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タイトル:Daily Drama Express 2007/12/13 医龍2 (10)  2008/01/07


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/12/13 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 医龍 Team Medical Dragon 2
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 朝田龍太郎(坂口憲二)
 伊集院登(小池徹平)
 片岡一美(内田有紀)
 霧島軍司(北村一輝)
 木原毅彦(池田鉄洋)
 野口賢雄(岸辺一徳)
  鬼頭笙子(夏木マリ)
 荒瀬門次(阿部サダヲ)
 藤吉圭介(佐々木蔵之介)
 里原ミキ(水川あさみ)
原  作 乃木坂太郎 永井明(原案) 吉沼美恵(医療監修)
『医龍〜Team Medical Dragon〜』
脚  本 林宏司
主題歌   『』

あらすじ  KARTE10 : 総力戦!!運命の心臓移植

 里原ミキ(水川あさみ)は鬼頭笙子(夏木マリ)に一礼して、チー
ム鬼頭を抜ける。
 鬼頭のスピードに付いてこられる器械出しのミキを手放していいの
かと聞かれ、鬼頭は、自分の戦う相手は、龍太郎ではない、と言う。

 荒瀬門次(阿部サダヲ)は小高七海(大塚寧々)に1キロ痩せたな、
と言う。
 七海は、チョコ、止めたから。また荒瀬と一緒に働けて、嬉しいと
いう。


 鬼頭はカンファレンスを始める。
 移植待機リストの順位は、ドナーが現れてからでないと明かされな
い。でも山野文彦(中村まこと)会長は、ニーハ4度の拡張型心筋症。
そして待機期間の長さから推測して、待機リストのかなり上位に入っ
ているはずだという。


 チーム・ドラゴンのカンファレンス。
 音部雄太(田中碧海)の、9歳という年齢から考えて、ドナーの現
れる可能性は低い。そして雄太は、一度バチスタのオペを受けている
ので、相当の癒着が予想される。それにほかの臓器もかなり痛んでい
るので、ドナーが現れるまで、なんとしてもこのチームで雄太を助け
るのだ、と言う。

 雄太の診察をした松平幸太朗(佐藤二朗)は、肝臓の鬱血が強い。
もし、ほかの臓器がダメになったら、移植は受けられない、と危惧す
る。


 一美が野口に体調を聞く。
 野口は、とても良好だ。執刀医に龍太郎を選んだのは、正解だった
な、と言う。

 一美が契約書のファイルを出すと、そのうち見ておく、と野口。契
約を迫る一美をかわす。
 そして、なぜ龍太郎を明真大学附属病院に呼んだ?と問う。龍太郎
には、信念があるから、潰すはずだろう、と。
 一美が答えようとすると、野口は一美の言葉を止め、雄太にドナー
が現れるといいねぇ、と嫌みのように言う。


 龍太郎について歩く伊集院登(小池徹平)。
 途中、チーム鬼頭とすれ違う。
 すると、鬼頭が登に来なさい、と言う。
 登が龍太郎に、どういうことか聞くと、龍太郎は、子供のドナーが
見つかる可能性は極めて低いだろう。おそらくチーム鬼頭の患者・山
野方が先にドナーが見つかる。そうしたら、チーム鬼頭でオペを経験
して、雄太のオペに供えるのだ、と言う。自分たちの敵は、鬼頭では
ない、と。

 木原が野口に、どうして龍太郎は登をチーム鬼頭に入れたのだろう、
と言う。
 野口は、龍太郎は、雄太にはドナーが現れず、亡くなるのがわかっ
ているのだろう。雄太のオペに成功しなければ、彼らは北洋病院に戻
されるので、若い者だけでも、明真大学附属病院に残したいと思った
のだろう。でも、登は、チーム鬼頭ではついて行けずに脱落するだろ
う、と言う。

 木原が、そうかなあ、と疑問を呈する。龍太郎たちには信念がある。
野口を助けたぐらいだから、と。そして、もしかしたら、雄太の心臓
移植、成功するかも知れない、と言う。

 木原が出て行くと、野口は、「そろそろ彼も、エントラッセン(臨
終)かな」とつぶやく。


 ミキは雄太に、明真大学附属病院では、クリスマスパーティーを開
き、プレゼントが配られるが、何が欲しいかと聞く。

 しばらく考えた雄太は、思いっきり水が飲みたい、と言う。

 龍太郎たちは、雄太は肥大化した心臓の負担を減らすため、極端に
水の摂取が制限されている。そう思うのも仕方ない、と話し合う。

 チーム・ドラゴンでは、雄太の心臓移植に向け、練習をしている。

 外山誠二(高橋一生)が登に、チーム鬼頭の様子を聞く。
 登は、何だか疲れて、と言う。
 外山は、ガツンと言ってやれ、と言う。


 龍太郎は、登と外山を連れて、雄太の病室を訪ねる。
 外山は、ガキは苦手だから、と抜けようとする。
 龍太郎は、患者に、得意も苦手も無い、と言う。

 登と外山は、雄太とサッカーの話をする。
 雄太は、サッカーに詳しいのだが、先天性の心疾患なので、サッカ
ーをやったことはない。

 病院の中庭で、サッカーボールを蹴る兄を、病室のまどから眺める
雄太。

 雄太は、次のワールドカップ見られるのかな.....とつぶやく。


 屋上で外山は、ああいう子供は苦手。子供の時からあちこちの臓器
が悪くて。ああいうガキを見ていると、この世には神も仏もいないの
かと思う、と言う。

 登は、雄太にサッカーをさせてあげたいという。
 「その思いは、きっと届く。きっとな」とつぶやく龍太郎。


 山野のデータを取る登。
 登が、お見舞いの花が多い。みんな心配しているんですね、と言う
と、山野は、これは山野が死んだ後のポジションをみんな気にしてい
るだけだ。山野の身体を心配している奴なんて、いない、と言う。


 雄太は、庭で看護師とサッカーをする兄に、風邪を引くといけない
から、上着着て、と声を掛ける母親・音部美和(長野里美)を見て、
「ボクって必要?」とつぶやく。


 明真大学附属病院の屋上に、1人たたずむ一美に、声を掛ける七海。
よく明真大学附属病院に来るけど?提携先だからなんて言うウソは止
めて。なぜか女のウソって、すぐ分かっちゃうの。雄太君が心配?そ
れとも、心臓移植に興味があったりして。

 そして去り際、そこに落ちていたわよと、ビーズの熊のアクセサリ
ーを渡す。


 一美が明真大学附属病院の廊下を歩いていると、花束を抱えた北洋
病院・院長の善田秀樹(志賀廣太郎)がやってくる。雄太のお見舞い
に来たのだ。
 そこに野口が通りかかり、廊下で立ち話ではなく、野口の部屋に来
れば?と声を掛ける。
 そしてすぐに、野口の部屋では、野口を倒す相談はできませんか、
と嫌みを言う。

 明真大学附属病院が心臓移植認定病院になったことを祝って、日本
医師会が野口を励ます会をしてくれる、とその案内を、一美に渡す。
日本の主立った医療関係者が一堂に会するので、『片岡さん』の商売
にもつながるかも知れませんよ、と。
 善田の方に向くと、君は呼んでいないから、と言う。


 夜中にミキが雄太の様子を見ると、雄太が苦しんでいる。
 とりあえず処置する。肝硬変を起こしているのだ。


 野口は、パーティーに付けていくネクタイを選びながら、報告した
木原に、肝硬変なら移植は無理だね。お気の毒にと、笑いながら言う。

 龍太郎は、生体肝移植をすることにする。幸い、美和と雄太の肝臓
は適合している。

 美和が雄太に肝臓をあげる話をしていると、雄太の兄は、イヤだと
いう。
 雄太は、要らないと言い出す。

 龍太郎は雄太に、日本の冬は寒い。雄太の父親は、エチオピアで現
地の人たちのためにカラカラの大地に井戸を掘っていた。雄太の父親
から学んだことは、諦めない心だという。雄太ももう少し頑張れない
か、と聞く。

 雄太は、いつまで?と聞く。龍太郎は、治るまで、と答える。
 約束してくれる?と聞く雄太。ほかの先生はみんな約束を守ってく
れなかったし、龍太郎も二年前に、と言う。
 龍太郎は、今度は約束すると言って、雄太を指切りをする。
 その様子をそっと見ていた一美。


 明真大学附属病院の電話が鳴り、中越大学附属病院で、ドナーが見
つかり、山野が待機リスト一位で、ダイレクト・クロスマッチも陰性。
レシピエントの意思も確認できたので、心臓は山野のものとなる。

 野口は、自分のパーティーの日に、と上機嫌。

 心臓を取りに行くのは、登。鬼頭が移植のタイムリミットは、4時
間と念を押す。

 木原も登に、ガンバレ、と声援を送る。


 雄太は、本日美和からの生体肝移植。
 雄太の兄も、雄太を励ます。

 七海が美和に麻酔を掛ける。

 荒瀬が雄太に麻酔を掛ける。
 その際雄太に、これから雄太の治療をする医者は、最高のメンバー
だ。早く終わらせて、お母さんと、いいクリスマスを迎えようなと言
う。

 オペ室に入る松平。

 第一麻酔医・荒瀬。
 第二麻酔医・七海。
 ME・野村博人(中村靖日)。
 看護師(器械出し)・ミキ。
 消化器外科医・松平。
 内科医・藤吉。
 第二助手・外山。
 第一助手・登。
 執刀医・龍太郎。

 外山、一美が、見学室から見守る中、松平による、美和からの肝臓
摘出手術が始まる。

 その頃鬼頭は、山野への麻酔導入を開始していた。

 雄太の肝臓は、オレが守る、と松平。


 登が、ドナーから摘出された心臓を受け取る。4時間のカウントダ
ウンが始まった。


 山野の血圧が上がらない。山野の頬を見ると、発疹が出ている。ア
レルギー性ショックが出てしまったのだ。
 鬼頭がステロイドを打つが、山野はよくならない。
 遂に鬼頭は、心臓移植を断念する。

 チーム鬼頭の医師が野口に報告に行く。移植に支障が生じた場合は、
速やかに移植ネットワークに連絡しなければならない、と。
 野口は、要するにキャンセルね、と言う。
 頷く医師。
 野口は、このことが明真大学附属病院のフォルトかどうか確認する。
 医師が、移植以前の問題だというと、それならいいと野口。今日の
パーティーに花を添える物がなくなってしまったのが、残念だけどと
野口。そして、鬼頭には次頑張って、と言っておいて、と付け足す。

 移植ネットワークからの着信を、木原が取る。
 今回摘出された心臓は、雄太に提供されることになったのだ。雄太
より上位の待機者は遠く、すでに心臓が明真大学附属病院に向かって
いたからだった。

 でも、それが分かったときはすでに、雄太の生体肝移植は始まって
いた。肝臓が摘出され、もう後戻りはできない。

 移植ネットワークは、レシピエントが移植可能か聞いてきている。
 龍太郎は、雄太の肝臓を守ると言った松平の言葉、そして雄太に治
すと約束したことを思い出す。

 龍太郎は、心肝同時移植を決定する。
 みんな驚くが、龍太郎は9歳の子に、今後適用可能な心臓が現れる
か分からない。そうしたら、それまで雄太の身体が持つかわからない。
 それなら、今回の可能性に賭けたい。肝臓移植は、松平が必ず成功
させてくれるだろう、と言う。

 外山は、肝臓疾患の患者の心臓手術は医師規定に反する。それでも
やったら、医師免許剥奪になるぞ、と言う。

 龍太郎は、それでも患者が助かるのならば、自分が医師でなくなる
ことなんて、問題ではない、と言う。
 外山も決心する。

 松平や七海、荒瀬ら、オペ室のスタッフ達も覚悟を決める。

 木原は一美に、ドナー心臓が成人のもので子供の雄太への移植は極
めて難しい。しかも、それを明真大学附属病院で、最初に龍太郎が成
功させるなんてまずい。明真大学附属病院の全医局員を使ってでも阻
止しなければ。それに野口は、その日のオペをすべてチェックしてか
ら出かける。野口の目に触れないようにしなければ、と言う。

 野口の前に運ばれたファイルには、雄太には、緊急で生体肝移植を
行うことが書き込まれていた。

 一美が野口の部屋を訪ねる。


 登は救急車から飛行機、そして救急車と乗り継ぎ、明真大学附属病
院へ向かう。
 でも、突然救急車が立ち往生する。
 登が救急車から降りてみると、道幅一杯にドラム缶が転がり、炎上
しているのだ。

 残り時間は、3時間30分になろうとしていた。


寸  評  雄太のお兄さんの気持ちって、よく分かります。子供の時、弟が
病弱で食も細かったので、母親に構われている弟を、うらやましいな、
と見ていましたから。

 次回で最終回なので、このまま龍太郎が明真大学附属病院初の心肝
同時移植を成功させ、でも龍太郎はそれを鼻に掛けることもなく、ま
た、何らかの事情(NGO?アメリカの大学へ行く?)で明真大学附
属病院を去っていくのではないでしょうか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 去年の秋ドラマが年を越してしまって済みません。
 先週末は『のだめ』のスペシャル版。二日間の合計時間は、連続ドラマの半
分に当たりますね。
 『のだめ』は、連ドラでやっていたのが1年以上前だったことを忘れるぐら
い簡単に、『のだめ』の世界に入れます。これを見てしまうと、これから始ま
る冬ドラマに対する渇望度が下がってしまいます。フジテレビとしては、この
時期、こんなに盛り上がってしまっていいのでしょうか。
 『のだめ』はアニメも含めて人気が高く、ロケにも予算が潤沢についている
感じですね。もっともドラマが始まった頃は、これほどの自信が無かったのか、
結構重要なエピソードだと思われる軽井沢音楽祭さえやっておらず、オープニ
ングのプラハ以外は、最後に九州(本当はどこでしょう?)が出てくる以外は、
大学とその近くの下宿先、江藤の家、コンクール・ホールだけで、予算を掛け
ていない感じですね。
 今回のスペシャルを見て感じたのは、よりCGが多用されていることですね。
(鈴木)

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