心いやされる「猫カフェ」
猫と遊びながらコーヒーや紅茶を楽しめる「猫カフェ」が話題になっている。
2004年、大阪に日本初の「猫カフェ」が誕生し、今徐々に東京、神奈川、愛知などに広がって15以上の店舗が生まれている。自分の家では猫を飼えない猫好きの人たちが、お茶を飲みながら猫と一緒に楽しい時間を過ごせるのが、人気の秘密である。
「猫カフェ」にはソファとテーブルのほか、猫がリラックスして眠ったり遊んだりできる場所が作られている。店で飼われている猫たちは「店員」としてお客を接待する。もっとも、猫たちはただ店内で自由に過ごしているだけなのだが。トイレのしつけや予防注射など、衛生管理はしっかり行われている。家族やカップルで来る人だけでなく、一人で来る男女も多く、男女比率は2:3ぐらいである。
「猫カフェ」の魅力は猫だけではなく、おいしいものも楽しめる。紅茶、ワイン、アイスクリーム、ケーキなどを求めて、猫好き以外のお客もよくやってくる。
最近、「うさぎカフェ」や「鳥カフェ」なども続々登場している。「うさぎカフェ」は「猫カフェ」と違って、自分が飼っているうさぎを店に連れて行くという形をとっている。店の看板うさぎが温かく迎えてくれる。今までにうさぎファンの交流する場所がなかったため、たいへん注目されている。「鳥カフェ」では、にぎやかに鳴く鳥の声を聞いたり、鳥たちが広々とした空間を飛びまわるのを眺めたりすることができる。
「犬カフェ」、「メイドカフェ」など、ますます多様化する○○カフェだが、その共通点は心の「いやし」である。ストレスの多い現代社会では、コーヒーを飲む以外の付加価値がますます求められているのだ。今後どんなカフェが登場するのか、大いに楽しみである。(シャチン執筆)
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