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===================================================== 発行部数 25 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2007/11/22 (Thu) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.木曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 木曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル 医龍 Team Medical Dragon 2 局 名 フジテレビ系 放映日時 木曜22時 キャスト 朝田龍太郎(坂口憲二) 伊集院登(小池徹平) 片岡一美(内田有紀) 霧島軍司(北村一輝) 木原毅彦(池田鉄洋) 野口賢雄(岸辺一徳) 鬼頭笙子(夏木マリ) 荒瀬門次(阿部サダヲ) 藤吉圭介(佐々木蔵之介) 里原ミキ(水川あさみ) 原 作 乃木坂太郎 永井明(原案) 吉沼美恵(医療監修) 『医龍〜Team Medical Dragon〜』 脚 本 林宏司 主題歌 『』 あらすじ KARTE07 : 復活!!スーパー・ドクター スーパー・ドクターと呼ばれている松平幸太朗(佐藤二朗)を見る、 朝田龍太郎(坂口憲二)。 少女は、松平を捜していたのだ。そして母親を松平のところへ連れ て行く。 松平は6年前、その少女・高見香奈(川島海荷)を手術したのだ。 それ以来、香奈にとって、松平はスーパー・ドクター。 香奈の母親・高見紀枝(高橋ひとみ)は、かなり進行した食道癌。 明真大学附属病院から北洋病院へと紹介されたのだが、松平にオペし て貰えるなら、すべてお任せします、と言う。 ME(臨床工学士)の野村博人(中村靖日)がネットで松平につい て検索。もともと松平は、西南大学病院の消化器外科に籍を置いてい て、3年前、医療ミスにより、北洋病院に移った。 西南大学病院といえば、初の血液不適合症例の母子生体肝移植を成 功させたことで有名で、そのチームを率いていたのが、松平。 藤吉圭介(佐々木蔵之介)もその記事を龍太郎に見せる。今回松平 を訪ねてきた母子がその人で、紀枝はは、そのため肝臓が 50〜60%小さくなっている。 北洋病院・院長の善田秀樹(志賀廣太郎)は松平に、明真大学附属 病院では、放射線治療と投薬でお茶を濁してきた。明真大学附属病院 は危ない橋を渡らないか、とつぶやく。 里原ミキ(水川あさみ)は荒瀬門次(阿部サダヲ)に、北洋病院に 転院していった紀枝について話す。 野口(岸部一徳)は、リスクのある患者を、次々と北洋病院へ回し ていた。 野口は片岡一美(内田有紀)に、来月には心臓移植認定病院になる だろう、と言う。 一美は、"Meishin Medical City" の融資計画の話を進めるという。 北洋病院の後に建てる富裕層専門の人間ドックは、入会金1千万円。 最新の機器を用いて病気を発見し、ごっそりと明真大学附属病院へ送 る。 松平は藤吉に、紀枝に対して、もう少し放射線治療と薬物療法を続 けて欲しい、と言う。 病院の中庭で、ポケットウィスキーを飲もうとする松平。 そこに香奈が松平の似顔絵を持ってくる。香奈の将来の夢は、イラ ストレーター。 紀枝は、香奈ももう小学五年生。ここまで大きくなれたのも、松平 のおかげ。 香奈の病気は、生後すぐ見つかったので、紀枝は香奈が病気になっ たのは、自分が何か悪いことをしたからではないか、と自分を責めて いたという。 あの時、すでに香奈は小さな身体に、三回もメスを入れていた。松 平は、あの生体肝移植を最後にしましょうと、言ってくれたのだ。あ んな頼もしいことはなかった。 今回も松平には期待している、と紀枝。 でも松平は、暫く明真大学附属病院と同じ、放射線と薬物治療を続 ける、と言う。 がっかりする紀枝。 インタビューを受ける鬼頭笙子(夏木マリ)。今回の構想は、詳細 は話せないが、成功すれば、人は神の領域に近づける、と言う。 龍太郎は、紀枝の病状を診て、すぐにオペが必要だと言う。 そこに酔ってやってきた松平は、心臓外科が変わりに消化器外科の オペをしてくれるのかよ、と絡む。 外山誠二(高橋一生)が、「医療ミスをまたするのが怖いのかよ」 と言うと、松平はキレて、外山につかみかかる。 善田が龍太郎と藤吉に、松平についての真実を語る。 松平は、医療ミスをしたことになっているが、本当にやったことは、 論文の改ざんだった。 松平は身内を胃ガンで亡くした。その体験から、消化器外科医を志 し、臨床に、研究に励み、メキメキと実力を付けていった。 そうこうしているうちに、松平は、若手の中で頭角を現し、そのう ち、教授から、助教授の椅子をちらつかされるようになった。 いつしか松平の目は、患者ではなく、教授の方を向くようになり、 目立つオペしか担当しなくなった。 学会で発表すると、その症例では少なすぎて、評価ができないと批 判された。 松平は、ある時、こっそりと症例数の水増しを行った。 それがばれなかったため、いつしか松平は、恒常的に症例の水増し をするようになっていった。 でも、それもいつかばれる日が来た。その影響は、松平のみでは済 まず、医局全体を巻き込む事件となった。 医局は、このことを公開できず、医局は松平を飼い殺しにすること にした。すなわち、松平を敗戦処理専門にした。敗戦処理専門とは、 助かる見込みのない患者のオペだけを担当すると言うこと。 オペした患者が次々と亡くなっていくことに、普通の神経では耐え られるわけもなく、松平は、段々酒に溺れるようになった。 そのうち西南大学病院は、松平を、医療ミスという名目で、追放し た。 その話を外山が野村と登にする。 そこに松平がやってきて、敗戦処理ばかりさせられているうちに、 段々メスが握れなくなった、と言う。 そこに龍太郎がやってきて、紀枝は生きたいと願っている。何が敗 戦処理だ。死んでいい患者なんて、この世にいない、という。 また北洋病院に来て、登に愚痴っている木原毅彦(池田鉄洋)。 "Meishin Medical City" の総工費が、4,200億円だと。 木原は登に、小高七海(大塚寧々)に伝えてくれたか聞く。 一応伝えました、と登。 そこにやってくる七海。今日は上がりで、これからデート、という。 登が木原に、よかったですね、というと、七海は、「トモキとデー ト」という。相手は木原じゃない!! 香奈は松平に、紀枝のオペができないのは、自分が肝臓を貰ったか らか。松平でも治せないほど、悪くなっているのか、と問う。 松平は、今、紀枝の治療として、ベストなのは、放射線治療。放射 線治療を続けていれば、やがてよくなると言う。 でも、そこに看護師が飛んできて、紀枝が大量吐血したと報告。 紀枝はオペ室に運ばれ、登が輸血を指示する。 藤吉が松平に、進行した食道癌が、遂に下行大動脈を突き破ってし まった。こうなると、大量吐血となり、命が危ない。早くリペアしな いと、という。 そこに龍太郎が入ってきて、とりあえず止血をすると言う。 藤吉が松平に、止血までは心臓外科医の龍太郎にできても、食道の リペアは、消化器外科医である松平の領域、と言おうとするが、その 時、松平の姿はひこになかった。 龍太郎は、不安がる登に、松平は必ず戻って来る。紀枝は、松平の 患者なのだから、と言う。 七海は、レストランでトモキが来るのを、ずっと待っていた。プレ ゼントも用意していた。 龍太郎が肺をどかす器具を指示するが、その器具はこの病院にはな かった。 龍太郎が、七海ならできるかもしれないと言うが、七海はもう上が ってしまったと登。 そこに登場したのが、荒瀬。 荒瀬は、お立ち台を用意させると、一本の挿管で、片方の肺だけに 空気を送ることで、反対の肺を縮め、用意の無かった器具の代用をす ることにした。 荒瀬は、紀枝や香奈には借りがあるのでやってきたと言う。 荒瀬にできるのか?という外山に、「さっさとやれ、61キロ」と 荒瀬。 龍太郎はオペに取り組む。 医局に戻った松平は、オペ室内の様子を映しているモニターを、す べて消す。そしてウィスキーをグラスに注ぎ始めるが、あふれてもま だ注ぎ続けている。 藤吉は、もうすぐ止血処理は終わってしまう、と焦る。 たまらなくなり、藤吉は、松平を探しに行く。 ウィスキーが満杯のグラスを両手で握りしめる松平。 七海は、来ない相手の空のグラスに、自分のグラスをカチンと合わ せ、「奇跡はやっぱり起きなかったか」とつぶやく。 医局へ飛び込んだ藤吉は、満杯のウィスキーのグラスと、香奈のイ ラストが、松平の機上に置かれているが、松平の姿がないのを見る。 オペ室の前で待つ香奈の顔が明るくなる。松平がやってきたのだ。 松平は香奈に、松平が紀枝と一緒に戦う、と約束する。 龍太郎が、下行大動脈の切除を終えたところに松平が入ってきて、 「ここからはオレの仕事だ」と言う。 「術野は確保できている」と龍太郎は言い、松平と場所を代わる。 「付き合うぜ、大将」と荒瀬。 松平が、食道癌の切除と、食道の再建を行うと、宣言。 このオペは、消化器外科医と、心臓外科医の交互のオペが必要とな り、両者に、高度な技術が要求される。 善田が、待ち疲れて寝てしまった香奈に、毛布を掛ける。 後は食道の再建だけとなったとき、松平の手が止まる。 肝臓にも癌が見つかったのだ。 すでに肝転移しているとすると、そのレベルはT4。 完治が難し い。 だが、松平は、重複癌だろうと言う。肝臓にも、原発性の癌ができ たのだ。 この癌を取り去らなければ、癌は肝臓全体に広がる。かといって、 移植ですでに小さくなっている肝臓から、更に癌を取り除くことは、 一歩間違えば、命に関わる。 松平は、やるしかないと言う。そしてオペをしながら、「奇跡って あると思うか」とつぶやく。 「信じるよ」と荒瀬。 松平は遂に、食道再建と肝癌摘出術を終える。 松平は香奈に、紀枝は来月にも退院できると言う。 荒瀬は香奈にマスコットを贈る。赤ちゃんのぬいぐるみをくれたお 礼、と。 荒瀬の子供は、昨日、無事生まれたのだ。 屋上で龍太郎は松平に、松平の重複癌という診断は正しかった。さ すが、元西南大学病院のエース、と言う。 松平は、自分はエースなんかじゃない。並の医者だ。今までそれを 認めるのが怖くて、無理に無理を重ねてきた。でも、並だということ を認められた。 今度何かあったら、呼べ。すぐに駆けつけるから、と言う。 松平は、ポケットから、ポケット・ウィスキーを取り出し、ゴミ箱 に捨てる。 野口は一美に、また北洋病院で、オペが成功してしまった。これで は、いつ一美の構想が実現するのだ、と言う。 一美は野口に、融資計画書を見てくれたか聞く。 野口は、忙しくて、まだ机の上に置いたまま。 "Meishin Medical City" の構想を聞いた企業が、我も我もと資金提 供していて、その中から、ベストな相手を選ぶのが、大変だ。お互い にとって利益になる相手と組むのが、一美の言う "WIN-WIN" の関係 だよね、と言う。 いつしか野口は、一美を、名前の『一美ちゃん』でははなくて、苗 字で『片岡さん』と呼ぶように変わっていた。 一美は、いったい野口が何を考えているのか、といぶかるが、野口 は迎えに来た人たちと、行ってしまう。 野口の部屋を、善田が訪ねる。そして、明真大学附属病院が見捨て た紀枝を切った。いったい野口は、いつまでこんなことを続けるのだ。 野口は、昔から全く変わっていない。それならば、これからは善田 が明真大学附属病院を潰す、と宣言する。 鬼頭は荒瀬とすれ違うとき、荒瀬とぶつかる。 振り向いた荒瀬に鬼頭は、北洋病院でオペしたそうね。荒瀬はチー ム鬼頭の一員であることを、忘れないように、と言う。 荒瀬は、北洋病院に知り合いを訪ねていったら、いなくて、ちょっ と見学しただけ。でも、向こうには、わけのわからない奴が大勢いて、 面白い。自分には、向こうの方が合っているかも知れない、と言う。 廊下のベンチに座った七海はポケットからチョコレートの箱を取り 出すと、ゴミ箱に捨てる。 寸 評 遂に中盤、面白いことになりましたね。 今まで、一美にいいようにされていた善田が、遂に野口に宣戦布告。 逆に、野口を利用していたつもりの一美が、野口から切られそうに なり。 荒瀬は無断で、北洋病院のオペを手伝う。 そのうち、ミキも北洋病院のオペを手伝って、チーム・ドラゴン復 活、ということでしょうか? 前シーズンよりも、消化器外科の松平と、オペの技術は一流の外山 がいて、あとは麻酔医の七海も加わることになると、強力な布陣にな りますね。 執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 『ドリーム・アゲイン』を見てていて思うのですが。朝比奈の姿をずっと反 町がやっているので、加藤あいと一緒のシーンや、野球の練習をしているシー ンに、違和感がなさ過ぎます。あれでは、小木駿介のシーンと見分けが付かな いと思うんですよね。名前がよく分からないのですが、オリジナルの朝比奈役 の人をもっと使った方が、視聴者には分かり易いのに。 あるいは、反町をもっと出したいと言うなら、朝比奈を反町にして、小木は、 別の人でもよかったのではないでしょうか。(鈴木) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |