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----unchan-unchan-unchan-unchan-unchan-unchan-unchan-unchan---- 運ちゃんのひとりごと 2008/APR/20TH 総購読者数 1,171名 melma216回、magmag116回、melten141回、e-mag119回 今日現在までの走行距離392,466km(順調に走っています。) ----unchan-unchan-unchan-unchan-unchan-unchan-unchan-unchan---- 皆さんこんにちは、あさやんです。 先日の東名高速でおきた大型トラックによるタイヤ脱落が原因の観光バス直撃 事故について、皆さんはどのように思われましたでしょうか。 対向するトラックから後輪タイヤが外れ、側壁にぶつかってそれが飛び跳ねて 対向車線に移り、たまたま走っていた観光バスにぶつかったということらしいので すが。 その後、さまざまなニュースを見ていて報道していましたが、ホイールを締め付 けているクリップボルトは、その事故が起こる前からすでに数本が折れていたと。 通常、大型トラックのクリップボルトは8本で構成されており、その8本で均一に 締め付けることによって一体感を持たせているという構造になっています。 だからその中の一本でも緩むと、それが周囲に波及するということになります。 順序としてはある一本が緩めばその両側のボルトが緩みだし、更にその両側 のボルトが緩みだすといった具合で、たぶん半分以上が緩んでしまったら走行し ていてもグラグラし始めるので、何かしら気がつくはずなのですが。 後輪だから感じなかったのかな? 今回の事故は後輪からの脱輪でダブルタイヤからの一本が外れたわけですか ら実感としてはあまり感じなかったのかもしれませんが、これが前輪の脱輪であ れば違った惨事になっていたことでしょう。 前輪のボルトが緩んでいると、道路の路面の凹凸で多少のきしみ音が聞こえ たりハンドルを切ったときにもそれなりに『グキグキッ』っという音がしたりします。 いままでにも大型トラック(トレーラーを含む)のタイヤ脱輪による悲惨な事故は いろいろとありましたが、不思議と4トン車のこのての事故ってありませんね。 私の今までのトラックの経験から言わせてもらえば、4トン車までは特にボルト が緩むことはなかったし、それを心配することもなかったので点検をすることさえ なかった。 しかしこの大型になってくると重量が半端ではなくなるのか、ちょっとしたアン バランスが不具合へと発展していくことが非常に多い。 今回の事故があってから報道機関もその運転会社の取材をしていましたが、 その社長の言っていることの無責任さには呆れました。 『運行管理者など置いて車両管理をしていたら、うちのような零細な運送会社 は赤字になってやっていられない。』 なんじゃこれは。 こんなことを言う会社だから、普段から運転手には車両点検の重要さも徹底指 導させてはいないだろうし、単に乗りっぱなしの状態できていたのであろう。 こういう事故がおこると必ずといってメーカーへの追求もおこなわれるのである が、今回のことは単なる整備不良なのではないかと思われます。 私なりにみていくと、今回の事故で観光バスの運転手も亡くなられましたが、 あのバスって、運転席が高い位置にあるタイプのものです。 あれがいまありがちの運転席が低いところにあるバスであったならば、死なず に済んでいたのではないかと。(高いところにタイヤ痕がありましたので) ガラス張りのボディ構造もこういっちゃなんですが、悪いほうに出たかな。 ところでうちの会社では、タイヤの脱着は各運転手に任せており、私も自分で はめたりはずしたりします。 だから実際にあのくそ思いタイヤを取り扱っていますから、あの重い塊が飛ん でいくのかと思うとゾッとしていました。 重量的にはどのくらいあるのかな? 私ら力には自信がある人間であっても、あの大型車のタイヤは抱えあげること ができません。 たぶん80キロから100キロ近くあるんじゃないでしょうか。 そんな塊が慣性を伴って飛んでくるのですから、当たった人にしてみればたま ったものではありません。 基本的に、タイヤを脱着し装着したならば、少し走ってきてクリップボルトの増 し締めをするというのが常識とされているのですが、これもおこなっていなかった のでしょう。 締めたり緩めたりする部分ですから、基本的には緩む箇所であるわけです。 皆さんも思い出してください。 大型免許を教習所で取得する際には、乗車前に点検ハンマーでクリップボル トを叩いて緩みがないかを確認するという作業がありましたでしょ? あれは単なる儀式ではなく、必ずおこなわなければならない重要な行動なの であります。 近頃のトラックはパワーも大きくなり、走っていてもとても快適なものになりまし たが、こういう部分ってトラックがどんなに近代化されていっても、変わらないもの なのだと私は思います。 荷物を運ばせるための条件として、その運送会社にタイヤを管理することので きる機材があるのかどうかというのを盛り込んでいってもよろしいのではと。 安全を最優先する運送会社であれば、このあたりは当然のポイントになります からね。 乗りっぱなしは無責任の極みなり。 点検せずにレジャッコを煽るは、平成版神風特攻隊に等しき。 運ちゃんになりしボルトの緩むごとくは、足腰が弱い老人の如し。 うちの会社もやれ社命速度、やれ車両点検などとうるさいんですが、裏を返すと つまりはこういうことの対策であって、会社の品位を高めるための当然の行動な んですね。 ここでひとこと言わせていただいて、この話題を締めたいと思います。 点検を せずにあなたは かっ飛びか すぐに外れる 足元グラリ ------------◆-------------------------◆----------------- 【あなたなら、どう考える?】 私の同僚がよく言うことなのですが、今のレジャッコはとにかくたちが悪いと。 高速道路を走っていてインター降り口に差し掛かると、追い越し車線からいきな り走行車線をまたいでインターチェンジに降りていくクルマがあとを絶たないと。 私も以前からよく目にしております。 これをされる方々はどのような考えでされておられるのでしょうか。 走行車線からそのままインタに降りていくことができないわけでもあるのですか? 追い越し車線からインター降り口の状況がトラックで見えないのに、どうしてそん なに自信を持ってトラックの前を横切り堂々とインターへ降りていけるのかその神 経がわからない。 急に電話がかかってきて、それで急遽そのインターで降りないといけなくなった のですか? トラックの後ろのスペースは開いてなかったのですか? 何が気に入らないのですか? どうなればあなたの思い通りになるのですか? そうすることで気持ちがすっきりするのですか? 事故を起こした後の責任のとりかたは考えておられますか? 周りがあなたの行動を見ていて、カッコいいと思っていると思われますか? あなたひとりのその行動で、どれくらいの人が迷惑していると思われますか? 助手席や後部座席に座っている人の将来について考えたことはありますか? 書き出せばキリがありませんが、それほどに馬鹿げていることをさも当たり前の ように演じているのです。 当初は一部の短気なアンちゃんくらいでしたが、いまでは巷のおやじ衆やおば ちゃんあたりも普通の感覚でやってのけますから、ますます仕事がやりにくくなっ てきましたね。 日本人って、どうして悪いことをやりたがるのかなぁ? これって当初はドイツが始まりなんですよ。 アウトバーンにおいて自分が速いのを誇示したいがためにわざわざクルマの前 に入り込んでインターから降りていくというやんちゃな行動。 ドイツ人はそういう意味では、自分にないものを他に求める典型的な人種かも。 私はドイツ車って嫌いなんです。 なぜならば、やたらと頑丈なクルマを作ってそれにあり溢れるくらいの馬力のある エンジンを積んでサスは硬め、アクセルやブレーキもむちゃ重い。 それにやれベンツだ、アウディーだのとブランドでまわりを威圧して、自分の頼り なさをクルマに頼んで立派なものにしてもらおうと考える中身のない人間が好んで 乗るクルマであるからだ。 私はフランス車が好きですが、近頃のフランス車はある意味現代化してしまって 本来のフランス車が持っていた心地よさをなくしてしまっています。 その代わり、日本車やドイツ車などの壊れないといった安心感を持つようになり、 日本人にも受け入れられるようになったわけでして。 だから街中において、プジョーが国産車と同じくらいの感じで走っているでしょ? 今回シトロエンC4ピカソというミニバンを買いましたけど、いままでのシトロエン ファンには到底受け入れられない類の乗り物だと私的には認識しております。 プジョーファンの私がシトロエンに乗り換えた理由として、そのメーカーがどうの こうのということよりも、『あっ、このクルマいいなぁ・・・。』という直感的な感性がそ うさせたことでして、すべての衝動買いはここから始まるのであります。 いつものごとく、赤色の話で始まったものが知らず知らずのうちに青か緑に変わっ てしまったような感がありますので、このあたりで締めておきますね。 -------------◆---------------◇---------------◆------------- 【この前、こんなレジャッコがいたよ!】 少し前に近県のK市を走っていましたら、こんなレジャッコがいました。 バイパスで私も少し速度を出していたのですが、前方にレジャッコが一台いました。 私がそのレジャッコに迫っていくと、そのレジャッコはすぐさま左車線に車線変更し ました。 こう書くと普通の話で終わってしまいそうなのですが、ネタにするわけですからこの ままでは終わらないわけでして。 それで左車線に車線変更をしたレジャッコは私が追い抜こうとしたとき、また再び 右車線へと進路変更をしてきました。 『なんじゃ、こいつは!?』 そんな感じでしばらくは付いていきました。 しばらくすると、また左車線へと車線変更をしましたので、私はこんなおかしな奴は まくっておかないとと思い、一気にまくろうとしました。 するとどうでしょう。 私のトラックを確認し、ナンバーでも控えたのでしょうか。 そのあと、一気にまくり返してきました。 このときこのレジャッコがくせものであることを確信し、私はfar a wayすることを決意 しました。 『君子、危うきに近寄らず』というのは、まさにこのような言葉なのであります。 こんなレジャッコに感情的になって応戦しても、自分がバカを見るだけです。 私は日々まじめに仕事をし、配車係とも信頼を築きながらいまの地位を維持してい ます。 こんなくだらないことで、その信頼を失っては愚の骨頂ともいえるものです。 運ちゃんというと、イメージ的には幅寄せするとか引き摺り下ろすとか怖いイメージ で捉えている人も多いようですが、ほとんどは私みたいに家族の顔が浮かぶ人ばか りだと思います。 『無理をしても、無茶はしてはならない。』 私の行動倫理に照らし合わせて、ひとつ大人になることを決めました。 時に、理解に苦しむ運転をするドライバーがいることは珍しくなくなりましたが、この てのおかしなドライバーをいち早く察知し近づかないことも、ドライバーとしての資質の ひとつとして備えていなければならないんじゃないでしょうかね。 ただ漠然とハンドルを握っているだけでは、この仕事はまっとう出来ないんですね。 『甘く見るなよ、プロドライバーを!』ってね。 -------------◆---------------◇---------------◆------------- 【メルマガ発行後記】 ガソリンの暫定税率廃止に伴い、いままでの高値が効いたのか、現在のガソリンス タンドでの表示価格はとても安く感じます。 各ガソリンスタンドでは長蛇の列が見られたりして、道路にはみ出して渋滞を作って いるところさえあります。 安いことは結構なことですが、私はまだこの安いガソリンを入れていないんです。 普段は乗用車ではあまりロングドライブをしないもので。 近所で定年前までは路線の大型トラックに乗っていた人がいるのですが、その人も 言っていて納得しました。 『トラックの運ちゃんはトラックなら東京まででもノンストップで走ってしまうけれども、 乗用車だとちょっとそこまでで疲れてしまうものだよ。』 そうだよなぁ。 私は新潟くらいまでならば高速をぶっ飛ばして乗用車でいくことはできますが、それ でも近頃はあんまり長距離を乗用車では走りたくはないかなぁって思います。 つまり、平日のトラックの走行で運転好きは満たされてしまっているということなので しょう。 私の愛車シトロエンも少しはその感覚に慣れてきまして、車幅感覚にも余裕が感じ られるようになりました。 よく人に言われることなのですが、大型トラックに乗っているといかに幅の広い乗用 車とはいえ、運転が楽なんじゃありませんかという問い。 私のシトロエンは横幅が1,830mmあるのですが、納車されてきて早速運転すると やっぱりその幅の広さは戸惑いが若干ありました。 大型トラックの車幅は2,500mmちょっとあるのですが、大型に乗ったことのある人 は口を揃えて言うことでしょう。 大型のほうが明らかに運転がしやすいと。 これはなぜかというと、運転席もミラーの位置も高い位置にあり、これにより左右の感 覚がハッキリとつかめるからである。 であるから、少し幅の狭い4トン車のワイドなんかを運転することのほうが幅広の乗用 車を運転する感覚に近くなるので、4トン車ワイドの車両感覚は勘に頼る部分が私は多 くなると思います。 前後のタイヤも運転中は見えないし、割に慣れが必要な乗り物でもあるのです。 あっ、ここで書きたかったことは、ガソリンはたしかに安くなったけど、それですべてが 良くなるのかどうかということ。 道路特定財源は一般財源化されるようですが、これってまったく道路には使われなく なるという意味でもないんでしょ? そうあってもらいたいです。 と言いますのは、道路の舗装についてひとこと言いたかったからです。 皆さんにひとつ伺いますが、道路の舗装が悪くなるとトラックと乗用車のどちらの方が ダメージを受けやすいでしょう。 ハイあなた! 『私は乗用車でしょうか。だって私は扁平率35%のタイヤを履いていますから、悪い 舗装では走れたものではありませんよ。』 まあ、否定はしませんが、そんなタイヤは履かなければ問題は解決できますよね。 私は言います。 トラックのほうがダメージを受けやすい。 いまのトラックはエアサスであるとかいかついスプリングになっていますが、10年位 前のトラックは後部が跳ねるとすぐにスプリングが折れてしまったのです。 空車走行をしているときがいちばん折れやすいのです。 私も前のトラックの時にはしょっちゅう折っていました。 折るなと言われても気がつけば亀裂が入っていて、修理工場へよくいれていたもの です。 今の私のトラックはいかついスプリング(板バネ)のものですが、折れはしませんがデ コボコの舗装のところを走ると、やはりお尻が跳ねます。 これはやっぱりトラックには負担がかかります。 舗装のやり直しって、トラックのためにあると私は思います。 小さいタイヤの乗用車の場合は良識のある扁平タイヤを履いてさえいれば、そんなに はダメージを受けないです。 故に今後は、道路に対して税金が使われる度合いは減っていくことが確実であるわけ で、ますます私らの職場環境が悪化することは必至であるわけです。 道路への財源が減った結果、どうなっていくべきなのか。 道路の下を走るガス管、水道管、電気などのライフライン、共同溝といわれていますが、 これは大規模な箇所に設けられていますが、そうではないところにおいては個別に管が 敷設されています。 そういうところに気安く道路にカッターを入れて工事をするなということです。 私のよく通る道路も少し前に水道工事をしたのですが、きれいに埋めていかないので 切ったところにタイヤが入り、ハンドルが取られるという事態になっています。 何で元に戻せないの? きれいに舗装をしたら、すぐさま掘って工事を始める。 こんなことやっていたら、いくら税金を使っても社会は住みやすくはなりません。 お役所は各々の権力ばかりに気を使い、まわりの配慮がまるでできていません。 はやくお役所ネットを構築しなさいや! インターネットで工事予定一覧を共有して、順序良く工事を進めていく。 こうすることで、従来のような舗装工事を終えた後に水道工事を始めるといったことは 確実になくなります。 いままではできるようでできなかった。 でもこれからはできるように善処するではなくって、そうしてもらわないと困るのです。 税金が効率よく使われていないんです。 給料カットとお役所仕事の効率化のどちらを選びますか? 税収入が極端に減ってしまうと、お役人さんの給料も支払えなくなるんですよね。 いい加減、がんばってくださいよ。 というわけで、今回はこれまで。 -------------◆---------------◇---------------◆------------- =================================== ◎このメールマガジン<運ちゃんのひとりごと>は、下記の配信システムを利用 して発行しています。(購読解除は御自身の実力でお願いします) ☆まぐまぐ http://www.mag2.com/ (マガジンID: 0000099214) ☆melma http://www.melma.com (マガジンID: m00020203) ☆メルマガ天国 http://melten.com/ (マガジンID: 9024) ☆E.Magazine http://www.emaga.com/ (マガジンID: unchan) ☆Mailux http://www.mailux.com (マガジンID:MM3E7A7B92C3B1C ) ☆めろんぱん http://www.melonpan.net/ (マガジンID: 004288) ☆カプライト http://kapu.biglobe.ne.jp/ (マガジン ID:10259) =================================== 【発行者】 あさやん owner @asayan.net メールをくれるときは@の前のスペースを削除してね。 サイト http://www.asayan.net/unchan.html |