原宿ファクトリー・ファッションウィーク
東京の流行は、寒風の中にあっても生き生きとした活力を失わない。原宿のアートスペース――デザイン・フェスタ・ギャラリーで、「原宿Factory Fashion Week」が開催予定、洋服、和服、帽子、装飾品、テキスタイルなどが繰り広げられる個性的な雰囲気が、冬の原宿にぬくもりを与える。
【12月10日〜12月16日 チャイナ“Put on toy”】「着るおもちゃであり遊べる洋服」という形で、大人のための知育玩具を積極的に製作している。計算しつくされたシャツは、細かいところにデザイナーのこだわりが感じられ、着る人によって異なるファッションの世界が広がっていく。
【12月10日〜12月16日 ネヂママmaria540801“ネヂママmariaカタログコレクション”】 4年前に娘ネヂを亡くして「ネヂママ」と改名し、本格的にロリータ服ブランドの活動を開始した。娘が好きだった服なので、「着やすくてネヂに似合いそうなロリータ服」を一人でがんばって作っている。
【12月10日〜12月16日 透明マニラ“fashion week”】通信建築業界で8年間働いた後、突然アパレル業界に転職した星野小百合は、2004年に自身のブランド「透明マニラ」をスタートさせた。ミシンで作るハンドメイドワンピースをメインに、他の作家のニット小物を組み合わせて、透明マニラの世界を表現している。
【12月10日〜12月16日 くが あすか“borderland(III)『生・虚』”】女の子が生々しく自分を飾り立てるランジェリーをテーマとして、女の子のクローゼットを覗いたような、秘密めいた華やかな世界を作り出している。映像、写真作品、フラワーアレンジメントなどの要素を用いて、空間の表現に挑戦している。
【12月10日〜12月16日 北岡丈】文化服装学院を卒業後、同校の教員を経て、現在はフリーのデザイナーである。「騙された知覚」をテーマに錯覚の原理を利用し、映像や音楽などを結合して、ユーモアのある、現代のノイズを感じさせる空間を演出している。
【12月14日〜12月16日 Rfive Design】ニューヨークをベースに活動するアーティストチーム。ストリート・グラフィティ(落書きや看板)をモチーフにして独創的なテキスタイルデザインを行い、それをインテリアや帽子などに加工している。また、写真と紙を組み合わせたアート作品も手がけている。
【12月14日〜12月16日 “KAMO”08s/s】原宿の古着屋、Linco By BerberJin(R)で販売しているブランドで、一点ものにこだわっている。アクセサリーやTシャツが中心である。ファッション雑誌「ChokiChoki」で行われたファッションショーへの出展はたいへん好評だった。
【12月14日〜12月16日 環“MY PARTY−私と私をとりまく表現−”】デザイン・フェスタで様々なアーティストに出会って刺激を受け、自分も作品を作るようになった。彼女をモデルにした作品や、彼女の所持するデザイン・フェスタコレクションを通して自己を表現する。
期間:2007年12月10日〜12月16日午前11時〜午後8時
場所:デザイン・フェスタ・ギャラリーWEST(東京都渋谷区神宮前3−20−18)デザイン・フェスタ・ギャラリーEAST(東京都渋谷区神宮前3−20−2)
デザイン・フェスタな人々【高田英悟】
「ZOESTYLES」(ゾーイスタイルス)というブランドで、「ドラキュラ番長」、「パンダ王子」などのちょっと不思議な服を発表しているデザイナーである。文化服装学院で衣服製作の基礎を学んでからイギリスの大学に留学したので、彼の作品には東洋と西洋の様式が融合している。彼のコンセプトは、「日常における非日常」で、「ZOESTYLES」の服を着ると、普段とは違った気持ちを味わうことができる。新宿のKERA SHOP ARENA他、全国15店舗で買うことができる。 |