旅客機コンコルドの商業的失敗を由来とする。コンコルドの誤り、コンコルド錯誤ともいう。

ある対象への金銭的・精神的・時間的投資をしつづけることが損失につながるとわかっているにもかかわらず、それまでの投資を惜しみ、投資をやめられない状態を指す。
(By wikipedia)
コンコルド効果の典型的例が太平洋戦争である。愚かな負ける戦争をやらかした連中は文字通りA級戦犯である。
今回はミズノ、アシックス、デサントがそれをやらかそうとしているようだ。

「スピード製意識」「独自改良」…国内水着3社、対応様々
http://ime.nu/www.yomiuri.co.jp/olympic/2008/news/swim/swimming/news/20080530-OYT1T00700.htm

日本水泳連盟とサプライヤー(物品提供)契約を結んでいるミズノ、アシックス、デサントの国内3社が30日、水連の改良要請に応えた新作を提示した。

 英スピード社の新作「レーザーレーサー(LZR)」を意識したもの、独自の開発路線を貫いたものと、対応は様々だった。

 なお低抵抗素材を開発して3社に提供していた山本化学工業(大阪市)の製品は、アシックスとデサントが各1タイプで部分的に採用。ミズノは不採用とした。

水着新素材提供の山本化学工業が悲鳴
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080604-00000021-nks-spo

 アシックスとデサントの2社の五輪用水着に素材が採用された山本化学工業が“窮状”を訴えた。山本富造社長(49)が3日、報道各社に直筆のファクスを送付。(1)2社に意見や提案を聞いてもらえない(2)素材を全身に使用した水着(ニュージーランド製)を試してほしいが、どの選手が試着を希望しているか情報がもらえない−と打ち明けた。

山本化学「ナイキ」のオファー断っていた…競泳
http://hochi.yomiuri.co.jp/beijing2008/aquatics/news/20080530-OHT1T00050.htm

山本化学工業が開発したバイオラバースイムの水着 トライアスロンやオープンウオーター(遠泳)用の水着に、低抵抗の新素材「バイオラバースイム=SCSファブリック」を提供している複合特殊素材メーカーの山本化学工業(本社・大阪市)が、米・ナイキ社(米国)など大手スポーツメーカーから受けていた素材の提供を拒否していたことが29日、分かった。
 「商売的には大きいが、うちの素材の水着で、外国の選手に勝たれるのが一番寂しい」と山本富造社長(49)は明かした。北島康介(25)=日本コカ・コーラ=の宿敵であるブレンダン・ハンセン(米国)はナイキ社と契約。敵に塩を送るというわけにはいかなかった。

英社水着でまた日本新5個 入江、世界記録に迫る 
http://www.excite.co.jp/News/sports/20080607192927/Kyodo_SP_CO2008060701000659.html

北京五輪壮行会を兼ねた競泳のジャパン・オープン第2日は7日、東京辰巳国際水泳場で行われ、男子200m背泳ぎの入江陵介が世界記録に0秒45と迫る1分54秒77の驚異的な日本記録で泳ぐなど、英スピード社の「高速水着」レーザー・レーサーを着た五輪代表5人が5個の日本新記録をマーク。入江は1月に出した自らの日本記録を一気に1秒76も塗り替え、今季の世界ランキング1位に。

北島、スピード社製水着で日本新!/水泳 
http://www.excite.co.jp/News/sports/20080607080505/Sanspo_SP_120080607005.html

ジャパン・オープン2008(6日、東京辰巳国際水泳場)衝撃の記録ラッシュだ! 世界新記録を量産する英スピード社製の高速水着「レーザー・レーサー」(LR)を試着した選手が、決勝10種目中5種目で日本新記録をたたき出した。北京五輪男子平泳ぎで2大会連続2冠を狙う北島康介(25)=日本コカ・コーラ=は100メートル平泳ぎ決勝で59秒44をマーク、自身の日本記録を0秒09上回り、約3年ぶりに更新した。日本水連は10日にスピード社製品の着用可否を決めるが、選手の手による“強制解禁”が確実となった。

 日本水連はスピード社と水着提供の契約を結んでいないため、10日の常務理事会で社製品の着用可否を決めるが、好タイムがスピード社製品の“解禁”を訴えている。日本代表・上野広治監督も調整段階のこの時期に「日本新はなかなか出ない。スピード社製品に手応えはある」と心を決めた様子。選手の力泳が、曲折にピリオドを打つ。

 日本水連があまりにもアホな3社に見切りを付けるか、利権がものを言うか、選手不在か、メダルのためには手段を選ばずか。
 この先どう転ぶかは皆目わからない。さて、お楽しみと言ったところだ。

 私は北京オリンピックには全く興味がない。だから、日本の水泳陣がどんな記録を出そうが知ったことではない。
 ただ、この水着騒動のドタバタは見ていて面白い。もっとやれ!

(俺を非国民扱いするなよ。ついこの間まで、北京五輪ボイコットで盛り上がっていたんだぞ。鶏並の記憶力だからもう忘れただろうけど…)

 

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