メルマガ:いつも青春!てっちゃんの株式教室
タイトル:てっちゃんの株式教室  2007/11/22


  2007.11.22  いつも青春!てっちゃんの株式教室

    http://www.tokiwa-kabu.com

一昨日の新安値628銘柄、昨日の新安値117・・、今朝のニューヨークを見て
もうだめかなと思った人は多いと思うんですよ。
211ドル安を跳ね返して一時15000円を回復!
やっと日本株式のプライドを市場は見せてくれました。
いつまで海外にひれ伏しているんだ・・しっかりしろ(と言いたい)。

この下げは実態を無視した先物主導、外資系の売り方勢力による人為的な
暴落の要素が強い。ある意味、大がかりな「仕手戦」なんですね。
現状は売り方の大勝利です。
かわいそうなのは東証と個人投資家、いかにもっともらしい理屈をつけてみたところで
日本経済の実態を無視して基盤の弱い日本株式が狙い打ちされた。
6〜7割が外人投資家という主体性のない市場なので仕方ないですが・・。

バブルのころは日本は世界中の株式時価総額「世界一」、
ニューヨーク市場を抜いて全世界の実に40%を誇っていました。
今はわずかに9%・・、国際競争力9位にランクされる「中流国」です。
株価下落の流れのなかで真っ先に餌食、ターゲットになるのも当然なんでしょう。
サブプライムローン問題の震源地のニューヨークの2倍規模の暴落を
していることからも、よくわかります。
本来ならニューヨークの「半分」の下げ幅で十分のはずです。
まさに世界株安のリード役。

少子化で将来の展望がない、政局が混迷でリーダーがいない、
破産寸前の国家財政で増税路線をひた走るしかない、
すべて外国人投資家に見透かされているわけです。
でも・・、でも・・ですよ。
国家全体の個人金融資産はまだ世界トップレベルにある。
かつて世界一だった時代の含み資産がまだ残ってるんです。
そして世界に誇る先端技術があるが・・。
団塊世代の一斉定年退職で後継者がいない。
データ化して技術保存する流れがあるが、
ますます「技術流出」の防波堤が脆弱なものとなる。
人件費の安さだけで海外に拠点を置くのは
タコが自分の足を食ってるようなものです。

このたびの暴落で主要な弱気筋が唱えていたのは、「円高105円、日経平均14500円」
というものでした。(本日の安値はかなり近い)。
要するに現状の「日本がリード役」となった世界同時株安はセンチメント優先であり、円高つまり
円キャリートレードの解消が実態以上の「日本株安」を演出したのである。
すべての数値が異常を示していることは昨日も網羅した通りである。
万々一、円高がさらに一気に進むようなら日本国政府は即日介入に踏み切るべきである。
経済実態から大きくかけ離れた市場の混乱を放置すれば国際的非難も沸き起こる。
シカゴ市場の日経平均先物終値は14705円、東証も株式売り、債券買い(国債)の進捗が顕著となり
長期国債利回りは1.42%である。
米国同様に2年ぶりの水準である。「機は熟した」。
年末商戦を控えて、日米双方共に株価テコ入れ時期は今しかないと認識すべきなのだ。
緊急利下げも一法だ。

株安で米国10年債利回りが2005年以来の4%割れとなり、2年債も3%割れが一時示現した。
このことからも長期金利低下、FRBの追加利下げが米国景気の下支えには必須条件となる。
景気対策かインフレか、世界同時株安の惨状を見れば選択の余地は無い。
ニューヨークダウ平均の12800ドル割れは、8月安値に対する2番底形成となるだろう。
むろん、景気底割れは無いとの前提に立ったお話である。
本日、欧州経由で150億円規模の買いバスケットが観測されたが(米系証券)、
今の東証株価レベルなら「買わない」人たちのほうがクレージーなのである。
感謝祭(現地22日)翌日のブラックフライデー(黒字の金曜日)以降を期待したい。
上海総合指数の終値は前日比230.064ポイント(4.41%)安の4984.161、
8月22日以来、3ヶ月ぶりの安値。

東証1部、 値上がり806、値下がり802、為替108円台後半(対ドル)
出来高23億4923万株 売買代金2兆9434億円
日経平均 14888.77 +51.11 TOPIX1437.38 −1.34
ザラ場安値は10時4分の14669.85円(年初来安値)
(ニューヨークは21日終値 12799.04 −211.10)
ロイターニュースによれば(ガーナ発)、ポールソン米国財務長官の発言として
将来的にはドル高回帰の自信を表明。(円の実力はまだ弱い)

本日のデイトレ、14680カイ、14800ウリ、14700カイ、14900ウリ
当サイトの「先物通信」は、もしかして株式市場にかなりの影響力が
あるんでしょうかねえ・・・。(ならいいんだけど)。
   午後から急反発、高値追い一時15000円回復となりました。
会員の中に機関投資家の方、ファンドマネージャーの方がいらっしゃるようです。

楽天は50200+1700、住金462+5、りそな199000+3000、
住友石炭98+1、アライド46+2、ソフトバンク2400+65、
SBI29820+210、インボイス3280+20、巴コーポ318+9、
真柄建設114+1、ミクシー174万+3万、ソニー5260+30、
サイバーエージェント75900+2000、三井松島236+2、
東芝842+1、USEN948+22、富山化学642+27、
津田駒356+5、タスコシステム4720+80、GCA53万+5000、
DENA695000+32000、日本電工792+21

寄り前外資系13社手口 売り4550万株 買い2730万株

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。