メルマガ:屋久島発 田舎暮らし通信
タイトル:屋久島発 田舎暮らし通信  2008/03/01


 
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  2008/3/1
『世界自然遺産の島』   屋久島発・田舎暮らし通信(第201号)

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このメールマガジンは、北海道から屋久島に移住し、現在弊社屋久島支店の
社員が本人の移住経験を踏まえまして、屋久島の日常を発信しています。


●屋久島で動物たちと暮らす

昨年の10月、東京から屋久島の湯泊地区へ移住した立澤政彦さん(56歳)。
奥様の八千代さん(50歳)は、子供さんの手が離れる来年に移住される。
一足先に政彦さんが、湯泊の山手に中古住宅を買い求め引っ越して来られた。
その場所は町営水道が通っておらず、山水での生活になった。山水の管理が
大変だと知ってはいても、魅力ある土地だったと語る。山水と言うと良い
イメージだが、実際には困難がつきまとう。大雨の日は水源地がたびたび
詰まるため、水を引いている上流まで行き手入れをしなければならない。

政彦さん、初めは普通の暮らしをするつもりでいた。
ある日、地元のおばあちゃんが、暑い夏の日にカマで雑草を刈ったり、体に
悪いと分かっていても除草剤をまいたりしているのを見た。
湯泊集落でも、農業はきつい儲からないというイメージで後継者不足。
これは何とかならないものかと思った政彦さん。少しでも労力を減らし快適
にする農業のシステムはないだろうかと考えを巡らせた。
おばあちゃんや地元の人の手伝いをしたり、家のまわりの使われていない
土地を借り自然循環農業らしきものを始めた。少しして、そんな政彦さんを
見ていた地元の人から話があり、まわりの土地を買い足した。

岐阜県生まれの政彦さんは、東京で日本航空の営業マンとして活躍されて
いた。当時から、屋久島環境文化財団の環境ボランティアとして、たびたび
屋久島を訪れていた。早期退職し、第二の人生を、縁のあった屋久島で過ご
すことに決めたと言う。

「私の屋久島での構想は、ポンカン畑の雑草を食べてくれる動物を農家に
ボランティアで派遣し、糞を肥料にし、動物も餌に困らず、農家も雑草とり
から解放される、というシステム作りでした。
そこで、ヤギを飼い、雑草を食べてもらうようポンカン畑をやっている農家
のお宅にヤギを派遣するボランティアを考えました。ところが、ヤギは草だ
けでなく木に生っているポンカンも食べてしまうので、これはちょっと無理
だなと感じました。
地元の方にいただいた3匹のヤギは、派遣ヤギにはならず、大事な家族にな
りました。

同時に、烏骨鶏(うこっけい)100羽ともみじ鶏の雛を100羽飼い始めました。
今度、薩摩地鶏を取り寄せ、屋久島の地鶏を作っていきたいと考えています。
彼らも雑草を食べるので、ポンカン畑に放し飼いにします。二代目三代目と
増やし、外的から身を守る力を自らつけさせ、雑草刈りに一役買ってもらお
うと思っています。
玉子や鳥肉は屋久島の特産品とし、主に島外へ流通させる計画もあります。
また、ミツバチを飼ってハチミツを採取したいです。休耕地を借りてレンゲ、
菜の花、そば、ルーピンの花を植え、人の心が和む風景を作りたいです。

買い足した土地と合わせて3000坪あるので、その中でいま言ったような自然
の循環を作り出し、ひとつのモデルにすることができたらと思います。
それを地域の活性化のために普及させ、皆が生きがいを持って豊かになって
いければと。そのために、地元の方々にいろいろ教わり、日々試行錯誤しな
がら進めていきます。
他に、農業体験や手伝いをしながら一時滞在できるバンガローなどの宿泊施
設をここに作りたいです。みんなが集まれるコミュニティの場になればと
考えています。

いまは毎日の作業がとっても楽しいです。ニワトリにあげる野菜をくださる
人がいたり、作業を手伝ってくれる仲間ができたりと。ありがたいことに、
東京方面にも支援してくれる仲間がいます。
来年妻が来れば、お菓子やパン作りをしたいです。ブルーベリーやブドウも
植えたいです。やりたいことがたくさん。
ひとつの循環農業モデルを作り出すためには、正直いって経費がかかります。
体力とお金が続く限りがんばりたいです」

こんなにもたくさんの構想をお持ちでとても驚いた。と同時にこれは、屋久
島に移住して来られる方の夢が凝縮されているように感じた。第二の人生は
人のために生きたいと、熱く語る政彦さんに男のロマンを見た。
現在、ヤギ小屋を手作りしたり、土地の開墾、動物たちの世話と、毎日が
大忙し。
もみじ鶏のひながもっと小さかったころ、外に置くのは忍びないと思い、
家の中で放し飼いにしていたこともあるとか。そんな政彦さんを、遠くから
あたたかく見守る奥さんの存在は大きいと思った。


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