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タイトル:Daily Drama Express 2006/02/09 1ポンドの福音 (5)  2008/03/10


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/02/09 (Sat) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.土曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 土曜日の連続ドラマ
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タイトル 1ポンドの福音
局  名 日本テレビ系
放映日時 土曜21時
キャスト 畑中耕作(亀梨和也)
 シスターアンジェラ(黒木メイサ)
 修道院長(もたいまさこ)
 向田勝己(山田涼介)
 向田聖子(小林聡美)
 三鷹秀夫(光石研)
原  作 高橋留美子『1ポンドの福音』
脚  本 福田雄一
主題歌   『』

あらすじ  Round 5 苦しいときは、過去ではなく、未来を思え

 公園の枯れ葉の中に隠れている畑中耕作(亀梨和也)。
 そこから飛び出すと、走り出す。

 その先にはシスターアンジェラ(黒木メイサ)。

 耕作はアンジェラに、偶然会うなんて、運命ですね。神様が、くっ
つけって言ってますね、と浮かれる。
 でも、アンジェラは耕作の服が汚れているところから、隠れて待ち
伏せしていたことを見破る。

 耕作は、アンジェラの自転車の脇を走りながら、「もっとゆっくり
お話ししましょう」と言うが、アンジェラは、耕作を振り切ろうとす
る。

 商店街では、バレンタインデーのチョコレートが売り出されている。

 耕作は、アンジェラに、チョコが欲しいと言う。
 アンジェラは、「そんなに欲しいのなら、自分でお買いなさい。そ
れに減量中でしょ」と言う。

 耕作は、アンジェラのチョコでなければ、意味がない、と言う。


 修道院では、お参りに来た人に配るチョコの堤を作っている。『主
のご加護を』と書いた紙をつけていく。

 思わずアンジェラは、そのうちの一個を背中に隠す。
 アンジェラは、なぜ自分がこんなことをしてしまったのかと、自問
自答する。

 チョコを持って、ジムを訪れるアンジェラ。

 でも、ジムには三品食堂の娘・紀子(南沢奈央)が来ていて、板チ
ョコ100個分で作ったバレンタインのハート型のチョコを贈る。
 耕作は感謝して、紀子を抱きしめる。

 アンジェラは、公園までやってくると、怒っている。やってきた聖
子の息子・向田勝己(山田涼介)にも気付かない。

 アンジェラは、チョコの包みを下へ投げ落とすが、勝己に見られた
ことに気付き、慌てて拾いに行く。

 ジムで減量中の耕作は、向田聖子(小林聡美)によって、紀子の巨
大チョコを取り上げられる。

 ジムに、チョコを貰って帰ってくる勝己。耕作に誰からかしつこく
聞かれ、アンジェラから、と答える勝己。

 なんとアンジェラは、年下好きで、耕作は振られた!?

 石坂(高橋一生)は、ジムで女の話はするな、と不機嫌。

 練習が終わり、着替えていると、一足先に着替え終わった石坂が、
ロッカーから小箱を取り出して、ポケットにねじ込む。
 あんなことを言っていて、石坂には彼女がいる!?とひとしきり騒
ぎになる。

 耕作は、こうなったら耕作からチョコを渡し、告白すると言って、
みんなにあきれられる。
 次はクリスマスじゃないかと言われ、これから、春夏秋なんて長い
時間待っていられない、と言う。

 自分で、エイプリル・フールにでもと言って、それじゃウソになっ
ちゃう、と自分に突っ込む。


 三鷹秀夫(光石研)は、事務室をなかなか出て行かないで、パソコ
ンと真剣に取り組んでいる聖子の回りを、ウロウロしている。
 でも聖子は、バレンタインデーなんて気にもしていなくて、三鷹は
仕方なく帰って行く。


 翌日、タクシー運転手のバイトをしている元ヤン・ボクサー児島
(浪岡一喜)は、街で女性と一緒にいる石坂を見かける。
 石坂は、例の小箱を女性に渡すが、女性に叩かれる。

 その話をジムでみんなに話し、石坂は振られたという児島。


 耕作は三品食堂で、紀子に、女性はどんな時、プレゼントされたい
かと聞く。

 紀子は期待を込めて、誕生日、と答え、自分の誕生日は3月29日
だという。

 耕作と紀子は一緒に出前に行き、途中、一緒に中華まんを食べる。
耕作は、減量は関係ないと言う。
 すると紀子は、中華のフルコースをおごっちゃう、と言って、耕作
にごちそうする。

 そんな耕作の様子を、ずっと後をつけて、伺っているアンジェラ。
 中華料理店の中をアンジェラが覗いているとき、耕作と目が合って
しまう。

 慌てて追いかける耕作と、必死に逃げるアンジェラ。

 途中で耕作は近道をして、アンジェラより先に修道院の前へ駆けつ
ける。

 耕作はアンジェラに誕生日を聞く。
 アンジェラは知らないと答える。

 アンジェラは耕作を振り切って修道院の中へ入っていき、様子を見
ていた厳格なシスター・ミリー(江口のりこ)に睨まれる耕作。


 ジムでは、アンジェラが何に怒っていたかが話題になる。
 みんな、耕作がしつこすぎるからではないかと言い、心当たりのあ
る耕作。

 勝己が、アンジェラは嫉妬していたのだと言い出す。耕作が紀子と
仲良くしているのを見たから、と。

 耕作は、紀子を女と見ていなかった。だからアンジェラが嫉妬する
ようなことはない、と言う。
 児島が、嫉妬するということは、そもそもアンジェラが耕作を好き
ということじゃないか?と言い、有頂天になる耕作。


 アンジェラは自室で、主に自分の乱れた心を詫びていた。

 そこにミリーが入ってきて、アンジェラに、まだ耕作と付き合って
いるのかと問う。
 アンジェラは、耕作が勝手につきまとっているだけだと言う。
 シスター・ミリーは、それはアンジェラが、はっきりした返事を与
えないので、誤解されるのだ。信仰の道を選ぶのなら、きっぱりと断
るのが、耕作の為でもある、と言う。


 また公園でアンジェラを待ち伏せする耕作。そしてアンジェラに、
紀子のことを妬いているのか問う。すっごくうれしいんだ、と。

 アンジェラは、もう二度と耕作には会わない。耕作には、紀子がい
るでしょ、と。

 耕作は、やはりアンジェラは妬いている、と喜んで帰ってくる。

 ジムで石坂がカリカリしている。
 でも、そこにノー天気に戻ってくる耕作。紀子まで本気になったら
どうしよう。振るって初めてなんだと言う。

 石坂が遂にキレる。ボクサーを辞めて、サラリーマンにならいな限
り未来は無い。誕生日にプレゼント上げたって無理だ、と。

 耕作は、アンジェラはそういう人では無いと言い、二人は言い争い
に。ジムの仲間達まで、二人と一緒にリングに上がり、乱闘状態。

 そこに聖子がやってきて、次々とみんなを投げ飛ばすと、エネルギ
ーは試合で使え!と怒鳴る。


 みんな、アンジェラを心配そうに見ている。なんとアンジェラは、
みかんを黙々と大量に食べていたのだ。アンジェラは、カリカリして
いる。

 修道院長(もたいまさこ)は、アンジェラを廊下に呼び、誕生日を
聞かれたのね。どんなプレゼントを下さるのかしら?と言う。

 アンジェラは、信仰に生きます、と言う。

 修道院長は、アンジェラは嫉妬初体験なのね、と言う。

 アンジェラは、失格ですねと言う。

 修道院長は、信仰に生きてもいいし、男性と恋をしてもいい。自分
だって好みのイケメン男性に出会ったら、恋をするかも知れない、と
言う。


 上田(岡田義徳)はみんなに、一緒にロードワークに行こうと言っ
て、誘う。
 でも、みんな無視する。みんなプロなのだから、仲良くする必要は
ない、と。

 ロードワークの途中、1人で河原で石投げをしていた上田は、同級
生に虐められている勝己を見つけ、助ける。

 勝己にどうしたのか聞かれ、1人で帰るの寂しくて。一緒に帰って
くれるか?と誘う上田。

 勝己は、イジメに遭っていることは、聖子には内緒にして欲しいと
言う。

 男と男の約束、と拳を突き出す上田に、そういう暑苦しいの、苦手
で、と言う勝己。


 リングに1人寝転がっている耕作。訪れる者の声があり、「どうぞ」
と耕作。

 入ってきたのは修道院長で、ジムのみんなはびっくりする。

 修道院長は耕作に、相手の顔を殴るとき、どんな気持ちか聞く。痛
いだろうな、と思うのか、と。
 耕作は、そんなことは考えない。ただ勝ちたいと思っている、と言
う。

 修道院長は、負けた相手は痛いし、チャンピオンになる夢も断たれ
てしまう。「勝つためには、相手の夢を引き受けなればならない」と
言う言葉、知っている?と問う。

 知りません。誰の言葉ですか?と聞く耕作。
 修道院長は、自分が今考えた、と答える。

 アンジェラの夢は、神への信仰と世界平和。でも、シスターは独身
でなければならない。耕作と一緒になるということは、その夢を諦め
るということ。耕作はそのアンジェラの夢を引き受けられるのか、と
問う。

 アンジェラの誕生日だけど、と話し始める修道院長。
 期待に胸ふくらませる耕作。
 修道院長は、「わからない」と言う。
 またか、とがっかりする耕作。

 修道院長は、アンジェラは、修道院の前に捨てられていて、修道院
で育てた子。だから、修道院が、アンジェラの世界のすべて、と言う。
 耕作は、自分はアンジェラにひどいことを聞いてしまったのだと悟
り、謝る。


 帰宅した勝己は、聖子に、数学のテストで、クラスで一番だったと
報告するが、関心がなさそうな聖子。


 聖子が、修道院にいるアンジェラに、「たまには女同士、二人で茶
しよ」と声を掛ける。『茶する』という言葉に、戸惑いながらも、頷
くアンジェラ。


 今日も勝己の帰りを待ち伏せし、ロードワーク途中と言い訳をしな
がら、今、中学校で何が流行っているのか、聞く上田。

 勝己は、ロードワークの途中で待ち伏せして、何を言いたいのか、
と問う。
 上田は、イジメのこと、やはり聖子に言った方がいいのではないか
と言うが、言わない、と勝己。

 上田が1人、男同士飲みに行こう!と言うが、その時には、もう勝
己の姿はなかった。


 聖子がアンジェラを誘った先は、カラオケボックス。朝から歌えて
気持ちいいと言う。

 お話は何ですか?と問うアンジェラに、今までアンジェラのことを
いいように利用してきた。アンジェラのこととなると耕作は、信じら
れないぐらい頑張るので、それを餌にしてきた。でも、もうやめる。
耕作は、アンジェラに会わせない、と言う。


 石坂は耕作に、スパークリングやるぞと言って、リングに上がり、
ヘッドギアもつけずに打ち合う。

 石坂は耕作を殴り、そんな弱いんじゃ、アンジェラを好きなんて言
う資格はない、と言う。
 耕作は、だからアンジェラを思うことはやめたという。
 石坂は、そんなんでいいのか、と耕作を殴る。

 派手に打ち合う二人。

 夜、寝ているとき、上田は耕作に、身も心もボロボロになったなと
言う。


 アンジェラは礼拝堂で、「主よ、わたしは迷っています。わたしは
どうしたらいいのでしょうか」と祈っている。

 すると突然、「迷わず、あなたの道を進みなさい。世界平和のため
に」という声が聞こえてくる。
 耕作の小枝と気付き、振り向こうとするアンジェラを止め、耕作は
続ける。「迷いから解き放たれた今日が、あなたの誕生日です。おめ
でとうございます」と。

 アンジェラは立ち上がり、「わたし、わかりました」と言い出す。


 上田は勝己に、ボクシング教えてやると言うが、興味が無い勝己。

 聖子は三鷹に、耕作の次の対戦相手が、決まった。でも、アンジェ
ラというガソリンを失ってしまった耕作が勝てるかわからない。仕方
ないから、食べ物ででも釣るか、と言う。

 三鷹は、オレはいつでも聖子の夢を引き継ぐと言うが、聖子には、
相手にされない。


 アンジェラは、耕作の制止を振り切って振り替えり、耕作のことが
好きだ、と言う。

 あまりのことに、一瞬、ポカンとする耕作。
 でも、次の瞬間、「オレもシスターのこと、大好きです!」と叫ぶ。


寸  評  まさか、アンジェラが、耕作に愛の告白をするなんて。
 でも、まだこんな早い時期に告白されてしまうってことは、これか
ら、アンジェラに嫌われる場面が出てくるのでしょうか。
 アンジェラの夢を支えるのか、アンジェラの愛を得るのか、難しい
選択ですね。

 シスターのままの人生か、普通の女性として生きるか?−−韓国ド
ラマの「オール・イン」を思い出してしまいます。
 アンジェラも、耕作と生きていく道を選ぶのでしょうか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 年々月日が経つのが早く感じられるといいますが、本当に、毎年、月日の経
過が加速しているように感じます。
 ある説によると、1年の長さの感覚は、人生の中における1年の比率に従う、
とのことです。だから、たとえば6歳児なら、1年は1/6。30才なら、
1/30。
 それでいくと、30才の時と、31才の時の差は、1/930でしかないは
ず。
 でも、そんな微少の差ではなく、どんどん早まってきています。
 ウーッ、どうしてでしょう。
 もう、春からの新番組の紹介も始まっているし、期末で忙しいし。今月もあ
っという間に過ぎてしまうでしょう。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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