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===================================================== 発行部数 25 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2006/06/29 (Thu) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.木曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 木曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル 医龍 Team Medical Dragon 局 名 フジテレビ系 放映日時 木曜22時 キャスト 朝田龍太郎(坂口憲二) 伊集院登(小池徹平) 加藤晶 (稲森いずみ) 霧島軍司(北村一輝) 木原毅彦(池田鉄洋) 野口賢雄(岸辺一徳) 鬼頭笙子(夏木マリ) 荒瀬門次(阿部サダヲ) 藤吉圭介(佐々木蔵之介) 里原ミキ(水川あさみ) 原 作 乃木坂太郎 脚 本 林宏司 主題歌 AI「Believe」 あらすじ Last Karte : 最後のカード!!新バチスタ手術 野口教授(岸辺一徳)たちお偉方が、見学室へ入ってくる。 朝田龍太郎(坂口憲二)は、オペの続行を宣言。バイパス手術をす るというのだ。糸のように細い乳児の心臓血管は、太さ1ミリに満た ないので、普通顕微鏡下で手術を行う。あのルーペでは、せいぜい倍 率は一桁。 再手術を勧める加藤晶(稲森いずみ)に対して、患者にその体力は ない、と龍太郎。 晶は、術中死より、ベッドの上で両親に看取って貰った方が、と言 うが、龍太郎は、この患者は生きようとしている、と言う。 晶は手術続行を決定。 「面白くなってきたぞ!」と麻酔医・荒瀬門次(阿部サダヲ)。 見学者達は、あまりの高度なオペに、パフォーマンスじゃないのか と言い出す。 グラフトの採取も、適切な判断で採取され、龍太郎は一発で切る。 晶が龍太郎に、この小さな心臓の変性部位の特定ができるのか問う。 龍太郎は調べてみると言う。 晶は、変性部位の特定は、龍太郎の指先に頼ってきたが、特定でき なかったときはどうするのかと問う。 龍太郎は、その時には最後のカードを使う。それが成功したら、今 までのバチスタ手術論文は、すべ過去のものになると言う。 見学者達は、その『最後のカードとは何か!?』といぶかる。 龍太郎の動脈吻合。0.3ミリ間隔で正確に縫っている。瞬きすら しない集中力。 野口は口を開けたまま、「ボクは夢を見ているの?あれ、赤ん坊の 血管なんだよね」とつぶやく。 吻合終了。ルーペだけで縫い終えた。 地獄耳の助手・木原毅彦(池田鉄洋)は霧島に、オペの状況を伝え る。 オペは終わったのか?と問う霧島に、まだだが、彼らならやり遂げ るかもしれない。お互いを信頼しているあの素晴らしいチームなら、 と木原。 霧島は、所詮人間は1人。人はチームなどといって群れたがる。群 れるからこそ、人は孤独を感じる。 霧島はずっと1人だった。だから孤独を感じたことはなかった。 いたたまれなくなった木原がオペを見てくると言うと、霧島は木原 を呼び止め、どうして自分の味方をするのか問う。 木原は、この病院で自分の下の名前を覚えていてくれたのは、霧島 だけだから、と答える。 霧島は、フラフラと町中を歩く。 木原は急患のため、オペ室に呼ばれる。転落事故を起こした男性だ った。 オペ室で患者を診た木原の顔色が変わる。 急患は霧島だった。 心臓破裂に、心タンポナーゼ。 木原は、霧島に最初に声を掛けられた時を思い出した。霧島は、木 原毅彦のような平凡な人間ほど、医局を支える。バチスタ・チームな んて、特殊な技能を持ち、大多数の者には入ることすら許されない存 在なんて、放っておいて、と言っていた。 木原は止まらない出血に、パニックになる。 見学室の教授達は、隣のオペ室に運び込まれたのが霧島と知り、そ ちらへ群がる。 でも野口は、隆のオペの方が大切、と動かない。 木原が隆のオペ室に飛び込む。霧島の状態は、龍太郎が最初に来た とき同様、心破裂を起こしている、と。 出て行けと言う晶に対して、様子を詳しくと言う龍太郎。 ミキは、あんな奴のところに行く必要なんて無い、と言う。 晶が遂に木原を追い出す。 木原はひたすら龍太郎が助けに来てくれることを祈っている。 龍太郎は晶に、乳児の弁形成ならやったこと、あるよなと言う。 続いて登に、第一助手ができるか?と問う。 できない、と登。 では、このままバチスタ手術を続けると龍太郎が言うと、登は十分 に弁形成の勉強をしてきたことを思い出し、できます、と答える。 龍太郎は晶に、何分かかる?と聞く。 向こうへ行くことは許されない、と言う晶。 それでも行こうとする龍太郎に、15分。それ以上は1秒たりとも 待てない、と晶。 遂に霧島は心停止。 霧島のオペ室に現れる龍太郎。このままあと4分30秒 心停止さ せたまま縫合するという。 破裂は7カ所。 そこに笙子が入ってくる。最高の助手が来た。それに急患はERの 受け持ちだと言って。 笙子はなぜ、龍太郎が来たの?と問い、龍太郎はこのオペができる のは自分だけだし、弁形成のような緻密なオペをさせたら、晶の右に 出る者はいない。それに荒瀬も登の第一助手で行けると言ってくれた。 あのチームだから任せられた、と言う。 龍太郎はさっさと破裂を縫っていく。すごいスピード。 でも、三カ所縫い終わったところでタイムリミット。 龍太郎は、指が届かないところの傷を縫って、残りは手で押さえて、 心臓マッサージをして、心臓を動かした。 晶の弁形成術も終わり、登はもうやることが無い.....と呆然とす る。 続いて残りの破裂箇所も縫い終える龍太郎。 笙子は、後はできるから、もう行ってと言う。 隆のオペ室に戻ってくる龍太郎。 バチスタ手術を再開するが、変性部位を特定できない。 龍太郎は、これから、『新バチスタ手術』を行う、と言う。 龍太郎は、単に冠動脈に沿って心筋にメスを入れると、心筋を重ね て縫い合わせて、心臓を小さくした。 霧島の処置を終えた笙子が、見学室に入ってきて、まさに龍太郎は 天才だという。 そして霧島の処置は終わったと告げる。 笙子は、今まで変性部位を切り取っていたので、特定の必要があっ たが、切り取らずに重ね合わせて縫い縮めるなら、特定の必要が無い。 今までの論文はひっくり返ると言う。 歪んだ顔になる野口。 手術を終えるチーム・ドラゴン。 みんな拍手で彼らを迎える。 隆の母親は、「みなさんは本物の医者でした」と言う。 眠り続けている霧島の手を握り、「いるから。わたしがここにいる から」と祈る晶。 霧島の目から、涙がこぼれる。 その様子を見ていた藤吉は、あの時一番駆けつけたかったのが晶だ ったのだろう。そしてミキも、と思う。 晶は圧倒的な支持を集めて、新教授になった。 総長に呼ばれる野口。医局を大混乱に陥れたのは、大変なことだね、 と総長は責める。 野口は、新バチスタ手術の論文がありますから、と総長に言うが、 総長はその論文は晶のもの。野口はトムヤンクン、好きだったね。タ イの姉妹校で理事長を捜しているって言うから。タイはいいところだ よ、年中暑いけど、と言う。 身体を起こせるようになった霧島は、見舞いに来た晶に治ったらア メリカへ行くつもりだ。バチスタ・チームを見ていたら、自分もチー ムが作りたくなってしまった、と言う。 木原は登に、バチスタ・チームに入れてくれるよう、晶にお願いし てくれたか問う。 登は、庶務ならいいって言ってましたよ、と答える。 庶務って、飲み屋の精算とかで、バチスタ手術に関係ないじゃん、 とがっかりする木原。 荒瀬は登を、「おい55キロ」と呼び止める。最近手術が無くて、 登は2キロ太っただろう。また、飲みに行こう、と言う。 屋上で笙子に龍太郎は、「万人のための医師団」に戻る。ERに行 けなくなって悪かった、と言う。 笙子は、どうせ来ないと思っていた。今度の紛争地帯では、医師も 何人も死んでいるらしいから、気をつけて、と言う。そしてNGOか ら戻ったら、今度はアメリカに来なさい。助手として使ってあげるか ら、と言う。 退院していく霧島とすれ違う龍太郎。 「お前は、最高の外科医だ」と霧島。 「今頃気づいたか」と龍太郎。 「時間はかかったがな.....朝田、死ぬなよ」と霧島。 龍太郎を送りだす一同。 「必要なとき、パッと集まる。それがチームだ、じゃあ、また」と 龍太郎。 荒瀬は、「76キロ」と呼び止め、チーム・ドラゴンの星を龍太郎 にお守りだと渡す。 龍太郎は晶に、「あんたがオレを必要としてくれた。日本に戻って 投げやりでいた、オレを。だから強くなれた。ありがとう」と言う。 「さよならは言わない。また会えるから」とミキ。 「すぐ会えるな」と藤吉。 今度はミキは龍太郎にはついていかずに、明真大学附属病院に残っ た。 紛争地帯でヘリから降りる龍太郎。 バッグにチーム・ドラゴンの星を付けている。 寸 評 龍太郎は、ドラマの最初で紛争地帯から帰ってきて、最後でまた 紛争地帯へ行ってしまいました。 先日テレビで、アフリカの未開の地で外科医の活動をする医師が紹 介されていました。その感想から言うと、紛争地帯に赴いて身につく 技術は、確かにERでは役に立つかも知れません。でも、心臓外科の ような最先端の技術にまで、どうやってたけたのでしょうか。紛争地 帯での大胆な書術と、ルーペや顕微鏡下での手術と、相容れないよう に感じられます。 最後に、霧島、案外いい人だったんですね。 本当にイヤな人物は、野口だけだったのでしょうか? ところで、明真大学の総長って?明真大学って、総合大学だったの? そして総長はそんな続けて医学部から出せるの?医学部以外の学部は 何があるの?といろいろな疑問がわき上がります。 執 筆 者 鈴木() ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 遂に、第4話の録画を見せて貰えることになりました。これで、原稿ができ れば、遂にシーズン1が完成します。 と言っている間に、シーズン2が終わってしまわないように急がなければ。 バチスタ手術に新しい方法が成立しましたが、これってどこまで実際の手術 と同じなのでしょうか?(鈴木) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |