|
===================================================== 発行部数 26 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2008/01/22 (Tue) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.火曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 火曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル 貧乏男子 ボンビーメン 局 名 日本テレビ系 放映日時 火曜22時 キャスト 小山一美(小栗旬) オムオム(ユースケ・サンタマリア) 新城すみれ(仲里依紗) 白石 涼(三浦春馬) 中原未海(山田優) 引田修三(八嶋智人) チャぎー(上地雄輔) テルテル(音尾琢真) 脚 本 山岡真介 主題歌 BENNIE K 『』 あらすじ 2nd debt ボンビー vs. 買い過ぎ女 朝、携帯が鳴って起きる小山一美(小栗旬)。 母親からの電話で、内定を貰ったのが嬉しくて来ちゃった。でも、 オムオム(ユースケ・サンタマリア)から111万円借金しているだ ろう、と言う。焦る一美。 でも、夢落ちだと気付く。 え? でも、枕元で母親が泣いている。オムオムが母親を借金のカタに連 れて行く。残りの110万9980円は一美が自力で返すよう言う。 母親の値段は、たった20円!? これも、ダブル夢落ち。 と、思うと、テレビから母親が出てきて、借金はダメ、と言う。 トリプル夢落ち。 すると三方から母親が現れて、借金はダメ、と言う。 サラ金のティッシュを該当で配っている中原未海(山田優)。ショ ーウィンドーに飾られている80万円のコートに、心奪われる。 引田修三(八嶋智人)は、知人から600万円を借り、事件を起こ した警官の記事を読み、人ごとに思えない。 一美がチャぎー(上地雄輔)とテルテル(音尾琢真)を追いかけて いる。 でもその途中、募金を求めている人がいると、寄付をする一美。 一美はチャぎーとテルテルに追いつき、捕まえて戻ってくる。 成り行きを見ている修三と未海。 一美が二人を追いかけたのは、二人が道ばたに置いたかびた鏡餅を、 落とし物と教えるためだ。 チャぎーとテルテルは、オムオムに捨ててこいと言われた。アウト ローは、ゴミ箱には捨てない、と言う。 そのかびた鏡餅を嬉しそうに抱える一美。 腹壊すぞ、と修三。 一美は、二人に、オムオムの利息を聞く。 適当らしい。 修三は、最初のうちは無利息だったが、オムオムがいいと言うまで 毎月、10万円ずつ返せと言われている。でも、いつまでなのかは分 からない。 未海は、借金の額が大きくなると、利息をまけてくれる、と言う。 修三に、それって結局利息の金額そのものは多いだろう、と指摘さ れる。 一美は、借金なんて、蟻地獄だ。もう借金しないように頑張ろう、 と誓い合う三人。 未海は、みんなから『借金まみれ』と後ろ指を指されるところを想 像して怖くなる。 修三は、自分がニュースに出てしまうところを想像して、怖くなる。 未海は、仕事をしていると、ドンドン、イライラしてくる。買い物 依存症が現れたのだ。 一美はバイト代から5万円を返しに行く。 オムオムに聞かれ、バイト代は月10万円弱とことを答える一美。 オムオムは、月10万円で111万円返すのは、時間がかかるなあ、 と言う。 そこに、未海から新たな借金を申し込む電話。 でも、居合わせた一美が勝手に電話を切ってしまう。 一美のバイト先のファミレスに、友人達がやってきて、沢山食べて やるという。 すみれがやってきて、小学生に逆上がりを教えてくれと頼む。逆上 がりができなくて学校で虐められているからだ。 その子はすみれにとって、友達の友達の.....というつながり。 そこに未海がやってきて、一美を呼び出す。未海は一美に、オムオ ムに未海には借金をさせるなと言ったでしょ、と文句を言う。 借金をしないって約束したでしょう、と言う一美に、わたし、一抜 けした、と未海。 一美が、抜けるなんてないでしょ、と言うと未海は、買わないとイ ライラして仕事が手に付かない。買うものが高ければ高いほど、自分 の価値が上がったと思え、癒される、と言う。 一美が、本当に放っておいていいんですか?と問うと、未海は放っ ておいて、と言って、行ってしまう。 その様子を見ていた修三は、未海は買い物依存症。買い物以外では、 満たされない。人は人、自分は自分。それより一美自身は、人の心配 をしている場合か、と言う。 その様子を見ていた白石涼(三浦春馬)は夜、慶愛してやまない一 美に、どんな悩みがあるのかと、心配する。 そのころ一美は、カビだらけの鏡餅を金槌とのみで、分解している。 涼は、あの逆上がりできない小学生を見て、手伝う。 涼に呼ばれて公園へ行く一美。 涼が、小学生が逆上がりできるようになったと見せる。 喜ぶ一美。 夜、一美は涼と一緒に鏡餅を焼いて食べる。 よく逆上がりができるようにできたねと言う一美に、涼は自分も逆 上がりができなかった。すると近所のおばあさんが、逆上がりは自分 が回るのではなく、地球をぶん回すつもりで回らなければならないと アドバイスしてくれた。 もっとも、そうアドバイスされても、涼自身はできるようにはなら なかった。そのために、すごくいじめられた。自分は、ダメダメなん だ。借金だってあるし、と涼。 一美に借金の額を聞かれ、1000万円と涼。親が借金を残して蒸 発してしまい、その残された借金は涼が返さなければならないのだ。 そのようなことがあったので、誰も信じられなかった。一美に会うま では。 一美は、北極に置かれた、おしるこの自動販売機のような人だ、と 言う。 一美は雨を降らすんじゃねぇ、と言って、涼に背を向けて、男泣き になく。 会社を出た未海に、一美が声を掛け、自分に電話を下さい、と言う。 80万円のコートを本当に欲しいのなら仕方ない。でも、どこかで買 ってしまうのがイヤな未海がいたら、電話を欲しい。一美が絶対止め る。そして未海の借金を減らしましょうという。 すみれが一美に、差か上がれできるようになった小学生の母親から 預かっていた『お礼』の封筒を渡す。 涼のことを思い出す一美。 涼は帰宅して、郵便受けの封筒に気付く。中には手紙と2万円が入 っていて、このお金を有効に使って欲しい。陰ながら見守っていると あり、あしながおじさんの絵が貼ってある。 涼は夜、一美以外にもこの東京で自分を見守っていてくれる人がい る、と嬉しそうにする。 オムオムに呼び出される一美。一美の借金の利息を決めければなら ないね。一方的に決めるのは悪いので来て貰った。 オムオムは、昔の女からもやしをもらったと言う。 一美は、彼女は優しいんですね、と言う。 オムオムは、今は男前になったが、子供の時はもやしっ子だった。 だからもやしが大嫌い。その女の嫌みに決まっているだろう、と言う。 そして、この大嫌いなもやしを売って、大好きなお金に換えてくる よう、一美に言う。 もやしを運ぶ一美に、勤務中の修三が声を掛ける。 一美は、スーパーでは1袋50円のもやしを、100円で売らなけ ればならない。それも3時間以内に。それができたら利息は無し。ど れだけ借りても。逆にそれができなかったら、利息はオムオムの言い 値ということになっている。 修三に、また友達の助けを借りるのかと聞かれ、一美は今度は自分 の力で売るという。 どんな方法で売るのかと問われ、何も考えていない、と一美。 歩道が広くなっているところにたどり着いた一美は、とりあえずも やしを売り始めるが、さっぱり。 修三が一回りして戻ってくると、一美の商売は盛況。なんと一美は、 お客様の愚痴を聞き、もやしを買って貰っていたのだ。イケメンの大 学生が愚痴を聞いてくれるというので、みんな沢山もやしを買ってく れる。 ショーウィンドーの前に立った未海は、一美に電話する。 その時一美は、もう少しで全部売れるところだった。 修三は電話の相手が未海だと気付くと、放っておけと言う。 未海は、電話して来いっていったのは、一美の方じゃないかと言っ て、電話を切ってしまう。 そこには、オムオムが手下を連れて様子を見に来ていた。 一美は立ち上がると、母親から言われた。人からものを頼まれたら、 『ハイ、喜んで!』と言え、と。 そういうと一美は、まだ残っているもやしをそのままにして、駆け 出す。 未海はコートを試着していた。 そこに一美が駆け込み、「そのコートは要りません。そんなコート、 無くても未海さんはステキです!」と叫ぶ。 店員につまみ出される一美。 未海が店から出てくる。 買ったんですか?と一美。 未海は、あんなこと言われたら、恥ずかしくて買えない、と言う。 とにかく買わなかったんですよね、と喜ぶ一美に、もっと普通の止 め方してよ、と未海。 一美は、どんな服を着ても未海は美しい。ビクトリー!と未海に言 う。 戻った一美は、『バーカ 引田』と書かれた紙を見つける。 一美は、オムオムの所に、全部売ることができなかったと報告に行 く。 オムオムは約束通り、利息は自分の言い値。でも、失敗した割に、 残念そうじゃないね。それは、未海が80万円のコートを買うことを 止められたから?と聞く。 そうですと一美。 オムオムはね一美は甘い。未海は23年間、『ナンシー』をやって きたのだから、と言う。 一美が駆けつけると未海は、結局あのコートを買っていた。 借金総額200万円。 未海は、あの瞬間は買うのをやめようと思ったけど、次の瞬間には 買いたくなったの。自分はそういう女。嫌いになってくれていいと言 う。 一美は、嫌いになれない。なぜなら、この世に嫌いな人間なんて、 いないからと。 オムオムのところに戻る一美。 オムオムは、一美の利息は自由に決めさせて貰う、と言う。 一美が出て行った後オムオムは、チャぎーとトムトムに、一美の利 息は『トイチ』にすると言う。 そんな高い利息を!と驚く二人に、一美だけし、そうしたらどうす るか見てみたくなったのだ、と言う。 かびた鏡餅の下の固まりを割る一美。そこから100円玉が出てき て喜ぶ。 涼から呼び出されて公園へ行く一美。 涼は逆上がりをしてみせる。地球をぶん回すつもりで回ってみたら、 できた、と涼。 一美は涼と手を合わせ、「ビクトリー!」と左舷で喜びを分かち合 う。 小山一美 借金総額106万円。 (但し利息は恐ろしいことに…) 寸 評 一美が、もやしを売り損なったところ、「バカだな」としか思え ませんでした。まあ、彼は頼まれたら断れない性格で、そもそも借金 を背負うことになったのだから、この展開は、ごく自然な成り行きな のですが。でも、利息ゼロという、こんな幸運を目の前でつかみ損な うとは。 『トイチ』は、10日で1割の利子。すなわち、80日後には、返 済額が2倍になってしまいます。 一美に法律の知識があり、正式な契約書をオムオムと交わしていれ ば、利息制限法で、そんなメチャクチャな利息は払わなくても済むの ですが。きっと一美は知らないですよね。 あの愚痴を聞いてもやしを買うという商売、実際にやったらどうな んでしょうね。まあ、もやしだから、2つ、3つ買っても所詮、 100円か150円。成り立つかも知れませんね。 執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 『佐々木夫婦の仁義なき戦い』は、法学部出身者としては、こういう法律的 な言い訳って、確かによくやっているよな、と身につまされます。しかも、家 事をやらない、家が汚い.....うーん、心当たりあります。 友達はさらに、「律子」と言われる度に自分と同じ名前で気になると言いま す。絶対、夫と一緒には見たくないドラマだと言っています。日曜日9時にや るには、リスクが高すぎる−−家庭内争議の元−−のドラマじゃないでしょう か。 確かに、自分と同じ名前のドラマの登場人物がいるって、見ているのに、き ついんですよね。 ところで、ゴミが散らかっている家、ドラマではゴミがすでにゴミ袋に入っ てますよね。でも、本当のゴミだらけって、それすらできていないと思うので す。 これって、スタッフが単に用意ならびに片付けが楽ってだけだと思います。 それと、途中までは条文でバンバン戦っているのに、終盤、お涙で解決にし てしまっていますよね。確かに弁護士の仕事は紛争を解決すること。でも、こ うやって、法律から逃げて、都合よくまとめてしまっていいのでしょうか? 少なくとも、わたしには、消化不良気味って言うか、胃もたれ的な見終わっ たときの気分があります。(鈴木) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |