メルマガ:走りに自信ないライダー必見!一目置かれるライテク術
タイトル:【一目置かれるライテク術】10号・お金で買える「安全」もある  2007/11/10


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 走りに自信ないライダー必見!一目置かれるライテク術
 
                   Vol.10  by セイジ
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世の中の全てのライダーが、
  幸せで安全な“ツーリングライフ”を送れることを願っております・・・。

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■お金で買える「安全」もある


こんにちは、セイジです。

今回は、巷(ちまた)で評判のエアバックジャケットの効果について
お知らせします。


突然ですが、みなさんはなぜバイクに乗るのでしょうか。

バイクは車に比べ、天候にも季節にも左右される乗り物ですよね。

そして何より、体がむき出しであるがゆえ、
転倒その他の事故で自分自身が取り返しの付かない状況に陥ることも、
十分考えられます。

これだけリスクが多いのに、なぜバイクなのか。。。

それは、車や電車にはない、
リスクをも超えた大きな魅力があるからだと思います。


一般に、車や電車などを利用した旅は、
往々にして目的地を目指す(結果を求めた)旅になりがちです。

ところがバイクでの旅は、目的地(結果)などはあまり問題ではなく、
その道中(過程や内容)を楽しむことが主になると思います。

良い道や良い景色、そしてその道中にはグルメや温泉などを
楽しむライダーも多いことでしょう。

季節感・その土地の空気、官能的なエンジン・振動、そしてコーナリング。

これらを感じ取る瞬間は、
バイクという乗り物ならではの特権だと思います。

車よりもより機械的なイメージに、
趣味としての悦楽を感じる人も多いと思います。


ですが前述の通り、バイクという乗り物は
文字通りエンジンの上にまたがって移動するものであり、
タイヤも2つしかなく至極不安定。

そしてなにより、体を守ってくれる装備が備わっていない。

これらの意味するものは、言うまでもありませんね。


ところで私にもバイク初心者という時期が当然ありました。

当時は私の周囲に、仲間やお手本となる先輩が無く、
真夏のツーリングでは半袖シャツ1枚で走っていた時期もありました。

私の場合、本当に運が良く、大事に至ることはありませんでしたが、
一歩間違えば重症な怪我どころか死に至っていても不思議ではなかったと、
今振り返ると背筋が凍る思いです。


先日、30年以上のバイク歴をもつ、知人のT氏から
以下のようなメールをいただきました。

(以下、T氏からのメール抜粋【一部改】)
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セイジさん、お久しぶり。
先日の△△へのツーリング、参加できなくて残念でした。
・・・・・・・
・・・・・・・(中略)

PS
先日、知人といったツーリングで、
後ろを走っていた知人が高速コーナーで転倒。
しかし奇跡的に車体も体も軽傷で済みました。

車体は前後大きなバンパーに守られて、ミラーが割れた程度。
その人はエアバックジャケット着ていたので、
体は膝軽くすりむいた程度で大きな外傷はありませんでしたが、
エアバックは破れてました。

エンジンガードがなければ車体は大破、
エアバック着ていなければ間違いなく病院直行だったと思います。
 
安全に着いて考えさせられる一件でした。
お互い気をつけましょう。

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いかがですか?

このメール文から、皆さんは何を感じ取りました?

PS以降の文章はそのまま抜粋させてもらいましたので、
緊迫感は十分伝わってきます。


後日、この件について、直接この知人とお話する機会が持てました。

何でも、事故現場は非常に緩やかなカーブで、
速度こそ少々速めではあったものの、
事故当事者の経験(歴10年以上だそうです)と過去の走りを知る限り、
事故を起こすような状況下ではなかったと知人は語ります。


加えて知人はこう語りました。

「とは言いながら、あの速度であの転倒状況では天国行きも免れないはず。
 奇跡的にほぼ無傷で助かったのは、
 エアバックジャケットのお陰だろう・・・」


転倒したバイク自身もエンジンガード付きの車両であったため、
エンジンガード自身の損傷は激しいものだったらしいのですが、
その他はミラーが割れたくらいで、
なんとそのままツーリングを続行することができたとのことでした。


==閑話休題==


エアバックジャケットは現在数社から発売されており、
その値段も1.5万円から5万円以上と幅広くラインナップされています。

その費用に対する効果のほどはここでは言及しませんが、
知人のメールからもわかる通り、
「安全はお金で買うことが出来る」という事は疑う余地もありません。


転倒事故を起こした当事者は、ひざを擦りむく程度の痛手は負いました。

もし、エアバックジャケットに加え、ひざパットも装備していたら、
全くの無傷で事が済んだ可能性もあります。


さて、ホンダのフラッグシップ、「ゴールドウィング」には
07年モデルよりエアバックが標準装備されました。

四輪車がそうであったように、
いずれ全ての車両に標準装備される時代が来るのかもしれません。


「あなたの体をお金で買うことは出来ないが、
 安全はお金で買うことが出来る」


このメルマガをご覧のみなさん。

大切な家族、友人、そして何よりあなた自身のために・・・。

ヘルメットを買う意識と同様、
エアバックジャケットなどの安全装備にも
目を向けてみようではありませんか。


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  編集・発行:ツーリングライダー セイジ
        mail@touringriders.com

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■編集後記

すっかり秋本番です。

ライダーにとって、これまた良い季節真っ盛りです。


紅葉見物や、秋の味覚を求めたグルメツー、

ついでに紅葉横目に露天風呂に立ち寄れば、
ライダーやってて良かったな・・・と思う瞬間です。


だからこの週末にツーリングに行こう・・・
と気合を入れたものの、どうも天気が悪そう・・・。(涙)


しょうがないですねぇ、
天気が相手じゃどうにもならぬ・・・です。


みなさんも思い切り秋のツーリングを満喫してください。

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