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タイトル:Daily Drama Express 2008/02/15 エジソンの母 (6)  2008/02/21


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/02/15 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル エジソンの母
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 鮎川規子(伊東美咲)
 美浦博之(谷原章介)
 加賀見佑子(松下由樹)
 花房あおい(坂井真紀)
 青柳美月(杉田かおる)
 岩井雄三(田中要次)
 久保裕樹(織田よしひこ)
 花房賢人(清水優哉)
 花房チエ(上村香子)
脚  本 大森美香
主題歌  『』

あらすじ 第6話「地球が滅亡するので宿題できませーん」

 鮎川規子(伊東美咲)は心労で旅に出ようと駅のホームに立ってい
た。そこへ佐々木則和(安田顕)から携帯に電話がかかり話している
と、駅員から終電が出たところだと言われる。

 規子がマンションの前に来ると、佐々木がタクシーから降りたとこ
ろだった。
 佐々木は規子の声が深刻なので心配してきたのだ。

 その頃、花房賢人(清水優哉)は、「地球がなくなる日」という本
を熱心に読んでいた。このことがまたトラブルの火種へと発展するの
だが。

 <「地球がなくなる日」の説明>宇宙に太陽系が生まれてから
約50億年が経っているとみられています。その太陽系に地球が生ま
れてから推定45.5億年経っていると言われています。太陽は人生
で言うともうおじさん、太陽の寿命は後50億年と言われています。
そして太陽も寿命が終わるということは太陽系の一員である地球もそ
の寿命が終わるということになります。

 賢人は「地球が死んでしまうどうしよう?」と騒ぐ。

 一方、規子が佐々木に「お茶でも」と言って部屋に招き入れると、
玄関には下着が落ちていて、部屋の奥からは不審な物音。下着泥棒が
侵入していた。叫び声をあげた規子に包丁を向ける泥棒。体当たりを
する佐々木。佐々木が下着泥棒を捕まえたが調書をとるのに午前6時
までかかったので、校長・岩井雄三(田中要次)の配慮で規子は学校
を休むことに。

 職員室では、「気の毒」「今年はついてないね」と噂し合うが、規
子はうちにいるのが怖いという理由で出勤してきた。

 <規子の独白>本当に今年はついてない。私は今に何もかもが恐ろ
しくて堪らない。例えば職場の先輩たち(加賀見佑子(松下由樹)の
こと)。それに頼りない職場の後輩(久保裕樹(織田よしひこ)のこ
と)そして悪魔のような児童たち。そしてその児童たちの背後に親た
ちの顔が見える。
 私は今児童たちと向き合っていく自信がない。何もかもに自信がな
い。

 規子は教室で一人座って「教師なんかやめちゃおうかな」とつぶや
く。それを廊下を通りかかった加賀見と久保が見ていた。

 教育委員会指導部。賢人が問題児である匿名の7通目のメールが届
いている。それを見た織田部長(森口瑶子)が「おもしろそうな児童
がいるのね。行ってみた方がよさそうね」と言う。

 職員室では加賀見が校長に規子が教師をやめたいと言っていたこと
を話す。今年に入ってからトラブル続きなのを心配する副校長・野口
(伊藤正之)。

 加賀見は「もしもやめたいなんて言い出したら、私の責任じゃない
かしら」と心配する。

 下校する賢人と青柳美月(杉田かおる)の娘・玲実(村中暖奈)た
ち。賢人が「すごいことを知ってしまったのだ。いつか太陽はね死ん
じゃうんだよ」と言う。

 太陽にも寿命があり、太陽の死は、人間の死も意味することを知っ
て驚く子どもたち。子どもたちは地球を守ろうと大人の意見を聞きに
走る。美浦博之(谷原章介)の研究室の学生たちにも意見を聞くが、
思ったような回答は得られなかった。

 子どもたちは宿題よりも地球の方が大事だからと言って、明日みん
なが考えて報告することを約束して帰る。

 玲実は美月に怖いこと聞いちゃったと話す。

 児童たちも家で地球を守ろうとおかしな行動をする。

 花房あおい(坂井真紀)と賢人は地球を救う方法を調べている。

 次の日。1時間目国語。「おとなになったらなにになりたいか」を
書く。賢人が「僕は昨日の夜、ママといっぱいいっぱいお話したよ。
宇宙のことをお話したよ。今日の夜もお話する約束した」と言う。
「頼りになる大人もいるんだね」という児童の声。

 それを聞いた規子は「嫌い」とつぶやく。賢人は「ママお話してい
る途中に寝ちゃったんだよ」と言う。規子は「あなたのお母さんなん
て嫌い。宿題もさせないなんて一晩中おしゃべりってなんのつもり。
いつもニコニコ人のことをバカにして少しはこっちの気持ち考えてよ」
と心の中で思う。

 イライラしている規子はきつい口調で宿題を忘れた児童に居残りを
命じる。

 児童たちは話し合いをしたかったのにと不服顔。規子は「親なら自
分の子どもだけ守って文句を言っていればいい。でも教師には全員を
見る義務がある。全員を教育して全員良い子になるように。でもそれ
ぞれの可能性の目をつまないように。そんなこと私にできるわけない」
と思う。

 授業後職員室には、美月ら保護者が待っていた。児童たちが恐怖心
で奇行に走っていることを心配している。玲実は怖くて美月から離れ
ない。玲実によると賢人が地球が終わることを教えてくれたと言う。

 それを聞いた美月は「いたずらに子どもたちの恐怖心をあおるのを
やめていただけません。子どもっていうのは本来夢や希望で一杯であ
るべきでしょ。私が学校っていうのはそういうものを育ててくれるも
のだと思ってたんですけど、やっぱりこの学校の先生方は違うのかし
ら」と嫌味を言う。

 いつもは弱気な規子の目が一瞬保護者を睨みつけた。それに気が付
いた加賀見は「申し訳ありません」と頭を下げた。規子も頭を下げた。

 保護者たちは、廊下に出てメールを送ったことを話す。

 規子は賢人の家を訪ねる。賢人はおらずあおいが対応する。規子は
苦情がきていることを話す。賢人だけでなく、他の児童も宿題をして
こなかったことも訴える。

 規子は、「賢人のせいで確実に2組の規律は乱れています」と言う。
あおいが「お菓子でも」と言ったため、規子は更にイライラして、
「お菓子も野菜もいりませんよ。そうやってあなたは私のことをバカ
にしてるんでしょ。子どももいないし、ましてや結婚もしてないから。
でもそんなことのために子ども生めないでしょ。結婚もしてないんだ
から。どうせ私は未熟ですよ。『立派じゃなくてよかった』あんなに
バカにされたのは初めて。いや初めてじゃない。バービーよりもキャ
ベツって言われたのと同じ。どっちも最低。みんな私のことバカにし
てる」と怒って言う。

 あおいは先日の発言が規子を傷つけたことを知り「先生違うんです。
あれはそういう意味じゃなくて好奇心をつぶさないで、信じて見守っ
てくれって」と弁解する。
 規子は「あおいさんそう言いましたよね。でもそんなの無理なんで
す。私は30人みんなが読み書きができて、一般常識のある普通の子
どもに育てることだけで精一杯なんです。花房くんの好奇心はすごく
邪魔なんです」と言う。


 あおいは「でもこの宇宙は地球の未来を守れるのは子どもたちだけ
なんですよ」と反論する。

 規子は「それがそうだったとしても花房くんとは限りません」と言
う。

 あおいは「いえ、うちの子です。子どもたちみんなが宇宙を守るん
です」と反論。

 規子は「何の理想論。楽観主義もいい加減にしてよ。」と言うと、
あおいが「信じれば未来は明るいんです」と言う。

 規子は「あんたなんか大嫌い」と言ってしまう。あおいは「私は大
好きです」と言う。帰って来た賢人が「僕も好き。僕も規子先生のこ
とが好きです」と言う。

 その言葉で我に返った規子。児童の前で失態を見せたことで自己嫌
悪。

 次の日。規子は研修出張。研修を受けながら、教育についての勉強
なんて何になるんだろうと思う規子。

 4時間目国語。規子の代わりに久保が担当。賢人と他2名が作文を
書いていない。
「だって先生、地球がなくなっちゃったら将来は考えられないよ」と
言う児童。

 賢人が地球が滅びると言って騒ぎ出す。

 そこへ校長が入ってきて心配ないと話す。人間は50億年も生きて
いられないからと説明。

 それを聞いた賢人は「僕はうんと遠い未来でも地球がなくなるのが
寂しいです」と言う。

 学生食堂。お弁当を食べているあおいに美浦博之(谷原章介)が食
後のコーヒーに誘う。

 美浦の研究室。あおいは美浦に賢人のテストの成績が悪いことを話
す。美浦はあいつ(規子)には、賢人の教育は無理だと言う。すると、
あおいが、「鮎川先生はすごくいい先生ですよ。真面目で一生懸命で
頭ごなしに決め付けたりしないで、いつも子どものことに必死になっ
てくれるんです」と反論する。

 あおいは「鮎川先生のゆるいというか未熟というのがおもしろいん
です。そこがいいんです。賢人も私も先生が大好きなんです。それを
うまく伝えられなくて」と言う。

 美浦は「あいつがおもしろいなんてありえない」と否定。あおいは
「鮎川先生のそういうところ気付かなかったんですか?結婚するかも
しれなかったのに」と言う。美浦は好意を寄せるあおいが、規子の恋
人だったことを知っており、更に規子がおもしろいということに愕然
とする。

 研修を終えた規子は佐々木とお茶を飲みに行くが、静かすぎて戸惑
う。児童たちの賑やかな声が気になり二人はそれぞれの学校へ。

 学校についた規子は、児童たちが雨の中、太陽に向かって呼びか
けているのを目にする。
 児童たちは規子に気がつくと、寄って来て嬉しそうに抱きつく。賢
人は規子に言葉をかけ、規子が笑い、児童たちも笑う。

 職員室。規子が児童の書いた作文を読み久保となごやかに話す。加
賀見が規子に「期待していますよ」と声をかける。賢人の作文には、
将来発明家になって、ママや先生やみんなを守ることとあり、規子が
にこやかに笑っていると、教育委員会の織田たちが入って来て、冷や
やかな空気が流れた。


寸  評  規子も心労が重なり積もり積もったストレスをあおいにぶつけて
しまうという回でした。

 あおいの規子を評価する言葉ですが「未熟」とか「ゆるい」はネガ
ティブな響きがあり、誉め言葉としてとれません。この人はきっと今
までも「口は災いの元」で失敗していそうですね。

 あおいは賢人の宿題を見ないのでしょうか?問題児扱いされている
のですから、宿題ぐらいはきちんとさせておくべきだと思いますけど。

 束の間の幸せを感じる規子ですが、今後も波乱がありそうですね。
家庭の教育力が落ちていることも確かで、何でも学校のせいにされる
のは先生も辛いだろうと思います。

執 筆 者 たま()

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2. 編集後記
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 学力低下で指導要領が見直され、授業数が増えるそうですが、土曜日はその
まま休みのようです。親の側からは土曜日が休みであることに反対意見も多い
のに、官僚には親の要望は通じないみたいですね。団塊の世代の教員が大量に
辞めることにより、若い教員の採用の門戸が広くなります。でも、その教員た
ちは、ゆとり教育世代なのでは?と思うと心配になります。(たま)

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