来春 大阪・なんばが変わる!
“食いだおれ”の道頓堀、日本橋でんでんタウン、高級ブランド街の心斎橋など、大阪の「ミナミ」は海外の観光客にも人気が高い。そのミナミのターミナル、なんばへの交通アクセスが来年の春、大きく変わる。
その理由は、2009年春に開業予定の「阪神なんば線」。兵庫・尼崎から大阪・西九条までを走る阪神西大阪線が3.4km延伸して近鉄難波駅とつながり、神戸の三宮から大阪、そして奈良までの直通電車が走るという、三都を結ぶ“新ルート”が誕生する。三宮〜奈良間を約70分〜80分で運行する予定で、乗り継ぎを余儀なくされていた現在よりも、所要時間が大幅に短縮される。
例えば、神戸港クルーズに乗船した後、大阪・ミナミでたこ焼きを食べ、奈良公園を散策するといった観光でのアクセスがとても便利になる。
このため、利用客の大幅増が見込まれる近鉄難波駅では、開業に先駆けて5月30日、駅構内に新しいショッピングモール「Time’s Place」がオープンした。関西初出店でバリスタによる本格エスプレッソが味わえるイタリアンバール「espressamente illy」や“ドネルケバブ”(肉の回転焼き)などのトルコ料理が気軽に楽しめる「KONAK DELi I」など、やや殺風景になりがちな改札内の“駅ナカ”とは思えないほど、まるでイタリアの路地を歩くような明るい雰囲気が漂う。
近畿日本鉄道秘書広報部では「港町・神戸と古都・奈良という、まったく異なる都市を結ぶ新しい空間を創り出しました」といい、早速、駅を利用する若者やサラリーマン、主婦らが立ち寄って賑わいを見せていた。一方、近鉄、阪神それぞれの路線では試運転が行われている。開業を記念するラッピング電車も登場するなど、関西の鉄道ネットワークを大きく変えるプロジェクトに期待はふくらむばかりだ。(飾磨亜紀執筆) |
今年上半期のベストセラー
まもなく2008年も半分が過ぎようとしている。ここで、今年上半期のベストセラーの上位ランキングにはどんな本があるか見てみよう。
【「夢をかなえるゾウ」水野敬也・著 2007年8月出版】インドの神様が突然目の前に現れて尋ねた。「自分、成功したいんやろ?」そして、「靴をみがく」などの簡単な方法を教えてくれたが、果たしてそれで成功できるのだろうか?この本は、だれでもできる一日単位の成功のための習慣を小説にしたものだ。読んだ人は、夢をかなえるとはこんなに簡単なことだったのかと驚くだろう。楽しく自分を変えて、生まれ変わった自分を好きになろう。(水野敬也のページ)
【「脳を生かす勉強法−奇跡の『強化学習』」茂木健一郎・著 2007年12月出版】脳科学者の茂木健一郎が提唱する脳を生かす学習法である。年齢、性別、知能指数に関係なく、誰でも訓練によって大脳を飛躍的に進化させることができる!本書は、「鶴の恩返し勉強法」「瞬間集中法」などの37種の勉強法を伝授する。
(茂木健一郎のブログ)
【「ダーリンは外国人 with baby」小栗左多里/トニー・ラズロ・著 2008年3月出版】200万部を突破した「ダーリンは外国人」シリーズは、語学好きのアメリカ人トニーと、日本の漫画家左多里の結婚生活を記録したマンガである。文化や習慣の違いがもたらす小さなエピソードに、思わず笑ってしまう。最新のこの本では、左多里とトニーに子どもが誕生する。二人の国のそれぞれ異なる育児法によって、またまた面白いエピソードが繰り広げられる。(小栗左多里のページ)
【「熟年革命」渡辺淳一・著 2008年3月出版】世界中にファンがいる渡辺淳一の最新作品。まもなく50代になる人や、すでに50代になっている人に対して、積極的な「プラチナ」の生活スタイルを提唱し、いかにして時代の先端を行き、自己改革を行うかを論じている。(渡辺淳一のブログ)【「おつまみ横丁」編集工房桃庵・著 2007年9月出版】本書は、185種の簡単でおいしい酒のつまみの作り方を紹介している。まもなく夏がやってくる。ビールとおつまみ、そして友人たちとのおしゃべりで、人生の幸せを満喫しよう。(編集工房桃庵)
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